Archive for: 11月 2022

ベネッセHD インドの教育市場を開拓

 ベネッセホールディングスがインドに進出し、教育市場を開拓する。インドの中学・高校に相当する学年を対象にした学力試験の運営を始める。まず数年内をめどに数百校での導入をめざす。同国は5~17歳だけでも3億人を超える人口を背景に長期的な需要が期待できるため、グループの現地法人の設立に至った。インドの人口は2023年に中国を抜いて世界一になる見通しで、オンライン教育サービスにも注目が集まっている。

 すでに一部の学校で数学や理科のテストを実施しており、対象学年は順次拡大していく方針だ。当面は試験会場で実施するテストに注力しながら、学校のインフラなどに応じてオンライン形式の導入も検討していくそうだ。

静岡・御殿場 高校生とKDDIが開発した観光WEBサービス「COLO」が全国に先駆けて運用開始

 静岡県立御殿場高等学校は、御殿場市の観光課題である滞在時間の増加や市内回遊活性化を図るため、御殿場市・KDDIと連携・協働し、観光WEBサービス「COLO」を開発した。
「COLO」は、パン屋さんやバッティングセンターなど、地元の高校生オススメの知る人ぞ知る魅力あるスポットが紹介されている。「COLO」で使用されている紹介文や写真はすべて高校生が作成し、自身の体験を交えたお店の紹介文や高校生ならでは視点による写真などが掲載されている。ただ観光スポットを紹介するのではなく、手作り感・温かみのある情報に触れてもらい、御殿場全体を好きになってもらいたいという思いが詰まったサービス。

 静岡県立御殿場高等学校創造ビジネス科メディア観光コースでは、御殿場を活性化するため、地域の商店と連携し商品の開発やイベントでの地元食材のPRなど、地域に根ざしたさまざまな取組を行っている。今回、御殿場高校が、御殿場市観光交流課と通信企業大手のKDDI株式会社と連携し、地域活性化のための観光WEBサービス「COLO」を開発し、全国に先駆けて運用を開始した。

COLOのホームページ:https://colo-info.jp/
※スマートフォン・タブレットからのみ使用可能

御殿場高校HP:http://www.edu.pref.shizuoka.jp/gotemba-h/home.nsf/IndexFormView?OpenView
御殿場高校Instagram:https://www.instagram.com/gotemba_h/
静岡県教育委員会Twitter:https://twitter.com/shizuokaprefBOE

東京・足立区が給付型奨学金 大学生や大学入学予定者が対象

 東京都足立区は2022年11月22日、大学生や入学予定者を対象に大学4年間で総額約826万円を支給上限とする返済不要の「給付型奨学金」を新設すると発表した。この規模の給付型奨学金は全国の自治体でも例がないと区は説明し、来年度の実施に向け12月議会に条例案を提出する。上限額は学部などによって異なるが、私立大学の理系に進学した場合を想定し、4年間の費用について入学金約25万円、授業料約454万円、施設整備費約72万円の計約551万円と国の調査を元に試算し、その1・5倍に当たる約826万円を上限とすることで、授業料などが高額な医学部志望の学生らに対しても一定の助けができると判断した。来年度の募集は40人で、2023年1月から募集を始める予定。

凸版印刷、図書館・書店向けに、子どもの個性に合わせた絵本おすすめサービスの提供を開始

 凸版印刷株式会社(東京・文京区、麿 秀晴 代表取締役社長)は、2018年より独自に開発した8つの脳力指標に基づいた個性診断で、子どもの個性に合った最適な絵本を選書するサービス「conocoterrace®(読み:コノコテラス)」を提供している。
 この度、図書館・書店向けサービス「conocoterrace® for Library」を開発。このサービスは「conocoterrace®」で提供してきたアンケート回答による個性診断に、導入施設が保有する絵本を年齢別・個性別に分類・登録できる「選書登録機能」を付加。施設スタッフの選書ノウハウを活かし、利用者の個性にぴったりな絵本を提案することができる。2022年11月22日より図書館を運営する自治体や企業、書店などに向けて提供を開始した。

 このサービスの活用により、従来は施設スタッフが個別対応していた絵本案内を効率的に実施することが可能。図書館や書店の膨大なラインナップからどの絵本を選んでよいか分からないという利用者側の悩みも解消する。提供開始に先立ち、2022年8月に静岡県にある袋井市立図書館で実証実験を実施。このサービスを体験した利用者の9割が図書館への再来館意向を示し、来館促進への有効性も実証された。

■ 開発の背景
 各自治体では「子どもの読書活動推進計画」の策定が進み、図書館を中心に地域全体で子どもの読書習慣の形成を推進するための様々な工夫が求められている。一方で、家庭では一人ひとりの子どもに合った絵本の選び方について手助けになる指標がなく、図書館や書店などを利用する際に、どのように選んだらよいか分からないことが悩みの種となっている。
 凸版印刷は、2018 年より脳科学に基づくアンケートに保護者が回答することで、独自に開発した 8 つの能力指標に基づき子どもの個性を可視化する個性診断を開発。子どもの個性に合った最適な絵本を選書するサービス「conocoterrace®」などを通じて提供してきた。
「conocoterrace®」のアンケート回答による個性診断に基づき、導入施設独自の視点で利用者へ絵本をおすすめすることができる図書館・書店向けサービス「conocoterrace® for Library」の提供を開始。これにより、利用者は個性にぴったりな絵本を知ることができ、図書館や書店の膨大な絵本ラインナップとの新たな接点を創出。また導入施設における絵本案内の効率化や来館促進、利用者とのコミュニケーションを支援する。

■ 「conocoterrace® for Library」の特長
・図書館の蔵書や書店のラインナップの中から「個性にぴったり」な絵本を紹介
 2歳~8歳の子どもを持つ保護者を対象として、Web上で子どもの年齢別のアンケートに約3分程度回答することで8つの脳力指標に基づいた個性診断が可能。事前に登録されたおすすめリストに基づき、図書館蔵書や書店の品ぞろえの中から「個性にぴったり」な絵本を知ることができる。

・導入施設オリジナルのおすすめリストの作成が可能
 おすすめリストは施設ごとに蔵書を登録して作成する。施設スタッフ独自の視点でおすすめリストを作成することで、これまで個別に対応していた絵本案内のノウハウを活かしつつ、効率化を実現する。また、おすすめリスト作成にあたっては、凸版印刷が一般生活者向けに提供してきた「conocoterrace®」の知見や選書ノウハウによる作成支援も可能。

・図書館や書店の来館促進、コミュニケーション支援にも寄与
 静岡県袋井市立図書館における実証実験では、本サービスを体験した利用者の9割が「また図書館を利用したい」との再来館意向と、施設スタッフ独自の視点に基づいたおすすめ絵本の表示により「スタッフへもっと話を聞きたい」との相談意向を示した。この結果から、このサービスを活用することで導入施設における利用者の来館促進や、スタッフと利用者のコミュニケーション支援にも寄与する。

■ 価格
・初期導入費用:20万円~ ※おすすめリストの登録数により変動
・サービス使用料:年間30万円~ ※導入施設数により変動
※本サービスはWebサービスです。インターネットに接続可能な端末及び通信環境が必要となります。

■ 今後の目標
 凸版印刷は「conocoterrace® for Library」を含めた個性診断活用サービス全体で2027年度までに約10億円の売上を目指す。

ベネッセ、開志専門職大学で「フリーランス体験型」のキャリアデザイン講座を提供

 株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)は、ランサーズ株式会社(東京・渋谷区、秋好 陽介 代表取締役社長 執行役員CEO)と連携し、開志専門職大学(新潟市、北畑 隆生 学長)の学生向けに『キャリアデザイン講座~「学び」を「稼ぐ」に変えるには?~』を2022年11月末から提供する。 
 このプログラムは、雇用や働き方が多様になるこれからの時代を生きる学生を対象に、フリーランス体験を通してスキルやキャリアへの自立的な意識形成を支援するもの。プログラム提供を通じて、学生が自ら得たスキルの社会的価値を自覚し、より能動的にキャリアデザインを構築できるようになることを目指す。

【プログラム概要】
 学生自身が希望するスキルを、ベネッセが国内で展開をするオンライン学習サービス「Udemy Business(ユーデミー・ビジネス)」で習得する。学生たちは、習得したスキルをもとに、フリーランスマッチングプラットフォーム「ランサーズ」で企業からの依頼を獲得し、報酬を得るまでの流れを体験する。また、ランサーズとベネッセから講師を派遣し、全4回に渡って、キャリアデザイン、セルフブランディング、スキル学習、仕事の仕方や獲得方法などについてアドバイスを行う。その中で、学生は学ぶ先に、仕事を通して自らのスキルのレベルを知り、次のレベルに到達するために必要な学びに歩みを進めることができる。

プログラム名:『キャリアデザイン講座~「学び」を「稼ぐ」に変えるには?~』
対象者 : 開志専門職大学 情報学部に在学中の1・2年生、14名
期間 : 2022年11月29日~2022年12月20日 計4回

学書『Kazasu(カザス)』に新機能としてクレジットカード決済機能をリリース

 株式会社学書(愛知・名古屋、田村 茂彦 代表取締役)が提供している学習塾サポートシステム「Kazasu(カザス)」に新機能としてクレジットカード決済機能が加わった。利用率の高いクレジットカードで決済可能になり、「定期決済」「臨時決済」が利用できるようになった。

「Kazasu(カザス)」は、専用のカードをカメラにかざし、入退室時刻と画像をリアルタイムで保護者に送信することができる。写真付き入退室管理機能のほか、専用アプリ・メール・LINEに対応したメッセージ配信機能や、保護者が面談日程をスマホ・PCから回答できる面談機能など、さまざまな機能を搭載している。現在、全国1,000団体・2,000教室以上に導入され、のべ100万人以上に利用されてきた実績を持つサービス。

 今回の新機能のリリースに伴い、Kazasuで請求書の発行からクレジットカード決済までの請求業務を、Kazasuシステム内で効率的に行うことが可能となった。初期費用&毎月のオプション利用料は0円、決済手数料が2.1%と、安価な費用で請求業務の効率化が図れる。※決済手数料の他に通信費用が発生する。

〈申込み、問い合わせについて〉
「クレジットカード決済機能」はオプション機能となり、利用には申込みが必要となる。希望の方は学書担当営業、または下記の連絡先へ。

Tel: 052-902-6141
Mail:kazasu@gakusho.com

オンライン動画学習サービス「gacco(ガッコ)」アプリの本格提供を開始

 株式会社ドコモgacco(東京・港区、佐々木 基弘 代表取締役社長)が運営するオンライン動画学習サービス「gacco®(ガッコ)」は、2022年11月21日(月)よりスマートフォン・タブレット向けアプリを提供開始した。このアプリはビジネスパーソンの方が通勤などの移動時間中に、これまで以上に手軽に講座を受講することを目的に開発され、受講を途中で中断しても前回閲覧していた画面から再開できるなど、アプリだけの機能を備えている。現在は”ビジネス”に活かせる講座を特集し、おすすめ講座をトップに紹介。今後も様々な講座を拡充していく。

ダウンロードページ:
【iOS】https://apps.apple.com/jp/app/id1632612711
【Android】 https://play.google.com/store/apps/details?id=org.gacco.mobile.production

アプリにも掲載されている“ビジネス”に活かせる講座特集の中から、一部を紹介

統計の入門
京都大学国際高等教育院附属データ科学イノベーション教育研究センター

講座内容
 講座は、研究や、生活、社会・経済活動に不可欠な統計を、集計・分析し、理解する力を養うことを目的とした「統計入門」「続統計入門」を圧縮した内容になっている。これから統計を学ぼうとする初学者や、学び直しを目指す学生を主たる対象としている。
 この講座では、統計ならびに統計学に関する基本的な考え方を中心に講義することで、より発展的な統計・統計学の学習への礎となることを目指す。統計分析手順の機械的な利用や解釈というよりも、その基礎となる考え方を学ぶことを目指している。また、厳密な数学的証明は避け、あくまで統計・統計学のエンドユーザーとして必要とされる内容の直感的な理解を目指しています。

「させていただく」が使いたくなるわけ -日本語と敬語のゆくえ-
法政大学文学部教授 椎名 美智

講座内容
 この講座では『「させていただく」が使いたくなるわけ -日本語と敬語のゆくえ-』というタイトルで、日本語の敬語とコミュニケーションについて講義する。
 前半は、いまみんなが気になっている「させていただく」について、後半は、「させていただく」だけでなく、日本語の敬語に注目し、敬語の変化とその原因を探る。講座全体の目標は、言葉の使い方への意識を高めることによってコミュニケーション能力を向上させて、豊かな人間関係を育むヒントを獲得することにある。

兵庫県の商業高校生がコオロギを用いた昆虫食製品アイデアをプレゼン

 株式会社MIRAIingおよび株式会社エコロギーは、12月10日(土)10:00から兵庫県神戸市内の甲南大学岡本キャンパスで、高校生による昆虫食製品アイデアのプレゼン発表会を開催する。
 このプログラムはミライングが主催する高校生向けの実践的・体系的リーダー養成プログラム、「TOPPA!!」をアレンジしたもの。2022年8月から兵庫県高等学校商業教育協会の委託を受け、同協会に加盟する兵庫県の商業高校の生徒ら30名に対し、高度なインプットとアウトプットに濃密に取り組む活動を通じてリーダーへと突破する「TOPPA!!兵庫」プログラムを実施してきた。
 8月の対面でのキックオフ後、毎月のオンラインでのフォローアップを経てアイデアを深化した高校生が「昆虫食製品開発・マーケティング戦略立案」をプレゼンし、優勝を競う。

【イベント概要】
・実施概要 次世代リーダー養成プログラム「TOPPA!!兵庫」最終プレゼン会
・日程   12月10日(土)午前10時~正午(2時間)
・開催場所 甲南大学岡本キャンパスiCommons
https://ch.konan-u.ac.jp/about/premier-icommons.html#anchor-3
・参加者  兵庫県高等学校商業教育協会加盟高校生30名
・主催団体 株式会社MIRAIing(ミライング)および株式会社エコロギー(ecologgie Inc.)

 TOPPA!!とは社会にインパクトを生むリーダーを高校生・中学生から育成する、体系的・実践的次世代リーダー養成プログラム。学校では得難いグローバルで活躍する講師陣からの講義と、ビジネスや社会課題解決にゼロイチで取り組む実践的な学習体験を提供する。これまで累計500名の中高生・大学生が参加しているプログラム。

[▶] TOPPA!!詳細:https://www.toppa-learning.com/toppa

デジタル・ナレッジ デジタル英語教材「すらたん」をリリース 12月末まで無償提供

 株式会社デジタル・ナレッジ(東京・台東区、はが弘明 代表取締役社長)は、学習塾での利用できるデジタル英語教材「すらたん」を正式リリースした。リリースに合わせて、「すらたん」を2022年12月末まで無償提供する。

 すらたんとは学習塾向けの高校入試リスニング対策教材。46都道府県の過去問6年分に対応し、面倒なアプリのインストールも不要なためこれ1つでリスニング対策を効果的に行うことができる。

無償提供概要
期 間:2022年11月22日(火)~2022年12月31日(土)
対 象:学習塾、英語教室、学校関係者の方
申込み:https://www.digital-knowledge.co.jp/mpi-contact/
※希望のサービス欄のすらたん無料トライアルにチェック。

 すらたんに収録されているのは、46都道府県の6年分(2017年度~2022年度)の公立高校入試英語リスニング問題。練習ができ、高校入試リスニング力の向上を目指すことができる。リスニング対策として有効な「ディクテーション」「オーバーラッピング」「スラッシュリーディング」「リピーティング」「シャドーイング」5つのトレーニングモードで過去問を活用した練習ができる。
 スマホ、タブレット、PCでの受講にも対応。端末1つで学習できるので、学習塾でも自宅でも空き時間を使って、たくさん練習が出来る。生徒が自立的に練習できるICT教材のため、講師の手間をかけず効率的に実施できる点もポイントだ。

カウル、東京23区公立小学校区の「中古マンション値上がり学区ランキング」を発表

 中古マンションの購入ができるアプリ「カウル」を運営する株式会社Housmart(東京・中央区、針山 昌幸 代表取締役)は、カウル会員の検索情報を元にした「東京23区 人気公立小学校区ランキング2022」と、東京23区公立小学校区別の中古マンション資産推移データをもとにカウルが独自に算出した「中古マンション値上がり学区ランキング」を発表した。

■ランキングの算出について
 2022年10月、東京都教育委員会より「令和4年度 公立学校統計調査報告書【公立学校卒業者(令和3年度)の進路状況調査編】」が公開された。この調査結果をもとに、2022年度の東京23区内の公立小学校卒業生の国立・私立中学校への進学率を、区ごとに算出したところ、例年高い進学率で1位となっている「文京区」が51.4%で、本年度も1位となった。この結果を受けて、中古マンションの購入・売却ができるアプリ「カウル」では、学区から中古マンションを検索する機能から、物件の購入希望条件として設定された学区データをもとに、東京都23区の人気公立小学校を調査した。また、各学区内の中古マンションごとの価格を集計し、2022年11月1日時点の価格と3年前の2019年11月1日の価格を比較した東京23区公立小学校区の「中古マンション値上がり学区ランキング」をカウル独自のランキングとして公開した。

マンション購入検討者(カウルユーザー)「東京23区 人気公立小学校区ランキング2022」
 高い進学率を誇る文京区にある名門公立小学校、通称「3S1K」と言われる4校が上位を占める結果となった。5位以降も人気の高い名門公立小学校がランクインしている。また、国立・私立中学校への進学率1位であることからか、上位20位のうち文京区が7学区ランクインする結果となった。

21位~50位はこちら:「2022年・都内公立小学校人気ランキング50位発表!マンション価格上昇と相関関係はあるか?」(マンションジャーナル)https://journal.kawlu.com/i5ibvzx2ef

東京23区公立小学校区「中古マンション値上がり学区ランキング」
 中古マンションは3年前との比較では全体的に値上がり傾向だが、最も値上がりした学区は「江東区立第二辰巳小学校区」で約40%近い値上がり率となった。マンションの資産価値という観点では、人気小学校区が必ずしも値上がり幅が大きくなるとは言えないことがわかった。