広島初の公立中高一貫校 初の入学式

広島県内の広島市立広島中等教育学校(安佐北区)の開校式と入学式が4月6日、同校講堂であり、1期生の118人が式に臨んだ。

 同校は、併設型中高一貫校の市立安佐北中・高(同)から移行する形で設置。1学年120人で、464人が受験した。前期、後期とも1クラス30人以下の少人数制とし、前期ではほかの公立中学の約1・5倍にあたる年間約210時間を英語関連の授業にあてる。国語、数学、理科では、高校での学習内容を前倒しで履修する。

半世紀間不明になっていた教育勅語の原本見つかる

文部科学省は4月8日、1890年に発布された教育勅語の原本とみられる文書を同省の保管庫内で発見したと発表した。原本は1962年に東京・日本橋の百貨店で展示されたのを最後に半世紀の間、行方が分からない状態だった。原本は4ページ(1ページは縦32.8センチ、横23.5センチ)。紙は赤茶色に変色している。新たに見つかった謄本とあわせて2点を国立公文書館へ移管する予定で、今後公開される見通し。

2014年4月10日の塾株

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子どもにいかに、ものごとを続けさせるかを伝える本 『10歳までに身につけたい子どもの続ける力』

『月刊私塾界』の対談コーナー「ケイゾクはチカラなり」でもお馴染み、行動科学マネジメント研究所所長の石田淳氏の新著『10歳までに身につけたい子どもの続ける力』が発刊された。

ベストセラー『続ける技術』の子ども版として、親が子供に続けてほしいと思っているのに、 なかなか続かない習い事や塾を、どうしたら子どもが続けることができるようになるのか、自分から進んで行うようになるのかを、行動科学のメソッドに基づいて伝える。どんな子も続けられるようになり、どんな親でも実践できる、素質を問わない技術が分かりやすく解説されている。

行動科学マネジメントとは、NASA、ボーイングなど600社以上が導入し、アメリカで絶大な成果を上げる人間の行動を科学的に分析する行動分析学、行動心理学を学び、帰国後、日本人に適したものに独自の手法でアレンジをし「行動科学マネジメント」として確立。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的な方法は、日本の教育界、ビジネス界から絶大な支持を集める。

石田氏は現在、日本全国の人材育成などに悩む企業のコンサルティングを行う一方で、教育・スポーツの現場でも活躍している。「今、その子が、前の状態より少しでも進歩しているか? 」「その前向きな姿勢を私たちが見逃さずに発見することができているのか」を大切にし、子どもたちと、子どもたちを支える親のための活動を行う。本書はたくさんのママ・パパから知りたいと寄せられた意見をもとに作った「子どもの続ける技術」である。

 

子どもの続ける力『10歳までに身につけたい子どもの続ける力』
石田淳 著/かんき出版
本体1,300円(税別)

筑波大大学院人間総合科学研究科  吉井理人氏、工藤公康氏、仁志敏久氏が入学

元プロ野球選手の吉井理人氏(48)、工藤公康氏(50)、仁志敏久氏(42)が4月7日、筑波大大学院人間総合科学研究科に入学した。記者会見した3人によると、同時入学は全くの偶然という。いずれも体育学専攻に社会人特別選抜で入学。野球の指導論などを2年間学ぶ予定で、「後進の指導に生かしたい」などと語った。14日から講義を受けるという。

単位不足で試合・練習禁止 早大

早稲田大学は4月7日、新年度から44ある体育部の2400人を対象に、「早稲田アスリートプログラム」を導入すると発表。「修学支援」では大学の競技スポーツセンターが、春・秋学期末ごとに全体育部員の登録科目と取得単位数、成績評価値を把握。2学期連続で「最低基準単位」に達しなかった部員は、基準を満たすまで練習や対外試合の参加・出場を禁止する。「教育プログラム」では、アスリートとしての教養教育やキャリア形成、ボランティア・地域貢献、国際交流のプログラムを専用テキストやインターネットを通して提供する。

東京福祉大元課長が1億円超着服

東京福祉大を運営する学校法人「茶屋四郎次郎記念学園」(東京都豊島区)の元総務課財務担当課長(61)が在職中に大学の運営費など計約1億1200万円を着服し、私的に流用していたことが分かった。学園の調査に元課長は着服を認めたため、昨年5月に懲戒解雇した。被害金が返還されていないにもかかわらず、学園は告訴を見送った。同大は00年に開校。都内や群馬県伊勢崎市、名古屋市にキャンパスがあり、社会福祉士や精神保健福祉士の国家試験で多数の合格者を出している。

勉強を通して子どもたちが自由になるための実践書 『子にかける×子にかけない』

『月刊私塾界』の人気コーナー「疾風の如く」にもご登場いただいた、東京・恵比寿で学習塾パーク「Freewill(フリーウィル)」を経営している柴山健太郎代表が、新著『子にかける×子にかけない』を上梓した。

柴山代表は、大学在学中に日本の教育に疑問を感じ、個性重視で知られる北欧の教育を学びにスウェーデンを訪問。同国で子どもたちから「日本の子はどうして勉強がつまらないというのか」と問われたことに衝撃を受け、日本での教育改革を志すようになった。

この本には、フリーウィルが実践する勉強を通して子どもたちが自律し、自信を持って自由になるための方法を教えることを、5つの「かける」と5つの「かけない」を紹介しながら、思春期の子どもを持つ保護者や、塾の現場に立つ先生方に伝えていきたいという思いをまとめた。塾の講師にとっては、保護者や生徒達との接し方や、声のかけ方に改めて気づかせてもらえる一冊だ。

「子にかける×子にかけない」『子にかける×子にかけない』
柴山健太郎 著、海拓舎出版/素材図書
本体1,200円(税別)

2014年4月9日の塾株

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河村たかし市長 結いと合流検討の意向

名古屋市の河村たかし市長は4月7日、日本維新の会と結いの党が参院統一会派結成で調整していることを受け、自らが代表を務める地域政党「減税日本」を来春の統一地方選前に解党し、2党と合流して新党を結成したいとの意向を示した。結いの党の江田憲司代表には電話で合流検討の意向を伝えたという。河村たかし市長は、私塾界主催の5月18日(日)に名古屋市の「ウィンクあいち」で開催される『リーダーズフォーラムー小学生の英語教育ー』にパネラーとして登壇する。