Archive for: 2月 2022

「Tap to Pay」がまずは米国から iPhoneをかざして決済端末に

 米アップルは2022年後半、店舗側のiPhoneにクレジットカードやデビットカードなどをかざすと支払える非接触型決済の新機能「Tap to Pay on iPhone」を利用できるようにする。まずは米国の加盟店から利用可能になる。

 「Tap to Pay on iPhone」は、iPhoneを決済端末とし、ほかのハードウェアは不要で利用できるというもの。キャッシュレス決済を導入するハードルの1つが、決済端末の導入費用だったが、iPhone XSのiPhoneを用意するだけでよくなり、加盟店の規模に関わらず導入しやすくなる。

 加盟店では、iPhone XS以降で、対応アプリを導入すれば、来店客に対してiPhoneでの非接触型決済を提供できる。iPhoneやApple WatchでのApple Pay、非接触型のクレジットカード、デビットカード、そのほかのデジタルウォレットを加盟店のiPhoneにかざせば、NFCを通じてキャッシュレスで支払いが完了する。American Express、Discover、Mastercard、Visaなどの主要な決済サービスに対応する。

 導入事例として、今春、決済プラットフォームを展開するStripe(ストライプ)では、Shopifyの「Point of Sale」アプリなどで「Tap to Pay on iPhone」を顧客企業へ提供する。今年後半には、ほかの決済プラットフォームなどでも導入される。

エプソンのホームプロジェクター向けにワオ・コーポレーションが子供向け知育アプリ「ワオっち!」の提供を開始

 エプソン販売株式会社は、株式会社ワオ・コーポレーション(大阪市北区、津江 芳典 代表取締役社長)が配信する人気の子供向け知育アプリ「ワオっち!」シリーズから、3種類のアプリを、エプソンのAndroid TV™対応のホームプロジェクター「dreamio(ドリーミオ)」を利用している方に、2022年2月10日(木)より、順次無料で公開する。
 
 ワオ・コーポレーションは、「能開センター」や「個別指導Axis(アクシス)」など学習塾運営をはじめとする教育事業を軸に、エンターテインメント事業、海外事業、教育総合研究所、生活関連事業、商品企画開発、人材活用事業を全国規模で展開している。さまざまな教育事業のノウハウを保有するワオ・コーポレーションが配信する「ワオっち!」シリーズは、累計1,400万ダウンロード(2022年2月時点)を突破する人気の知育アプリで、0歳から12歳を対象に「親子の時間」と「幼児期に必要な力(知力・表現・感性・就学基礎・自律)の育成」をコンセプトに開発している。

【対象機種】2022年2月10日現在
■Android TV™搭載モデル:EH-LS300B/W、EF-12
■Android TV™同梱モデル:EH-LS500B/W、EF-100BATV/WATV、EH-TW5825
■別売りスティック型Android TV™端末(型番ELPAP12)対応モデル:EF-100B/W、EF-11、
EH-TW750/S、EH-TW5750/S、EH-TW7100/7000、EH-LS12000、EH-LS10500、
EH-TW8400/W、EH-TW5650/S、EH-TW650

【利用方法】
このアプリは、対象機種のAndroid TV™上の、ストアからダウンロードして利用できる。

給付金受け取れていないひとり親に 申請で10万円給付

 政府は2月8日の閣議後記者会見で、18歳以下への10万円給付を離婚などで受け取れていないひとり親世帯に関して、申請をすれば新たに10万円を給付すると発表した。18歳以下への10万円給付をめぐっては、去年9月以降に離婚した場合、子どもを育てている側の親に給付金が振り込まれない問題が指摘されていた。

 山際経済再生担当大臣によると、2月28日を新たな基準日とし、離婚などで給付金を受け取れていないひとり親が申請をすれば新たに10万円を給付する。

 中学生以下の子の親が給付を受けるには児童手当の制度を利用する必要があり、2月28日までに手続きをすれば、給付金を受け取れるようになる。

教職員の感染防止のため 積極的な追加接種を 文科省が通知

 文部科学省は2月7日、学校で新型コロナウイルスが感染拡大しているとして、ワクチンの3回目の追加接種を教職員へ積極的に進めるよう全国の教育委員会などに通知したと、8日の閣議後記者会見で末松信介文部科学相が明らかにした。

 通知では、積極的な追加接種の対象を非常勤を含む学校の教職員と明記した。接種を促すため、接種券が届いていなくても、2回目の接種から6カ月以上が経過した教職員に対しては、自治体の判断で接種が受けられる体制を整えた。

中国・大学院修士課程の入学志願者数 前年比80万人増、過去最多457万人

 中国の2022年度大学院修士課程の入学志願者数は457万人で、過去最多となった。前年度の377万人から80万人増。中国では年々増加傾向にあり、2017年に初の200万人台を超え、2020年は340万人を超えた。2016年から2022年の7年間の平均増加率は15.8%だという。
 志願者の増加について、総合教育サイト「中国教育在線」の「2022年全国大学院生募集調査報告」は、就職活動の競争は困難であると考え、就職で有利になるための競争力を得るべく大学院進学を選択したのではと予想している。

■院卒者と大卒者の初任給の差
 大学院卒業者と大学の学部卒業者、また専科(短大、専門学校に相当)卒業者の初任給の違いについて、2022年1月発表の「全国大学卒業生就職リポート」によると、初任給の平均月額は以下の通り。院卒と大卒の差は約8万と大きく、大学院志願者が増加する理由がよくわかる数値となっている。

・大学院の博士課程修了者:1万4823元(約26万6956円)
・修士課程修了生:1万113元(約18万2131円)
・大学卒業生:5823元(約10万4869円)
・専科:3910元(約7万417円)
※調査対象:北京大が2021年の大学卒業者と大学院修士や博士課程の修了者計約2万人。

子供乗せ電動自転車、専用駐輪場付き 定額レンタルサービス「CHARICO(チャリコ)」4月より開始

 株式会社ジェイアール東日本都市開発は、専用駐輪場付きの子供乗せ電動自転車の定額レンタルサービス「CHARICO(チャリコ)」を今春より開始すると発表した。CHARICOは、子供乗せ電動自転車を定額でレンタルするサービスに加え、駅チカ専用駐輪場をセットでご用意したサブスクサービス。料金(税込)は月額7,700円~で、年間契約すると月額6,600円~。保険に加入し年間2回自転車メーカーによるメンテナンスも実施。サービス開始は2022年4月1日から。申し込みは3月21日から専用サイトで受付を開始する。サービス実施個所は、東京都内の西荻窪駅と赤羽駅、神奈川県内の武蔵小杉駅と武蔵新城駅近くの高架下駐輪場で、各30台となっている。

【CHARICO利用方法・手順】
お申込み受付は、2022年3月21日(祝)から開始
①専用サイトにアクセス
②ウェブ上で簡単申込
③ウェブ上で、駐輪場と自転車を選ぶ
④選んだ駐輪場から自転車を受け取り利用開始
※CHARICO専用サイトは、2022年2月中旬公開予定。
株式会社ジェイアール東日本都市開発(https://www.jrtk.jp)等で告知される。

【実施個所】
・CHARICO西荻窪
月額7,700円(税込)年間契約月額6,600円(税込)
駐輪場名:Parking in 西荻窪駅前駐輪場
住所:東京都杉並区西荻南3丁目24番1号
URL:https://biz1.ecopool.jp/ECOPOOL/view/eq/eq04.html?PId=200210

・CHARICO赤羽
月額7,700円(税込) 年間契約月額6,600円(税込)
駐輪場名:Parking in 赤羽駅前駐輪場
住所:東京都北区赤羽1-1-1
URL:https://biz1.ecopool.jp/ECOPOOL/view/eq/eq04.html?PId=200229

・CHARICO武蔵小杉
月額8,800円(税込) 年間契約月額7,700円(税込)
駐輪場名:Parking in 武蔵小杉駅前第2駐輪場
住所:神奈川県川崎市中原区小杉町3丁目413番2外
URL:https://biz1.ecopool.jp/ECOPOOL/view/eq/eq04.html?PId=200201

・CHARICO武蔵新城
月額8,800円(税込) 年間契約月額7,700円(税込)
駐輪場名:Parking in 武蔵新城駐輪場
住所:神奈川県川崎市中原区上新城2丁目15−15
URL:https://www.jks-jrg.jp/search/detail_00865/

浜学園 中学生対象「浜学園数学講座」を4月開講 難関中学校生の数学に特化

 株式会社浜学園は、難関中学校生に特化した数学教室「浜学園数学講座」を開講する。算数の入試問題が日本一難しいといわれる灘中学。浜学園の今年の灘中合格者数は95名(2月8日現在)と、18年連続で、合格者数日本一を達成した。また、子どもたちが思考力と独創性を競う「算数オリンピック 」(主催: 財団法人数理科学振興会) でも毎年多数のメダリストを輩出している。算数教育のリーディングカンパニーとして培ってきた知見と実績を活かし、2022年4月、中学生を対象とする「浜学園数学講座」を開講する運びとなった。

 中学受験を経て高度な算数を学んできた難関中学校生を対象に、講座では、浜学園の算数教育を熟知した講師が指導を担当。算数に苦手意識を持っていた方も、スムーズに数学へ移行できるカリキュラム。
 ・算数から数学へのスムーズな移行をサポート
 ・数学の基礎をしっかり固めるカリキュラム
 ・浜学園の算数教育を熟知した講師陣による講義

 現在、講座開講に向け説明会ならびにテストイベントを開催しているほか、今後、教室・科目の拡充を予定している。数学・英語の講師を随時募集している。

中国地方唯一の現役「円形校舎」解体

 広島県呉市の新原芳明市長は、市立港町小の「円形校舎」について解体し建て替えると2月7日の記者会見で明らかにした。同校舎の建て替えに向けた費用を2022年度当初予算案に盛り込むという。当該の校舎は、中国地方で唯一現役で使われている「円形校舎」だが、築60年による耐震強度不足のため建て替えはやむを得ないとした。
 広島県では、2017年の呉市立片山中学校に次ぐ「円形校舎」の解体。

「円形校舎」は、1950~60年代に大阪府・兵庫県・奈良県を中心に北海道から鹿児島県まで全国各地で建設されたが、増改築が困難でベビーブームによる生徒数の増加に適合しにくいなどの理由から60年代後半には新設されなくなった。以後、少子化や老朽化に伴い解体が進み、現役としては全国に約20カ所しか残っていない。

エデュケーショナルネットワーク 学校・学習塾向け教育サービス「Mytranz(マイトランズ)」を2月8日リリース

 株式会社エデュケーショナルネットワーク(東京・千代田区、二瓶 嘉男 代表取締役社長)は、必要な教育情報が一覧できるとともに、エデュケーショナルネットワークが提供する各種WEBサービスを“シングルサインオン”で連結する学校・学習塾関係者向けの新サービス「Mytranz(マイトランズ)(https://info.mytranz.jp/)」を2022年2月8日(火)にリリースする。
また、リリース記念として、学校および学習塾の現場に精通した専門家による「2022年共通テスト徹底分析対談」動画を、2022年4月30日(土)まで期間限定で公開します。

「Mytranz」は学校および学習塾関係者を対象とした、教育情報一覧およびエデュケーショナルネットワークが提供するWEBサービスのID統合サービス。特徴は、今まで複数のサイトで閲覧していた、エデュケーショナルネットワークの発信する教育情報・サービス情報を一覧化した。利用者は学校・塾に必要な情報に、早くたどり着くことができる。
また、1つのアカウントで複数のエデュケーショナルネットワークのサービスが使えるようになる。第一弾では5つのサービスに対応し、順次対応サービスの拡大を予定している。

1.学習塾応援ポータルサイト JuKu Suite(ジュクスイート)
2.中学ワーク定期テスト対策&小学学習支援サイト
3.サイエンスムービー リカラボ
4.社会科記述問題対策ムービー シャカケン
5.英検®体験教室 エイタイ

■動画閲覧方法
動画の閲覧には「Mytranz」への登録(無料)が必要(学校および学習塾関係者限定)。登録完了後、「Mytranz」にログインし、TOPページから閲覧できる。

■Mytranz登録方法
下記URLに記載の登録方法を確認のうえ、お申込みへ。
https://info.mytranz.jp/

■対象
学校および学習塾関係者

ベネッセが品川区と読み書きの発達特性に配慮したICT学習の実証試験を実施

 株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)は、東京都品川区と、区内公立小学校・義務教育学校11校にて、2021年9月2日(木)~2021年12月24日(金)の期間で、子どもの読み書きの発達特性に配慮したICT学習を活用した実証試験を行った。
 この取り組みは、対象校で通常学級を含めて読み書きに関する困りのチェックテストの一斉実施を行ったうえで、ベネッセで開発している発達障害児や読み書きに困りを抱える児童向け学習アプリを、各小学校と各児童の家庭で任意に利用してもらうもの。
 今後も、ベネッセで開発中の発達障害児向け学習アプリが、学校現場でより良い学習支援につながるように、品川区そのほかの自治体の協力を得ながら、機能改善を目指す。また、小学校の児童の多様性を考慮して、このたびの取り組みに加えて、首都圏のみならず、さらに多くの児童についての効果検証していくことで、より良い学習支援につながることを目指す。

【実証試験の概要】
○実証試験期間
2021年9月2日(木)~2021年12月24日(金)
※一部学校においては引き続き利用継続
○実施校・学年・人数
品川区内の公立小学校・義務教育学校37校中11校
通常級2年生児童675名、特別支援教室1~4年生児童163名、特別支援学級1~4年生児童69名
○実証試験内容
ベネッセで開発している発達障害児や読み書きに困りを抱える児童向け学習アプリを、各小学校と、各児童の家庭(任意)で利用頂く。
• 品川区から各児童に配布している1人1台デバイス(iPad)を利用
• 学習アプリには、チェックテストとそれに合わせて最適化されたレッスンが含まれる
• 児童向け学習アプリはWEBブラウザで作動するため、各児童のデバイスからご利用いただけるように設定。教師向け機能はWEBブラウザで作動するため、各学校のデバイスからアクセスできるように設定

【実証試験の背景とねらい】
 現在、通常級に在籍する児童のうち、読み書きに困りを抱えているお子さんは6.5%(*注)とされ、さらに何らかの問題を抱える子供も合わせるとより多く居るといわれている。また、学級運営と個への支援を両立することに悩む教員も多く居ると考えられている。
 ベネッセでは、一人ひとりの子供の多様な特性に合わせることにより、「学び」を支え、未来を切り開く力を伸ばすために、最新の発達研究に基づいた支援技術を活用したICT教材の研究開発を進めてきた。
 今回の実証試験においては、品川区で各児童に配布されているiPadを用いながら、チェックテストによって見過ごされている読み書きにおける問題を抱える児童を早期に見つけ、さらにそのテスト結果の特性に基づいたレッスンを提供することで、それぞれの児童の読み書きスキルの向上や学習意欲の向上、指導者の労務負荷の軽減や指導効果の実感、そしてそれによって保護者含む多くの支援者の安心を醸成することを目指している。

*注:知的発達に遅れはないものの学習面又は行動面で著しい困難を示すとされた児童生徒の割合(『通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について』平成24年12月5日 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/__icsFiles/afieldfile/2012/12/10/1328729_01.pdf

【自治体向けモニター募集】
○モニターで利用する学習アプリ
読み書きの発達特性に合わせた児童向け学習アプリ「MARUG Land」(マルグランド)
※提供教材は小1-4 の範囲の「読み」「書き」「読解」となる。
○モニター期間
2022年4月1日~ 7月末を想定(要ご相談)
○対象児童
通常級、通級指導教室、特別支援学級在籍の1~3年生
※GIGA標準仕様のタブレットで利用可能。Webブラウザでアクセス可能で、インストール等は不要。
○利用お申込み
まずは教育委員会より、accessible@mail.benesse.co.jp へメールにて相談。
※本モニターは2023年度有償導入を見据え、導入可否のご判断をいただくことを前提としたモニター募集となる。(1自治体当たり1~2校を想定しております)。モニター数に上限があり、相談頂いた後にモニター実施ができない場合もある。

<教材の特長>
1.発達特性に合わせた調整機能
児童の学習意欲を削がないよう、問題文の読み上げ機能や問題の分量・難易度など、学年を意識することなく、特性に合わせた学習環境の調整ができる。
2.チェックテストから学習内容を自動オススメ
まずは児童の認知特性、読み書きの困りをチェックテストで確認。豊富な読み書きトレーニングから、最も子供に合っている「学び方」を自動提案する。
3.児童の取り組みを客観データとして共有可能
チェックテスト結果からの児童の特性・指導方針に加え、取組状況などを見ることができる。学習状況を学校の先生方や保護者と共有することで、共通認識ができたり、褒め励ましによって子供の自己肯定感を育んだりする。