月刊私塾界2023年8月号(通巻508号)

巻頭言

 ダイバーシティーという単語を耳にするようになって久しい。

 しかし、その捉え方、適用は時代とともに変化する。当初は、人種、民族、哲学、宗教、思想などの多様性を認める、という意味で捉えられていた。企業などでは、人種、国籍、性、年齢を問わずに人材を活用することにより、ビジネス環境の変化に柔軟、迅速に対応できると考えられた。グローバリゼーションの中、企業がどのように成長していくか、活路を見出すかに焦点が当てられていた。

 それが現在では、個々人の価値観の多様性を受け入れることにまで拡がる。

 読者諸氏の学習塾では、このダイバーシティーの課題をどう克服しているであろうか。自塾は海外展開の予定がないから、関係ないとお考えだろうか。

 否。英語教育が小学校でも義務化されるほど盛んになっている。ネイティヴ・スピーカーの雇用を考えなければならないのではないだろうか。その時、日本人講師だけの雇用しか念頭にない、規則・規程では対応できない。

 更に近年では、LGBT(レズビアン、Lesbian、ゲイ、Gay、バイセクシュアル、Bisexual、トランスジェンダー、Transgender)問題が加わる。LGBTは究極のダイバーシティーと云われる。東京都渋谷区などは、同性カップルを結婚に相当する関係として認める「同性パートナーシップ証明書」の発行をしている。そういう時代になったのだ。 LGBTの人は、13人に一人。貴塾の対応や如何に。

(如己 一)

目次

  • 14 CatchUp セナミ学院 地元に根ざす塾として保護者や学校との関係を深める
  • 20 HOT TOPICS【特別連載】教育業界の2025年問題を考える〈後編〉
  • 24 挑む私学 大阪青凌中学校・高等学校
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 56 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 59 【特集】英語・幼児教育考2023
  • 68 Special Report 公益社団法人 全国学習塾協会が見据える学習塾のこれから 全国各地で特別シンポジウムを開催
  • 80 TOP LEADER Interview 独立自尊の社会・世界に 貢献する人財を育成する 株式会社 ナガセ
  • 95 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(354)
  • 96 疾風の如く(168) 桜灯塾(大阪府) 塾長 内田 憲一 さん
  • 98 For Whom the 塾 Tolls(26)
  • 100 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(123)
  • 102 白書界隈徘徊話(101)
  • 104 Special Collumn
  • 106 自ら動き出すチームにする方法(107) 中谷彰宏
  • 108 シン・ジュクジン(21)
  • 109 芸術見聞録(121)
  • 110 わが子、就学中(29)
  • 111 塾長の机
  • 112 為田裕行の「教育ICT行」(101)
  • 113 10¹⁵ PETA(29)
  • 114 現代学習塾経営概論(5)
  • 115 Opinion from School(50)
  • 116 林明夫の「歩きながら考える」(215)
  • 118 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(50)
  • 120 私塾界インサイト(65)
  • 124 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(21)
  • 126 咲かせよ桜(102) 小林哲夫
  • 130 論点2023(8) リスキリングについて
  • 134 編集後記
  • 136 Book Review
  • 138 塾長のためのガジェット講座

「全国選抜小学生プログラミング兵庫県大会」参加者募集!9月8日エントリー締切

 神戸新聞社は「全国選抜小学生プログラミング兵庫県大会」を開催する。大会エントリーは9月8日(金)、作品提出は9月22日(金)が締め切りとなる。一次審査通過者は、11月23日(木・祝)に神戸ファッション美術館・オルビスホール(神戸市東灘区)で開催される最終審査会にて、作品のプレゼンテーションを行う。最優秀賞を受賞された方は、来年3月に東京で開催される全国大会の出場権が付与される。
大会ホームページ:https://zsjk.jp/hyogo/

【大会名】

 2023年度全国選抜小学生プログラミング兵庫県大会

【作品テーマ】

 みんなのみらい

【募集内容】

 作品テーマに沿ったオリジナルのプログラミング作品を募集します。みんなのみらいが明るく、楽しくなるようなアイデアをカタチにしてみよう。

【応募資格】

 県内に在住または在学している小学生(2024年3月卒業の小学6年生まで)

【参加費】

 無料

【最終審査日時】

 11月23日(木・祝)13時~17時予定

【スケジュール】

 9月8日(金)=エントリー締め切り

 9月22日(金)=作品提出締め切り

 ~10月中旬=一次審査(書類審査)通過者決定、最終審査案内

 11月23日(木・祝)=自身の作品をプレゼンテーション形式で発表、表彰

【最終審査会場】

 神戸ファッション美術館オルビスホール(神戸市東灘区向洋町中2-9-1)

【賞品】

 最優秀賞:Amazonギフト券3万円分、表彰状、記念盾、全国大会出場権

 優秀賞:Amazonギフト券1万円分、表彰状、記念盾

 大栄環境賞:Amazonギフト券1万円分、表彰状、記念盾

 ※いずれも各1組、他にも各協賛賞を予定

【応募方法】

 大会ホームページ(https://zsjk.jp/hyogo/)よりお申し込みください

【備考】

 チラシはコチラ→https://prtimes.jp/a/?f=d6053-90-ff8598ec5f76ff7a11bb6d707de06ee3.pdf

 主催:神戸新聞社

 共催:関西学院大学、神戸ファッション美術館

 後援:文部科学省、経済産業省、デジタル庁、兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会

 協賛:大栄環境、みなと銀行、住友生命保険、ミックウェア、美樹工業

大阪公立大学研究推進機構協創研究センター 宇宙科学技術研究センターと連携協定を締結

 科学を通じた人間教育を行っている一般社団法人e-kagaku国際科学教育協会(京都市、北原 達正 代表理事)と、大阪公立大学研究推進機構協創研究センター宇宙科学技術研究センター(大阪府、小木 曽望 センター長)及び株式会社サイエンス・ラボは、2023年6月24日に超小型人工衛星の設計開発活動等を目的とした連携協定を締結した。
<連携協力協定の内容>
(1)小型宇宙機システム研究センターとの連携活動に関すること
(2)超小型人工衛星の設計開発活動に関すること
(3)各機関の構成員の相互交流・研修に関すること
(4)各機関の有する研究施設・設備の相互利用

 またこの協定に関する取り組みとして、7月14日にはe-kagakuが制作した超小型人工衛星”e-kagakuジュニア衛星” の低温環境試験を実施。試験には大阪公立大学小型宇宙機システム研究センターの学生も参加し、高真空極低温用試験装置の使い方をレクチャーするなど、交流を行った。

 <e-kagaku代表理事 北原のコメント>
 e-kagakuでは2024年6月に、世界初となる低軌道帯で高精度のレーザー測距機能を持つ超小型衛星e-kagakuジュニア衛星をアメリカから打ち上げる予定です。e-kagakuジュニア衛星は小型人工衛星CubeSat(キューブサット、10×10×10cmサイズ、重量1kg)サイズとなり、地球上から光学観測できるほぼ限界の大きさです。衛星に搭載されたmini-Mt.FUJI(JAXAが開発した衛星レーザー測距(SLR:Satellite Laser Ranging)用の超小型反射器)に向けて地上のSLR局からレーザーを照射し、反射して返ってきた光を再び検知するまでの往復時間を計測することで、SLR局と人工衛星との距離を高精度(mmオーダ)に測定することができます。そのデータはスペースデブリ(宇宙ゴミ)の軌道解析や民間人の宇宙旅行に必須な宇宙保険の料率計算など、急成長する宇宙ビジネスに大きく寄与するものと考えられます。今回、その打ち上げに必要となる低温環境試験を宇宙科学技術研究センターにて実施させていただく運びとなりました。本協定を通じて、急成長する宇宙ビジネスの発展に寄与できる人材の育成を進めてまいります。

■大阪公立大学研究推進機構協創研究センター宇宙科学技術研究センターについて
 2010年8月1日設立。宇宙関連の研究に携わる第一線の研究者が集結し、相互の知識・技術・情報の共有、部局間の垣根を越えた共同プロジェクトの推進、センターを基盤としたJAXA、NICTをはじめとする他機関との連携協力等を軸として、宇宙研究の戦略的な発展を図る。

■(一社)e-kagaku国際科学教育協会について
 2014年6月設立。Space Robot Contestのほか、小中学校等におけるロボット/サイエンス体験教室や合宿を全国各地で開催。子ども・大人向けのSTEAM教育、ICT教育を行い、科学を通じた人間育成と、そのための環境整備を行っている(https://e-kagaku.com/)。

公益財団法人重田教育財団 第2回医師を目指す高校生への教育資金の貸与について

 公益財団法人重田教育財団(東京・港区、重田 康光 代表理事)では、高校から医学部医学科卒業までの教育資金を無利子で貸与する。

 全国5名定員で医師を目指す日本人高校生へ教育資金の貸与を行う。昨年度は2名の医学部現役合格者を輩出している。

<第2回教育資金貸与制度>
https://s-ef.or.jp/medicalstudent/


▼制度の概要


・医師となるまでに必要な学習費、生活費等相当額を無利子で最大5,000万円程度貸与
・高校在学中から貸与
・浪人時も状況次第で貸与可
・医学部進学後は生活資金と居所に応じた家賃相当額を貸与
※詳細はホームページへ


▼制度詳細


1.応募資格
以下の(1)~(5)のすべてに該当する者。
(1) 経済的な理由により日々の生活が困窮していること
(2) 日本国内に住民票があること
(3) 医師となる意欲が明確であること
(4) 学業優秀且つ品行方正であること
(5) 応募時点で高校生であること

2.募集期間
2023年9月1日~同年10月31日

3.貸与金額(上限)
・高校1年生~2年生:1,300,000円
・高校3年生:2,500,000円
・浪人中:1,300,000円or2,500,000円or貸与なし ※意欲・成績・家計状況などから判断
・国公立医学部在学中:
  850,000円/年(初年度のみ1,850,000円)+生活費相当額
・私立医学部在学中:
  5,100,000円/年(初年度のみ8,100,000円)+生活費相当額

4.採用人数
全国で5名

5.申し込み方法
※ホームページを参照ください
https://s-ef.or.jp/medicalstudent/

6.WEB説明会
希望者に対し、随時WEB説明会を行う。

ホームページから予約またはお問い合わせへ。

▼重田教育財団について

 財団は光通信創業者の重田康光によって設立され、これからの日本を担うグローバル人材の育成及び母子家庭世帯への幼児教育の援助、医師を志す日本人高校生の支援を目的としている。
URL:https://s-ef.or.jp/

トライグループ、新ブランド『難関大受験のトライ』を立ち上げ

 株式会社トライグループ(東京・千代田区、平田 友里恵 代表取締役)は、難関大合格を目指す高校1年生~高校3年生・高卒生を対象に新ブランド『難関大受験のトライ』を立ち上げた。「志望校別の個別カリキュラム」と「現役難関大生による学習管理」のもと、授業も自習もマンツーマンでサポートを行う。

『難関大受験のトライ』では、一人ひとりの志望校や現状の学力に合わせて教室やオンラインでマンツーマン授業を行う。加えて、合格までに必要な学力との差分を明確にした上で、授業がない日も含めて一日単位の個別カリキュラムを作成する。現役難関大生がコーチングや自主学習の管理も徹底的に実施する。

『難関大受験のトライ』概要
対象:高校1年生~高校3年生・高卒生
サービス詳細:https://www.kobekyo.com/univ-exam/personal-program/

『スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース』2024年4月新卒新入社員を対象に “ベーシック6カ月プラン”の企業向け無料キャンペーンを実施

 株式会社リクルート(東京・千代田区、北村 吉弘 代表取締役社長)が提供するオンライン英語学習サービス『スタディサプリENGLISH』は、2017年より提供中の『スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース』にて、7月28日(金)より、2024年4月に入社する新卒新入社員を受講対象にした“ベーシック6カ月プラン”の企業向け無料キャンペーンを開始した。

教育担当者と新卒新入社員の双方に負担の少ない形で英語教育の機会を提供

『スタディサプリENGLISH』は、1 回3 分からのマイクロラーニングで効率的に英単語、英文法、リスニングや発音練習などが可能なサービス。このキャンペーンは、教育担当者および新卒新入社員の双方の負荷が大きくなりがちな社員研修における英語教育を、『スタディサプリENGLISH』を活用して負担なく効率的に実現していただきたい、という思いから実施。2021年・2022年に本キャンペーンを実施したところ、大変好評を得たため3年目となる今年も実施致する。

 従来、新卒新入社員への英語教育機会の提供のために、研修の日程調整や運営業務の設計、また個別の習熟度の把握など企業の研修担当者には負荷が高いものとなっていた。しかし、『スタディサプリENGLISH』の導入によって、個人がスマホで隙間時間を活用した学習が可能となり、プログラムの日程や時間、学習レベルにとらわれることのない英語教育を実現することができる。

■キャンペーン詳細

*対象企業:日本国内に拠点のある全企業で、かつ『スタディサプリENGLISH(法人向け)』を利用したことのない企業

 ※ただし、一部例外として、前回のキャンペーンを2022年10月1日から2023年3月31日までに受講開始日を設定の上で利用し、今年度のキャンペーンを2023年10月1日から2024年3月31日までの間を受講開始日として利用する企業は対象

*申し込み受付期間:2023年7月28日~2024年5月末まで

*対象受講者:2024年4月に入社する新卒新入社員 ※内定期間中でも受講可能

*受講コース:『スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース』ベーシック6カ月プラン

*申し込み条件:全社員対象自己研鑽型研修として『スタディサプリENGLISH』を利用できる制度の設置

(『スタディサプリENGLISH』商品のいずれか一つまたは複数の商品を利用できる制度をお客さまの社内イントラネット上などで設置すること)

*申し込み方法:『スタディサプリENGLISH 法人サービス』公式WEBサイトの“資料請求・オンライン相談”お申し込み受け付けフォームよりお問い合わせへ

*注意事項

・所属従業員のうち、新卒新入社員以外の方への無料アカウント付与はできません。新卒新入社員以外の方による無料アカウントの利用が発覚した場合、当該アカウントについての利用料をお客さま宛てに請求させていただく場合があります。

・新卒新入社員のための無料アカウントの付与時期については、弊社都合で調整させていただく場合があります。

■『スタディサプリENGLISH』シリーズについて

https://eigosapuri.jp/

私立開智小学校で「かつお節特別授業」を実施

 ヤマキ株式会社(愛媛・伊予市、城戸 善浩 代表取締役社長)は、2023年6月22日(木)・29日(木)に私立開智小学校(埼玉県)の3年生を対象とした『かつお節特別授業』を実施した。
 114名の児童が、「かつお節の魅力」やヤマキが鰹節屋として取り組んでいる「かつお節におけるSDGs」について学んだ。

 ヤマキは、日本の伝統食材であるかつお節のおいしさや魅力を知ってもらいたいという思いから、2012年より一般社団法人日本文化教育推進機構(田代 綾 代表理事)内のかつおぶし食育研究会に協賛し、小学校を始めとした教育機関での食育授業を実施している。これまでに500校以上、約4万人の児童・生徒に「かつお節のいいところ」を伝えてきた。

 開智小学校においては、3年生で「調べる」「作る」「食べる」といった様々な体験を通じて食に親しむ探究授業を実施している。そのカリキュラムの一環として、ヤマキは2020年より毎年かつお節について学ぶ場を提供している。

 4回目となる今回は、2日間にかけてかつお節の基礎~応用までを学ぶプログラムを実施。1日目は、ヤマキが制作に協力した食育授業用の「かつおぶしテキスト」を用いて、かつお節について学ぶ調べ学習やかつお節削り体験を行った。2日目にはヤマキ社員が講師としてオンライン登壇し、かつお節におけるSDGsやかつお節の栄養、料理に加えることでもたらされる驚きの効果について授業を行った。

■特別授業の概要

日時  : 2023年6月22日(木)・6月29日(木)

参加者 : 私立 開智小学校3年生 114名

登壇者 : ヤマキ社員 2名   ※社員登壇は29日のみ 

内容  : 1日目(6月22日)

    ・かつお節について学ぼう(カツオとかつお節について、かつお節ができるまで 等)

    ・かつお節削り体験

      2日目(6月29日)

      1.かつお節とSDGs

              2.かつお節のいいところ

              3.かつお節で自由研究

コクヨ 児童生徒用スクールセット「Campus for SCHOOL 児童生徒用可動式机・イス」を新発売

 コクヨ株式会社(大阪市、黒田 英邦 社長)は、GIGAスクール時代の学び環境を最適にサポートする、児童生徒用スクールセット「Campus for SCHOOL(キャンパス フォー スクール) 児童生徒用可動式机・イス」を8月21日(月)より発売する。

児童生徒用スクールセット「Campus for SCHOOL 児童生徒用可動式机・イス」

 文部科学省が2019年に打ち出した「GIGAスクール構想」により、児童・生徒「1人1台端末」の導入が進んでいる。それに伴い、ICTを含むさまざまなツールを駆使した授業スタイルが生まれ、学校における子どもたちの学び方が大きく変わりつつある。また、多様な授業スタイルが可能になったことから、授業内容に応じて教室のレイアウト変更をする場面も多い。
 そこでコクヨは、今後の「個別最適な学び」と「協働的な学び」の展開に向けて、子どもたちに最適な学び環境を提供するために、子供たち目線で考えた、児童生徒用スクールセット「Campus for SCHOOL 児童生徒用可動式机・イス」を発売する。
 机の天板には、机上面積を有効活用するため、端末や教材を立てて使用することができる「GIGAポケット」が備わっている。また、脚先には優れたすべり性と静音性を持つ「リュブマー®」素材を採用した「アクティブサポートキャップ」を搭載することで、机やイスのスムーズな移動が可能になった。ほかにも、高さ調節に係る負荷を大幅に低減した「イージーアジャスト」、ラウンド型の座面形状が身体の動きを妨げず身体の圧迫も抑制する「ラウンドフィットカーブ」の機能が備わることで、学びの環境をより快適にし、授業に集中できる環境をつくる。

※「リュブマー®」は三井化学株式会社の商品名。

■発売予定:2023年8月21日(月)
■メーカー希望小売価格(消費税抜):34,400円(GIGAポケットタイプ)、他
■商品HP: https://www.kokuyo-furniture.co.jp/manabi/products/post_35/ 

「中退理由にコロナウイルスが関係している」 調査開始から通期で最多 ジェイック調査

 株式会社ジェイック(東京・千代田区、佐藤 剛志 代表取締役)が運営する中退者専門の就職支援サービス「ジェイック 中退就職カレッジ」は、「ジェイック 中退就職カレッジ」の受講生に対して行った中退に関するアンケート結果を発表する。(回答者331名、調査日2022年4月1日-2023年3月31日)

■「中退理由にコロナウイルスが関係している」26.2% 調査開始から通期で最多

「新型コロナウイルスがなければ中退をしていなかったと思いますか」と質問したところ、26.2%が「中退理由にコロナウイルスが関係している」と回答しました。本設問の回答結果は、2020年度通期が14.0%、2021年度通期が15.5%であったことから、今回の結果は過去3年間で最多の結果となった。

■就活の進め方、「就活しようと思ったが、やり方がわからなかった」が36.1%

「就職活動をどのように進めようと思っていたか」質問したところ、1位「ネットの求人サイトで」が44.5%、2位「就活しようと思ったが、やり方がわからなかった」が36.1%、3位「民間の紹介会社等に相談」が11.5%となった。ジェイックに登録する中退者の方からは、「中退という状況は、新卒でもなく、正社員経験もなく中途採用の対象でもないため、どう就職活動を進めていけばよいかわからなかった」などの声が寄せられている。

 調査結果について、8年以上中退者を含む若年層の就職支援に携わっている小久保氏は、次のように述べている。

「『中退理由にコロナウイルスが関係している』との回答が通期で過去最多になった1つの要因として、約3年間続いたコロナ禍の影響で、思うような学生生活が送れなかった方の中退が現在も続いていることが挙げられます。中退された方からは『オンライン授業で友人関係が築けなかった』『演習科目がオンラインになったことで授業に興味を持てなくなった』『留学が中止になり、目指したいものが分からなくなってしまった』といった声が当社に寄せられています。また文部科学省が2023年6月に公表した『令和4年度 学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査結果』においても、中退理由として『学生生活不適応・修学意欲低下』が2番目に多い結果となっています。

『就職活動のやり方がわからなかった』との回答が3割を超えた要因としては、中退により、新卒としての就職活動ができなくなったことが挙げられます。少し古いデータになりますが、独立行政法人労働政策研究・研修機構は2015年に、「卒業者と中退者では、正社員就業の有無、離学からの期間は異なり、中途退学者では、正社員になっていない者、なったとしても離学から時間がかかった者が多い」と発表しており(※1)、大学中退者の正社員就職率は44.2%と、大卒の正社員就職率の72.1%より低い結果となっています(※2)。

就職活動の進め方や応募できる求人がわからないがゆえに、正社員就職を希望しながら非正規雇用を続けている中退者の方は多数いることが予想されます。当社は今後も、学校を中退し、新たな目標に向かって社会人になりたいと希望する方々が今後の人生を切り拓いていく一助となれるよう、就職支援を行ってまいります。」

※1 独立行政法人労働政策研究・研修機構『大学等中退者の就労と意識に関する研究』

※2 ※1の資料内「正社員就業までの期間(25~29歳)」をもとに当社算出

【調査概要】

調査名称:中退者、中退予定者に対するアンケート

調査対象:当社サービス「ジェイック 中退就職カレッジ」受講生

調査機関:自社調査

調査方法:Webアンケート

回答者数:331名

調査期間:2022年4月1日-2023年3月31日

FCEエデュケーションが60カ国以上で活用されるデジタルスキル・プログラミングカリキュラム 「BSD」の提供を開始

 教育事業を運営する株式会社FCEエデュケーション(東京・新宿区、尾上 幸裕 代表取締役)は、iJapan株式会社(東京・千代田区、笠間 和喜 代表取締役)と提携し、60カ国以上、約90,000人の子ども達にデジタルスキルを学ぶ機会を届けるために開発されたカリキュラム『BSD(Build Something Different)』の提供を開始する。また、これを機に20校限定でカリキュラムの無料トライアル導入校を募集する。

 BSDはHTML、CSS、JavaScript、Pythonに対応し、児童・生徒がデジタルスキルを身につけることを目的に開発された学習カリキュラム。コンピューターサイエンス、ウェブ開発、インターネットセキュリティなど、児童・生徒のニーズや習熟度、学校の授業時間に合わせて、または主要教科と組み合わせてカリキュラムを作成することができる。また、日英両国に対応した学習ソフトウェアはもちろん、トレーニングや授業用の資料、ワークシートも用意があるため、授業準備の時間が短縮され、プログラミング未経験の教師にも教えることができる。

 文部科学省の指導要領に準拠しており、経済産業省の「未来の教室」実証事業として採択されたカリキュラム。英国においては、CPD(Continuing Professional Development )の承認も得ている。また、カリキュラムはCSTAスタンダード、ISTEスタンダードに準拠、Digital Promiseの認定を受けている。

  • 【小学校~大学対象】無料トライアル導入校を募集

 限定20校を対象に、「BSD」の無料トライアル導入校を募集する。夏休みを活用したサマースクールカリキュラムの実施や、今後の導入検討に是非ご活用ください。初級から上級まで幅広くカリキュラムを取り揃えているため、導入の対象となる教育機関は、小学校・中学校・高校・専門学校・大学までとしている。

【無料トライアル概要】

・トライアル期間:30日間

・カリキュラム:約200種類から1プロジェクトを選択。

【申し込み方法】

 ・申し込み先:株式会社FCEエデュケーション Global EdTech室

  03-5908-1400 /e-mail:bsd@fce-hd.co.jp

 ・申込期限:2023年12月1日(金)

  • サマースクールカリキュラム(例)

【初級】プログラミング言語の学習(JavaScript/HTML/CSS)、ChatbotやWebsite制作

【中・上級】ゲーム/VR/アプリ開発、eコマースサイト制作、Python

その他、学校の授業時間や学習目標、生徒の習熟度に合わせてカリキュラムを作成することも可能。詳しくはお問合せへ。