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市進、ネット配信で国語授業を外販

市進ホールディングス(HD)はネット配信による映像授業で、国語を強化している。国語強化策として、まず3月から中学校の国語の勉強をフォローするコンテンツの配信を始めた。「市進学院」の講師の中から選び出された優秀な国語の講師が20分、他社の教科書準拠教材を使って教える。主要な教科書に対応した内容だ。2020年度からの新大学入試では表現力や思考力がより重視されるため、教育ニーズが高まると判断した。

 一般的に、国語は英語に比べ生徒が危機感を持ちづらい科目だとされる。国語の文章問題の勉強では、文中の要点をつかみ、隠れている答えを把握できているかがポイントとなる。映像授業で何か特別な指導をするわけではなく、問題を解きながら文章にマルを付けたり、線を引いたりする読解のコツを手ほどきする。

敬語は「必要」8割超  国語世論調査

文化庁がまとめた「国語に関する世論調査」で9月24日、敬語が必要だと思う人が8割を超え、10年前に比べ約17ポイントも増加したことが分かった。「今後とも敬語は必要」「ある程度必要」と答えた人の割合は98・0%で、前回(15年度)調査に比べ1・9ポイントの微増だったが、「必要」と答えた人だけを見ると84・5%で、16・7ポイントも増加した。必要だと思う理由は、「相手を尊敬する気持ちを表せるから」(70・6%)、「表現がやわらかく人間関係を円滑にすることができるから」(52・2%)。

「チンする」は90%、文化庁が国語調査

文化庁の2013年度の「国語に関する世論調査」で9月24日、文電子レンジで加熱する意味の「チンする」など、名詞や擬音、英単語の一部などに「る・する」を付けて動詞化した造語が広い世代に浸透していることがわかった。調査は今年3月、全国の16歳以上約3500人に尋ね、約2000人から回答を得た。「チンする」は90%、「サボる(怠ける)」は86%、「お茶する(喫茶店などに入る)」66%、「事故る(事故に遭う)」53%、「パニクる(パニックになる)」49%を使うと回答した。