Archive for: 11月 2024

ピアソン・ジャパンとEnglishCentral、大学向け英語学習および評価を強化するための提携を発表

 イギリスに本社を置く教育サービス会社ピアソンPLCの日本法人であるピアソン・ジャパン株式会社(東京・千代田区、寺西裕 代表取締役社長)と、国内270を超える大学での導入実績を持つ株式会社EnglishCentral JAPAN(東京・台東区、松村弘典 代表取締役社長)は、日本の高等教育機関における英語学習と評価を一貫して支援することを目指し業務提携を開始した。

 この提携は、EnglishCentralの学習サービスとピアソンの英語力測定テストVersant by Pearsonを組み合わせることで、適切な4技能学習と学習成果の正確な評価を提供し、英語学習の効率化の支援を目指すもの。EnglishCentralのプラットフォーム上で日々の学習からテスト受験とテスト結果の確認までを通しで行える環境が整ったことで、教育機関は生成AIを高度に活用したAI個人指導と3万本を超える学習者の興味関心に沿った動画教材、および15年の歴史を誇る日本人学習者向けに独自開発された音声認識で学生に実践的な英語力を身につけさせながら、Versant by Pearsonテストを通じて習熟度や学習成果を正確に評価することが可能になる。

京進グループ 2025年6月1日の創業50周年に向けて 創業50周年記念ロゴを発表

 京進グループは、2025年6月1日 創業50周年を迎える。創業50周年の節目を迎えるにあたり、記念ロゴマークを制定した。このロゴには、京進グループのこれまでの成長とこれからの未来への希望が込められている。同社グループは、「教育を通じて世界に貢献し、文化にも貢献したい」という創業時からの目標の実現とさらなる飛躍を目指して、次の50年へと歩み続ける。今後は、50周年を記念したイベントやキャンペーンなどを予定している。

【ロゴについて】
「宝石」をモチーフにデザインされたロゴは、全従業員の投票により決められた。「50th」の「0」は、11色の線が交差する形で構成されており、京進グループの11の事業領域を象徴している。交差する11色の線は、多様な分野が調和し、成長し続ける姿を表している。さらに、「0」の中央に輝く星は、京進グループが大切にしてきた「見えない学び」のきらめきと、多くの人の原動力として心の中で光り輝くというメッセージを込めている。

 京進グループは1975年に学習塾を創業し、その後着実に事業領域を拡大してした。現在では、人の一生を支援する事業として、学習塾事業のほか、語学、キャリア支援、保育、介護、フードサービスなど多岐にわたる事業を展開し、国内外に500を超える事業拠点を持っている。2020年には「ステキな大人が増える未来をつくる」というグループビジョンを策定し、「京進=塾」の枠を超えて、教育と人の一生を支える事業で社会に貢献し続ける企業を目指している。

スタディプラス、YouTubeチャンネル「Studyplus Agenda」開設のお知らせ

 教育機関向けコミュニケーションプラットフォーム「Studyplus for School」を提供するスタディプラス株式会社(東京・千代田区、廣瀬高志 代表取締役)は、人口減少時代の教育機関の経営をテーマにした動画コンテンツを配信するYouTubeチャンネル「Studyplus Agenda」(URL:https://www.youtube.com/@StudyplusAgenda)を開設したことを発表した。
 開設と同時に、2024年6月に開催した「Studyplus Agenda 2024 ~いま考えるべき教育と経営の論点~」から、DAY1(2024年6月14日)に実施したセッションのダイジェスト動画を公開した。

■ YouTubeチャンネル「Studyplus Agenda」開設の背景・概要
 少子高齢化が進み、644万人の労働力不足が予測される「2030年問題」が迫る今、教育機関での人手不足も鮮明になってきた。さらに、少子化の影響による高校及び大学の入試倍率の低下を受けて、生徒が学習に取り組む環境や意欲の変化、高校・大学の入試形式の多様化などが進んでいる。
 このような外部環境の変化にともなって、教育業界も大きな転換期を迎えている。新たなビジネスモデルや技術の活用、教育ニーズの変化に柔軟に対応し、今そして未来の子どもたちに教育サービスを提供し続けることが求められている。
 YouTubeチャンネルでは、教育関係省庁・学校・学習塾・教材会社といった幅広い教育業界の方々に、業界のこれからを考える機会を提供することを狙いとしている。スタディプラス主催のオンラインイベント「Studyplus Agenda」のダイジェスト動画や、業界のキーパーソンが登壇する対談動画を随時公開し、今考えるべき課題や具体的な戦略を伝えていく。

キュビナ、教育出版のデジタル教科書とのアプリケーション間連携機能を実装、キュビナ導入自治体の小学校にて実証を開始

 株式会社COMPASS(東京・文京区、佐藤 潤 代表取締役)は、学習eポータル+AI型教材「キュビナ」と、教育出版株式会社(東京・江東区、伊東 千尋 代表取締役社長)が提供するデジタル教科書との連携において、アプリケーション間の連携機能を実装した。またその機能を使用し、キュビナを導入している留萌市(北海道)、那須町(栃木県)、新座市(埼玉県)(順不同)の小学校にて、デジタル教科書とAI型教材の連携による学習効果に関する実証を実施していく。

 教科書に準拠した問題を搭載したキュビナのAI型教材とデジタル教科書を接続することで、より学びやすく、より個別最適に学ぶことができることを目的としている。この機能を使用し、キュビナを導入している留萌市(北海道)、那須町(栃木県)、新座市(埼玉県)の小学校にて連携による学習効果の実証を行っていく。

 キュビナの問題画面に表示された教科書のアイコンをタップすることで、対応するデジタル教科書の該当ページにジャンプし、教科書で学習することができる。一つひとつの問題だけではなく、単元単位、より細かい小単元ごと、さらに細かい問題グループごとに、デジタル教科書へ連携していく。

キュビナからデジタル教科書への遷移
<自治体における実証概要>
留萌市(北海道)
◆対象児童:留萌市の小学校6年生 計101人
◆対象科目:算数・社会
◆実証期間:2024年9月~2024年12月
那須町(栃木県)
◆対象児童:那須町の小学校5・6年生 計153人
◆対象科目:算数
◆実証期間:2024年9月~2024年12月
新座市(埼玉県)
◆対象児童:新座市の小学校5・6年生 計256人
◆対象科目:理科
◆実証期間:2024年9月~2024年12月

順天堂大学と東京女子体育大学・東京女子体育短期大学との大学間連携協定を締結

 順天堂大学(代田 浩之 学長)と東京女子体育大学・東京女子体育短期大学(金子 一秀 学長)は、10月31日、相互の教育研究活動の充実に寄与することを目的とした大学間連携に関する協定を締結し、同日、東京女子体育大学キャンパスにおいて調印式を行った。

■ 内容
 順天堂大学と東京女子体育大学・東京女子体育短期大学は、互いの特長を活かし、教職員間におけるこれまでの交流等を基盤に、今後一層の連携の多様化・深化に向けて協定を締結した。

協定による連携事項
(1)教育研究のための教職員・学生の相互交流
(2)共同研究プロジェクトの企画・実施及び成果の活用
(3)ファカルティ・デベロップメント(FD)、スタッフ・ディベロップメント(SD)の合同実施・交流
(4)教育研究に係る講演会・シンポジウムの企画・実施
(5)施設設備の相互利用

レッドブル×Studyplus の大学受験生応援企画「14日間自習チャレンジ応援キャンペーン」を11月5日より開催

 スタディプラス株式会社(東京・千代田区、廣瀬高志 代表取締役)は、レッドブル・ジャパン株式会社(東京・港区)のレッドブル・エナジードリンクとのコラボキャンペーン企画「14日間自習チャレンジ応援キャンペーン」を、学習管理アプリ「Studyplus」上で大学受験生(高校3年生・浪人生)を対象に2024年11月5日(火)から11月18日(日)までの期間限定で実施する。

「レッドブル」は、砂糖類(砂糖、ぶどう糖)、アルギニンやカフェインを配合し、「パフォーマンスを発揮したい時」のために開発されたエナジードリンク。これまでも様々な人やアイデアに翼をさずけてきた「レッドブル」は、スポーツだけでなく勉強のシーンにおいても多くの学生をサポートしてきた。
 今回のイベントでは、学習管理アプリ「Studyplus」で「レッドブル 受験応援」の公式アカウントをフォローして、イベント期間中に5日以上連続で勉強記録を付けた高校3年生・浪人生の中から、抽選で220名様にノイズキャンセリング付きワイヤレスイヤホンをはじめとした自習に役立つグッズをプレゼントする。秋が深まり受験シーズンが近づいてきた中で、ラストスパートする大学受験生の頑張りを、「Studyplus」と「レッドブル」は全力で応援する。
 今後もスタディプラスでは、日々の勉強や生活を頑張る学生たちを応援するために、「Studyplus」を通じたコラボイベントやキャンペーンを企画・展開していく。
レッドブルの受験生応援についてもっと知る https://www.redbull.com/jp-ja/cartoons/juken24-25

■キャンペーン概要
タイトル 14日間自習チャレンジ応援キャンペーン
対象者  学習管理アプリ「Studyplus」を利用している高校3年生・浪人生
開催期間 2024年11月5日(火)~11月18日(月)
参加方法
① 公式アカウントをフォローしよう!
こちらのURL https://prodstudyplus.page.link/owjL より「レッドブル 受験応援」をフォローしてキャンペーンに参加。
※アカウントはこの公式アイコンと、公式マークが目印

 ※「Studyplus」のアプリ内で公式アカウントを探す場合
  ・アプリの左上の自身のアイコンをタップ
  ・検索をタップ
  ・「Studyplus公式アカウントから探す」をタップ
  ・「レッドブル 受験応援」をフォロー

 ② キャンペーン期間中(2024年11月5日(火)〜11月18日(月))に【5日以上連続】で勉強記録をしよう!
プレゼント
公式アカウント「レッドブル 受験応援」をフォローして、期間内に5日間以上連続で勉強記録をつけた方 から抽選で220名に自習に役立つグッズをプレゼント!
【A賞(5名)】ノイズキャンセリング付きワイヤレスイヤホン
【B賞(15名)】ゲーミングチェア
【C賞(200名)】Red Bull Study Club勉強キット(レッドブル・エナジードリンク&文房具セット)

スキルアップ研究所、「AI時代の職業意識に関する実態調査」の結果を発表

 株式会社 学研ホールディングス(東京・品川、宮原博昭 代表取締役社長)のグループ会社、株式会社ベンド(東京・千代田区、近藤潔 CEO)は、運営する「スキルアップ研究所」にて、「AI時代の職業意識に関する実態調査」を行い、2024年10月30日に結果を発表した。
調査結果全文はこちら:https://reskill.gakken.jp/4395

〈調査概要〉

項目詳細
調査名AI時代の職業意識に関する実態調査
対象者20代以上の社会人
対象地域全国
調査方法インターネット調査
調査期間2024年10月10日〜2024年10月17日
回答数500(男性197、女性298、非回答5)

調査背景
 近年急速な発展を見せるAIは、一部の職業を実際に代替するようになっている。このような時代にあって、我々にとってAIとの共存および人間独自の価値の創出は重要な課題である。
 そこで今回スキルアップ研究所では、「AI時代の職業意識」に焦点をあて、社会人を対象にAIの台頭に関する意識や、AIに代替されない人材になるための努力、将来的な人材育成についてアンケート調査を行った。

調査結果
◆回答者の66%がリスキリングやスキルアップの必要性を実感
「業務におけるAIの台頭について、スキルアップやリスキリングをする必要性を感じていますか?」という質問に対し、14%が「強く感じている」、52.2%が「感じている」と回答した。
7割近くの人が、AIが業務に進出する中で自らのスキルを伸ばす必要性を感じていることが明らかになった。

◆AIに任せたい業務について7割が『データ関連』と回答
「AIにはどのような業務を任せたいですか?」という質問に対して、40.4%(202人)が「データ分析」、30.6%(153人)が「データ処理」と回答した。
AIの業務における導入については、7割以上がデータ関連業務を想定していることが判明した。

◆社会人へのAI関連教育への潜在需要は高い
「AIと共存する能力を身につけるために、企業や行政が社会人に対する教育を整備するべきだと感じますか?」という質問に対し、16.0%が「強くそう感じる」、63.0%が「そう感じる」と回答した。企業や行政などによるトップダウンでのAI技術・知識に関する教育整備への需要が多いことが明らかになった。

課題と展望
 今回の調査で、AIの台頭に際してリスキリングや教育に対する需要が多いことや、AIに代替されないためにコミュニケーション能力の向上に取り組む人が多いことが明らかになった。
 今後のAI技術の更なる発展を注視するとともに、リスキリングやAI関連教育の内容に関する具体的な需要や、コミュニケーション能力向上の手法などに関する更なる調査につながる結果となった。
 今以上にAIが発展し、情報処理能力だけでなくコミュニケーション能力や発想力においても人間を上回る新たなAI時代が到来した時に、どのような雇用創出をするのか、その社会で生き延びるために我々はどのような努力をするべきなのか。AI業界の動向に常に気を配り、自らが社会に還元する価値について考え続けることが求められている。

増進堂・受験研究社が「読書のめぐみ運動」に学習参考書や問題集を寄贈

 株式会社増進堂・受験研究社(大阪市西区、岡本 泰治 代表取締役)は、一般財団法人日本出版クラブが主催する「読書のめぐみ運動」に賛同し、学習参考書や問題集を寄贈する。
「読書のめぐみ運動」は、様々な境遇により本を読む機会が限られている人のために、全国の矯正施設や首都圏・関西圏の児童福祉施設に図書を寄贈する取り組み。
 増進堂・受験研究社は、“学ぶすべての人に、最良の学びを届ける”をミッションとしている。今後も未来を担う子どもたちに向けて、誰もが等しく学びにアクセスできるように、またより良い学習環境を提供することができるように取り組んでいく。

スプリックス、フィリピン教育省とMOUを締結

 株式会社スプリックス(東京・渋谷区、常石博之 代表取締役社長)は、フィリピン共和国の教育省とMOU(Memorandum of Understanding)を締結した。
 このMOUの目的は、スプリックスが世界各国で広く展開する「TOFAS」などの教育コンテンツを提供することにより、「フィリピン全土の教育の質を向上させ、すべてのフィリピンの生徒に平等な機会と学習の機会を提供する」というフィリピン教育省の想いを具現化すること。
 MOU締結を経て、スプリックスとフィリピン教育省は、協力体制に関する具体的な議論へ進む。

1.MOU締結の背景と目的
 国際基礎学力検定TOFASは2021年3月に開始して以来、世界各国で着実に導入が拡大しており、2024年6月末時点での受験者は51カ国で750万人を超えた。こういった「TOFAS」の実績をうけ、子どもたちの「基礎学力」に懸念を持っていたフィリピン教育省では、フィリピンのすべての公立学校に国際基礎学力検定TOFAS(Test of Fundamental Academic Skills)を導入することを決めた。

「TOFAS」の導入により、自国の子どもたちの学力特性の把握や他国との比較が容易にできること、一人ひとりの学力の可視化が「基礎学力」の定着につながることなど、その有用性を強く認識したフィリピン教育省は、「基礎学力」定着へ向け、より具体的な議論を進めるべく、スプリックスとのMOU締結に至った。

2.覚書締結について
2024年10月30日、フィリピン教育省のホールにて、株式会社スプリックス代表取締役 常石博之と、フィリピン政府のソニー・アンガラ教育大臣による調印式が行われた。

3.式典におけるコメント
フィリピン政府 ソニー・アンガラ教育大臣
 生徒たちの基礎学力を強化することは非常に重要です。TOFASは、特に算数におけるスキルを把握し、成長が必要な分野を特定するための重要かつ有用なツールです。このツールを全国の生徒に活用することで、生徒たちが自信を持って学習に取り組めるよう支援していきます。地域の教育ディレクターからも既に高評価をいただいており、さらなる拡大を目指しています。

株式会社スプリックス 代表取締役 常石博之
 TOFAS実施をはじめとした、フィリピン共和国 教育省とのMOU締結は、大変光栄であり、スプリックスの教育コンテンツへの高いご評価をありがたく受けとめています。
スプリックスの教育サービスをフィリピン共和国に届けることで、フィリピンの子どもたちに人生の新たなステージを提供し、結果としてこのMOUが中長期的な両国の関係深耕に寄与できるならうれしく思います。

神奈川県教委 公立校いじめ調査 認知件数初の4万超

 神奈川県教育委員会は10月31日、昨年度に公立(国立を除く)小中学校、高校、特別支援学校で発生したいじめの認知件数が初めて4万件を超え、4万4274件に上ったと発表した。件数は3年続けて過去最多を更新。小中学校の不登校児童・生徒数は前年度比3306人増え、過去最多の2万3629人だった。