Archive for: 8月 2023

高校生・スマホ・SNS 実態アンケート」5人に一人はスマホ 2 台持ち スタディサプリ進路調査

 株式会社リクルート(東京・千代田区、北村 吉弘 代表取締役社長)が提供する進路情報メディア『スタディサプリ進路』は、スタディサプリ編集部の高校生エディター&公式 LINE 登録者を対象に“スマホと SNS”につ いてアンケートを実施致した。

 また、アンケートの詳細は『スタディサプリ進路』内の「#高校生なう」 で公開している。
URL: https://shingakunet.com/journal/fromsapuri/20230726000006/?vos=scrmot00057

■所有デバイスはスマホ・タブレットが TOP3、5 人に一人はスマホを 2 台持ち
 高校生の生活にも欠かせないスマホやタブレットなどのスマートデバイス。現役高校生に、今持っているデバイスを聞く と、1 位はスマートフォン(1 台目)、2 位タブレット、3 位スマートフォン (2 台目~)という結果に。なんと、高校生の5人に一人がスマホを 2 台持 ちしていることが分かった。

■持っている SNS のアカウントの数は平均 5.1 個。自分のさまざまな面をアカウントで使い分けか 情報発信をする SNS の 1 位は「Instagram」

 SNS のアカウントはいくつ所有しているのか聞くと、平均 5.1 個という結果に。複数所有するのが主流のよう。趣味の繋がり用、見るだけ・情報収集専用のアカウント、学校の友達との繋がり用など、自分のさまざまな面をアカウントで使い分けて、心地よい SNS の状態を自分でうまくコントロールしていると考えられる。また、情報発信をする SNS は 1 位「Instagram」で、フリーコメントを見ると、24 時間で消える動画投稿の“ストーリー”機能だけを使って盛んに投稿しているという人が多く、記録というよりもその瞬間の思い出を共有して楽しんでいるようだ。

【アンケート概要】
■調査時期:2023 年 6 月 22 日(木)~2023 年 6 月 25 日(日) 
■調査方法:インターネットリサーチ
■調査実施機関:株式会社リクルート 
■調査対象:全国高校生男女『スタディサプリ進路』の高校生エディター/公式 LINE 

相模原市「旧青根中学校」を有効活用できる事業者を募集

 相模原市には、圏央道相模原ICから20分の距離に位置する、豊かな自然が特徴の青根地域がある。この地域の少子高齢化や人口減少といった課題の解決に向けて、これまで公共施設の有効活用など地域振興について検討してきた。

 今回、令和5年8月25日(金)より、令和2年3月に廃校となった「旧青根中学校」を有効活用した観光、産業又は教育を核とした地域振興策を展開できる事業者を公募する。

  • 対象者

法人又は法人のグループ

  • スケジュール
公募要項の配布期間令和5年8月25日(金)~9月29日(金)
現地見学会(事前申込制)1回目 令和5年9月6日(水)2回目 令和5年9月20日(水)
公募に関する質問の受付令和5年8月28日(月)~9月21日(木)
公募の申込の受付期間令和5年9月8日(金)~10月2日(月)
提案説明会及び選定委員会令和5年10月17日(火)(※予備日:令和5年10月18日(水))
  • 公募の参加方法

市ホームページへ。

https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/midoriku/1024052.html

  • 「青根地域」とは

 青根地域は山梨県との県境に位置し、道志川や奥相模湖、蛭ヶ岳や大室山といった豊かな自然環境に囲まれた地域。また、地域内には自然環境を生かしたキャンプ場や温泉施設等があり、国道413号(通称道志みち)には観光客のほか、東京オリンピック自転車ロードレース競技のコースとなったことからサイクリストも多く訪れている。

  • これまでの取組みの経過

■サウンディング型市場調査の実施

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000072959.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000072959.html

学研HD 浦和レッズジュニアユース選手と「認知症」の未来を考える、認知症教育の出前授業を実施

 株式会社学研ホールディングス(東京・品川、宮原 博昭 代表取締役社長)のグループ会社で、全国に330以上の介護事業所を運営するメディカル・ケア・サービス株式会社(埼玉・さいたま市、山本 教雄 代表取締役社長)は、8月8日(火)に、浦和レッドダイヤモンズ(浦和レッズ)のジュニアユース選手(U15)を対象に、「認知症」を取り巻く社会や未来について考える「認知症教育の出前授業」を行った。このプログラムは初の試みで、浦和レッズアカデミーがミッションの一つとして「サッカー(スポーツ)を通じて心の豊かな人づくり」を目指していることから、社会でも役立つ考え方を学んでいただく選手教育の一環として実施した。授業後は、同社が運営する認知症高齢者対応の「愛の家グループホーム」3施設に選手が訪問し、利用者と交流をした。

第14回 京進 数学解法コンテスト表彰式開催

 京進が主催する「第14回 京進 数学解法コンテスト」は、2023年7月14日(金)に入賞者17名が発表、7月29日(土)にオンラインで表彰式を開催した。コンテストは、数学への関心が高い全国の中学生・高校生のためのイベントで、5月15日~6月30日の応募期間には、2つの問題に対し全国から多数の解法が寄せられた。厳正なる審査の結果、解答を導き出す解法を“より美しく華麗に”表現した17人が選ばれた。

 数学は、ひとつの解答を導き出す解法が無限にあり、シンプルで無駄のない解答には芸術のような美しさがある。大学入試とは一味違うオリジナルの数学の問題に挑戦し、正しい解答までの解法の美しさと華麗さを競い合うコンテストは今回で14回目となる。これまでの入賞者には、国際数学オリンピックのメダリストも出ており、参加者の多くが「解法を考えるのが楽しかった」と感想を述べる、京進を代表するイベントのひとつとなっている。

 7月29日に行われた表彰式では、「問題A」「問題B」2つの部門の表彰と、最優秀賞受賞者へのインタビューを行った。問題A受賞者の岩下さんは、忙しい時期に問題に取り組んだが、解き終わった時に手ごたえを感じたことや、試行錯誤しながら良い解法を思いついたことに達成感があったこと、数学と共に物理も好きで、将来は研究を通じて何か社会に貢献できればと考えていることを話した。問題B受賞者の長谷川さんは、初めての応募で受賞できたことへの喜びや、考えた解法が評価された嬉しさ、解法をできるだけシンプルになるように工夫したこと、難問に挑戦する楽しさや解けた時の達成感が学ぶモチベーションにつながると答えた。

 その他、入賞者からは「手ごたえのある問題に取り組めて嬉しかった」「数学の魅力に触れられた」「難しい問題を悩みながら解いたので入賞できて嬉しい」「きれいな解を思いついた時に、問題のすごさにも気づいた」など、問題に取り組む時間で得られる思考する楽しさや、答えにたどり着いた時の達成感に関する感想が、数多く聞かれた。

 表彰式後には、問題作成者である車坂先生からの問題解説、過去の入賞者で現在東京大学の大学院で数学を研究する大学院生による問題への講評などが行われた。3人の大学院生への研究生活や数学に関する質疑応答タイムでは、大学院での研究や生活についてや数学オリンピックへの取り組み方などのマニアックな質問などもあった。先輩たちからの「数学は世界が広がる。知らない知識との出会いもありロマンがある」という言葉にうなずく中高生もいて、数学の魅力を知る学生たちにとって、実りのある交流の時間となった。

 京進は、数学解法コンテスト以外にも、次回のコンテストに挑戦してみたい方、数学の難問にチャレンジしてみたい方、国際数学オリンピックへの出場を目指している数学が大好きな中高生を対象に、年末年始にかけて行う無料のオンライン講座「数学オリンピック対策講座」の開講を予定している。数学以外にも小学生対象の「理科実験教室」や「探究教室イベント」など、興味や関心のあることを深く考え、新しい知識や発見と出会う楽しさにつながる様々な取り組みを行っている。

【第14回 京進 数学解法コンテスト 表彰式概要】

■日時:2023年7月29日(土)15:00~17:00 Zoomによるオンライン開催

■スケジュール:

  1.表彰式

  2.最優秀入賞者による答案解説など

  3.問題作成者による解説

  4.過去入賞者との交流

■入賞:17名 (同一賞内は五十音順)

問題A 入賞者

【最優秀賞】

   岩下 幸生さん(市立札幌開成中等教育学校)

【優 秀 賞】

 岡田 俊祐さん(奈良県立奈良高等学校)

   行田 唯人さん(宮城県仙台第二高等学校)

【敢 闘 賞】

   稲村 秀太郎さん(富山県立富山高等学校)

   岡本 稜平さん(名古屋高等学校)

   髙橋 海翔さん(駒場東邦中学校)

   西村 直哉さん(土佐高等学校)

   松山 悠太郎さん(UWC ISAK Japan)

   妻鹿 洸佑さん(筑波大学附属駒場高等学校)

   森山 大馳さん(埼玉県立春日部高等学校)

問題B 入賞者

【最優秀賞】

   長谷川 巧さん(帝京大学高等学校)

【優 秀 賞】

   稲村 秀太郎さん(富山県立富山高等学校)

   岡田 俊祐さん(奈良県立奈良高等学校)

【敢 闘 賞】

   稲田 瑛太さん(千葉県立佐倉高等学校)

   佐橋 研太さん(灘中学校)

   中島 健裕さん(長野県松本深志高等学校)

   西村 直哉さん(土佐高等学校)

■入賞賞品

  ・最優秀賞 図書カード3万円分進呈

  ・優秀賞  図書カード1万円分進呈

  ・敢闘賞  図書カード5千円分進呈

■審査員:車坂 源 先生
  大学受験 京進TOPΣで「数学オリンピック対策講座」を担当。「東大・京大数学添削講座」主幹 兼 問題作成者

■過去応募校一覧(五十音順)

旭丘/江戸川学園取手/桜蔭/大垣北/大阪教育大学附属(天王寺・平野)/大阪星光学院/大阪桐蔭/海城/

開成/開智/海陽中等教育/加古川東/片山学園/金沢大学附属/関西創価/岸和田/岐阜/京都女子/

久留米大学附設/慶応志木/慶進/県立浦和/小石川中等教育/甲陽学院/西京/栄東/嵯峨野/時習館/

渋谷教育学園渋谷/昭和薬科大学附属/市立札幌開成中等教育/精道三川台/膳所/仙台第二/高岡/宝塚北/

智辯学園和歌山/津/筑波大学附属駒場/天王寺/東海/東大寺/土佐/富山/富山中部/直江津中等教育/

長野/名古屋/名古屋大学教育学部附属/灘/西大和/白陵/浜松北/彦根東/弘前/広島/広島学院/

広島大学附属福山/福岡大学附属大濠/北嶺/堀川/三国丘/水口東/守山/山城/横浜翠嵐/洛星/洛南/

洛北 など多々

≪これまでの応募者の活躍≫ いずれも日本代表としてメダル獲得

  ・「2017 年 第 58 回 国際数学オリンピック」・「2018 年 第 59 回 国際数学オリンピック」

  ・「2018 年 第 7 回 ヨーロッパ女子数学オリンピック」・「2020 年 第 61 回 国際数学オリンピック」

  ・「2021 年 第 62 回 国際数学オリンピック」・「2022 年 第 63 回 国際数学オリンピック」

■コンテストホームページ:https://www.kyoshin.co.jp/event/detail/636641/

代ゼミ、スキルアップAIと協力し「情報Ⅰ」模試出題

 スキルアップAI株式会社(東京・千代田区、田原 眞 一 代表取締役)は、学校法人高宮学園代々木ゼミナール(東京・渋谷区、髙宮 英郎 理事長)と連携し、大学入学共通テスト新科目「情報Ⅰ」の問題を作成する。代ゼミにおいては、2024年度より、受験生が万全の準備をして受験に臨めるよう環境を整えるため、大学入学共通テストの新科目「情報Ⅰ」に対応した模試問題の出題を開始する。
 今後は、受験生がプログラミングに触れる機会を作ることなども視野に入れ、様々な教育コンテンツを提供していくことを検討している。

 大学入学共通テストの新科目「情報Ⅰ」は、令和7年度(2025年1月実施)より導入され、原則として国立大学の受験において課されることとなっている。また、多くの公立大学や一部私立大学の受験でも課されることが発表されている。

 初回は、高3生・高卒生対象の2024年度「第1回大学入学共通テスト入試プレ」にて、2022年11月に大学入試センターより公表された試作問題に沿った内容で出題を予定している、今後は高1生・高2生対象模試での出題、問題集や講座の教材でも活用していく予定(代ゼミ大学受験科のみ)。2024年度の模試日程および詳細は、2024年3月より代々木ゼミナールホームページにて公開を予定している。

  • 「情報Ⅰ」の学習内容に沿った、実践力を問う問題
  • 共通テスト独自の疑似言語DNCLを使用 ※どの言語を勉強しても差が出ないように開発された言語
  • 過去問の無い新教科試験を徹底予想
  • 従来の模試でも採用された充実の解答・解説を用意

埼玉県戸田市 学習塾と教育委員会が不登校児童生徒支援「西すてっぷ」 を開所

 戸田市教育委員会は、誰一人取り残されない教育の実現に向け、「戸田型オルタナティブ・プラン」を推進している。その柱の一つである「多様な学びの場の選択肢の拡充」の取組として、新たに戸田市西部福祉センター内に教育支援センター「すてっぷ」(通称:西すてっぷ)を開所する。

「西すてっぷ」は、株式会社トライグループに業務委託して運営を行う。不登校児童生徒支援という一つのキーワードのもとに、学習塾と教育委員会がタッグを組み不登校施策を推進する。

戸田市教育支援センター「西すてっぷ」開所式

  • 日時

 令和5年8月25日(金)午前9時10分~9時25分

  • 場所

 西部福祉センター 3階会議室 (埼玉県戸田市美女木5-2-16)

  • 開所式内容

 ・戸ヶ﨑教育長挨拶

 ・株式会社トライグループ挨拶

 ・西すてっぷプレート贈呈

静岡県裾野市教育委員会、LITALICO教育ソフトのトライアル導入開始

 株式会社LITALICO(東京・目黒区、山口 文洋 代表取締役社長)は、静岡県裾野市(風間 忠純 教育長)に対して、学校現場の特別支援教育を支えるICTサービス「LITALICO教育ソフト」のトライアル導入を開始したことを発表した。

 裾野市教育員会は、同市における「支援が必要な児童生徒の実態の客観的な把握」「特別支援教育の経験が少ない教員の育成」「学校内および進学時等のスムーズな児童生徒情報の引継ぎ」を実現するため、「LITALICO教育ソフト」のトライアル導入を開始することとなった。

 LITALICOの学校教育事業部が開発する「LITALICO教育ソフト」は、現在、トライアルを含めて全国約120自治体で導入しており、今後も、個別最適な教育環境の実現と先生方の負担軽減に向けて、サービス開発に取り組む。

世界最大級の国際ロボット競技会 World Robot Olympiad 出場チームを決定する国内決勝大会「WRO 2023 Japan 決勝大会 」が開催

 世界85以上の国と地域の小中高校生が参加する国際ロボコン「WRO(World Robot Olympiad)」の日本決勝大会「WRO 2023 Japan 決勝大会」(主催:NPO法人 WRO Japan (理事長 金井徳兼))が、8月26日(土)と27日(日)の2日間にかけて、東京都立産業貿易センター浜松町館にて開催される。4つの競技のうち最多数のチームが参加するROBO MISSION では、この夏、全国35か所で約1,600チームが参加した公認予選大会から選抜された137チームが集結し、26日(土)は、初学者を対象としたミドル競技、27日(日)は、パナマ国際大会出場を目指すエキスパート競技の2日間に分けて競技をおこなう。また、27日(日)は、ほか3つの競技、ROBO SPORTS、FUTURE INNOVATORS、FUTURE ENGINEERSも開催され、2日間で166チーム、総勢500名以上の子どもたちが熱戦をくりひろげる。
 WRO (World Robot Olympiad)は、世界85以上の国と地域から小中高校生が参加する自律型ロボットの国際的なコンテスト。 子どもたちがロボットを製作し、プログラムにより自動制御する技術を競うコンテストで、市販ロボットキットを利用することで、参加しやすく科学技術を身近に体験できる場を提供するとともに、国際交流も行われる。

【開催概要】
・大会名称:WRO 2023 Japan 決勝大会
・URL:https://www.wroj.org/action/2023
・開催日:
2023年8月26日(土)ROBO MISSION ミドル競技
2023年8月27日(日)ROBO MISSION エキスパート競技、 ROBO SPORTS、
           FUTURE INNOVATORS、FUTURE ENGINEERS
・会 場:都立産業貿易センター浜松町館
https://www.sanbo.metro.tokyo.lg.jp/hamamatsucho/ )
・大会の当日スケジュール
 8月26日(土)
-受付開始 13:00
-開会式  13:45
-閉会式  17:20
8月27日(日)
-受付開始 9:00
-開会式  9:45
-閉会式  16:30
(詳細は上記URLから)
※見学自由・無料(マスク着用推奨)
・主催:NPO法人 WRO Japan
・後援:総務省、文部科学省、 経済産業省、 (独)情報処理推進機構、 (独)国立高等専門学校機構、 国立研究開発  法人科学技術振興機構、 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟、 公益社団法人全国高等学校文化連盟、 公益財団法人産業教育振興中央会、 一般社団法人電気学会、 一般社団法人情報処理学会、 一般社団法人日本ロボット学会、 一般社団法人日本産業技術教育学会、 一般社団法人日本機械学会、 一般社団法人日本ロボット工業会、 NPO法人組込みソフトウエア管理者・技術者育成研究会(SESSAME)、 国立大学法人埼玉大学、 公益財団法人日本科学技術振興財団

WRO Japan 公式サイト  https://www.wroj.org/
WRO(国際)公式サイト https://wro-association.org/

文科省、幼児期教育の将来影響を初の追跡調査へ

 文部科学省は、2024年度から幼児期の教育や家庭環境が将来の学力や年収にどのような影響を及ぼすかを調べる長期の追跡調査を初めて実施する。対象は就学前の5歳児1万人規模で、幼稚園や保育所での教育内容や家庭環境を調査し、学力や進路、成人後の職業や年収などを追跡する。来年度予算概算要求に、関連経費として6000万円程度を盛り込む方向で調整。この調査を通じて小学校学習指導要領や幼稚園教育要領、保育所保育指針に反映させることを視野に入れる。 調査は、5歳児が小学4年生になる28年度にかけて、学力の状況などを確認。その後も、幼児教育の長期的な影響の分析を行う。結果を幼児教育の内容に反映させて、経済的な格差の固定化を防ぐ狙いがある。学力のほか、粘り強く物事に取り組む力をはじめとした「非認知能力」への影響を調べる。
  調査では、地域特性を勘案して分析できるよう、都市部と地方部のそれぞれで十分な数のサンプルを集めることを想定。対象児の家族構成や経済状況なども確認する方向だ。 海外では同様の調査で幼児教育の重要性が認識され、日本もその成果を活かした教育を進める意向。ただし、差別に繋がらないように十分な配慮が必要であり、個々の子どもの能力を全体的に伸ばすことが大切だとされている。文科省は大学に調査を委託し、2024年度から本格的な調査を開始する予定だ。

東京個別指導学院、新代表取締役社長に大垣秀之氏が就任

 東京個別指導学院は、取締役指名・報酬委員会の審議を経て、新たな成長戦略の推進を目指して代表取締役社長の交代を決定した。
 現任代表取締役社長である齋藤勝己氏は、2014年に代表取締役社長に就任し、9年にわたり「やればできるという自信、チャレンジする喜び、夢を持つ事の大切さ」という教育理念を基に、個別指導事業の強化を進めてきた。その結果、難関大学合格者数の増加や売上高の急成長を実現した。社長在任中、齋藤氏はホスピタリティ経営を推進し、顧客の目標達成と課題解決に尽力したとコメントした。


 新代表取締役社長には、大垣秀之氏が就任する。大垣氏は過去に他社で新規事業開発や事業リブランディング、変革の推進を成功させた実績を持つ。また、ベネッセグループ傘下の企業で英会話教室事業の事業統合や成長に向けた変革を進めるなど、幅広い経験を有している。
 大垣氏は2023年5月より東京個別指導学院の取締役副社長として活躍し、経営戦略、財務経理、マーケティング、教務開発、デジタルトランスフォーメーション(DX)など多岐にわたる領域でリーダーシップを発揮してきた。特にマーケティングと教務開発の分野で成果を上げており、新たな成長戦略の推進に向けて期待が寄せられている。


 齋藤勝己氏は新たな章への移行を迎える中で、取締役会長として経験を活かし、新経営体制のサポートを続ける意向を示している。東京個別指導学院は、新たなリーダーシップの下での成長を目指し、教育事業の充実とマーケティング戦略の強化に取り組むという。