「脱ガソリン」軽自動車も対象に追加、2030年代半ばまでに全ての新車販売を電動車に

 2030年代半ばまでの目標としている新車販売を電動車のみにする「脱ガソリン」の対象に、軽自動車も加える方針を固めたと12月23日に政府は明らかにした。
 軽自動車は2019年の国内新車販売の約34%(147万台)を占める。普通車より値段が安いことから利用者の需要は高く、軽自動車の「脱ガソリン」による影響は大きい。高止まりとなっている蓄電池の低価格化に取り組み、2030年までに購入や維持費用をガソリン車並の水準に引き下げる方針だ。

 地球温暖化対策の実行計画に一連の方針を明記する。

電子工作キット「エレキット」より、小学校・教育機関向けプログラミング教材『PIECEプログラミングモジュールセット』が登場

 電子工作キット「エレキット」の企画・製造・販売の株式会社イーケイジャパン(福岡・太宰府、森下 則之 代表)は、小学校でのプログラミング教育向け教材として『PIECEプログラミングモジュールセット』を発売した。

『PIECEプログラミングモジュールセット』は、プログラミング的思考を学ぶ為の教材。入力と出力を組み合わせて身の回りにある機器の動きをシミュレーションしたりオリジナルの装置を考えることで、背後にあるプログラミングに気付き、楽しく学ぶことができる。

 青黄赤の3つのLED、ボタン入力をプログラムで制御できるプログラミングモジュールと、LIGHT(明るさ) センサーモジュールのセットになっており、例えば周囲の明るさの変化などのセンサー入力に応じて、LEDの光り方を制御することができる。プログラムはエレキットオリジナルソフト「PaletteIDE(パレット・アイディーイー)」を使ってアイコンを並べるだけで作成可能。また、学習テーマに沿ったテキスト資料など、スムーズな授業をサポートする為の副教材も用意している。
 

■福岡県教育委員会によるモデルカリキュラムに使用

福岡県教育委員会が作成したプログラミング関連資料『理科モデルカリキュラム』にも使用されている。https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/programming.html

  • 製品仕様

製品名: PIECEプログラミングモジュールセット
型 番: ZZ-04
学納価: 4,290円(税込)(本体価格 3,900円)
セット内容:プログラミングモジュール本体、LIGHTセンサーモジュール、USBケーブル(A-TypeC)
対応OS:Windows 8 / 8.1 / 10、 MacOS10.10~10.15
JAN: 4952682107354
製品情報URL: https://www.elekit.co.jp/product/ZZ-04

熊本市現代美術館にて「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」開催中

 フィンランドを代表する芸術家、トーべ・ヤンソンが生みだした「ムーミン」シリーズは、小説、絵本、新聞連載コミック、アニメ、商品など、さまざまなかたちで親しまれている。
 「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」は、ムーミンの原点である9冊の小説の挿絵原画を中心に、多彩に展開するムーミンの世界に浸ることができる展覧会。小説や絵本の代表的な場面を原画で楽しめるほか、風刺雑誌の挿絵、企業広告やグッズ、フィギュア、舞台に至るまで、約 500点の貴重なコレクションとともに知られざるムーミンとなかまたちの魅力を紹介する展覧会となっている。

1 開催概要
◆展覧会名:ムーミン展 THE ART AND THE STORY
◆会期:2020年 11月 14日(土)‐ 2021年 1月 11日(月・祝)(50日間)
◆会場:熊本市現代美術館 熊本市中央区上通町 2-3 びぷれす熊日会館 3階
◆開館時間:10:00-20:00(展覧会入場は 19:30まで)
◆休館日:火曜日 (ただし12月 29日は開館 )、年末年始(12月 31日、1月 1日)
◆観 覧 料:
  一般 1,300(1,100)円
  シニア( 65歳以上) 1,000(800)円
  学生(高校生以上) 800(600)円
  中学生以下無料
・( )内の料金は、20名以上の団体/下記各種手帳等を提示された方に適用
各種障害者手帳 (身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳等。付き添いの方 1名も適用 )、電車・バス 1日乗車券等、 JAF会員証、緑のじゅうたんサポーター証
・美術館友の会証をご提示の方無料 (1展覧会につき1回限り) 

◆主催:ムーミン展熊本実行委員会(熊本市現代美術館[熊本市、公益財団法人熊本市美術文化振興財団]、KAB熊本朝日放送)、朝日新聞社
◆協力:ライツ・アンド・ブランズ、 S2、フィンエアー、フィンエアーカーゴ
◆協賛:NISSHA、ゆめマート熊本 、シアーズホームグループ
◆後援:フィンランド大使館、熊本県、熊本県教育委員会、熊本市教育委員会、熊本県文化協会、熊本県美術家連盟、熊本国際観光コンベンション協会、 NHK熊本放送局、 J:COM、エフエム熊本、 FM791
https://www.camk.jp/exhibition/moomin/

立命館とatama plus、AIや学習データを活用し、新しい高大接続と入試の在り方を考える共同研究会を設立

 atama plus 株式会社(東京・品川区、稲田 大輔 代表取締役)と学校法人立命館(京都市中京区、森島 朋三 理事長)は、2020年12月22日、AIや学習データ等を活用した高大接続、入試企画の検討に関わる連携協定を締結した。新しい高大接続と入試の在り方を考える共同研究会を立ち上げ、2021年1月より、立命館大学に進学する附属校生を対象にAI先生「atama+(アタマプラス)」を活用した大学入学前基礎学力定着の実践研究を開始し、2021年4月より学習歴を踏まえた新たな入試企画やオンライン入試プラットフォームの開発検討に取り組む。

◆研究テーマ・アクションプラン
研究会では、以下3つのテーマに取り組んでいく。
(1)附属校生の学内推薦合格後の基礎学力定着モデル構築
従来より、立命館守山高校の立命館大学理系学部及び経済学部への進学が決定した3年生を対象に、合格決定後に学内補習を実施していたが、今般、更に基礎学力向上を図るため、同生徒を対象に2021年1月よりAI先生「atama+」を活用した入学前教育モデルの構築を開始する。生徒は、AIによる診断で自分が習得している範囲を確認し、苦手の根本原因を発見し、「atama+」での学習を通じて大学教育の土台となる基礎学力の習得を目指す。2021年9月を目処に対象生徒の大学授業理解度を検証し、その結果をもとに次年度の入学前教育や授業改善等につなげていく予定だ。

(2)学習歴を踏まえた新たな入試企画の検討
附属校の学内推薦入試を現状の調査書における評定平均値を基準としたものから、探究型学習等により培った力と基礎学力を共に評価できる新たな入試に転換していく研究を開始する。2022年度入試(現高校2年生対象)以降の学内推薦入試での適用を目処に、調査書の評定平均値だけでなく、各生徒の理系科目の分野別習得状況などを加えて合否を決める入試の仕組みの研究に取り組む。まずは、2021年4月より立命館守山高校内で「atama+」の授業内活用を開始し、入試の参考情報となる分野別習得状況を可視化する。同時に生徒の基礎学力を高めることで(1)のテーマとも連携させていく。

(3)オンライン入試のプラットフォームの開発
すべての生徒に公平平等に入学の機会を提供するために、オンラインでの入試の可能性を検討する。atama plusのオンライン模試実施経験等を踏まえ、実際の一般選抜で利用する場合の課題等を明確化し、オンライン入試のプラットフォームの開発を行う。限りなく移動や集合形態を前提としない形で受験できるプラットフォームを追求していく。

12月20日、福島市「緊急警報」発表 市立学校・幼稚園、23日一斉休校

 福島市は12月20日、市内で感染者が急増して医療体制が逼迫しているとして「緊急警報」を発表した。年末年始に不要不急の外出、帰省を控えるよう家族に呼び掛けることや忘年会を控えること、家庭内でもマスクなど基本的な感染対策を徹底するように呼びかけた。
 また緊急警報を受け、同日福島市は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため12月23日に市立の学校や幼稚園を一斉休校すると発表。対象は、市内の全ての小中学校、特別支援学校、幼稚園。冬休みは24日から。

「未来社会の実験場」 2025年大阪・関西万博、基本方針閣議決定

 2025年開催の大阪・関西万博の基本方針を政府は12月21日に閣議決定した。テーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」。デジタル活用や感染症対策、脱炭素社会の在り方を発信する。万博会場は、新たな技術やシステムの可能性を実証する「未来社会の実験場」と位置付けられ、空飛ぶ車や自動走行ロボットによる配送サービスなどを体験ができる。体験実験により、実用化へ向けた課題発見を目指す。
 万博は、2025年4月13日~10月13日に大阪市の人工島・夢洲で開催。2005年に開催された愛知万博(2205万人)を上回る2820万人の来場者を想定している。

すらら調査 コロナ休校中の学習時間は前年度比3倍超

 株式会社すららネット(東京・千代田区、湯野川 孝彦 代表取締役社長)は、「すらら」のコロナ休校中の学習時間データを分析し、継続利用校の2020年3~5月の学習時間は前年度と比較し310パーセントと、3倍を超える学習を行っていたという研究結果を、日本デジタル教科書学会で発表した。

 すららネットは、アダプティブな対話式 ICT 教材「すらら」を、国内では 約 2,100校の塾、学校等に提供している。

 すららネットでは、個別最適化した個々の学習記録を詳細に確認できる「すらら」の学習データを用い、新型コロナウイルス感染拡大に伴う学校休校期間中(2020年2月27日から4月30日、休講終了日は地方・学校によるが一律で4月30日までとして計算)の学習時間を過年度と比較した。対象は2018年度から2020年度の期間「すらら」を継続利用している47校13,138名の中高生。

 2018年から2020年における各年3月から5月の学習時間の平均は、2018年が1.1時間、2019年が2.7時間、2020年が8.4時間となり、2019年と2020年を比較すると310.3パーセントと大きく増加したことがわかった。「すらら」にはレクチャー、ドリルという二つの学習スタイルがありますが、特にレクチャーの学習時間の伸びが顕著で、授業を受けられない新規学習単元の学習を「すらら」で行っていたことがわかった。

 文部科学省では、児童生徒の標準学習時間を1教科で月約10コマとしており、この情報に基づくと2科目で児童・生徒に必要とされる学習時間は2科目合計で約13時間となる。休校時においても「すらら」が活用されたことにより、休校中の生徒の学習を一定程度補完することができたことを、データが裏付ける形となった。

 通常、学年切り替わりの春休みにあたる3月、4月は学校における「すらら」学習時間数が一時的に減少する傾向がある。2020年は3月、4月、5月ともに例年と比較し学習時間は大きな伸びを見せた。学校で学習を進めることができない生徒が「学びをとめない」ために3月、4月に「すらら」で学習したことが推察される。5月の学習時間の微減は、各学校においてオンライン授業等のインフラが整い、一部の授業が実施できるようになったためと思われる。

千葉県より新種鉱物「房総石(ぼうそうせき)」を発見 -天然ガスハイドレートと相似な構造を有するシリカクラスレート鉱物-

 独立行政法人国立科学博物館(林 良博 館長)は、国立研究開発法人産業技術総合研究所、国立大学法人東北大学、千葉県立中央博物館、国立研究開発法人物質・材料研究機構、アマチュア研究家の西久保勝己氏、本間千舟氏、結晶形態研究者の高田雅介氏と共同で、千葉県内で採取された鉱物が新鉱物であることを突き止め、「房総石」と命名した。

  房総石は、同じく千葉県から2011年に報告された新鉱物「千葉石」を詳しく調べる過程で発見された。千葉石と房総石はともに、ありふれた成分である二酸化ケイ素を主成分とするが、ケイ素原子と酸素原子から構成された「かご」状の結晶構造を持ち、「かご」の内部にはメタンなどの天然ガス分子が閉じ込められている。これらの結晶構造は、水分子による「かご」の中にガス分子が閉じ込められた天然ガスハイドレートと相似形だ。

 天然ガスハイドレートには、最も量の多いメタンハイドレート(別名I型)の他に、II型、H型と呼ばれる計3種が知られており、千葉石はII型、房総石はH型相当の構造をもつ。房総石は結晶内に天然ガスを閉じ込めたタイムカプセルとみなすことができ、地層中での有機物の分解・脱ガス反応を調べる新たな手がかりになると期待されている。

 この研究の成果は、英国の学術雑誌『Mineralogical Magazine』2020年12月号に掲載されている。

  • 研究成果のポイント

1.   千葉県南房総市より新種の鉱物が発見され、「房総石」と命名された。
2.   千葉県内からの新鉱物は「千葉石(ちばせき)」に続き2種目。
3.   「房総石」と「千葉石」は共に、メタンなどの天然ガス分子を含む特殊な鉱物。
4.   これらの鉱物は天然ガスハイドレートと同様の結晶構造をもち、天然ガスの起源を調べる新たな手がかりになると期待される。

楽天、“帰省控え”の年末年始に向けて「楽天ブックス 新作絵本ランキング2020」を発表

 楽天株式会社(東京・世田谷区、三木谷 浩史 代表取締役会長兼社長)は、運営するオンライン書店「楽天ブックス」において、“帰省控え”が予測される年末年始に向けて「楽天ブックス 新作絵本ランキング2020」(注1)を2020年12月18日に発表した。

■約7割が「年末年始は帰省の予定なし」、絵本が「祖父母からのプレゼントで嬉しかったもの」で2位にランクイン
「楽天ママ割」メンバーを対象に実施した「年末年始の過ごし方に関する意識調査」(注3)では、65.2%が「帰省を予定していない」と回答しており、年末年始は帰省を控える傾向が見られた。また、「子育て世代の年末年始の過ごし方に関するアンケート」(注3)では、帰省しないことによる影響について「子どもが祖父母や親族と会えずに寂しがる」(44.5%)、「子どもとの遊びがマンネリ化してしまう」(39.6%)という回答が上位に入った。同アンケートでは「祖父母から子どもへのプレゼントで、過去にもらって嬉しかったもの」についても調査しており、1位に「おもちゃ」(58.8%)、2位に「絵本・図鑑・児童書などの本」(47.3%)がランクインした。

■“帰省控え”の年末年始には祖父母から絵本のプレゼント、「楽天ブックス 新作絵本ランキング2020」を発表
「楽天ブックス」は、帰省の代わりに祖父母から孫に贈る絵本選びのためのコンテンツとして、「楽天ブックス 新作絵本ランキング2020」を発表しました。トップ10には、TV番組の企画から生まれた『♪ピンポンパンポンプー』や、2020年に複数の絵本大賞を受賞した『パンどろぼう』など、メディアで話題の作品をはじめ、大人も一緒に楽しめる作風が人気のヨシタケシンスケさんの4作品がランクインしました。また、社会性を育む『おやくそくえほん はじめての「よのなかルールブック」』、子ども向けの感情コントロール方法をまとめた絵本シリーズ『おこりたくなったら やってみて!』、『かなしくなったら やってみて!』など、教育効果が期待できる作品も人気だ。


えほん・児童書特集ページ: https://books.rakuten.co.jp/event/book/child/ehon/

(注1)2020年1月1日(水)から11月30日(月)までの期間に販売された「絵本部門」のうち、2019年1月1日(火)以降に発売された商品の販売データをもとに独自集計しています。

(注2)「楽天ママ割」のメンバーを対象にインターネット調査にて実施。2020年10月5日(月)から10月8日(木)までの期間中に集まった回答をもとに集計(回答数: 1,095名)。

(注3)「楽天ママ割」のメンバーを対象にインターネット調査にて実施。2020年11月20日(金)から11月29日(日)までの期間中に集まった回答をもとに集計(回答数: 5,906名)。

『第3回全国高校eスポーツ選手権』リーグ・オブ・レジェンド部門 決勝大会進出が決まる4試合を12/20(日)に配信

 一般社団法人全国高等学校eスポーツ連盟(東京・千代田区、以下JHSEF)と株式会社毎日新聞社(東京・千代田区)が主催する『第3回全国高校eスポーツ選手権』リーグ・オブ・レジェンド部門の決勝大会進出を決める4試合を生配信する。12月20日(日)12時からTwitch、ペリスコープ、ニュースサイト毎日新聞で観戦ができる。
 同部門には過去最多となる113校168チームがエントリー。予選は12月12日(土)に開幕し、19日(土)の予選を経て、勝ち上がった8チームが3月の決勝大会進出をかけて熱戦を繰り広げる。

  • リーグ・オブ・レジェンド部門予選配信

■日時
12月20日(日)12時~18時(予定)
■配信内容
決勝大会進出が決まる4試合
※対戦カードの決定は12月19日の予選終了後
※トーナメント結果は12月13日時点

■プラットフォーム
Twitch(https://www.twitch.tv/ajhs_esports
ペリスコープ:公式Twitter(@ajhs_esports)
ニュースサイト毎日新聞(https://mainichi.jp/ajhs-esports/

■全国高校eスポーツ選手権とは
eスポーツを日本の新しい文化として発展させてくことを目的に立ち上がった大会。第1回大会を2018年、第2回を2019年に開催。同じ学校から出場することで、学校教育の一環としてeスポーツに取り組んでもらうことを狙い、eスポーツを通じて成長の機会を提供する大会を目指す。