大阪市教委は3月30日、年功序列の傾向が強い教員の人事・給与制度を見直し、能力や実績を重視した仕組みを導入する。教諭を二つの階級に分けて待遇に差をつけ、校長や教頭の給与を改善することで、指導力の向上や管理職への昇進意欲を高めるという。2017年度の導入を目指す。教員は現在、校長、教頭、首席・指導教諭、教諭、講師の5階級に分かれており、階級ごとに定めた基本給と勤続年数などで給与が定められている。基本給の上限は、教諭(約42万円)と校長(約47万円)で大きな差がないという。
私塾界/全国私塾情報センター