米マイクロソフトは9月30日、開発中の次期基本ソフト「ウィンドウズ10」を公開した。「10」では「スタートメニュー」が復活。「ライブタイル」と呼ばれる機能を組み合わせた。複数のファイルやソフトをボタン1つで一覧表示したり、画面いっぱいに4分割表示したり、デスクトップPCでの利用を想定した新機能を盛り込んだ。これまで、PC・タブレット向けとスマートフォン向けなど複数のバージョンがあったが、「10」では一本化した。外部の開発者は1つのアプリを作れば、すべてのウィンドウズ端末で利用できるようになる。
本誌では4月号と10月号を改編期と定め、新しいコラムの連載などをはじめています。今号も四本の新たなコラムがはじまります。
一本目は、教育ジャーナリストの小林哲夫さんが、近現代における塾の興りから、学習塾業界が隆盛を誇るまでを史実に基づいて描く「咲かせよ桜」です。
意外と知られていない塾の草創期から、塾長の皆さまに懐かしんでいただきながら、毎月読み物として楽しみにしていただけるような連載です。
そして二本目は、習い事や学習指導と学童保育を融合させた「こども未来塾」を設立し、子育て支援ビジネスのコンサルタントもされている末木佐知さんに「塾の新ビジネス開拓論」として、これからの塾の経営や、保護者との向き合い方、女性スタッフの研修方法等、あらゆる角度から、塾の新たなビジネスチャンスの拓くヒントを書いてもらいます。
また、今年5月に名古屋で開催した私塾界リーダーズフォーラムで石田淳さんとの特別対談のゲストとして登壇していただいた、作家の中谷彰宏さんによるコラム「自ら動き出すチームにする方法」が始まります。経営層の方々が常に抱えられている悩みを具体的に解決するためのヒントが得られます。
そして四本目は、早稲田大学大学院商学研究科の博士課程に在学中の中谷淳一さんによる「学習塾とマーケティング」です。彼の研究テーマである最新のマーケティング理論と学習塾が、今後どのようにリンクしていくのか楽しみです。
また、今号で特集した「塾長の本棚」では、塾の経営者の皆さまが座右の書とされている本をお寄せいただきました。興味深いコメントもたくさんいただき、秋の夜長の友として、これから私も一冊ずつ読んでまいりたいと思います。
株式会社mpi松香フォニックス(東京都新宿区、竹村千栄子代表)は、今年同社が創立35周年を迎えるのを記念して、児童英語の教師や子供の英語教育を考える保護者を対象にイベント教育は未来を築く子どもたちのために」を、東京、名古屋、大阪、福岡の全国4都市で開催する。
基調講演では、フォニックス学習法を日本の英語教育に初めて採り入れた松香洋子氏が、「今子どもたちに学ばせたい英語とは?~英語のプロソディーからプレゼンテーションまで」をテーマに、グローバル人材育成を目指し、日本の大学・高校入試で課されることになる4技能のことや、今後の動向が注目される英語教育改革についてレクチャーする。
また、「フォニックス」指導法や「歌・チャンツ」指導法、「絵本」指導法、「プレゼンテーション」指導法のセミナーも予定されている。このイベント参加するとmpi35周年集大成特別アクティビティ集『ザ・ベストアクティビティ TOP10』ほか、豪華プレゼントが用意されている。参加費はウェブからの事前申し込みが1400円、当日受付は1500円となる。
〈開催日・会場〉
※開催時間は、各会場12:00〜17:00。
外部リンク:mpi松香フォニックス創立35周年記念イベント「教育は未来を築く子どもたちのために」の詳細ページ
今だからこそ教育サービスにできることを考えていくために「私塾界リーダーズフォーラム2014 Season2 東京大会」を10月5日(日)に、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターで開催いたします。
「日本の教育再生は民間教育から」と題した今回のパネルディスカッションでは、パネラーとして新たに文部科学省 生涯学習政策局 政策課 教育改革推進室の神山弘室長をお迎えし、4人のパネラーの皆さんとともに、教育再生実行会議の舞台裏や、これまで提言のあった第三次「大学改革」、第四次「大学入試改革」、第五次「学制変更」を中心に議論を展開していただきます。
今回パネリストにお迎えしているのは、近畿大学の増田大三副学長、渋谷教育学園の田村哲夫理事長、日能研関東の小嶋隆社長、そして文科省・教育改革推進室の神山弘室長とコーディネーターとして、森上教育研究所の森上展安代表にご登壇いただく予定です。
高等教育、中等教育、進学塾、それぞれ立場から「教育再生」で目指すべきもの、変えてはならないもについて持論を展開していただきます。
フォーラム当日は、13時からビジョナリージャパンの鎌田洋代表が「価値を高める“顧客満足度”向上のための具体策」として、鎌田氏が携わってきた東京ディズニーランドで実践されているナイトカストーディアルの体験をもとに、こだわりと妥協しない清掃のあり方は誇りを喚起させ、清掃の価値を変える程の感動をベースにした教育のあり方についてレクチャーをいただきます。
続く、特別対談では、今年8月に軽井沢に開校したインターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)の代表理事である小林りん氏と、11年前にニュージーランドで創立したオークランド・インターナショナル・カレッジ(AIC)代表の桑原克己氏をお迎えして、「これから求められる真のグローバル教育とは」ということを考えてまいりたいと思います。
さらに、会場では、12:30の開場から18:30まで終日、教育ICTやグローバル人材育成、新規ビジネスの開拓に関する最新の教材やソリューションが各ブースに展示されるほか、積極的に学校改革を続けられている私立学校をお迎えして「私塾界EXPO2014」を同時開催しております。
特に、スペシャルセッションで予定しております、イージアのテスト作成「スパトレ2」、思考力テスト(はま道場)、ISC留学ネットの「留学は塾に聞け」、最先端クラウド教材「すらら」、株式会社ネットラーニング社長でJMOOCの理事もされている岸田徹氏の「反転学習ソリューション」、「教務力強化をタブレット講座で実現する」FLENSのショートセミナーも目が離せません。
10月5日は、ぜひ顧客満足度の向上、教育ICT、グローバル人材育成、新規ビジネスの開拓、教育再生について教育サービスができることを考えてまいりたいと存じます。
株式会社ナガセ(東京都武蔵野市、永瀬昭幸代表)は9月30日、東進が米国大学留学支援制度を発足し、1人あたり最大2000万円(4年間累計)、年間最大2億4000万円を支援することを日本経済新聞の朝刊で発表した。
また、11月3日(月・祝)の全国統一小学生テスト(主催:四谷大塚、小1~小6生対象)、11月2日(日)の全国統一中学生テスト(主催:東進、中1~中3生対象)、10月26日(日)の「全国統一高校生テスト」(主催:東進、高1〜高3対象)をいずれも受験希望者を全員無料で招待し、小・中・高校生の日本代表を決める。
今回発表されたハーバード大学への留学を支援する規模は、日本の4年制大学への入学者を対象に、1人あたり年間で最大500万円を4年間、各学年で10名(全学年で40名)まで支援する。このほかに短期留学者には、1人あたり最大400万円を10名を支援する構えだ。これにより年間総額で最大2億4000万円の支援を行うことになる。選抜方法は、年に1回開催する全国統一高校生テストの決勝大会において、学力に加えて総合的な人間力を評価するという。
株式会社秀英予備校(静岡県静岡市、渡辺武代表)は、9月30日、不採算校舎の撤退及び移転を行うと発表した。それに伴い、2015年3月期 第2四半期(2014年4月1日~2014年9月30 日)に456百万円の特別損失を計上する。静岡県5校舎、愛知県3校舎、岐阜県3校舎、北海道3校舎、神奈川県2校舎、三重県2校舎、宮城県1校舎、山梨県1校舎の計20校舎のうち13校舎は、2015年3月末に閉鎖する予定で、残り7校舎は移転・統合する。
秀英予備校は生徒数約35000人、全国に240校舎を擁する東証一部上場の業界でも屈指の大手学習塾だ。今回の20校舎閉鎖の報は、27校舎中20校舎の閉鎖を発表した代々木ゼミナールの二の舞いと新聞各紙は報じているが、秀英予備校がこれまで独自に進めてきた拡大路線に待ったがかかった形だ。単純に縮小・撤退ということではなく、今後は映像授業をメーンにした「iD予備校」による校舎運営への切替とFC展開を軸に再発進をかける。