私塾ネットが小児外科医の吉岡秀人氏を迎え全国塾長・職員研修大会 4月13日に

全日本私塾教育ネットワーク(私塾ネット、湯口兼司理事長)は4月13日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷(私学会館)で、全国塾長・職員研修大会を開催する。今年で12回目となる研修大会のテーマは、「まずは行動する。志を携えて。~志を携えて行動する人を、塾が育てる~」だ。

この日は、アジアで15年にわたって1万人以上の命を救った小児外科医の吉岡秀人氏を迎え「インプットに偏りがちな日本の教育観を、いかにアウトプット志向に変えて行くか、そのために何をすべきか」について記念講演をおこなう。吉岡氏は大学卒業後、大阪、神奈川の救急病院などで勤務の後、1995年から1997年まではミャンマーで活動し、その後は岡山病院小児外科、川崎医科大学小児外科講師を経て、2003年に再びミャンマーで医療活動を再開した。そして2004年に国際医療ボランティア団体「ジャパンハート」を設立。ミャンマー、カンボジア、ラオス、日本で医療支援活動を行う。

2011年3月11日に発生した、東日本大震災では緊急医療支援活動を行い、500名余りの医療者やボランティアを被災地に派遣した。同年12月、宮城県石巻市に「NPO法人ジャパンハートこども・内科クリニック」を開業し、現在でも医療支援活動を行っている。この記念講演には、塾に通う子どもたちや保護者も参加できる。

参加費は、懇親会まで含めて私塾ネット会員と賛助・協賛会員が1万2000円(追加1名につき1万円)、一般1万3000円、第一部(研修大会)のみは、私塾ネット会員と賛助・協賛会員が2000円、一般4000円となる。また、生徒・保護者の記念講演の参加費は、生徒(小中高生)が500円、保護者・大学生以上が1000円となっている。なお、第二部(懇親会)のみの参加は、いずれも1万円となる。

開催時間は、第一部(研修大会)が14時00分〜17時50分、このうち吉岡氏の記念講演が15時30分〜17時10分、第二部(懇親会)が18時15分〜20時までとなる。

この研修会に関する問い合わせ・申し込みは、私塾ネット事務局(仲野 十和田、TEL 090-1888-6665、 http://www/shijuku.net、E-mail:center-office@shijuku.net )まで。第一次申し込み締め切りは、3月22日(土)となっている。

  • 全日本私塾教育ネットワーク(私塾ネット)全国塾長・職員研修大会《開催概要》
    日時:2014年4月13日(日) 14時00分〜17時50分
    会場:アルカディア市ヶ谷(私学会館、東京都千代田区九段北4−2−25)
    研修会費:
    【第一部+第二部】
    私塾ネット会員/賛助・協賛会員:1万2000円(1名追加につき10000円)
    非会員:1万3000円
    【第一部のみ】
    私塾ネット会員/賛助・協賛会員:2000円
    非会員:4000円【第二部のみ】
    私塾ネット会員/賛助・協賛会員:10000円
    非会員:10000円■生徒・保護者講演参加費:
    生徒(小中高生):500円 / 保護者・大学生以上:1000円

※生徒・保護者ともネット会員の塾を通した事前申込、および当日の入場券が必要です。
事前申込、入場券なしでの参加はできません。事前申込の後日ご案内いたします。

2014年3月11日の塾株


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公立化目指す長野大学 

長野県上田市を主体とする公立大学法人への移行を目指している長野大学(上田市)と、運営する長野学園(嶋田力夫理事長)は6日、市に公立大学法人の設置を求める要望書を提出した。

公立大への移行で、私学助成金を上回る大学運営費交付金が国から出ることが見込まれる。標準的な私立の文系大学より4年間で40万円ほど低く設定している同大の学費をさらに下げることができ、学費の負担感から進学をあきらめる人たちの受け皿を目指す。

国際宇宙ステーション船長に若田光一宇宙飛行士が就任

文部科学省によると3月9日に若田光一宇宙飛行士が、国際宇宙ステーション船長に就任したことがわかった。アジア人として初の船長となる。若田光一宇宙飛行士は昨年11月のISS滞在開始以降、宇宙医学、生命科学等の宇宙実験や、米国補給船のドッキングといったISS運用等に係る様々な任務を着実に遂行してきており、船長就任後は、緊急時の判断も含めた安全の確保やISSでの全ての業務の管理等、更に重要な任務も担うこととなる。

下村文部科学大臣談話では「世界で活躍する日本人の代表として、宇宙に夢を馳せる子供達、そして科学技術や国際舞台での活躍を夢見る若者達に夢を実現する姿を見せて頂きたいと期待しています。」とエールを送った。

安田教育研究所が中学入試セミナーを開催

DSC_0539-300x2013月6日(木)、安田教育研究所(安田理代表)主催のセミナー『2014年中学入試から私学の今後を考える』が、中央大学駿河台記念館にて催された。

同研究所の中学入試セミナーは、該当年度の入試の総括に留まらず、各登壇者が学校と実際に向き合っている中で感じている思いも語られることで知られている。

今回は厳しかった2014年度入試の分析、多くの志願者を集めた学校の要因といったことだけではなく、「私学の今後を考える」と題し、各登壇者からの提言も為された。主催者である、安田教育研究所の安田氏からは、私学を巡る環境、保護者の意識、広報、などの視点から幾つかの提案があり、他の登壇者からの分析報告、提案も含め、詰めかけた多くの私学関係者も資料を見ながら熱心に耳を傾けていた。登壇者は以下の通り。

池田亨氏(株式会社エデュケーショナルネットワーク 課長)
川東 義武氏(株式会社ユーデック 代表取締役)
安田 賢治氏(株式会社大学通信 常務取締役)
安田 理氏(安田教育研究所 代表)

2014年3月10日の塾株


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東京大学 最高マーケティング責任者の育成講座を開講

東京大学はパナソニックやリクルートホールディングスなど9社や経済産業省と協力し、最高マーケティング責任者(CMO)の育成を目的にした寄付講座を4月から開講する。年間20人程度のCMO候補生を育てる。東大の学部や学年を問わず100人程度を募集する。データ分析に関わるITの知識に加え、マーケティングや文化人類学、社会学を教えたりする。学生は何段階かで選抜し、企業との共同研究には20人程度が参加する計画。日本が、グローバル化を進めるには、データから市場ニーズを分析できるCMOの必要性が高まっている。

STAP細胞、詳細な作製法公開 理研

理化学研究所は3月5日、小保方晴子研究ユニットリーダーらが開発した新型万能細胞(STAP細胞)の詳しい作製法を公開した。1月末の発表後、国内外の研究者が論文を基に作製を試みても「うまくできない」との指摘が相次いだことに対応した。成果の信ぴょう性について疑問視する声も出ており、別のグループが同じ結果を再現できるかが今後の焦点になる。科学の世界では、ある成果が出たとき、別の研究者らが同じ条件で実験し、同じ結果を再現した段階で初めて認められる。

北海道の私大、学費下げ続々

過去10年間でみると、道内に本拠地を置く私大23校のうち、一部の学部のみを含め学費を減額改定したのは7大学。値上げした4大学を上回る。北海道の2013年度の18歳人口は5万1359人で、10年間で23%(1万5821人)減った。全国平均の16%を7ポイントも上回る。13年度の短大・大学への進学率は39.9%で、全国平均(53.2%)との差は10ポイント以上。昨年5月時点で道内の23大学のうち、半数近い11大学が定員割れしている。

 

リソー教育に課徴金 監視委、売上高水増しで勧告へ

証券取引等監視委員会は、リソー教育に課徴金納付命令を出すよう金融庁に勧告する方針を固めた。課徴金は4億円前後になる見通し。リソー教育は家庭教師派遣の名門会など子会社2社と合わせて、2007年度から6年半の間に83億円の売上高を水増ししていた。生徒が授業を欠席したにもかかわらず授業を受けていたかのように見せかけ、授業料を売り上げに計上していた。リソー教育が公表した訂正報告書によると、売上高の水増しを除くと、12年2月期は債務超過になっていた。こうした状態で公募増資も実施していたため、悪質性が高い判断した。