Archive for: 3月 2024

京都フュージョニアリング、筑波大学とプラズマ加熱に関する特別共同研究契約を締結

 京都フュージョニアリング株式会社は、国立大学法人筑波大学と、プラズマ加熱に関する特別共同研究契約を締結した。この契約により、プラズマ研究センター(坂本瑞樹 教授 センター長)と共同研究を実施し、同社が主力事業の一つとするプラズマ加熱に関する技術成熟度を向上させ、フュージョンエネルギーの早期実現に貢献していく。

 京都フュージョニアリングは、核融合反応を起こすために必要なプラズマ加熱システム「ジャイロトロン」の開発・販売を主力事業の一つとしている。英国原子力公社(UKAEA)や米国ジェネラル・アトミクスを始めとする世界中の研究機関や民間企業から受注を獲得し、高い技術力と顧客が求めるニーズを満たす対応力を評価されている。2023年には、筑波大学のほか、核融合科学研究所(NIFS)、UKAEAおよびキヤノン電子管デバイス株式会社との国際産学共同研究グループにより、35GHz低周波数ジャイロトロンシステムの性能試験において、世界最長級かつ最大級となる3秒間の1MW級での出力を実現した。

 筑波大学は、設立から間もない1979年に「筑波大学プラズマ研究センター」を設置し、世界最大のタンデムミラー型プラズマ閉じ込め装置「GAMMA 10/PDX」(ガンマ10)を保有している。ガンマ10では、核融合反応に不可欠な超高温のプラズマの持続方法などを検証することができ、プラズマ加熱に関する様々な試験を行うことが可能。また、ジャイロトロンシステムの研究開発をけん引してきた假家 強准教授(数理物質系/筑波大学プラズマ研究センター 副センター長)が在籍し、プラズマ加熱に関する豊富な知見を有している。

 京都フュージョニアリングはフュージョンエネルギーの早期実現を推進するべく、筑波大学のプラズマ研究センターと特別共同研究を行うこととなった。低周波数ジャイロトロンにおける連続動作の実証や、高出力化の開発等、プラズマ加熱に関する技術成熟度の向上を目指す。

国大セミナー、浦和レッズとの2024オフィシャルパートナー契約締結

 株式会社 国大セミナー(小倉 拓也 代表取締役)は「教育事業を通じて、1人ひとりの子どもの成長に責任を持ち、次世代で活躍する子どもたちを育てる」というミッションを掲げ、1985年に浦和市領家(現さいたま市浦和区)で創業。1クラスの学習効果を最大値化するために生み出した「全員が最前列の1クラス6名限定グループ学習法」を用い、現在は埼玉県を中心に116校舎を展開している。浦和レッズが掲げる理念にある「サッカーをはじめとするスポーツの感動や喜びを伝え、スポーツが日常にある文化を育み、次世代に向けて豊かな地域・社会を創っていきます。」は、同社のミッションにある「地域社会への貢献」に強く通じ、契約締結に至った。同社は、今回のオフィシャルパートナー契約を機に、地域と国大セミナーがより強く結ばれることと確信している。

 国大セミナーは、浦和レッズの「ハートフルクラブ」に、ハートフルパートナーとして協賛する。「ハートフルクラブ」は、子供たちの「こころ」を育むことを目的とし、埼玉県内を中心にサッカーを通して「スポーツの楽しさ」・「思いやりの大切さ」・「何事も一生懸命やる大切さ」を伝えている。また被災地支援や、国連機関とも連携しアジア諸国において草の根交流を実施するなど、幅広く社会貢献活動を行っている。

ハイブリッド学習塾「コノ塾」が、関西エリア初出店

「個別指導塾 コノ塾」を運営するコノセル(東京・新宿区)は、京都・滋賀・愛知を中心に全国で学習塾を展開する京進(京都市)と、「個別指導塾 コノ塾」において大阪エリアでの新教室を3月19日にオープンすることを発表した。東京都内以外への「個別指導塾 コノ塾」の教室展開は初めての試み。

■コノ塾と新規開校教室について
「個別指導 コノ塾」は公立高校を目指す生徒に5科目の個別指導を月額26,400円の定額制で提供する個別指導塾。独自アプリなどのデジタル技術による高品質な授業と、生徒ひとりひとりの詳細な学習データを活用した教室長による手厚いコーチング型の指導の融合により、2020年の創業ながら数多くの公立高校への合格実績をあげている。 

「個別指導 コノ塾」教室概要

営業時間:火~金 10:00~18:00 土 13:00~18:30

定休日:日月は休校日

URL:https://conojuku.co/ 教室一覧ページ: https://conojuku.co/centers

個別指導コノ塾 平野東校

住所:〒547-0043 大阪府大阪市平野区平野東2-2-28 グランドリーペペ平野東 1F – B

アクセス:谷町線「平野駅」徒歩約12分

教室ページ:https://conojuku.co/centers/hiranohigashi

■ 関西エリアへの拡大背景

 コノセルと京進は、「個別指導 コノ塾」の首都圏外で展開するにあたり、2023年10月に業務提携を行った。関西圏における学習塾の事業運営ノウハウを持つ京進が、コノセルの持つ高品質で効率の良い学習コンテンツを活用し、より多くの生徒ひとりひとりに応じた豊富な学習を提供していく。今後も共同で学習サービスの運営を行い、関西エリアへの新規出店を進めていく予定だ。

不登校の子どもたちが家と学校以外の第三の居場所を卒業『熊本学習支援センター 卒業式』開催

 一般社団法人 熊本私学教育支援事業団(仙波 達哉 代表)が運営する不登校やひきこもりの小中高生に学びの場を提供する熊本学習支援センターは、センター大江本校にて、2024年3月22日(金)に「熊本学習支援センター 卒業式」を開催する。
 当日は、在校生手作りのコサージュを胸につけた、センターに通う小学6年生、中学3年生の卒業生が入場し、生徒と関わりの深いスタッフが考えたオリジナルの文章が書かれた卒業証書の授与を行う。また、センター中学校3年間在籍した卒業生が答辞、在校生も送辞を行う。支えてくれた家族へ手紙と花束を贈るセレモニーなど、様々な困難にも一緒に立ち向かい、支え合った、家族やスタッフ、在校生へ感謝を伝える式典となっている。

 熊本学習支援センターは、代表の仙波が不登校・ひきこもりに悩む子どもたち、家族を支援することを目的として2015年に設立された。2022年度の熊本県の小・中・高の不登校児童生徒数は6,130人と、前年度より1,401人増加するなど、年々増加の一途をたどっている。
 今回、熊本学習支援センターを卒業する中学3年生の生徒は、様々な困難を抱えながらも、センターに来てスタッフや他の友人との関わりの中で、「人と関わることが好きになった」など人間的成長を見せてくれている。
 不登校の子どもたちにとって、家と学校以外の「第三の居場所」であるセンターを卒業し、また新たな居場所を見つけながら、一歩一歩、それぞれの道に歩んでいく。小学6年生などは、小学校卒業後、進学後もセンターを利用する生徒もおり、センターはそれぞれの「居場所」であり続ける。

運営主体:一般社団法人 熊本私学教育支援事業団について
 熊本私学教育支援事業団は、さまざまな事情により在籍校で学習を続けることが困難な生徒・学生や中途退学をしたけれども、改めて学びたいという方々に対して学習の場を提供するとともに、子どもたちが安心して過ごせる居場所を提供することを目的に設立された。子どもたちの第三の居場所として、学習のサポートをしたり一緒に遊んだりしながら子どもたちが安心できる環境づくりを行っている。
【拠点概要】
各教室: 大江校、近見校、長嶺校、清水校、健軍校、御船校
菊池校、天草下田南校、本渡校
開校日:平日14:00~19:00
https://klsc.jp (公式HP)

インフィニットマインドが子供の基礎学力、語彙力・読解力を伸ばす新しいテスト「聞き取り読解テスト」を公開

「耳」からの情報処理力を高めるオンラインテスト(小学生対象)を4月から隔月で実施

株式会社インフィニットマインド(福岡県、秦有樹代表取締役)は、小学生を対象とする基礎学力・読解力を伸ばす新しいテスト「聞き取り読解テスト」を公開した。「聞き取り読解テスト」は、読解力など言語学習の基盤となる「聞き取る力」を測るオンラインテストだ。子供たちが正確に情報を聞き取る力、処理する力を測定するという目的と併せて、継続的な受検により、聞き取る力の向上、語彙力・読解力の向上、あらゆる教科の基礎となる学力の向上を図ることを目的としている。受検者は自宅等のオンライン環境下でテストに参加できる。

「聞き取り読解テスト」公開の背景
 同社は、日々の生徒への指導や保護者とのコミュニケーション、開催するオンラインセミナーでの参加者アンケート等から、語彙力や読解力に課題を抱えている生徒のつまずきの要因が多様化していることを実感しているという。子供の学習は「目」から入る情報を中心に行われているが、「耳」から入る情報も同じ言語野で処理される。子供の語彙を増やし読解力を高める上で「耳」からの学習も取り入れるために、今回テストとトレーニングを兼ねた新しい学びの場としてオンラインテスト「聞き取り読解テスト」の公開に至った。

法人との連携
「聞き取り読解テスト」公開にあたり、株式会社学研エデュケーショナル(東京都品川区)、トワードアカデミー(千葉県白井市)の協力のもと2023年にトライアル実施を数回行い、今年4月より一般公開される。
法人での開催を希望する際は、同社にお問い合わせいただきたい。
(Email:contact@infinitemind.jp)

 また、同社が事務局を務める一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会(福岡県、湯澤正通代表理事)とも連携して、学校や塾などのスクール事業者のみならず、学童や療育支援スクールとの連携も深めていきたいとしている。

トレーニング教材「Audio Learning Center」
「聞き取り読解テスト」はテストを通したトレーニングですが、トレーニング専用の教材「Audio Learning Center」では、「国語・読解トレーニング」「英語トレーニング」の二つのトレーニングを提供している。
https://alc.infinitemind.jp/

<聞き取り読解テスト>
https://kikitori.infinitemind.jp/

<お問い合わせ>
株式会社インフィニットマインド
✉contact@infinitemind.jp

<関連サービス>
読む蔵プレレベル
https://www.infinitemind.jp/corporation/dokkai-lab-school/pre

「ながら脳トレ30(幻冬舎)」特設サイト
https://nagara30.brainpowergym.jp/

千葉大学 4年間で外国人留学生100名以上を地域の学校に派遣 児童・生徒と異文化間交流を実施

 千葉大学インターカルチュラル・スタディセンターでは、外国人留学生と地域の人々を結ぶ異文化間交流を行う「千葉大学インターナショナル・フレンドシップ・プログラム」を実施している。2019年度にスタートし、2023年度末までに延べ100名以上の留学生を地域の学校等に派遣し、2800名以上の児童生徒と交流を行った。

 千葉大学インターナショナル・フレンドシップ・プログラムとは、近年のグローバル化の流れの中で、さまざまな国々から多くの外国人が日本に居住し、学校や地域社会では外国人との共生が当たり前になっている。毎年たくさんの留学生が訪れる千葉大学では、国際未来教育基幹にある「千葉大学インターカルチュラル・スタディセンター」が、言語や文化的背景の異なる多様な人同士が共存していくための異文化適応能力を育む基礎づくりという目的で、地域社会へ留学生を派遣する国際理解教育の支援活動を行っている。

 2019年度にスタートした本プログラムは、2020年度に新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中断はあったものの、2019年度、2021年度、2022年度、2023年度の4年間で、延べ106名の外国人留学生を、千葉県内の小中学校・高校に派遣し、2800名以上の児童・生徒と交流することができた。

 各クラスに留学生が入って、自国の地理・文化・歴史・教育制度などを紹介するプレゼンテーションを行い、児童・生徒からの質問に答える交流授業や、文化体験ワークショップを行う授業、生徒たちが自身の課題研究の成果を英語で発表するのを聞いて、それに対して感想やアドバイスのコメントをする授業、オンラインで児童と1対1で対話する授業など、それぞれの学校のニーズに合わせて、英語や日本語を使って交流した。
 授業への参加以外では、韓国の学校との協定調停式において来賓との通訳をお願いしたいということで、韓国人留学生を派遣したことや、シニア層の英会話教室にゲストとして派遣したことなどもあった。

留学生の派遣を希望する学校・団体を募集
 千葉大学インターカルチュラル・スタディセンターは、「学校に留学生を招待して生徒に国際交流を体験させたい」「留学生に研修講師をしてもらいたい」「通訳ができる人を探している」「外国人に日本文化を体験してもらいたい」といった、学校や地域のニーズに合わせて希望する留学生を派遣している。

「千葉大学インターナショナル・フレンドシップ・プログラム」
主な派遣内容
•国際理解教育などの研修講師
•地域の小学校・中学校・高校における、異文化理解授業や国際交流ワークショップの講師
•多言語通訳ボランティア
•地域のお祭りやイベントへの招待
※日本語を話せる留学生も多数いるため、日本語での交流も可能。

本プログラムの概要資料
https://cie.chiba-u.ac.jp/ics/activity/files/program04.pdf
申込書
https://cie.chiba-u.ac.jp/ics/activity/files/applicationForm.docx

カシオ計算機 ClassPad.netをPOSAカードとモバイルPOSAで販売開始

 カシオ計算機は、辞書や単語集、用語集、参考書といった教材やデジタルノート、数学ツールなどを搭載したICT学習アプリ“ClassPad.net(クラスパッド ドット ネット)”のライセンスを、POSA(ポサ)カードとモバイルPOSAで3月15日より販売します。

 POSA(ポサ)とは、インコム・ジャパン株式会社が提供する店頭のレジで支払う際に独自のバーコードをスキャンし電子的に処理することで有効化されるサービス。Point Of Sales Activationの略称。インコム・ジャパン株式会社の登録商標。

 利便性や購入しやすさを考慮し、個人向けの“ClassPad.net”利用ライセンスをPOSAカード及びモバイルPOSAにて販売する。高校の主要6教科に対応した「高校26コンテンツ」をはじめ、大学生を主に対象とした第二外国語の辞書や参考書を収録した「第二外国語セット」など47種類のラインアップを用意。第二外国語はドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語・イタリア語・韓国語(イタリア語と韓国語の商品は2024年4月1日より利用可能)に対応している。充実した辞書コンテンツとデジタルノートを併用することで、調べた用語を簡単にノートにまとめることができ、外国語の授業や自宅学習をサポートする。

「高校26コンテンツ」には単語の学習・テスト機能を搭載し、忙しい学校生活の隙間時間にスマートフォンで効率的に学習できます。また、大学での講義のメモや板書の写真などもノートに添付できるため、クラウド上に整理して保存可能。
「高校26コンテンツ」はPOSAカードで、その他は店頭のQRコードをスマートフォンで読み込んで商品を選択し、店頭レジで購入するモバイルPOSAにて販売する。

高校26コンテンツ
利用可能期間:3年間
メーカー希望小売価格:18,600円(税込)

第二外国語セット
利用可能期間:4年間
メーカー希望小売価格:11,000円(税込)

第二外国語+英和・和英セット
利用可能期間:4年間
メーカー希望小売価格:13,200円(税込)

第二外国語+専門英語セット
利用可能期間:4年間
メーカー希望小売価格:22,000円(税込)

発売日:3月15日

■商品の詳細ページ
・高校生向け
https://classpad.net/jp/posa/highschool-s/ 
・大学生向け
https://classpad.net/jp/posa/university-s/

■“ClassPad.net”特設ページ
サービス全般に関しては、下記URLへ。
https://casio.link/3CciB35

東京都 Tokyo English Day開催

 東京都は、高校生から社会人まで、世代を超えて英語でつながり、共に楽しむイベント「Tokyo English Day」を開催する。高校生の英語プレゼンテーションコンテスト「TEP-CUP」に加えて、最新のビジネストレンドを専門家が解説し、来場者も交えたトークセッションなどを行う「The Conference」を実施する。

1 日時
令和6年3月20日(水・祝)午前9時45分から午後3時45分まで(予定)

2 場所
大手町三井ホール(千代田区大手町一丁目2番1号 OTEMACHI ONE3階)

3 プログラム
午前9時45分~午後0時30分 TEP-CUP本選
午後1時30分~午後2時30分 The Conference
午後2時45分~午後3時45分 TEP-CUP表彰式

4 参加方法等
参加費は無料。下記の申請フォームからお申し込みへ。
 URL: https://biz.q-pass.jp/f/9338/tokyoenglishday
 応募締切  令和6年3月15日(金曜日)

5 TEP-CUP (東京都高等学校英語プレゼンテーションコンテスト)について
都内高校生を対象としたTEP-CUP本選には、応募した103ユニット(1名~5名で構成される個人又はグループ)の中から予選審査を通過した8ユニットが出場する。

(1)テーマ
   「東京の魅力発信」
(2)本選出場ユニットの所属校(出場順)
   千代田区立九段中等教育学校、頌栄女子学院高等学校、東京学芸大学附属高等学校、学習院
   女子高等科、都立小平特別支援学校、都立深川高等学校、品川女子学院、筑波大学附属高等学校
(3)本選実施方法
   本選出場ユニットが会場で英語によるプレゼンテーション(7分~10分)と質疑応答を行い、
   本選審査委員の審査により優秀な成績を修めたユニットを決定し、表彰する。
   授与する賞:東京都知事賞、東京都教育長賞、審査委員会賞、グローバル人材育成部賞ほか
(4)本選審査委員
   吉田 研作         上智大学名誉教授 (※審査委員長)
   サラ・ベローソフ      アメリカ合衆国大使館 広報文化交流部教育担当官
   モハメッド・アルファラヒ  アラブ首長国連邦大使館東京 領事部長
   安達 健          オーストラリア、クィーンズランド州政府駐日代表
   加藤 浩志         DMO東京丸の内 事務局長補佐
   宮原 京子          東京都教育委員
(5)その他
   TEP-CUPについての情報は、以下のホームページへ。
   https://www.tec.metro.tokyo.lg.jp/tep-cup/

6 The Conference について
エミン・ユルマズ氏が「世界経済の動向とグローバル社会で活躍する秘訣」を英語で解説するほか、来場者も交えたトークセッションなどを行う。(※全編英語・日本語字幕あり)

エミン・ユルマズ氏
 エコノミスト、グローバルストラテジスト

東京大学工学部卒業、同大学院で生命工学修士を取得したのち、    
2006年に野村證券入社。投資銀行部門などに携わり
2016年に複眼経済塾の取締役・塾頭に就任。

2024年2月 神奈川県のアルバイト求人の平均時給・求人数ランキング

 アルバイト求人メディア「ギガバイト」(https://gigabaito.com/media/?p=8127 )を運営している株式会社ガロア(東京・港区、浅井 亮祐 代表取締役社長)は、ギガバイトに掲載している2024年2月の神奈川県のパート・アルバイト募集時の求人情報を集計しレポートを作成した。

 この調査では、ギガバイトに掲載している全国で約200万件の2月頭時点の掲載求人データから、神奈川県の(アルバイト、パート、派遣、業務委託の)求人データを抽出して集計している。

 神奈川県全体で、多い求人職種は、「医療・福祉」「教育」が多く、続いて「配送・物流」「建築・土木・製造」「オフィスワーク」「フード関連」「販売・ファッション」となっている。
「医療・福祉」の職種は、どの駅の求人でも需要が非常に高く、その中でも介護系の職種の需要が高い。他には、看護などの需要も高く資格が必要な求人も多いが、資格のない看護助手などの求人も多く、高い時給の求人が多い。

「教育」では保育園の求人が多く、こちらも保育士だけでなく保育士の補助など資格のない求人も多く、時給も高い。また、「教育」では塾講師の求人も多い。3月の卒業(就職)で辞める大学生講師の補強でニーズが高まっていると考えられる。
駅単位で見てみると、商業エリアが広がる横浜駅や川崎駅では「オフィスワーク」「販売・ファッション」の求人が多く、住人の数が多いエリアは「教育」の求人が多い。みなとみらい駅は特に偏りがあり、「オフィスワーク」の求人が圧倒的に多く、全職種合計の半数を占めていた。配送センターや倉庫、工場の多いエリアである本厚木駅では、「配送・物流」「製造系」の求人が多く見られる。
「フード系」はTOP3には入っているものは少ないが、どの駅でも一定以上の需要があった。
1位:横浜駅(参照元:https://gigabaito.com/kanagawa/ct_107/cd_746/st_1139
2位:川崎駅(参照元:https://gigabaito.com/kanagawa/ct_108/cd_762/st_1138
3位:戸塚駅(参照元:https://gigabaito.com/kanagawa/ct_107/cd_753/st_1140

職種ごとの時給

 神奈川県の求人の中で、給与形態が「時給」、雇用形態が「アルバイト」「パート」、最低時給が設定されている求人のみを集計。求人数が1,000以上の職種を調査した。
 時給の高い「教育」職種は、「家庭教師」が平均時給が3,800円を超える高さで、次に、「塾講師」の1,773円となっている。求人数の半数近くを占める「保育士」は、1,294円だった。
「医療・福祉」では、「看護師・准看護師」が平均時給が2,000円を超えており、半数を占める「介護・ヘルパー」が1,364円となった。
「オフィスワーク」では、データ入力などは時給があまり高くないが、「コールセンター」などは時給が1,500円を超えており、高時給となっていた。
 雇用形態や給与形態が時給制のアルバイトかパートに限定されているため、「フード関連」の求人が医療に次いで2番目に求人数は多くなった。
 神奈川県の人口は東京に次いで2番目に多く、高校の数も、東京都、北海道、大阪府に次いで4番目に多い都道府県であるため、全体的に教育系求人のニーズも高いのが特徴としてあった。


調査概要

このデータは2024年2月8日時点のギガバイト神奈川県(https://gigabaito.com/kanagawa )の求人データを取得して集計している。
ギガバイトの神奈川県の求人数:203,602件
雇用形態「アルバイト」「パート」「派遣」「業務委託」の求人数:142,670件
「時給制」、雇用形態「アルバイト」「パート」、最低時給設定「あり」の求人数:51,819件

学習塾ステップ、3年連続となる教師給与の引き上げを実施

 株式会社ステップ(神奈川・藤沢市、遠藤 陽介 代表取締役社⻑)は、3月6日に正社員教師の給与等の増額を発表した。同社は人材力強化のため、2022年度より3年連続の給与⽔準の引き上げを計画し、実施してきたが、2024年度はその3年目に当たる。

 ステップは、生徒を前向きにリードし、生徒に信頼される魅力のある教師陣とそれを支えるスタッフが集い成長していくことが、発展の原動力になると考えている。競争力の源泉である人的資源への投資を積極的に行うことで、採用力・従業員満足度を高め、さらなる発展を遂げていくことを目指す。

■賃上げの概要

(1)対象者  : 全正社員

(2)実施内容 :教師職 ⽉額15,000円から20,000円の引き上げ(事務職等の給与引き上げも同時に実施)

(3)実施時期 : 2024年4⽉分給与より

■新卒社員(教師職)初任給の概要

対象者 :2024年度⼊社の新卒社員

初任給 :⼤卒 290,000円(諸⼿当込み)現⾏より15,000円の増額