新機能AIチャット「UGUIS先生」及びAI-OCR機能搭載で、英語ライティング学習サービス「UGUIS.AI」がさらに進化

 株式会社EduLab(東京・港区、廣實 学 代表取締役社長兼CEO)グループの株式会社教育測定研究所(西田 紀子 代表取締役社長)は、同社グループにおける採点業務の自動化に向けた研究・開発の実績に、自然言語処理技術とChatGPTを掛け合わせたAI自動採点ソリューションの技術を応用した英語ライティング学習サービス『UGUIS.AI(ウグイス エーアイ)』を開発、Beta版として無料提供を開始している。
『UGUIS.AI」は、英検®ライティングの問題形式を再現し、合格を目指して繰り返し練習できる学習サービス。『UGUIS.AI』は、利用者アンケートの結果に基づき、新たに2つの機能を搭載した。


1.AI チャット『UGUIS 先生』
 AIによる対話機能『UGUIS先生』を搭載し、さらに使いやすく進化した。「模範解答が欲しい」「ヒントが欲しい」「問題を日本語で見たい」「単語の意味が知りたい」など、既存のライティング学習で多くの方が持っている課題に対して、学習者の質問のレベルに合わせて丁寧に説明してくれる画期的な機能。学習中に気になった疑問をその場で聞いて解消することで、学習意欲と理解のスピード向上が期待できる。
2.『AI-OCR機能』
 ライティングは手書きで学習したい、との要望にも応え、画像認識が可能となる『AI-OCR機能』を追加した。ノートや紙に書いた、手書きの解答をカメラで撮影するとAIがテキスト化し、解答欄に自動で取り込むことができる。この機能は同社サービス『DEEP READ』の技術を応用しており、手書き文字に対しても高い読み取り精度で認識することができる。(WEB版のみ)引き続き、Beta版として、完全無料で利用できる。


▼UGUIS先生との対話で学習をさらに効率化
「模範解答教えて」「ヒントちょうだい」「問題の和訳をお願い」「単語の意味を教えて」など、気軽に『UGUIS先生』に相談ができ、分かるまで丁寧に教えてくれる。使いやすいチャット形式で、英語ライティングの疑問を手軽にその場で解決できる。

▼AIが英語のライティング問題を自動生成し、解答に自動フィードバック
「UGUIS.AI」は、AIが自動生成技術を活用して作問した英語のライティング問題に対して、学習者が解答した英文をAIが即時に採点。「内容の評価」、「誤りの指摘」、「改善の提案」といったフィードバックをすることができるオンラインの学習サービス。

「UGUIS.AI」サービスURL:https://uguis.ai
スマートフォンアプリ(iOS)ダウンロード: Appstoreで「UGUIS.AI」と検索

ホーチキとベネッセ「こどもちゃれんじ」が初のコラボ 防災教育ゲーム「しまじろうとまもろう みんなのまちを!」公開

 ホーチキ株式会社(東京・品川区、細井元 代表取締役社長執行役員)は、株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林仁 代表取締役社長)が提供する幼児向けの学習アプリ「しまじろうクラブアプリ」において、無料で遊べるゲーム「しまじろうとまもろう みんなのまちを!」を2024年11月1日(金)より公開する。

 このゲームでは、大人気キャラクターの「しまじろう」が、建物や施設における消防設備の設置・点検・メンテナンスを行う「消防設備士」になりきり、身近な街の施設に取り付けられている自動火災報知機の点検を行うことで街の安全を守る。また、火災が起きた時の対処法など、火災防災知識についてクイズを通して学べる内容となっている。子どもたちがゲームを楽しみながら防災意識を自然に身につけることを目指している。

 しまじろうクラブアプリは、幼児向け教育で人気の「しまじろう」と連携し、知育ゲームや歌、物語など多彩なコンテンツで子どもの学びと成長をサポートする無料アプリ。知育ゲーム、歌、物語を通じて、子どもたちの好奇心や学習意欲を引き出す。

ダウンロードはこちらから

https://kocha.benesse.ne.jp/kodomo/ap/mem/app/list

会社概要

名称ホーチキ株式会社
URLhttps://www.hochiki.co.jp
設立1918年(大正7年)4月2日
代表者代表取締役社長執行役員 細井 元
本社所在地東京都品川区上大崎二丁目10番43号
事業内容火災報知設備、消火設備、防犯設備等の製造、販売、施工、保守管理

EduTechJapan株式会社 認定日本語教育機関が「ac​.​jp」を取得できる社会の実現に向けた署名活動を開始

 EduTechJapan株式会社(神奈川・横浜市、井上智之 代表取締役)は、「日本語を学ぶ留学生のために、すべての認定日本語教育機関が「ac​.​jp」を取得できるように」改正を求める署名活動をChange.org上で開始した。
署名URL:https://chng.it/XFCzx68RKP

 今まで、日本語教育機関は、学校法人運営であれば「ac.jp」の取得が可能であり、それ以外の法人格が運営している場合は「ac.jp」の取得ができなかった。2024年度から、認定日本語教育機関の認定が始まり、第一回目の認定が公表される中で、日本語教育機関への具体的な支援については、まだ大きく公表されていない。
 同社は、ICTの観点から日本語教育機関のサポートを行っており、「ac.jp」の必要性と有用性を理解しているため、この度の署名活動を行うことで、その重要性を政府にも認識してもらいたく活動を行っている。


署名活動の概要
『日本語を学ぶ留学生のために、すべての認定日本語教育機関が「ac​.​jp」を取得できるように、改正を求めます』の署名活動では、認定日本語教育機関がこのドメインを取得できることで、下記の2点において現状が改善されることを目的としている。
①海外にいる日本留学希望者や、日本語教育業界に直接関与していない企業にとって、認定日本語教育機関が国から認められた教育機関であることが、簡易的にわかりやすくなる。
②教育機関及びそこに通う留学生は、一般企業が行っている教育機関向けサービスやプランを享受できる。


署名活動の今後の展開
 認定日本語教育機関が「ac.jp」が取得できるようになることで、ドメインの切替や、「Google Workspace for Education」や「Microsoft 365 Education」の申請・管理・運用等の業務が発生する。
同社は、これらの業務のアウトソーシングを希望する教育機関様のサポートを行っていく。

駿台、教員向け「大学受験コーチング検定」サービスを開始

 駿河台学園は、高校教員や予備校講師を対象としたコーチング研修サービスを開始する。このサービスは、生徒の学習意欲を高める指導法を学べるオンライン研修と検定試験がセットになっており、11月から「大学受験コーチング検定」として提供される。受講は入門から応用まで4段階に分かれ、最大3万1900円の費用で受講できる。受講者は短時間の動画やテキスト学習を繰り返し、修了試験で8割以上の正解で合格となる。合格者には指導法などのテキストも販売する。

 申込みは専用ホームページからとなる。団体受験を希望の場合には、弊校法人営業担当経由での受付も行う。 

専用ホームページURL:https://sundai-coach.jp 

産経ヒューマンラーニング 米国IT企業のシステム開発現場で実際に使われている英語から学ぶ『IT神動詞』レッスンをリリース

 産経ヒューマンラーニング株式会社(東京・新宿区、中谷友紀 代表取締役)は、2024年10月31日(木)に、英会話の新講座としてITエンジニア向けの『IT神動詞』を開講する。
 この講座は、『ITエンジニアが覚えておきたい英語動詞30』(著者:板垣政樹 発行:株式会社秀和システム)の書籍をベースに、オンラインレッスン形式に構成している。

 昨今、米国のIT企業を中心に、インド系・中国系の海外エンジニアが増加しており、日本国内でも、海外クライアントやベンダーと接する機会もあり、ITエンジニアにとって英語でコミュニケーションを取る能力は必須になってきている。一方で、日本人エンジニアの中には、本当に必要とされている英語力を理解していないこともあり、英語ネイティブ・非ネイティブが入り混じる現場では、「伝えたいことを最低限の英語で、しかし情報量と質はしっかりと伝えられている」ことが大切となる。シンプルな英語で複雑なITのトピックも話し切ることができるような、「正しい英語」より「伝わる英語」が求められる。

 この講座は、この「伝わる英語」をトレーニングすることができる内容となっている。
1. グローバル開発現場での経験に基づき、学ぶべき動詞を厳選
 講座で扱う頻出30の動詞は、『ITエンジニアが覚えておきたい英語動詞30』の著者・板垣政樹氏が実際に20年近く米国のIT企業で働いていた際のやりとりのデータから選定されている。やりとりでは約4,000の動詞が出現していたが、トップ30の動詞がやりとり全体の約6割を占めていた点に着目し、利用頻度の高い「have」や「make」などの10の基本動詞や、現場でよく使われる「follow up」「update」といった20の動詞など、ITエンジニアにとってグローバル開発の現場で必須となる表現を学ぶことができる。
 「基本動詞」を使いこなすことは、英語ネイティブ・非ネイティブが入り混じるITの現場で、シンプルな英語で複雑なトピックを話すために役立つ。

2.「主語+動詞が口から自動的に出る」力を、アプリでの学習でしっかり定着
 頻出30の動詞が、実践の場で「主語+動詞」の英語の形ですぐに出てくるよう「レシピー for SHL」アプリを利用して、定型表現を繰り返し練習することができる。また、すきま時間で日本語⇔英語の変換トレーニングができ、実際の場面での英語発話をスムーズにする。

3.リアリティのあるシーンでロールプレイ
 講座は全34レッスン。うち2つのロールプレイレッスンでは、オンライン会議のシミュレーションを通じ、グローバル開発現場での会話スキルを強化する。会議は、米国や中国のエンジニアが参加する設定で、接続の開始から議論まで実際に行われる会議の雰囲気の中で、実践的に使える表現を練習できる。


『IT神動詞』は、団体・法人でも利用が可能。料金や利用方法は個人向けとは異なり、別途お問合せへ。 
団体利用のお問合せはこちら>>
https://go.human.sankei.co.jp/l/709243/2019-12-11/b9hmx

子供の将来の職業選択 保護者の多くが「生成AIが影響する」と回答

 株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ)のグループ会社の株式会社栄光(東京都千代田区、下田勝昭 代表取締役社長)が運営する進学塾・栄光ゼミナールが、2024 年9月7日〜9月17日に、「小中高生の家庭の職業観に関する意識調査」を実施し、その結果を公表した。
 例えば、保護者に「保護者自身の仕事・会社を選ぶ際に重視したポイント」、「子供の将来の職業で気にかけたいポイント」を聞いている。重視したい点として最も高かったのは、保護者自身の職業と子供の将来の職業のどちらも「好きなこと・得意なこと・資格が生かせる」 。保護者自身の職業では70.8%、子供の将来の職業では86.6%だった。
 次いで、割合が高い順に「収入」「個人の働きやすさへの施策・取り組みが充実している」「安定していて長く続けられる」と続く。この傾向は、保護者自身の職業と子供の将来の職業、いずれも同じだった。
 2021年の調査では、「個人の働きやすさへの施策・取り組みが充実している」よりも「安定していて長く続けられる」の割合が高く、栄光は「『働きやすさ』を自身の職業にも子供の職業にも求める保護者が増えているのではないかと考えられる」と分析している。
 また、保護者自身の職業と比較すると、保護者自身の職業は「収入」「有名な企業かどうか」だが、子供の将来の職業では「好きなこと・得意なこと・資格が生かせる」「グローバルに活躍できる」「生成AIやテクノロジーなどの進歩に取って代わられない」をより重視している。

関西外国語大学国際共生学部の5人がまとめた報告書の一部が、国連人権理事会でブータンの人権状況を審査する際の資料となるサマリーに採用

 関西外国語大学(大阪府枚方市)国際共生学部の5人がまとめた報告書の一部が、国連人権理事会でブータンの人権状況を審査する際の資料となるサマリーに採用された。サマリーには、欧米などのNGOや人権問題研究機関などから提出された報告書から多数引用されているが、日本から提出して引用されたのは国際共生学部の報告書のみになっている。

 国連人権理事会への報告書をまとめたのは、福田和生准教授と、福田准教授が主宰するインフォーマルゼミ(研究会)に所属する兼本千陽さん▽モリタ・ケイレブ・マサシさん▽狩野桜子さん▽小宮路男さん。11月に国連人権理事会で審査するブータンの人権状況をめぐり、サマリー作成のための資料を報告書にまとめた。
 国連人権理事会は2006年、従来の人権委員会に替えて新設された。人権委員会では、全加盟国の人権状況を定期的に審査する制度がなかったことや、一定の国の事案に議論が集中したこと、先進国が途上国の人権状況を批評する場になってしまったことなど、必ずしも公平公正な観点から人権審査が行われていないとの反省があった。

 国連人権理事会では、国連の全加盟国193カ国の人権状況を約5年のサイクルで審査するUniversal Periodic Review (UPR、普遍的定期審査)を実施している。UPRは国連加盟国すべての人権状況を、政治的・社会経済的ステータスに関わらず、加盟国同士で定期的に審査する画期的なメカニズムで、設立当初から期待が集まっている。
 UPRは、審査の対象となる国が作成した報告書(national report)のほか、国際機関の報告や国連の公用文書を編集した文書(UN compilation report)、そして国連高等弁務官事務所がNGOや人権専門家、人権団体などから集めた情報を集約したサマリー(stakeholder compilation report)に基づいて行われる。

 3つ目のstakeholder compilation reportについては、大学などの高等教育機関も国連人権高等弁務官事務所に報告書を提出することができる。福田准教授のインフォーマルゼミのチームは、UNICEF(国連児童基金)や世界銀行、UNODC(国連薬物犯罪事務所)、ブータンの憲法や刑法などを参考に分析して、児童の人権状況をメインに全7ページの報告書をまとめた。
 提出を受けた国連人権高等弁務官がまとめた「Summary of stakeholder’s submissions on Bhutan」では、計7カ所でインフォーマルゼミチームが作成した報告書の内容が引用された。いずれも児童の人権をテーマにしたもの。「人身売買を含むあらゆる奴隷制の廃止」「教育を受ける権利」「ほとんど報告されていない児童虐待」「体罰の容認」「障害児童の保護と問題」などの項目で引用された。

 国連人権理事会のサマリーには、「Kansai Gaidai University」と明記されている。指導に当たった福田准教授は「ゼミにおける人権に関する取り組みはまだまだ始まったばかりです」としたうえで「正式な国連の書類内で〝Kansai Gaidai University〟と明記され、関西外大及び外大生が国連人権理事会のUPR審査プロセスに関わることができました。現時点では世界レベルで見て、大学機関のUPR審査への貢献度が大きいとは言えません。(今回、サマリーに採用されたことは)さまざまな観点から大きな意味を持つものではないでしょうか」と話している。

月刊私塾界2024年11月号(通巻523号)

巻頭言

増加する学校外教育費
 ソニー生命保険が今年3月に発表した子どもの教育資金に関する調査によると、子供1人あたりの学校外教育費が過去最高を記録した。特に未就学児の習い事への支出が増加しており、9年前の約2倍に達している。物価上昇に伴う月謝の値上げや複数の習い事の掛け持ちが要因として挙げられている。保護者の約8割が教育資金に不安を感じており、家庭の負担は年々増加している。
 物価上昇の影響で保護者の教育資金への不安が広がる中、早期教育や学習塾に多額の費用をかけることがリスクであると、専門家は警鐘を鳴らす。特に中長期的な視点での資金計画が必要であり、過度な出費は将来的な経済負担を招きかねない。教育サービス業界においては、よりコストパフォーマンスの高い学びを提供することが急務である。
 加えて、公共サービスの充実が不可欠である。一部の自治体や地域では、スタディクーポンなどの取り組みがスタートしているが、学校外教育に高額な費用をかけられない家庭の子供が不利にならないよう、地域や自治体による無料または低コストの学びの場を提供する仕組みが必要とされる。民間教育業界もこの課題に応じ、柔軟な料金体系や新たな学習支援プログラムを展開することで、様々な家庭に対応できるサービスを提供することが求められる。

(如乙 一)

目次

6 CatchUp 株式会社NOVAランゲージカンパニー GoogleMapに掲載する情報を充実させクチコミ集客向上に成功
14 Special Report 1 FLENS株式会社 FLENSカンファレンス2024 「塾生保護者のファン化」と「業務効率化」の実現に向けた  FLENS School Manager 活用事例共有会
18 HOT TOPICS 1  第12回ニュース作文コンクール・東京の部表彰式
22 HOT TOPICS 2 濱名山手学院創立100周年記念式典 新たな教育ミッションと次世代への挑戦
24 HOT TOPICS 3 新たな10年への挑戦が始まる 第31回興学社大学
28 HOT TOPICS 4 ★塾・予備校経営者必読!教育ビジネスの新領域〈シリーズ第2回〉 元祖AO・推薦合格指導館で開業メソッド大公開!
32 挑む私学 香里ヌヴェール学院中学校高等学校
35 目次・巻頭言
36 NEWS ARCHIVES
66 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
67 【特集】私塾界リーダーズフォーラム2024A/W
 【Generate】
86 TOP LEADER Interview 夢は、大学教育の星野リゾート。日本の英語教育全体の底上げに尽力。株式会社 J Institute
94 日本心理学会 第88回大会  学習塾におけるⅠCT活用と 心理支援の現場視点の研究発表
96 偏差値では測れない力の育成に学習塾が挑む! 「TanQゼミ甲子園2024」特別取材レポート
100 企業研究(139) 株式会社iGO(アクティメソッド)
103 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(369)
104 疾風の如く(183) 東大式個別指導塾 スタディコーチ(神奈川県) 代表 伊澤 航太郎 さん
106 現代学習塾経営概論(20)
108 For Whom the 塾 Tolls(39)
110 自ら動き出すチームにする方法(122) 中谷彰宏
112 シン・ジュクジン(36)
113 芸術見聞録(136)
114 わが子、就学中(44)
115 塾長の机
116 為田裕行の「教育ICT行」(116)
117 10¹⁵ PETA(44)
119 Opinion from School(64)
120 林明夫の「歩きながら考える」(231)
122  新・授業改革を目指して(141) 石川幸夫
124 私塾界インサイト(80)
128 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(36)
130 咲かせよ桜(116) 小林哲夫
134 論点2024(11) 幼児教育の在り方とは
138 編集後記
140 Book Review
142 塾長のためのガジェット講座

亀田医療技術専門学校、千葉県安房西高等学校と教育連携に関する協定を締結

 亀田医療技術専門学校(大塚 伊佐夫 校長)は、千葉県安房西高等学校(熊澤 洋介 校長)と、互いの教育内容充実と更なる活性化を目指すことを目的に、教育連携に関する協定を2024年10月29日(火)に締結した。
 この協定締結により、両者は、学生・生徒たちの視野を広げ、学習意欲を高めていくとともに、教育内容への相互理解を深めていくほか、地域の医療提供体制を守っていく医療人を輩出していく活動になるよう、高専連携活動に邁進していく。

■協定の目的
・相互の教育に係る交流と連携を通じ、高等学校教育及び専門学校教育の活性化を図る
・相互の伝統と建学の精神及び教育目標を尊重しつつ、信頼関係に基づき、より有効な教育を
 構築していくことを目指し、双方の教育機能について交流及び連携を行う

■取組みの内容
・教育についての情報交換、並びに教員及び学生・生徒の交流
・亀田医療技術専門学校の教員による、千葉県安房西高等学校に対する出張授業等の実施
・その他、双方が協議し同意した事項

■亀田医療技術専門学校
 1954年(昭和29年)に開校(亀田病院附属准看護婦学校)。爾来、「より良い医療には、看護力なくしてありえない」との想いにたち、人間愛を基盤とした広い視野を持つ、豊かな人間性と知識に裏付けられた主体的な行動ができる医療人の養成を行っている。
 看護学科(3年)と助産学科(1年)で構成され、Newsweekが発表する「World’s Best Hospitals 2024」で国内3位にランクインしている亀田メディカルセンターを主な臨地実習施設としており、質の高い看護教育の提供を行っている。

〠296-0041 千葉県鴨川市東町1343-4
公式web : https://www.kameda-i.ac.jp/

■千葉県安房西高等学校
 南房総の温暖な気候と自然豊かな環境に恵まれた、創基は明治38年となる県内でも有数の私立学校。校訓となる『明るく 正しく 和やかに』を体現している多くの生徒が在籍している。建学の精神は、『質素倹約・実学尊重』。その精神を重んじ、時代とともに形を変えながらも根幹となる人づくりの教育を行っている。

〠294-0045 千葉県館山市北条2311-3
公式web : https://anh.ed.jp/

東進コンテンツを信じてやり抜く指導で成績も生徒数もアップ

 浜松市内に10校舎を運営するむぎ進学教室は、東進衛星予備校を3校舎展開している。加藤貴美氏が浜北きらり校 校舎長兼予備校部 部長に着任してからは生徒数がどんどん伸びている。どのような取り組みをおこなっているのか、代表取締役 塾長の櫻井勇也氏も交えて取材した。

東進のあるべき姿として理想的な校舎へ

――まずは加藤さんがむぎ進学教室に入社された経緯をお聞かせください。

浜北きらり校 加藤貴美氏

加藤 中学からこの塾に通い始めた私は、当時から「将来はここで働こう」と決めていたんです。高校受験の時にこの塾のおかげで変わることができ、私も子供たちに好影響を与えられる大人になりたいと思ったんです。
 高校からは東進に入り、無事、志望大学に合格。充実した4年間を過ごしたのち、晴れてむぎ進学教室に入社しました。
 小中部と高等部の両方を経験させてもらった結果、対話を重ねながら高校生をバックアップする東進の仕事が向いていると思いました。日々進化する東進コンテンツはやればやるほど好きになっていき、選んでよかったと感じています。

――東進部門責任者 兼 浜北きらり校 校長の立場になってみて、あらためて気づいたことを教えてください。

加藤 効率的に学べるコンテンツや、進路を考えるきっかけになるイベントなど、東進本部からはいろいろな情
報が提供されますが、残念ながらうまく生徒に届いていないものもあったんだなと思いました。

櫻井勇也氏


 伝達不足の理由はいろいろあったと思いますが、生徒にはできる限り情報や選択肢を与えてあげたいと校舎
運営に取り組んでいます。
 また浜北きらり校に関していえば、東進ではなく参考書を使って自習する生徒が多いなと感じました。

櫻井 自主性と言えば聞こえはいいのですが、以前は生徒任せに近かったんです。加藤はそれを変えていき、東進のあるべき姿、理想の校舎にしてくれました。

先輩の激励でやる気を取り戻す生徒たち

――教室を変えるために、どんなことを意識されましたか。

浜北きらり校は天井が高くアットホームな雰囲気で生徒たちを迎える

加藤 志望校に合格するには東進コンテンツで学ぶのが一番の近道なので、しっかり学ばせて結果を出し、生徒保護者に信じてもらうよう努めました。
 私自身も生徒の可能性をとことん信じ、ホームルームでは「学校の勉強も大事だけど、東進で学べばもっと伸びるから私を信じて付いてきてほしい!」と訴えていきました。すると生徒たちは徐々に東進コンテンツを活用してくれるようになりました。
 また、時期的に頑張りが成果に表れづらく停滞しがちな夏休みには、帰省している先輩たちに夏をどう過ごしたのかなどを語ってもらうようにしました。対面が難しい先輩には動画でお願いしたのですが、リアルな声は生徒たちの胸に響き、「あきらめずに頑張ります!」とやる気を取り戻していくんです。

積極的に高校を訪問して生徒数が増加

――生徒数の状況はいかがでしょうか。

加藤 以前は定員に満たないこともありましたが、おかげさまで現在はほぼ満席となっています。
 集客はチラシの校門配布に力を入れているほか、体育際や文化祭などシーズンごとに高校を訪問。先生方のお困りごとを伺ったり、私たちが預かっている生徒の情報を共有したりしています。
 コンタクトを取るのは進路指導の先生や学年主任が多いのですが、「理系志望の生徒はどう指導してますか?」「年内入試を望む生徒は塾でも多いですか?」など、様々な質問が寄せられます。
 また「このエリアの子供は私が育てる!」と公言し、悩んでいる子がいたら連れて来るように言うなど、友人紹介が増えるような働きかけもしています。

加盟校同志の交流や研修が大きな刺激に

――高校訪問はパワーがいると思いますが、加藤さんのモチベーションの源はどこにあるのでしょうか。

加藤 中学時代に変われた経験に加え、年に4回、各地区の東進加盟校が集まる県別研修会で清水駅前校とい
う素晴らしい教室を知ってしまったのが大きいですね。清水駅前校は先生も生徒もキラキラしていて、何より楽しそうなんです。追いつきたい、負けたくないと頑張っています。
 また県別研修会とは別に、地域の東進加盟校が集まる特別研修会もあるのですが、そこで、今夏の校舎イベントとして実施した「東進オリンピック」という企画が生まれ、勉強に向かった努力量を測る「向上得点」を競うようになりました。すると向上得点が去年の2倍になり、全東進生のなかでトップ1 0 0 に入る生徒が何人も出てきました。各研修会では東進の新しいコンテンツやイベントの運営法についても共有していて、とても勉強になります。

――加藤さんの頑張りは代表としても頼もしいでしょうね。

櫻井 そうですね。加藤が頑張ってくれているのに加え、東進のエリアカウンセラーが月1回、当塾のためだけに研修会をしてくれているのも有り難いです。そこで東進の考え方を徹底的に叩き込んでいただいています。
 当塾には東進の校舎が3つあり、9月は3校舎とも目標をクリアしました。まだまだ伸び代はありますし、3校舎が切磋琢磨しているのでこれからますます楽しみです。

――今後の目標をお聞かせください。

加藤 東進には「勝利の方程式」という学習法があり、毎年その大切さに気づかされています。生徒にとっては1回限りの受験なので、勝利の方程式をやり切れるよう指導法をさらに磨きあげ、合格を全力で後押ししていきます。
 今は1年生に対しても受験に向けたマインドを醸成しているのですが、おかげさまで京大合格者が出始めるなど、この地域には将来有望な子がたくさんいると感じています。生徒たちの可能性を引き出して希望の進路が実現できるよう、引き続き東進コンテンツを最大限活用して指導して参ります。

■むぎ進学教室https://www.mugishin.co.jp
■浜北きらり校https://www.toshin.com/es/map/2284.html
■東進衛星予備校https://www.toshin.com/es/