学校法人同志社(京都市)は22日、医学部の設置について、5月に締め切られる文部科学省への申請を見送ると発表した。文科省が昨年、東北地方の大学1校に限り、医学部の設置を認める方針を示したのに対し、東北での医学部開設も視野に、学生・教員の確保や、付属病院経営の課題などを検討し、「現段階では困難」と判断。
株式会社SRJと読売新聞社は、「新聞と速読で”読む力”はあがるのか?」をテーマに4月12日に東京コンファレンスセンター品川で開催した。会場には小学生から高校生まで幅広い年齢の子供が訪れ、親子での参加者も目立った。
この日は、脳科学者の茂木健一郎氏が「脳を活かす勉強法」をテーマに、本を読むことの大切さや読むための「道具」として“速読”の重要性を説いた。続いておこなわれた「速読大体験会」では、実際に速読のトレーニングを体験。読んだ内容がしっかり理解できているか確認するトレーニングや、視点移動のトレーニングを行った。プログラム終了後には個別体験ができ、詰めかけた多くの親子もPCやタブレットを使いながら熱心に耳を傾けていた。
兵庫県の進学塾大手の株式会社アップ(兵庫県西宮市、尾上嘉基代表、以下「アップ」)、株式会社日能研関西(兵庫県神戸市、小松原健裕代表、以下「日能研関西」)、株式会社浜学園(兵庫県西宮市、竹森勝昭代表、以下「浜学園」)の3社は、4月1日、関西圏の私立学校における教育の発展を通じて、関西の教育水準向上を目指すために、一般社団法人「関西教育機構」(小松原健裕理事長)を設立した。
幼児から大学受験指導までを行うアップと浜学園、そして関西の私立中学受験指導に定評のある日能研関西の3社が持つ教育サービスや教育資源、さらにはこれまで蓄積されたノウハウを集約させることで、私学教育の発展および関西の教育水準向上に貢献できる活動を目指すという。
4月17日には、私立中高一貫校を目指す児童の保護者を対象にした教育セミナーを大阪市北区の読売大阪ビル地下1階のギャラリーよみうりで開いた。保護者ら約120人が参加。浜学園の藪孝昭・経営企画室課長補佐は「中高一貫の私学は、学力が同レベルの生徒を対象としているため効率の良い授業が出来、高校受験に縛られない、余裕を持った6年間の勉強スケジュールが組める」と魅力を強調。このほか、様々な特長を持った各一貫校の紹介や、国語、算数、 理科の教科担当者による学習の進め方の説明もあった。
今後は、朝日学生新聞社とタイアップしてタブロイド判の教育冊子を年2回発行するほか、6月29日には、大阪私学連合会との合同イベント『私立中学展』を開催する。また、私立学校をはじめ、公教育におけるICT教育の導入支援や指導面、有効利用に関する協力を積極的におこなっていく。
この社団法人には、複数の新聞社や大学、通信会社をはじめとする企業などが特別会員として参加を表明しているほか、設立趣旨に賛同し会員となる法人や団体は今後も募集していく。申し込み・問い合せは、株式会社浜学園・経営企画室(TEL.0798-64-1912)まで。