Archive for: 10月 2024

北海道教育委員会 2025年度道立高校入学選抜の一部手続きを電子化へ

 北海道教育委員会は2024年9月30日、2025年度(令和7年度)北海道立高等学校入学者選抜の手引を公表した。道立高校の出願手続きを一部電子化し、12月6日から2025年1月23日まで電子申請システムから出願者情報などのオンライン入力を受け付ける。出願期間は、2025年1月20日から23日まで。

 2025年度北海道立高等学校入学者選抜のおもな日程は、推薦および連携型による選抜が、1月20日から23日正午まで出願を受け付け、2月10日に面接などを実施。2月18日までに合格内定を通知する。

 一般選抜は、1月20日から23日正午まで出願、1月28日から2月3日午後4時まで出願変更を受け付ける。学力検査は3月4日、面接などは3月5日、追検査は3月11日、合格発表は3月17日午前10時に実施する。

 道立高校では、2025年度入学者選抜から、出願手続きの一部を電子化。入学願書や受検票などの作成方法が、手書きから申請フォームへの入力に変更される。出願者は、12月6日から2025年1月23日までの期間にWeb上の出願情報電子申請システムに必要事項を入力・申請。入力内容を反映した入学願書を印刷して署名し、入学検定料の北海道収入証紙を貼り付け、中学校を通じて高校に送付する。

 なお、札幌市立高等学校は、2024年度(令和6年度)入学者選抜よりインターネットを活用したWeb出願をすでに導入しており、Web出願の手順や方法などは道立高校と異なる。

 学力検査は、国語・数学・社会・理科・英語の5教科。配点は、各教科100点。解答に要する時間は各50分とし、検査時間の冒頭5分間で受検者に対する注意、問題用紙などの配付を終える。英語の聞き取りテストの時間は、英語の検査時間の中に含む。

 北海道教育委員会のWebサイトでは、2025年度道立高等学校入学者選抜の手引として、手引の全文や日程表、実施要項、各種様式などを掲載している。

◆2025年度北海道立高等学校入学者選抜のおもな日程
【推薦入学者選抜・連携型入学者選抜】
出願者情報等のオンライン入力の受付期間:2024年12月6日(金)~2025年1月23日(木)12:00
出願期間:2025年1月20日(月)~1月23日(木)12:00
面接日:2025年2月10日(月)
合格内定の通知:2025年2月18日(火)まで
【一般入学者選抜】
出願者情報等のオンライン入力の受付期間:2024年12月6日(金)~2025年1月23日(木)12:00
出願期間:2025年1月20日(月)~1月23日(木)12:00
出願変更の受付期間:2025年1月28日(火)~2月3日(月)16:00
学力検査日:2025年3月4日(火)
追検査日:2025年3月11日(火)
合格発表日:2025年3月17日(月)10:00

HR高等学院とCHINTAI、未来ある若者を後押しすべく「教育×暮らし」の領域強化に向けた事業提携を開始

 中高生向けキャリア探究サービスを運営する株式会社RePlayce(本社:東京都渋谷区 代表取締役CEO 山本将裕 以下RePlayce)は、未来ある若者をあらゆる形で支援することを目的に、株式会社CHINTAI(本社:東京都港区 代表取締役社長 奥田倫也 以下CHINTAI)と事業提携を開始することを発表した。この提携を「住まい提携パートナー」と称し、RePlayceが来春開校するHR高等学院に入学する学生に、「住まいや暮らし」の教育コンテンツの提供や、お部屋探しのサポートを実施する。

HR高等学院:https://hr-highschool.com/

■事業提携の背景
 HR高等学院は「社会全体で次世代を育成し、新しい学びの場を作っていく」という理念を掲げている。様々な大人と出会い、気付き、自分の可能性を広げることができるという意味で、学生が自分らしい暮らしを実現するためには、生活に身近なお金や住まいに関する理解を深め、考えるきっかけとなる教育が必要。今回、事業提携を開始するCHINTAIは、学生向けに特化した部屋探しサービスや学生スポーツへの協賛をはじめ、未来ある若者たちの夢を応援し、彼らの日々の暮らしが豊かになるためのさまざまな取り組みを行っている。
 また、社会情勢として、物価の高騰や賃貸物件の家賃上昇により、経済的な理由で自分の夢や理想の暮らしを実現できない学生が増えている。2022年4月には金融リテラシーの向上を目的として金融教育が必修化された。進路選択時において、若いうちから 金融教育、不動産教育をしっかり楽しく学ぶことで、学生が将来の夢や目標、日々の学業に集中できる力がつくように後押しする。
 今回の事業提携により、HR高等学院とCHINTAIの知見を掛け合わせることにより、未来を担う若者たちの夢の実現や、暮らしを豊かにするサポート・教育の機会提供が実現する。

■事業提携内容
「住まい提携パートナー」として、HR高等学院に入学する学生を対象に、住まいや暮らしに関する以下のサポートを行う。

①HR高等学院入学者のお部屋探しをサポート
 住みやすい街や、CHINTAIと提携する不動産会社の紹介、暮らしや部屋探しにまつわる情報提供により、HR高等学院入学者のお部屋探しを卒業時まで全面サポートし、はじめてのお部屋探しの不安を解消する。なお、はじめての一人暮らしを応援する「学生向け福利厚生」として、CHINTAIの紹介で物件が決まった学生の方へ、引っ越しお祝い品を贈呈することを調整している。

②HR高等学院での「住まいや暮らし」の教育コンテンツの共同開発、提供
 学生自身が社会のさまざまな暮らしを見つめ、課題を発見し、「自分らしい暮らしをかなえる」ことにつながる授業コンテンツを共同開発・提供する。

③CHINTAI 代表取締役社長 奥田氏のトップランナーセッション講師就任
 金融業界の第一線をプレイヤーとして経験し、経営者として不動産業界に転身した奥田氏が「キャリア開発」領域で講師として登壇し、社会を自ら切り開く、次なるトップランナーを育てる。

■「HR高等学院」の概要
 HR高等学院は、企業や社会と共につくる、新しい形の教育機関。
基礎学習に加えて、企業PBLや探究に特化したカリキュラムを実施。協賛企業と連携しながら、リアルな社会での課題解決を実践的に学ぶ機会を提供。提携校としては、通信制高校大手として実績のあるカシマ教育グループの「鹿島山北高等学校」と提携を行い、高校卒業資格の取得とその先の大学進学等の進路選択をサポートしていく。

■CHINTAIの取り組み概要
 CHINTAIは、今回の提携により学生向けの支援をこれまで以上に拡大できると考えている。入学者への福利厚生となる引っ越しお祝い品の実現や、本当に自分に合った部屋を探すための支援など、お部屋探しの専門企業として、まだまだできることは多い。今後は、「お部屋探しの流れ」や「内見時にチェックすべきポイント」などの知識の提供に加え、「自分ならどんな暮らしを送りたいか」「どんな部屋に住みたいか」を考える機会を設け、学生の暮らしへの探求心を高めるための教材を、教育の一環として活用いただけるよう全国の学校に提供予定。
 また、2024年9月より運用を開始した、「新たな一歩を踏み出す学生の挑戦」にフォーカスしたYouTubeチャンネル『CHINTAI学生応援TV』では、HR高等学院に在籍する生徒に出演してもらい、夢に向かって頑張る姿に密着した動画を配信する予定。ひたむきに頑張る学生を応援するだけでなく、その姿を発信することで、視聴者の夢や挑戦を後押しできる環境を作る。

■CHINTAI学生応援TV:https://youtu.be/A61vxw9h_gY

チャイルド・アイズ、小学校受験適性テストを実施 オンライン受験も可能

 チャイルド・アイズは9月1日、「新年長児・新年中児対象の小学校受験適性テスト」を開始した。このテストでは、ペーパー問題、運動、巧緻性、口頭試問などを通じて、子供の実力や得意不得意を把握できる。受験は教室またはオンラインで可能で、費用は初回2,310円、定価は1万2,705円(いずれも税込)。申込期限は11月29日。

 実施背景には、コロナ禍以降の小学校受験志願者の増加がある。コロナ前と比較して約20%増加しており、特にオンライン授業に積極的に対応している私立小学校への評価が高まっていることが要因とされている。また、在宅勤務の普及に伴い、親が子供の学習に関わる時間が増えたことで、小学校受験に関心を持つ家庭が増加している。しかし一方で、保護者にとってはどの学校が自分の子供に適しているかを見極めることが難しくなっており、適切な小学校選びが課題となっている。
 小学校受験適性テストは、そうした保護者の悩みに対応するため、単なるペーパーテストだけでなく、運動能力や工作の巧緻性、さらには口頭での試問まで幅広いスキルを試す内容となっている。また、受験に向けてどのように準備を進めれば良いかといった具体的なアドバイスや、学校選びに関する個別相談も希望者には提供されるため、初めて小学校受験を考える家庭にも心強い支援となっている。
 対象となるのは、新年長児(2019年4月2日~2020年4月1日生まれ)および新年中児(2020年4月2日~2021年4月1日生まれ)。テストの所要時間は60分で、受験はオンラインまたは全国にあるチャイルド・アイズの教室で実施される。初回の特別価格は2,310円(税込)で、定価は1万2,705円(税込)。すでにチャイルド・アイズに通っている場合には教室への確認が必要。申込はWebサイトから可能で、締め切りは2024年11月29日となっている。
 また、小学校受験をすでに決めている家庭だけでなく、「子供にテスト慣れさせたい」「子供に適した学校選びに悩んでいる」といった保護者にとっても、有益な機会となっている。


■チャイルド・アイズ 「小学校受験適性テスト」の概要
期間:2024年9月1日~11月30日
対象:新年長児・新年中児
費用:初回2,310円、定価12,705円(いずれも税込)
実施場所:教室またはオンライン
申込期限:2024年11月29日
申込方法:チャイルド・アイズ公式Webサイトより

小中部門と東進部門が連携し次なる高みへ

小中学生を集団指導する早稲田スクールは、熊本県内のトップ高校に多くの生徒を送り出している。この塾を運営する株式会社早稲田スクール(熊本県熊本市)は、他に個別指導ブランドも展開しているほか、東進衛星予備校にも加盟している。高校部担当 執行役員の竹下臣治氏と、東進衛星予備校 熊本水前寺校 校長の蓑田朋和氏に、現在抱えている課題を中心に取材した。

小中部門と高校部門の間にあった見えない壁

まずは早稲田スクールの歩みをお聞かせください。
竹下 1971年に創業した早稲田スクールは、地道に校舎を増やし2003年には個別指導部の「早稲田アイ・スタディ」を立ち上げ、学研ホールディングスとも資本提携し、近年は積極的に教室を展開しています。また、2007年には東進に加盟しています。
 課題に感じているのは、小中部門と高校部門(現東進衛星予備校)との間にあるセクショナリズムです。本来であれば小中部門の社員が携わるべきだったと感じますが、高校部門を立ち上げるにあたって新たに人財を採用したんです。そのため以前はかなり距離感がありました。

どのような状態だったのでしょうか?
竹下 お互い別会社かのような感覚があったため遠慮していましたし、個人間の交流もほとんどなかったと思います。
 しかし段々と東進の素晴らしさに気づき、高校部門において小中部門のよさを残しながらも東進のよさを打ち出そうとしてきました。
 そうした経緯があるなか、私は3年前に現職に着任。AIに負けないスピードで進化している東進コンテンツをよりよく運営できるよう、試行錯誤しているところです。
 目指しているのは、社員たちが臆することなく行動でき、発言ができる。そんな環境作りです。

具体的にはどのような働きかけをされているのでしょうか。
竹下 メールでのやり取りを増やしたほか、高校部門の職員が小中部門で説明会をおこなうなど、双方が交わるきっかけを作っています。
 そしてまさに今日、1回目の新高1生向け研修を小中部門でおこなったところです。距離感のある時期が長かったので一気に解消とはいきませんが、少しずつ前進していかなくてはと感じています。

本音でぶつかるバーチャル校の継続率が高い

蓑田朋和氏

高校部門への継続状況はいかがでしょうか。
蓑田 以前は継続率が高い時期もありましたが、今は正直あまりうまくいっていません。少子化やコロナ禍、物価高といった社会情勢のせいにしても仕方ありませんので、巻き返さなくてはと考えています。
 しかしながら高校部門の職員に任せず、自分で継続面談をする小中部門の先生もいて、そうした先生がいる校舎は継続率が高いです。やはり小中部門と高校部門は密に連携すべきだと感じます。
 また、2年前には小中部門において早稲田スクールバーチャル校を開校したのですが、そこも継続率が高いですね。

早稲田スクールの高校部門は東進衛星予備校を運営している

バーチャル校のどんなところがよいと感じられますか?
竹下 とにかく校舎長の熱意がすごいんです。バーチャルだと生徒との関係作りが大変ではないかと感じていましたが、熱意があればそれも関係ないことが証明されました。
 またその校舎長は、我々高校部門にも本音をぶつけてくるんですよね。遠慮をしていては何も生まれない、と実感しました。
 月1回の全体会議でこの好事例を共有しようとするのですが、属人的な部分が大きく、まだ「何をすべきか」が明確に捉え切れていません。そこをしっかり言語化し、再現性を高めていきます。

東進の志教育を活かし切る「志部門」を設立

高校部門の東進衛星予備校では「志作文」に力を入れていると思いますが、御社での取り組みについてお聞かせください。
蓑田 志作文は興味のある校舎から進めてもらいました。最初は数校が走り出した形でしたが、他の校舎もそれに追随しようと動き出しています。
 そして今年からは、全高1生が必須で取り組むものとしました。志作文の提出率は年々高まっていますので、来年は8割以上の生徒が提出できるよう進めています。
 それから熊本県の高校生は成績上位校であっても、大学を意識する時期が遅いんです。志作文は受験に本腰を入れるべきいいタイミングでおこなわれるので助かっていて、生徒たちには「難しく考えず、まずはありのままを表現しよう」と伝えています。
 それゆえネガティブな内容になる生徒もいますが、これを書くことによって考えが改まり、受験への意識が着実に高まっていると感じます。

高校部門で定期的に実施しているチームミーティングは、「非認知能力」の育成にも役立っている

効果を実感されているわけですね。
竹下 ええ。東進のコンテンツは、生徒の非認知能力にもしっかり働きかけてくれるので有り難いですね。「志部門」を新たに立ち上げ、そうしたコンテンツを十分活用できるよう取り組んでいます。

今後の目標をお聞かせください。
竹下「高校別対応の個別指導コース」を東進本部は新たに開講しました。学校の勉強に不安を抱えている中位下位層の生徒への切り札になると思いますし、これまでとは違った角度から生徒を導けるのは大きいと感じていますので、今後、積極的に提案していくつもりです。
 また最近は、担任助手をしっかり指導する必要性も感じてきました。担任助手に任せなければならないことはたくさんあり、それができればかなり運営側の底上げが図れます。思い切ってそこに踏み込めるよう、周りをリードしてまいります。

■株式会社早稲田スクール https://www.wasedaschool.com
■東進衛星予備校 https://www.toshin.com/es/

FLENS School Managerに新機能「学習機能」「生徒の成績向上プロセスの見える化で更なる学習塾のDXを推進

 FLENS(フレンズ)株式会社は、同社が提供するコミュニケーションアプリ「FLENS School Manager(以下、FSM)」に、宿題・ドリル演習・授業内の小テスト等に活用できる「学習機能」を追加リリースしたと発表した。FSMの生徒アプリから、宿題や授業内の小テスト等の結果を即時回収することで「成績向上プロセスの見える化」を促し、更なる学習塾のDXを推進する。

・FSM生徒アプリ内に問題文を表示し、生徒が回答を入力(手書き入力/フリック入力・選択式)
・プリント等(紙)で出題し、FSM生徒アプリから生徒が回答を入力(手書き入力/フリック入力・選択式)
・プリント等(紙)で出題し、生徒が自己採点等を行い、FSM生徒アプリから正解/不正解の結果を入力

■FSM学習機能の特長
・従来のプリントやテキストで出題後、生徒がFSMアプリで回答結果を入力することで簡単に採点結果を集計。
・全生徒・全校舎の宿題やテスト実施状況がタイムリーに把握でき、成績向上のプロセスを見える化。
・単問単位で正解率を把握できるため、授業の進め方や教材、カリキュラムの改善等にも活用できる。

FLENS School Managerについて
「FLENS School Manager(FSM)」は、2020年からFLENSがサービスを開始した、学習塾向けコミュニケーションアプリ。お知らせ、入退室通知、ライブラリ、相互メッセージ、デジタル帳票、予約、アンケートや成績の回収、ポイント付与、映像配信、契約請求管理、学習管理など、学習塾業務に必要な機能を揃えている。複数利用中のツールやサービスをFSMに一本化することで、業務効率化とコスト削減が期待できる。また、業務効率化・コスト削減とあわせて、FSM専用アプリに「内部広報」も一本化することで『塾生保護者のファン化』が促進可能だ。さらにFSMには「社員向け機能」も備わっており、社内全体の業務管理も一本化できるコミュニケーションプラットフォームだ。
URL:https://flens.jp/