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「コエテコ総研 byGMO」調べ 民間の子ども向けプログラミング教育の実態を調査

 GMOインターネットグループのGMOメディア株式会社(森 輝幸 代表取締役社長)が運営する日本最大のプログラミング教室数の掲載を誇る(2020年12月時点。MMD研究所調べ)プログラミング教育ポータルサイト「コエテコ byGMO」の調査機関である「コエテコ総研 byGMO」は、民間の子ども向けプログラミング教育の実態を調査を行った。調査では、2022年3月1日~31日までの期間に「コエテコ byGMO」を通じて子ども向けプログラミング教室に体験申込みを行ったユーザーのデータをもとに、民間のプログラミング教室への通学を検討する子の年齢や地域などの傾向をまとめました。

【調査結果サマリ】
■プログラミングを習い始める年齢は9才が最多!小学生の申込みが全体の8割以上、女の子が2割以下と男女の差が顕著に

■都道府県別申込状況は首都圏を含む「関東」が4割超。地域の偏りが大きい結果に

■曜日・時間に偏りはある?体験申し込みは金曜日が少ない傾向に

■教材は「Scratch(スクラッチ)」が多いが、大人気ゲーム「Minecraft(マインクラフト)」を用いたプログラミング教室も人気

【調査結果概要】
■プログラミングを習い始める年齢は9才が最多!小学生の申込みが全体の8割以上、女の子が2割以下と男女の差が顕著に
 まず、「コエテコ byGMO」で2022年3月中に子ども向けプログラミング教室に申込みを行ったお子さんの年齢に関しては、9才が全体の23.9%で最多となった。年齢の分布は小学校に通う年齢で8割超となり(7~9才(50.0%)、10~12才(36.1%))、プログラミングを習い始める子は小学生がほとんどということがわかった。

 また、申込みを行った子の性別を見てみると、男の子が81.8%となり、女の子は18.2%と少数派となった。民間の子供向けプログラミング教育においては、まだまだ男女の差が大きい。

■都道府県別申込状況は首都圏を含む「関東」が4割超。地域の偏りが大きい結果に
 次に、都道府県別にどのぐらい申込状況に差があるのかを調査した。その結果、関東が44.9%と4割近くになり、近畿(20.9%)、中部(14.8%)と続いた。都道府県の人口分布や「コエテコ byGMO」における掲載教室の割合と比較すると、関東におけるプログラミング教室への体験申し込みの割合は10ポイントほど高くなっている(体験申し込み割合:44.9%、人口分布:34.6%、掲載教室割合:35.3%)。

 また、関東の中でも東京(19.5%)、神奈川(11.2%)が約3割を占めており、2都県に集中していることがわかった。

■曜日・時間に偏りはある?体験申し込みは金曜日が少ない傾向に
 次に、体験申し込みを行う曜日・時間帯に偏りはあるのか調査を行ったところ、曜日に大きな偏りは見られなかったものの、金曜日が10.7%となり、他の曜日と比較して、申し込みが少し低い傾向にある可能性があることがわかった。

 時間帯に関しては、「12時~18時」(36.2%)と「18時~24時」(35.0%)で7割を占めており、午後に体験申し込みが多くなる傾向となった。さらに細かく見てみると、「20時」(7.4%)「18時」(7.1%)が7%を超え他の時間帯よりも多くなっていた。

■教材は「Scratch(スクラッチ)」が多いが、大人気ゲーム「Minecraft(マインクラフト)」を用いたプログラミング教室も人気
 さらに、体験申込みのあった教室において使用されている教材の種類に関しても調査した。その結果、アメリカ・マサチューセッツ工科大学のメディアラボによって開発され、全世界で広く普及しているビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」(11.0%)が最多となり、次いで大人気ゲームソフト「Minecraft(マインクラフト)」(9.3%)を用いるプログラミング教室が多いことがわかった。

 その他、ゲームづくりを通じてプログラミングを学ぶ「QUREO(キュレオ)」(8.8%)、ヒューマンアカデミーのオリジナルロボット教材の「ヒューマンオリジナルロボット」(6.1%)を加えた4つの教材が5%を超える結果となった。

【調査概要】
■ 調査テーマ:体験申し込みデータから見る民間プログラミング教育の実態
■ 調査対象 :「コエテコ byGMO」を通して子ども向けプログラミング教室に体験申し込みを行った方
■ 調査期間 :2022年3月1日(火)~3月31日(木)
■ 調査方法 :調査期間中に「コエテコ byGMO」を通じて子供向けプログラミング教室に体験申し込みを行ったユーザーのデータを集計
■ 調査主体 :「コエテコ総研 byGMO」https://coeteco.jp/

「コエテコ総研 byGMO」所長・沼田 直之氏は「男女の差に関しては、以前から課題として上げておりましたが、「コエテコ byGMO」でもジェンダーギャップの解消に向けてガールズプログラミングフェス「KIKKAKE(きっかけ)」を開催しています。また、特に驚いたのは、人口分布や「コエテコ byGMO」に掲載されている教室の分布以上に「関東」に集中していたことです。特に東京・神奈川で3割を占めており、地域の偏りに対しての底上げも必要だと感じました。」とコメントをした。