文部科学省は4月8日、1890年に発布された教育勅語の原本とみられる文書を同省の保管庫内で発見したと発表した。原本は1962年に東京・日本橋の百貨店で展示されたのを最後に半世紀の間、行方が分からない状態だった。原本は4ページ(1ページは縦32.8センチ、横23.5センチ)。紙は赤茶色に変色している。新たに見つかった謄本とあわせて2点を国立公文書館へ移管する予定で、今後公開される見通し。
文部科学省が公表した12年度の「問題行動調査」。全国ワースト1位は高知県。高校中退率は全国平均を0.7ポイント上回る2.2%。また県内公立小中高校と特別支援学校のいじめ認知件数は649件(前年度比367件増)と大幅に増加。
私学を含む退学者は448人(同2人減)。内訳は公立330人(同32人増)、私立118人(同34人減)だった。退学理由は「もともと高校生活に熱意がない」が17,9%で全国平均17,6%を上回り最多。「問題行動」などに伴う退学は8,2%で全国平均4,4%の2倍近い。「家庭の事情」は4,8%で全国平均4,2%を上回った。「学業不振」は7,6%、「経済的理由」は0,6%で、いずれも全国平均を下回った。