Archive for: 8月 2023

武蔵野美術大学と富士見中学校高等学校が高大連携デザイン教育プロジェクトを実施

 武蔵野美術大学(東京・小平市、樺山 祐和 学長)と富士見中学校高等学校(東京・練馬区、佐藤 真樹 学校長)は、高大連携デザイン教育プロジェクトを実施する。

 富士見中学校高等学校の高校1年生を対象に、本学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科(以下、CI学科)の学生が課題探究をベースとした高校生向けデザイン授業を企画し、実際に授業運営を行う。昨今新たなデザイン教育や探究授業を進めようとする高校教育の場において、美術大学が基軸としてきたアート・デザインに通底する造形教育を通して「創造的思考力」や「構想力」を養うCI学科のカリキュラムでの学びを活かし、大学と高校の共創を図る。

 CI学科は、美術・デザインを学ぶことで身につく力「創造的思考力」を持って、社会の中で実践的に学ぶことを目的として、2019年に開設し、2023年3月に第1期生を輩出した。
 CI学科の学生は、入学後2年間、本学鷹の台キャンパスで美術・デザインの基礎、フィールドリサーチ、イノベーションに関する歴史的背景を学ぶ。3年次からは、市ヶ谷キャンパスで、提携企業・自治体等と連携したプロジェクト型授業を通じて社会と共創していく。
 このプロジェクトを含め、企業や自治体等と連携し、持続可能な未来社会について、様々な分野の専門家と対話しながら、実社会における様々な課題に取り組んでいく。

開志学園高等学校オンランコースに「+eスポーツ専攻」2023年10月に開講

 NSGグループの学校法人大彦学園開志学園高等学校(新潟市、池田弘 理事長)は、多様な学習ニーズに対応するために、通学型(週4日、週2日、週1日)に加え、オンラインコース(年2回のスクーリングのみの通学)を設置している。オンラインコースの中に、3年間で高校卒業とeスポーツのプロを目指す「オンライン+eスポーツ専攻」を開講する。新規開講にあたり、eスポーツ大会「KAISHI-CUP」を開催する。

■eスポーツ大会 「第1回KAISHI-CUP」 ~フォートナイト~
■大会概要
〇開催日時:2023 年 8 月 27 日(日) 13:00~16:00
〇場所:オンライン
〇運営会場:esports studio Legends 新潟市東区竹尾 710-1 DAMZ 竹尾インター本店 2F
〇主催:開志学園高等学校
〇参加費:無料  
○表彰:学生の部 優勝:5,000円のギフト券 準優勝:3,000円のギフト券
      一般の部 優勝:10,000円のギフト券 準優勝:5,000円のギフト券
〇タイトル:Fortnite
〇参加資格
学生の部:県内在住の小~大学生 12:45 カスタムキー配布
一般の部:県内在住の方(年齢制限なし) 14:10 カスタムキー配布
〇参加人数: 各部門 最大 100 人
〇解説:ジャンヌ氏(https://www.youtube.com/@Fortnite_janne/featured
〇進行方法:Discord にて実施(https://discord.gg/xuTRzaZR4s) 
〇配信チャンネル:開志学園高等学校のYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@user-qi3fu2rr4h/videos) 
〇エントリー方法:Google フォームにて募集(https://forms.gle/Q7oZiit7pWW9gg897
         ※8 月上旬 ~ 締め切り 8 月 26 日予定

<学費>
+eスポーツ専攻実習費 月額30,000円(税込)
※実習費には、ゲーミング指導(1タイトル)・eスポーツ英語・動画/編集スキル、PC基本スキルなどが含まれる。
※この他に、開志学園高等学校オンラインコースの入学金・授業料が必要になる。(詳細はHPへ)

【高校概要】
学校名:大彦学園 開志学園高等学校
所在地:〒950-0931 新潟市中央区南長潟21-1
学校長:藤本洋則
事業内容: 通信制課程・単位制・普通科
設立: 2002年
HP:https://www.kaishi.ed.jp/

愛知商業高等学校手帳制作プロジェクト 事務科3年生4チーム8名が参加

 伊藤手帳株式会社(名古屋市、伊藤 亮仁 代表取締役社長)と愛知県立愛知商業高等学校(愛知県・名古屋市東区)は地域企業と連携した商品開発実践の取り組み「愛知商業高等学校手帳制作プロジェクト~私たちのモノづくり~」を8月28日(月)より開始しする。

 この取り組みでは、愛知県立愛知商業高等学校事務科3年生8名が4チームに分かれて手帳の企画から販売まで取組む。12月8日に4チーム対抗のプレゼン選考会を愛知商業高等学校にて行う。選考会で最優秀に選ばれた手帳案を伊藤手帳が製品化する。製品化した手帳は2024年1月31日(水)愛知商業高等学校にて完成品発表会が行われ、2024年2月9日(金)同校の生徒が販売を行う予定。また、伊藤手帳のECサイトユメキロックでも同時に販売する。

 この取り組みは愛知商業高等学校事務科の「課題研究」という授業の一環として全6回のプログラム構成となっている。初回は8月28日(月)13時30分より愛知県立愛知商業高等学校生が当社の小牧工場を見学し、手帳がどのような工程で作られているか学ぶ。

ユーグレナ Euglena Malaysia Sdn. Bhd.、Leave a Nest Malaysia Sdn. Bhd.、マレーシア工科大学と共同でマレーシアにて国際藻類学会を開催

 株式会社ユーグレナ(東京・港区、出雲 充 代表取締役社長)は、Euglena Malaysia Sdn. Bhd.、Leave a Nest Malaysia Sdn. Bhd.、マレーシア工科大学(マレー語:Universiti Teknologi Malaysia(UTM))と共同で、マレーシアにおいて「国際藻類学会Global Algae Summit 2023 (GAS 2023)」を2023年8月17日に開催した。

 マレーシアは温暖な気候と日射量から植物が光合成をするのに適しており、数多くの研究者が藻類の研究を行っている。しかし、藻類に関する国際的な学会は定期開催されていなかった。そこで、藻類に知見があり、国際的な学会開催のノウハウを持つ4者共同で、マレーシア内外の大学や藻類を研究している企業、政府関係者が集い、お互いにネットワークを広げる場を創出することを目的に、「国際藻類学会Global Algae Summit 2023 (GAS 2023) 」を開催した。今後も学会を定期的に開催し、マレーシアおよびASEAN圏の国々とともに、さらなる研究開発の推進を目指す。

■Global Algae Summit 2023 (GAS 2023)

・開催日時:2023年8月17日 9:30-18:00(マレーシア時間)

・場所:Azman Hashim Hall, UTM, Kuala Lumpur

・参加人数:185人

・主催:㈱ユーグレナ、Euglena Malaysia Sdn. Bhd.、Leave a Nest Malaysia Sdn. Bhd.、マレーシア工科大学

第18回全国高校生金融経済クイズ選手権「エコノミクス甲子園 インターネット大会」開催

 住信SBIネット銀行株式会社(東京・港区、円山 法昭 代表取締役社長(CEO))は、包摂的かつ質の高い金融経済教育を通じたSDGs活動の一環として、第18回全国高校生金融経済クイズ選手権「エコノミクス甲子園 インターネット大会」の募集をインターネット上で開始している。

 大会は、認定NPO法人 金融知力普及協会(東京・中央区、金子 昌資 理事長)が開催する「第18回全国高校生金融経済クイズ選手権 エコノミクス甲子園大会」の地方大会に位置付けられており、今回が12回目の開催となる。多くの高校生が参加し、金融経済について学ぶきっかけになればと考えている。

1.開催概要

名称第18回全国高校生金融経済クイズ選手権 エコノミクス甲子園 インターネット大会
開催日2023年12月16日(土)
会場特定の会場はありません。 (自宅や学校など、参加者がインターネットに接続・閲覧できる環境が必要。)
大会ホームページhttps://econ-koshien.com/
後援文部科学省、環境省、金融庁、消費者庁、金融広報中央委員会、国際金融公社
参加費無料

※優勝チームには、2024年2月に開催される全国大会への出場権が授与される。

2.募集要項

募集対象全国の都道府県主催で開催される地方大会に時間的な都合などで参加できない高校生
募集チーム数無制限
募集締め切り日2023年12月3日(日)
応募方法大会ホームページ(https://econ-koshien.com/)よりエントリー

埼玉工大、先進のCG技術により、観光PRコンテンツを共同プロジェクトで制作

 埼玉工業大学(埼玉・深谷市、内山 俊一 学長)人間社会学部 情報社会学科は、地域創生の一助へ先進のCG&AR技術を活用した、観光支援共同プロジェクトを展開した。

 第一弾として、2022年10月1日に11年ぶりに全線の運転を再開したJR只見線が通る、福島県南会津郡只見町と同町の三石神社などの観光地をPRするため、同学科の森沢研究室と本吉研究室が連携して、只見町承認のキャラクター「三石縁(みついしゆかり)」が、只見町の魅力をわかりやすく紹介するオリジナル動画を制作した。
 2023年8月20日(日)に福島県只見町「季の郷 湯ら里」にて実施される「JR只見線開業60周年記念式典」内にて、森沢教授、本吉准教授により「只見町の観光スポットを紹介するAR動画プロジェクトのご紹介(Attendol Project)」として発表する。今後は只見駅構内、只見町インフォメーションセンター内、只見町役場内での各モニターで放映されるほか、YouTubeなどの各SNSにおいて、国内外へ配信される。

○ 制作動画:※只見町公式YouTubeから配信。
暫定版(後日更新)https://www.youtube.com/watch?v=BTco1YQZrMg

 今後は、全国の地方自治体の観光コンテンツ支援に向け、アテンドルを利用した産学官連携の共同プロジェクトを提案して、具体的な観光支援を積極的に展開していく予定だ。

十勝総合振興局と帯広畜産大学が包括連携協定を締結

 北海道十勝総合振興局と国立大学法人北海道国立大学機構帯広畜産大学は、十勝地域の活性化に向けて、相互に連携・協力しながら協働事業に取り組むことを目的として、2023年8月3日(木)に包括連携協定を締結した。

 十勝総合振興局は、市町村をはじめ農業団体や経済団体等の各種団体と協力しながら十勝地域の活性化のため様々な取組を進めているほか、農業に関しては直接農業者に対し営農指導や技術普及を実施する役割も担っている。また、帯広畜産大学は管内唯一の国立大学であり、最先端の獣医農学系の研究が行われ、数多くの知見や技術・情報を有しているほか、「食を支え、くらしを守る」人材育成を通じて地域及び国際社会に貢献している。

 ウクライナ情勢や円安などによる、エネルギー価格や肥料・飼料など原材料価格の高騰、食料安全保障への関心の高まりなど、十勝の基幹産業である農業をはじめ、地域住民の生活に様々な影響が生じている。そのような中にあっても、さらなる十勝の発展のため、十勝総合振興局がもつ各種チャンネルを通じ、帯広畜産大学がもつ様々な研究成果などを活用し地域の課題解決に結びつけるなど、お互いの強みを活かしながら相互に協力し、以下の通り協働事業に取り組むべく包括連携協定の締結に至った。

本協定等の内容
(1) 十勝地域の農業をはじめとした産業振興に関する事項
 ○ これからの農業を支える取組の推進
   ・ バイオガス発電で生じる消化液の肥料としての活用普及

(2) 十勝地域の脱炭素化など環境政策に関する事項
 ○ 脱炭素社会・ゼロカーボン北海道の推進
 ○ 有機農業の普及

(3) 十勝地域の人材育成に関する事項
 ○ 農業経営者、営農指導者等のリカレント教育の推進
   ・ 農畜産プロフェッショナル経営人材育成プログラムの実施
   ・ 十勝総合振興局職員に対するリスキリング

(4) 十勝地域の情報発信に関する事項
 ○ 十勝産食材や十勝観光に係る情報の発信

(5) その他
 ○ 施設・設備の相互利用促進

締結日
  2023年8月3日(木)

日本旅行、北海道大樹町、SPACE COTAN 産官連携による探究学習プログラムの提供を開始

 株式会社日本旅行(東京、小谷野 悦光 代表取締役社長兼執行役員)と北海道大樹町(黒川 豊 町長)、SPACE COTAN株式会社(大樹町、小田切 義憲 代表取締役社長兼CEO)の三者は、北海道スペースポート(HOSPO)および大樹町を舞台にした、新たな探究学習プログラムの展開を開始したことを発表した。

 このプログラムは、2022年7月に上記3者にて締結したパートナーシップ協定に基づき、観光事業の一環として開発した、教育旅行向けの新プログラム。アジア初の民間にひらかれた商業宇宙港である北海道スペースポートと、宇宙のまちづくりを推進する大樹町ならではの内容で、日本旅行が手掛ける探究体験プログラム「ミライ塾」の新たなコンテンツとして提供する。今後も日本旅行、大樹町、SPACE COTANはそれぞれの強みを掛け合わせた連携・協業により、宇宙をテーマとした観光振興や教育分野への貢献を目指して取り組みを進めていく。

 日本旅行は、専門部署「宇宙事業推進チーム」により宇宙をテーマにした事業を推進し、宇宙開発にまつわる観光事業のほか、宇宙を通した学びで探究体験を提供する学校向けプログラム「ミライ塾」を展開してきた。
 大樹町とSPACE COTANは、「北海道に、宇宙版シリコンバレーをつくる」というビジョンの実現に向けて、HOSPOの設備としてロケットやスペースプレーンの発射場・実験場整備を進め、インフラとしてロケット開発や宇宙産業、地方創生に貢献することを目指している。HOSPOの整備による道内の経済波及効果は年間267億円、約2,300名の雇用創出、観光客は約17万人増加するという試算が出されている。

 日本旅行、大樹町、SPACE COTANはそれぞれの強みや資産を掛け合わせて、新たな価値創出や地域活性化、宇宙版シリコンバレーの早期実現を目指し、2022年7月にHOSPO等を活用した観光振興(スペースツーリズム)および、宇宙のまちづくりに関するパートナーシップ協定を締結した。また、2022年秋からは総務省が地方創生として推進する地域活性化起業人制度を活用し、日本旅行の人材が1名大樹町に派遣され、観光振興に取り組んできた。

 また、近年の教育旅行は、これまでの観光地を巡る「見学中心型」から、参加生徒自らが課題を設定して解決していく「探究学習型」へと進化している。HOSPOや大樹町においても、見学や体験だけで終わることなく、探究的な学びができる内容へと進化したプログラムを学生の皆様へ提供すべく、民間の宇宙ビジネスや宇宙のまちづくりをテーマとした商品開発やマーケティングを進めてきた。

2.プログラム概要
 学校のニーズに応じて、「①宇宙開発をテーマにした探究体験」と、「②まちづくりをテーマにした探究体験」の2つのプログラムを設定する。

①ロケットワークショップ探究プログラム
1.町で行われている民間宇宙ビジネスの最前線の体感とインプット
2.与えられたミッションに対する目標の設定
3.ミッション達成に向けてチームで様々な検討、実験、改善の実施
4.モデルロケットの打上げによる最終チャレンジ
5.成果発表と振り返り

②宇宙のまちづくり探究プログラム
1.大樹町のビジョンをインプット
2.大樹町で行われている民間宇宙ビジネスの最前線の体感とインプット
3.課題のヒヤリングと現状分析
4.ビジョン実現に向けチームで検討の実施
5.政策提言と振り返り

3.プログラム実施事例
 2023年7月24日~26日の3日間にて、都内有数の進学校である豊島岡女子学園高等学校(東京・豊島区、竹鼻 志乃 校長)が、探究型宿泊研修「大樹町スペースサイエンスツアー」を実施した。同校は様々な探究教育に力を入れており、宿泊研修だからこそ実施できる探究的な学びとして、このプログラムの「ロケットワークショップ探究プログラム」を採用。事前説明会を経て、高校1年生と2年生から希望者39名の生徒が参加した。

星の杜中学校・高等学校が、非認知能力を客観的に測定・分析するために、AIを活用して生徒が評価し合うツール「Ai GROW」を導入

 Institution for a Global Society 株式会社(東京・渋谷区、福原 正大 代表取締役社長)は、栃木県初の事例として、星の杜中学校・高等学校に、生徒の思考・表現・判断力や主体性などといった資質・能力の成長を、AIを活用して生徒同士で評価する「Ai GROW(アイ・グロー)」を、有償導入したことを発表した。

 星の杜中学校・高等学校は2023年度に栃木県宇都宮市に開校した、新たな私立の学校。スクールミッションとしては、『新たな価値を創造し 社会に貢献する、チェンジメーカーの育成』を掲げている。
 同校では、レベルの高い大学に入学するための偏差値を伸ばすのではなく、社会の中で活躍できる人材を育てるために、非認知能力を伸ばす教育を実践している。しかし、非認知能力は従来の知識を測るテストでは測ることが困難なため、非認知能力を中心としたさまざまな能力を客観的に測るツール「Ai GROW」を導入した。

 同校は、非認知能力の伸長を可視化することで、生徒が自らを理解し、客観的に自己に向き合うことで、自身のさまざまな活動につなげていくことを期待している。また、可視化した数値を分析することで、学級・学年運営や学校行事の改善につなげていく予定だ。
 具体的には、Ai GROWによる非認知能力の測定を定点観測していくことで、次の活動に取り組んでいく。
自己探究を通じて、自身のキャリアを考えていく機会の設定
総合型選抜における自己理解のための活用
個人面談や三者面談などの際のフィードバック資料
保護者や学校のステークホルダーに向けた活動の振り返り
学校説明会やオープンスクールにおける、本校の教育実践のエビデンス

 IGSは、生徒一人ひとりの強みを可視化・育成するための評価ツール「Ai GROW」を2019年4月にリリースし、国内外の小学校・中学校・高等学校300校以上、42都道府県(今回の栃木県初導入を含める)への導入を進めてきた。
 知識を問う従来のテストでは評価が難しい「非認知能力」は、評価基準が曖昧になりやすく、また多様な能力を含むため、先生が生徒一人ひとりの能力を正確に把握することは非常に負荷が高くなる。「Ai GROW」は、生徒の自己評価に加えて、生徒同士が評価をする「相互評価」の方法を取り入れている。さらに、人が人を評価するうえで生じやすい、忖度や性格の甘辛などの不要な評価の偏りをAI(人工知能)が補正することで、非認知能力を含む25種類もの能力を、公正に可視化することができる。
「Ai GROW」サービスサイト: https://www.aigrow.jp/aigrow

 加えて年に何度受検しても金額が変わらないため、能力を定期的に測定が可能。これにより、測定した能力のデータを活用し、「どのような教育活動が、どのような能力育成に貢献したのか」といった観点で効果検証を行うことができる。例えば、探究型学習の開始時期と終了時期に「Ai GROW」を受検することで、生徒が探究型学習を通して具体的にどのような能力を伸ばしたのかを定量的に評価することが可能となる。

学習サービス「SurpassOne」ChatGPTを使ったAPI提供で法人向けサービスを開始

 IT /AIシステムの開発・運用を行なっているSurpassOne株式会社(東京・新宿区、宇野 礼於 代表)は学習サービス「SurpassOne(サーパスワン)」を法人向けサービスとしても利用できるよう、ChatGPTを使用したAPI提供を開始した。

公式サイト:https://surpassone.com

 学習サービスSurpassOneは、国家試験や人気資格、知識やスキルアップのための問題集など幅広い分野で作成・販売・購入が可能なCtoCプラットフォーム。問題作成をする講師は副業や本業にするためのステップアップとして活動でき、受講生はSurpassOneの利用によって就職や転職、リスキリングなどに役立てられる。

 法人向けの学習サービスは、オンラインで効率よく、大量に教材が作成できる内容。SurpassOneが独自で開発した問題生成AIを使って社員の作業負担や効率性を解決する。

 社員教育などの資料作成には人件費・時間などコストがかかるが、独自のAI技術とChatGPTを掛け合わせた自動生成AIの活用によって解消される。これにより、短時間での教材の量産、人件費などコスト削減が可能となる。

 会社の教育体制に合わせたカスタマイズが可能な点も特徴の一つ。固定のプランを用意せず会社に合わせたカスタマイズによって会社に適した機能を導入できる。API連携によって既に導入しているサービスを使用することも可能。一から新たにサービスを利用する必要がないため使い慣れたサービスをそのまま使用できる。

 学習サービス「SurpassOne」では実際に問題生成AIを利用できる。新規登録いただくとトップページより問題生成ページに進む。受講生ページ、講師ページの2種類あるが、受講生ページでは最大50問、講師ページでは最大300問の問題生成が可能。問題生成AIでは問題のカテゴリーや利用目的、ゴールを選択・入力することで問題文の構成が自動で作成される。その後セクションや問題数が構成された問題集は編集・削除で自由に修正が可能。最後に問題集が公開され、実際に試してみることができる。