早稲田大学  エンジンの熱効率、新理論で60%に

 早稲田大学の内藤健教授は7月8日、自動車のエンジンの効率を高める新たな燃焼方法の理論を見つけたと発表。燃焼室で複数の方向から音速に近い速さで燃料を吹きこんで一点でぶつけて圧縮して燃焼させる。コンピューターでの数値計算で可能性を確かめた。エンジンの試作を終えており、今年度内に実証試験でおおよその性能を調べる。自動車のガソリンエンジンは過去20年間で燃費が1.5倍になったといわれるが、熱効率は最大でも30%。低速運転のときには15%にとどまる。より効率的な燃焼方法を探る研究が進んでいる。

大産大やらせ受験:影響で13人が不合格に

 大阪産業大(大阪府大東市)の2009年度入試を巡り、入学意思のない付属高校生が受験させられた「やらせ受験」問題で、同大学は7月8日、合格するはずだった受験生13人がこの問題の影響で不合格になっていた、と発表。土橋芳邦理事長は、大学として初めて「やらせ受験」を認め、「多大なご迷惑をおかけした」と謝罪。今後、内部調査や関係者の処分を進める方針を示した。会見で大産大は、調査委の報告書を先月27日の理事会で承認し、文部科学省などに提出したと発表。本山美彦学長らが13人に謝罪することを明らかにした。

「お弁当作りを楽しく!時間と手間をかけずにおいしい塾のお弁当料理教室」開催

栄光ゼミナール、マルハニチロ食品、東京ガス 協働企画

 栄光ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表:近藤好紀)は、元気で健康な受験のために、塾に通う子のお弁当づくりをサポートする「お弁当づくり応援キャンペーン」の一環として、株式会社マルハニチロ食品(本社:東京都江東区、代表:坂井道郎)、東京ガス株式会社(本社:東京都港区、代表:岡本毅)と協働し、「塾のお弁当料理教室」を開催する。
 3社の特性をいかした日々のお弁当づくりに役立つ、缶詰を使った時短レシピを伝え、子どもたちの食の環境づくりを目指す。

(1)豊洲会場
日時:2013 年8 月4 日(日)11:00~13:00
場所:東京ガス「がすてなーに ガスの科学館」(東京都江東区豊洲6-1-1)
アクセス:東京メトロ有楽町線「豊洲駅」7 番出口より徒歩6 分、ゆりかもめ「豊洲駅」北口より徒歩6 分

(2)石神井会場
日時:2013 年8 月20 日(火)11:00~13:00
場所:東京ガスキッチンランド石神井(東京都練馬区石神井町6-16-8)
アクセス:西武池袋線「石神井公園駅」南口より徒歩7 分

(3)世田谷会場 日時:2013 年9 月4 日(水)11:00~13:00
場所:東京ガスキッチンランド世田谷(東京都世田谷区新町3-1-9)
アクセス:東急田園都市線「桜新町駅」北口より徒歩7 分

対象 :日常的にお弁当づくりをしている方、もしくはこれからお弁当づくりをしたい方(16 歳以上)。

定員 :各回24 名 (※応募多数の場合は抽選)

参加費 :500 円(税込み)

申込み方法:下記URL にて、必要事項を記入の上送付。
URL :http://www.obento-maruha-nichiro.jp/ 申込み締切後、1 週間以内に結果を通知。

申込み締切:
(1)豊洲会場 :7 月21 日(日)24:00
(2)石神井会場:8 月04 日(日)24:00
(3)世田谷会場:8 月18 日(日)24:00

料理教室申込みに関する問合せ先 「お弁当づくり応援団」事務局
電話 :0120-814-300(受付時間 月~金 9:00~17:00 土日・祝日を除く)
メール:cooking-info@obento-maruha-nichiro.jp

子供向け“ロボット博士”養成講座 今秋開講

 子供教育を専門に展開するヒューマンエヌディー株式会社と千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo・フューロ)は7月8日、都内で会見を開き、今年9月から小中学生を対象にした新プログラム「ロボティクス プロフェッサー コース」の開講を発表した。日本で初めて大学のロボット研究所が全面協力し、“未来のロボット博士”を目指した英才教育を実施する。

育休取得率、男女とも2年ぶり減少 

 厚生労働省が7月4日発表した2012年度の雇用均等基本調査で、育児休業をとった男性の割合は過去最高だった前年度を0,74ポイント下回る1,89%だった。在職しながら育休をとった女性も83,6%で前年度より4,2ポイント低く、男女とも2年ぶりの減少になった。昨年10月、全国5862事業所に質問を郵送し、7割が回答した。10年10月からの1年間で、本人か配偶者が出産した人の、調査時点での状況を尋ねた。女性の取得率には、出産前に退職した人は含まれていない。

啄木10位  盛岡尋常中に合格時の席次表

 石川啄木(1886~1912年)が盛岡尋常中(現・盛岡一高)を受験、合格した際の席次表が見つかり、東京古書会館(東京・神田)で7月7日開かれる「明治古典会七夕古書大入札会」に出品される。啄木の席次は合格者128人中10位。入学時の年齢は12歳と、通常より1年早い受験にもかかわらずの好成績で“神童”とうたわれた少年時代の英才ぶりをうかがわせる。石川啄木記念館(盛岡市)によると、入試成績は知られていたが、裏付ける資料が確認されたのは初めて。

法科大学院、乱立で混迷 志願者減続く

 鳴り物入りで始まった日本版ロースクール、法科大学院を巡る混迷が深まっている。修了者の司法試験の合格実績が伸び悩み、入学志願者は制度発足時の5分の1以下に。政府は学校の「乱立」が主因とみて統廃合を促す方向にかじを切るが、より抜本的な制度の見直しを求める声も出ている。今や学校間の格差は明らか。12年の司法試験合格者2102人のうち、4割強に当たる889人を合格者数上位5校(中央、東京、慶応義塾、早稲田、京都)の修了者が占めた。他方、全74校中38校は修了者の合格が10人に満たなかった。

第一生命保険 調査 警察官「男子の夢」2位 女子も8位

 第一生命保険が7月6日までに発表した「大人になったらなりたいもの」調査で、「警察官・刑事」が男子では21年ぶりに2位(前回6位)に躍進し、女子でも8位(同17位)と初めてベスト10に入った。同社は「東日本大震災の後、人助けの意識が高まっているのではないか」と分析した。調査は1989年から毎年実施。今回は全国の幼児や小学生ら1100人の回答を昨年7~8月に集めた。

もう一つの待機児童問題

 保育所に入れない待機児童の解消が大きな政策目標になるなかで、「もう一つの待機児童問題」が語られることは少ない。小学生を預かる学童保育の施設不足だ。潜在的な待機児童は50万人に及ぶともいわれる。毎年、保育所の課程を終えた子どものうち、学童保育所に入れるのは6割。本当に50万人も待っているかはともかく、子どもが小学校に入ると同時に仕事を辞めざるを得ない女性が大量に発生しているのは確かだ。

アビー、家庭向け3Dプリンター 18万円台に

 パソコン部品製造のアビー(横浜市、坂口信貴社長)は樹脂を使って立体を造形できる3D(3次元)プリンターに参入する。価格を18万9千円に抑え、家庭向けに売り込む。3Dの造形データを提供するサイトも運営し、フィギュア作りなどの趣味を持つ個人の需要を開拓する。製造販売の新会社、オープンキューブ(横浜市)を設立。同社が今月下旬に新製品「スクーボC170」の販売を始める。最大で高さ17.5センチメートル、幅と奥行きが各15センチメートルまでの立体物を作れる。初年度に2500台の販売を見込む。