Archive for: 9月 2022

STEAM授業で中学生考案の「自分たちのSDGs手帳」制作プロジェクト始動 伊藤手帳×聖徳学園

 伊藤手帳株式会社と学校法人聖徳学園の中学2年生は、「自分たちのSDGs手帳」制作プロジェクト開始する。同校のSTEAM授業で、「地域課題を解決するための行動計画手帳」を考える。まずは、伊藤手帳株式会社の小牧工場(愛知県小牧市)と同校をオンラインで繋ぎ、工場見学を通し生徒は手帳がどのような工程で作られているかを学ぶ。伊藤手帳株式会社は工場見学の対応を数多く行っているが、中学生による工場見学、オンラインでの工場見学は初。9月29日(木)・30日(金)に行われ、両日を通して聖徳学園中学2年生132名が参加する。

 同校の中学2年生におけるSTEAM授業では、チームに分かれて「地域課題を解決するための行動計画手帳」のデザインや仕様を考える。12月に行われる中間報告会を経て2023年3月の成果発表会で最優秀チームの手帳が選ばれ、伊藤手帳が製品化。製品化された手帳は、2023年度の聖徳学園中学3年生 STEAM(総合的な学習)の授業において使用される。

 同校はApple Distinguished Schoolに認定され、テクノロジーを活用した学習において卓越したリーダーシップと教育の先導を実践している学校。今回のプロジェクトでは、タブレットに搭載された画像処理ソフトを使い手帳の仕様やデザインを生徒が考案していく。

【聖徳学園中学2年STEAM(総合的な学習)授業】
・中学2年:「地域課題を解決するための行動計画手帳」のデザインや仕様を考える。考えた手帳は次年度の教科書的な役割を果たすものとする。
・中学3年進級時:自分たちの考えたSDGs手帳を授業で使用。手帳に記入された計画を確認しながら、地域の課題を解決するための行動を起こす。

◆オンライン工場見学「手帳が完成するまでの流れ」を学ぶ
日時:9月29日(木)2限目9時45分-10時35 分 6限目 14時20分-15時10分
   9月30日(金)4限目 11時45分-12時35分 5眼目 13時20分-14時10分
場所:伊藤手帳小牧工場、聖徳学園中学校教室をオンラインで繋ぐ
参加者:聖徳学園中学校2年生132名 小牧工場:伊藤手帳代表取締役社長がオンラインで工場案内

弥生時代中期の石器、黒い線は「最古の文字」ではなく油性ペン
遺物整理の際に付着か

 松江市の田和山遺跡で出土した弥生時代中期後半(紀元前後)の硯(すずり)とされる石製品の黒い線について、奈良県立橿原考古学研究所の所員らによって油性ペンのインクだったと結論づけたことがわかった。黒い線は、2020年の学会で、「国内最古の文字」の可能性があるとされ議論されていたが、遺物整理の際にラベルなどの油性ペンの文字が転写した可能性が高いという。
 詳細は、9月10日に千葉大(千葉市)で開かれる日本文化財科学会で発表する。

 石製品は1997~2000年の発掘調査で発掘され、黒い線のようなものがあり、福岡市埋蔵文化財センターの久住猛雄文化財主事が、石製品は「板石すずり」と判断した上で、裏面の黒い線は墨で書かれた「子」、「戊」などの字で、国内最古の文字の可能性があるとの見解を学会で発表していた。

東京藝術大学「未来創造継承センター」設立、キックオフ・シンポジウムYouTubeライブ配信

 東京藝術大学は、芸術資源や創造の過程、文脈などもアーカイヴ・保存・継承し、新たな表現や概念を開拓する未来創造継承センターを設立した。
 10月2日にはYouTubeライブ配信にてキックオフ・シンポジウムを開催。日比野克彦学長も登壇する。

 同センターは、絵画や楽曲といった作品だけでなく、楽器、記録、デジタルデータ、文書といった芸術資源や創造の過程、文脈などもアーカイヴ・保存・継承し、新たな表現や概念の開拓へと持続的な循環を促す「クリエイティヴな」アーカイヴを実現する。
 また、学内の各組織や地域とアーカイヴに関する連携体制を構築し、それを社会へと開き活用することで新たな表現や概念の開拓につなげ、未来における芸術の役割を探求していく。

 センターの設立に伴い、10月2日にキックオフ・シンポジウムを開催。今年度より学長に就任した日比野克彦学長をはじめとする登壇者とともに、創造の源泉としての東京藝術大学と、未来創造継承センターの役割について考えていく。
 また、今年度より実施する企画表現・共同研究助成の公募に関しても案内する。

■未来創造継承センター キックオフ・シンポジウム「未来・創造・継承」
日 時:10月2日(日)13:00〜17:00(YouTubeライブにてリアルタイム配信を予定)
参加料:無料
参加方法:下記の専用フォームよりお申し込みください(締切:9月30日)
https://forms.gle/xbfSPk4sYGJmMzEM7

第1部(13:00−)
「シンポジウムについて」
「開会あいさつ」桐野文良(未来創造継承センター長/大学院美術研究科 教授)
「シンボルマークのデザイン」小河原美波(大学院美術研究科デザイン専攻修士1年)
「センターの理念と目的」平諭一郎(未来創造継承センター 特任准教授)
「企画表現・共同研究の公募」田口智子(未来創造継承センター 特任研究員)

第2部(14:00−)
〈創造〉
「大学美術館コレクションの創造・作品アーカイヴ」黒川廣子(大学美術館長・教授)
「音楽の創造と記録〜GEIDAI Music Archiveの取り組み」山田香(音楽総合研究センター・音響研究室/演奏藝術センター 助教)
〈継承〉
「芸術教育研究アーカイヴの継承とアートDX」岡本美津子(副学長・デジタル推進担当/大学院映像研究科 教授)
〈未来〉
「アーカイヴから紡ぎ出される東京藝術大学」嘉村哲郎(芸術情報センター 准教授)
「未来の共生社会をつくるアート・コミュニケーション共創拠点」伊藤達矢(社会連携センター 特任教授)

第3部(16:00−)
「センターへの期待」日比野克彦(学長)
「ラウンドテーブル」登壇者:日比野克彦・岡本美津子・伊藤達矢・嘉村哲郎/聴き手:桐野文良・平諭一郎・田口智子
「閉会あいさつ」桐野文良(未来創造継承センター長/大学院美術研究科 教授)

将棋日本シリーズ JTプロ公式戦二回戦第二局は、熊本で3年ぶりの公開対局

 渡辺 明 名人 対 斎藤慎太郎 八段 9月10日(土)グランメッセ熊本 展示ホールC・D(熊本県上益城郡)

 二回戦第二局。シード棋士で13年連続出場の渡辺明名人と、一回戦で木村一基九段を破った斎藤慎太郎八段の戦い。会場はグランメッセ熊本。事前抽選で当選した観戦者や同会場で開催される「テーブルマークこども大会」の参加者等の目の前で対局が繰り広げられる。
対局の模様は15時10分からABEMAで生中継される。
二回戦第二局生中継「ABEMA」URL https://abema.tv/channels/shogilive/slots/BS6yTVJG5WHyh1

 両者の対戦は、渡辺名人の12勝5敗。最近10局では渡辺名人が8勝2敗とリードしている。
 戦型は、矢倉が4局、角換わりが3局、後手の渡辺名人が角換わりを避けて雁木という将棋が2局、相掛かり1局。すべて相居飛車の戦いだが、前例に沿って戦いを進行するというよりも、その手前でお互いが変化していくものが多い。戦型予想は、両者得意の矢倉もあり得るが、角換わりで流行の局面に進むことも十分にあり得る。渡辺名人が後手の場合は雁木による力戦という選択肢も考えられる。攻めが得意な両者のため先手番は先攻して主導権を取るべく動きたい。それに対して後手番は端を手抜いて先攻を目指すか、相手の攻めに乗じてカウンターを狙うか。今年の名人戦の再戦は、序盤から目の離せないスリリングな戦いが繰り広げられるだろう。

■大会協賛趣旨(JTグループ)
「将棋日本シリーズ」は、今年で43回目の「JTプロ公式戦」と、21回目の「テーブルマークこども大会」が、同日同会場で開催される大会。「ひとのときを、想う。JT」は、日本の伝統文化である将棋を通じて、一人ひとりに新しい体験を届け、将棋を愛するすべての人の心が豊かになるようにとの思いから、大会を応援している。

■大会名義
主  催/公益社団法人 日本将棋連盟、各地区新聞社(関東・大阪は日本将棋連盟のみ)
後  援/文部科学省、開催地区地方自治体および同教育委員会、開催地区青年会議所等
協  賛/JT、テーブルマーク

■大会公式ホームページ
https://www.jti.co.jp/culture/shogi/index.html

リクルート、東京大学メタバース工学部への支援開始

 株式会社リクルート(東京・千代田区、北村 吉弘 代表取締役社長)は、2022年9月に開講される東京大学「メタバース工学部」のプラチナ法人会員、運営委員会の2022年度幹事企業となった。「メタバース工学部サイト」の構築・制作ディレクション・運営サポートなど、情報発信や社会とのコミュニケーションを通じて、工学分野のダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(DEI)推進に貢献していく。

■東京大学メタバース工学部
 東京大学「メタバース工学部」は、すべての人々が最新の情報や工学の実践的スキルを獲得して夢を実現できる社会の実現を目指し、デジタル技術を駆使した工学分野における教育の場として設立された。工学分野におけるダイバーシティ&インクルージョンを基本コンセプトとする新しい学びの場ならびに工学キャリアに関する情報提供を目指し、法人会員を募り、産学が緊密に連携して活動する予定。

■リクルートの活動内容
 リクルートが事業展開する人材・学び領域における知見やIT・情報発信におけるノウハウを活かし、「メタバース工学部」の取り組みや工学分野の魅力、女性の工学キャリアの啓発につながる情報発信・コミュニケーション支援を中心に活動する予定。

・ボランティア学生(テックアンバサダー)の情報発信活動を支援するワークショップの実施
「テックアンバサダー」として、ボランティアで「メタバース工学部」の活動に参画している東京大学の学生たちが、工学分野の魅力を社会に発信する活動を支援している。第一弾として、テックアンバサダーが情報発信におけるコミュニケーションデザインを学ぶワークショップを8/5(金)に実施した。第二弾のワークショップの実施も9/20(火)に予定している。

NVIDIA、滋賀大学との連携により「DLI データサイエンス教育キット」の日本語版の無償提供を開始

 NVIDIAは2022年9月8日、NVIDIAが提供するデジタルスキル育成プログラムであるDeep Learning Institute(DLI)( https://www.nvidia.com/ja-jp/training/ )より、「DLI データサイエンス教育キット」の日本語版の提供を開始したことを発表した。この教育キットは日本のデータサイエンス教育の普及を目的に、滋賀大学とのコラボレーションによって翻訳された教育用教材。教育機関に所属する教員は無償でダウンロードし、データサイエンスの教育に活用することができる。 

 NVIDIAは、ディープラーニング、データサイエンス、ハイパフォーマンス コンピューティング (HPC) などさまざまな分野に向けて、高度な演算能力を持つ GPU と開発プラットフォームを提供しており、これらを活用できる人材の育成にも注力している。DLIでは、教育者むけプログラムの「DLI 教育キット」のほか、上記の分野におけるスキルや知識習得を目的とした「オンライントレーニング」や「講師によるワークショップ」など、多様な学習ニーズに合わせたリソースを提供している。

 米コロンビア大学、英オックスフォード大学、シンガポール国立大学、香港科技大学など世界中の主要な高等教育機関がDLIをカリキュラムで活用しており、学生は最先端のテクノロジ トレンドを実践的に理解し、デジタルスキルを習得している。

「DLI データサイエンス教育キット」の英語版は、ジョージア工科大学およびプレイリー ビュー A&M 大学の研究チームがNVIDIAと共同開発した教材。ダウンロード可能な講義用スライドや演習課題、DLI オンライン トレーニングへのアクセス権、クラウドの GPU インスタンスのクレジット等が含まれる。教員が最新技術を自ら学んだうえで、教材や演習、そして学生の理解度を評価するためのテストやクイズ等をゼロから作成するのは非常に大変だが、NVIDIAはこれらをパッケージにして提供することで教員の負担を軽減し、効率的に充実したカリキュラムを策定するのを支援している。

 このキットを通じてデータサイエンスの様々な領域の基礎と応用の学習が可能であり、データ収集、前処理、NVIDIA RAPIDS( https://www.nvidia.com/ja-jp/deep-learning-ai/software/rapids/ )によるアクセラレーテッド データサイエンス、スケーラブルで分散されたコンピューティング、GPUで加速された機械学習やデータ ビジュアライゼーションとグラフ解析の分野をカバーしている。また、コンテンツには公平性やデータバイアス、マイノリティなど、文化的な責任に関するトピックも含まれており、講義用スライドは計1,000ページ以上にのぼる。

以下はキットでカバーしている主要なトピック

•  データサイエンスと RAPIDS の入門
•  データ収集と前処理(ETL)
•  データセットにおけるデータ倫理とバイアス
•  データ統合と分析
•  データビジュアライゼーション
•  Hadoop、Hive、Spark と HBase によるスケールと分散コンピューティング
•  機械学習(分類)
•  機械学習(クラスタリング、次元削減)
• ニューラルネットワーク

滋賀大学との連携により、国内のデータサイエンス教育の普及を支援

 滋賀大学は2017年に日本初のデータサイエンス学部を設置しており、全国でいちはやくAIを含むデータサイエンス教育に取り組んできた。滋賀大学はこれまでも教材の開発に注力してきたが、NVIDIAの「DLI データサイエンス教育キット」はその豊富な内容から、日本のデータサイエンス教育に極めて有用なものであると考えたため、データサイエンス学部の教員と学生がNVIDIAとともに昨年より日本語化に取り組んできた。データサイエンス研究科の授業ですでに本教材が活用されている。

 この取り組みをきっかけに、NVIDIAは滋賀大学との連携をさらに深めるため、滋賀大学データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター( https://dsai-shiga-u.studio.site/ )と5月に協定を締結( https://www.ds.shiga-u.ac.jp/dscenter_info/p7282/ )した。NVIDIA の持つ先端技術やビジネスの知見と、滋賀大学の教育の知見を組み合わせることでさらなる教材を作成し、ジュニア向けから一般社会人向けまでを対象とした AI、データサイエンス教育を広く普及して行くことを構想している。さらに、膨大な各種データを活用した社会課題解決のための共同研究や人材育成なども視野に入れ、産学連携事業を推進する。

「DLI データサイエンス教育キット」の日本語版は、教育機関の教員であれば、だれでも無償で利用ができる。登録ページ( https://developer.nvidia.com/ja-jp/teaching-kits )にアクセスし、「いますぐ登録」から申し込める。NVIDIA の承認後、「DLI データサイエンス教育キット」だけでなく、すでに提供中の「ディープラーニング教育キット」の日本語版を含め、4種の教育キットがすべてダウンロード可能になる。申し込みには無料の NVIDIA 開発者アカウントの作成が必要。

DX人材を育成する『東北大学データサイエンスカレッジ』2022年10月開校

 東北大学大学院経済学研究科サービス・データ科学研究センターが企画・監修し、東北大学の教員が直接指導する『東北大学データサイエンスカレッジ』が2022年10月から全カリキュラム完全オンラインにて開校する。

 デジタル人材の育成に取り組む企業のために、東北大学大学院経済学研究科サービス・データ科学研究センターが2022年4月より複数の企業との産学共創プロジェクトとして進めてきたデータサイエンティスト養成プログラムをブラッシュアップし、高度ITスキルに特化したオンライン教育事業を展開する株式会社zero to oneとの連携協力、企業向けのコンサルティング事業や研修・講習事業を手掛ける東北大学ナレッジキャストによる運営協力のもと、2022年10月『東北大学データサイエンスカレッジ』を開校する。

 東北大学データサイエンスカレッジは、「オンデマンドコース」と「実践トレーニングコース」の目的の異なる2つのコースにて構成されている。

「オンデマンドコース」「実践トレーニングコース」ともに全カリキュラムをオンラインにて実施しますので、社内でもご自宅でも場所の制約なく受講可能。
 また「実践トレーニングコース」は、PBL実習もすべて東北大学の教員が講師を務め、最新の技術動向を取り込みながら、従来のオンライン講座では難しかった「課題発見・課題解決の実践的なスキルの養成」を目的とした実践的なカリキュラムとなっている。

東北大学データサイエンスカレッジに関する詳細情報、受講申込は以下のサイトへ。
https://dscollege.econ.tohoku.ac.jp/

■ 東北大学データサイエンスカレッジ ■
▼企画・監修
 東北大学大学院経済学研究科サービス・データ科学研究センター
▼プログラムパートナー
 株式会社zero to one
▼運営事務局
 東北大学ナレッジキャスト株式会社

欧州で光熱費高騰 低所得者の月給上回る ETUC調査

 欧州労働組合連合(ETUC)は、欧州の光熱費が高騰に対応するため、欧州連合(EU)加盟国のエネルギー担当相と緊急会合を9月9日に開催する。EU加盟国では高騰した光熱費が、年間平均額が低所得者の月給を上回る金額となり、低所得層が負担しきれない金額になっているとの調査結果を発表。緊急会合の開催に向け、ETUCは「欧州における持続不可能な光熱費の高騰を終わらせるため、断固とした行動を取る」よう呼び掛けた。

 ETUCの調査によると、ほとんどのEU加盟国で、光熱費が既に低所得者の年間平均額の月給を上回っており、政府が対策を講じなければ今後数か月でさらに上昇する見通しだ。
 7月の光熱費は前年同月比38%増だった。最低賃金で働くエストニア人は、1年間の光熱費を支払うために追加で26日、計54日働かなければならないことになる。
 ETUCはEU首脳に対し、一般家庭向けの光熱費に上限を設け、光熱費の支払いが困難となっている低所得層に給付金を支給するよう要請。また、エネルギー企業の超過利潤に対して課税するよう求めた。

6月生活保護申請、前年同月比7.2%増 2ヶ月連続増加 厚生労働省

 厚生労働省は、6月の生活保護申請が前年同月比7・2%増の2万881件であったと9月7日に発表した。申請件数は今年4月まで4カ月連続で前年同月と比べて減っていたが、5月に引き続き2カ月連続の増加となる。依然として続く新型コロナウイルスの蔓延に加え、物価上昇や円安などの影響が関係しているとみられる。

 6月から生活保護を受給開始したのは、前年同月比5・4%増の1万7935世帯。全受給世帯数は、0・1%増の164万1044世帯であった。

学書 JICAプロジェクト ウズベキスタンでの進捗を発表

 株式会社学書(愛知・名古屋市、田村 茂彦 代表取締役)はウズベキスタン国で、理数系教育の地域格差改善及び副教材不足課解決に向け調査を実施。同国では、学校教材がグローバルスタンダードと見合うか調査を始めている。海外から専門家を呼んで新たなスキルや技術を用意しないと課題解決できないという。 副教材がウズベキスタンの市場に少ない中、6・7年生の数学を親が指導するのは限界点がある。その点、日本の副教材は現地に向いている。実証実験による効果測定及びデータ分析によりビジネス案件化可否を見定める方針。8~10年生は河合塾の案件であり、先方担当者はビジネス化の際は連携も視野に入れるという。このビジネス化案件考察の際は、現地学習指導要領詳細分析・インフラ・ビジネスモデル・端末環境なども検討課題となる。 デジタルドリル中学版(数学・UZB)の10月中旬からの実証実験は3校で実施する。タシュケント市6番学校/ブハラ州1番学校/私立中学校(Orient School)実証実験の実施想定も紹介している。1教室1名ファシリテーターを用意し、COACHINGに務める役割を担う。


 Republican Education Center(REC)出版部は民間委託で新教科書を作成しているが、執筆者が少なく制作は常に難航し、質が悪いと指摘している。理科(化学・物理)の教科書作成に数年前に臨んだが学習内容が混同し混乱を招いた。海外から専門家を呼んで新たなスキルや技術を用意しないと教材不足の課題解決が出来ないそうだ。出版物の審査機関(UZB語版)、国民教育庁が海外のカリキュラム認可を認めれば学書の教材も翻訳して活用は可能であり、国民教育庁への海外のカリキュラム認可も検討するという。


学書とREC間にて【MINUTE OF DISCUSSIOIN(MOU)】を内容確認にて締結実施。

 RECは、現在日本・韓国・英国ともプロジェクト進行が同様にあるが、学書とは新たな協力体制を目指す。(理数系の教材データを提供など)学書の「国民教育省に日本の学習指導要領を提出し、カリキュラムとして正式な認可が得られれば学校等で当社教材UZB版を副教材として選定いただける可能性はあるか?」の問いには「大統領令の17号では8カ国(日本含む)のカリキュラムの導入想定がある(大統領令)学校現場で新たなカリキュラムはどのように適応・認可していくかをRECで検討段階。」と回答した。