Archive for: 1月 2022

入退室管理システムKazasu(カザス)が口座振替サービスを開始

 株式会社学書(愛知・名古屋市、田村 茂彦 代表取締役)の提供する学習塾サポートシステム「Kazasu(カザス)」は、株式会社ジャックス(東京・渋谷区、山﨑 徹 代表取締役社長COO)の集金代行サービスと連携し、教室の請求業務をサポートする「口座振替」機能を2022年1月28日にリリースした。

 Kazasu(https://www.anshin-kazasu.com/)は10年以上の運用実績を持つ、学習塾・習い事・学童保育を対象とした教室サポートシステム。専用のカードをカメラにかざし、入退室時刻と画像をリアルタイムで保護者に送信する、写真付き入退室管理機能のほか、専用アプリ・メール・LINEに対応したメッセージ配信機能や、保護者様が面談日程をスマホ・PCから回答できる面談機能など、教室の先生の業務を効率化するさまざまな機能も搭載している。現在、全国1,000団体・2,000教室以上に導入され、のべ100万人以上に利用されてきた実績を持つサービス。
 新機能のKazasuの「口座振替」サービスはジャックスの集金代行サービスと連携し、Kazasuシステムで作成した請求書の金額内容を口座振替で引き落とし処理することが可能にった。保護者は専用アプリから口座登録が可能。

 Kazasuの口座振替は、「初期費用0円」「ペーパーレス・印鑑不要で口座登録」「業務効率化」の3つのメリットがある。無料デモお申込み&お問い合わせは入退室管理システムKazasu-カザス (anshin-kazasu.com)へ。現在、Kazasu新規導入の応援キャンペーンとして、初期導入費用を応援価格で提供している。

月刊私塾界2022年2月号(通巻490号)

巻頭言

 昨年12月中旬には、猛威を振るった新型コロナウイルス禍もいよいよ終息かと思われた。しかし、暮れから新規感染者数が増加し始め、年明けには爆発的にオミクロン株が増え始めた。幸い重症化率は低いようだが、先が見通せない不安感が世の中を包む。

 入試日程に変更はなかったが、コロナ禍拡大を前に、国立大学の追試日程が加えられた。それも受験機会の公平性を担保する目的から、複数用意された。そのため例年大学入学者決定は年度末の3月31日と大学入学者選抜実施要項に定められているが、これが4月以降になることも可とすることとなった。

 昨年は横浜国立大学の2次募集において大混乱をきたし、その反省からであろう(理工学部の2次募集が始まったのが3月28日。出願の締め切りは29日まで、合格発表は30日18時であった)。

 また、新型コロナウイルス禍は新自由主義の負の部分を露わにした。

新自由主義の下で、企業をめぐるステークホルダーのうち、株主にばかり配当として多くのお金が回り、現場では低賃金の非正規雇用が増え、格差が拡大してきた。コロナ禍でも、彼ら・彼女らが真っ先にクビを切られ、困窮した。コロナ禍で多くの労働者が苦しむ現実が白日の下に晒された。 このような中、最前線で働く人々にもっと光を当て、報いていかなければならないと多くの人たちが感じ始めた。そうでなければ持続可能な社会にはならないからだ。

(如己 一)

目次

  • 6 SPECIAL REPORT① 第28回 東進衛星予備校全国大会 独立自尊の社会・世界に貢献する人財を育成する
  • 10 CatchUp1 株式会社ヒューマレッジ 木村塾SEED(中学受験部)が 「SDGsカリキュラム」を関西で初めて導入!
  • 12 CatchUp2 株式会社京進 自由度が高いからこそ塾の姿勢が問われる
  • 14 CatchUp3 日経教育グループ 沖縄の教育熱を高める東進のコンテンツ力
  • 16 SPECIAL REPORT② 未来に向けて、2022年に学習塾が取り組むべき課題
  • 20 HOT TOPICS 朝日小学生新聞 作文コンクール
  • 24 挑む私学 仙台育英学園 秀光中学校 真の魅力はIBではない
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 54 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 55 【特集】 『学習塾白書2021』を読む
  • 70 TOP LEADER Interview 私学の認知度をさらに上げて、 中学受験マーケットの拡大へ。 株式会社日能研関東
  • 80 教育サービス業界 企業研究(111) gaスクール株式会社
  • 83 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(336)
  • 84 疾風の如く(151)エース進学塾(宮城県) 塾長 伊藤 大樹さん、菅野 賢さん
  • 86 For Whom the 塾 Tolls(9)
  • 88 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(105)
  • 90 白書界隈徘徊話(83) 西村克之
  • 92 自ら動き出すチームにする方法(89) 中谷彰宏
  • 94 塾の家計簿(57)
  • 96 シン・ジュクジン(3)
  • 97 芸術見聞録(103)
  • 98 わが子、就学中(11)
  • 99 塾長の机
  • 100 為田裕行の「教育ICT行」(83)
  • 101 10¹⁵ PETA(11)
  • 102 1981(35)
  • 103 Opinion from School(32)
  • 104 林明夫の「歩きながら考える」(198)
  • 106 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(41)
  • 108 私塾界インサイト(47)
  • 112 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(3)
  • 114 咲かせよ桜(84) 小林哲夫
  • 118 論点2022(2) 小学校高学年 「教科担任制」導入
  • 122 編集後記
  • 124 Book Review
  • 126 塾長のためのガジェット講座

来日中止、イギリス首相 岸田総理との首脳会談も取りやめ

 2月中旬に来日予定であった英国のジョンソン首相の来日が取りやめになったと1月31日に明らかとなった。松野博一官房長官は1月31日の記者会見で「(英ジョンソン首相の)訪日を調整中との事実はない」と話した。
 岸田文雄首相との首脳会談を行うべく日英両政府で調整を進めていたが、英国側が来日中止を申し出たという。ウクライナ情勢の緊迫化やジョンソン氏の新型コロナウイルス対策のロックダウン中でのパーティー参加疑惑などの理由が考えられる。

 岸田文雄首相と会談は、昨年11月にイギリスを訪問して以来、2度目の会談となるはずだった。会談ではオミクロン株をはじめとする新型コロナ対策や脱炭素社会の実現に向けた取り組みなどの意見交換が行われる見通しだった。

臨時休校の増加で高まる 進級に向けた学習不安「進研ゼミ中学講座」が自宅学習教材を無償提供

臨時休校の増加で高まる 進級に向けた学習不安「進研ゼミ中学講座」が自宅学習教材を無償提供

 株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)の提供する「進研ゼミ中学講座」は、新型コロナウイルスのオミクロン株による急速な感染拡大を受けた学級閉鎖や臨時休校が相次ぐなか、子どもたちの家庭学習・生活を支援する目的で、自宅ですぐに使える学年別の教材を無償提供する。
 学年末テストや4月の進級・進学を控え、“学習意欲低下”や“学習理解不足”に不安を感じている中学生の保護者の方からの相談が、多く寄せられている。「進研ゼミ中学講座」は、そのような保護者の方々の不安を軽減し、子どもたちが4月に元気に進級・進学できるような支援を行っていく。

【自宅学習教材の無償提供について】
新中1・新中2・新中3の学年別に用意。
新中学1年生:中学に必要な基礎力が身につく<中学準備ドリル>/動画解説(算数)
新中学2年生・新中学3年生:テスト対策に今すぐ役立つ<学年末テスト厳選予想問題>/動画解説(数学)
また自宅学習のやる気アップ応援の差し入れとして、先着10,000名様に「クルトガ」シャープペンも届ける。

■お申し込み方法
期間:2022年2月20日(日)まで
お申し込み方法:WEBサイトからお申し込みへ https://chu.benesse.co.jp/lp/gift_22cp/
※お申し込み後、6日前後(土・日・祝日除く)で届く。

■お届けする教材
新中学1年生向け
①中学準備ドリル(英語/算数/中学の勉強情報)
②エキスパート講師が教える動画解説(算数)※視聴用の専用URLをお届け
③授業★テスト パーフェクトクルトガ ※新中1~新中3合計で先着10,000名様

「中学準備ドリル」
英語・算数の基礎固めに加え、中学の学習法についての情報や定期テストの特徴までおさえられる復習ドリル。

新中学2年生・新中学3年生向け
①学年末テスト厳選予想問題(数学)
②エキスパート講師が教える動画解説(数学)※視聴用の専用URLをお届け
③授業★テスト パーフェクトクルトガ ※新中1~新中3合計で先着10,000名様

「学年末テスト厳選予想問題」
次の学年末テストに「よく出る!」と進研ゼミが徹底予想した数学単元(図形)の予想問題をお届け。

学習塾白書2021

お知らせ

 ご注文は下記のリンクよりお申込用紙をダウンロードいただき、FAXにてお願い申し上げます。2022年1月31日までにお申し込みの方に限り、早期申込特別価格もご用意しておりますので、どうぞお早めにご注文下さい。

>>『学習塾白書2021』のお申込書をダウンロード

【訂正】2022年6月3日更新

この度発行いたしました『学習塾白書2021』に一部記載が抜けて掲載されておりましたので、以下の通り訂正いたします。

P258 (株)Z会の企業データにおいて生徒数の記載が抜けておりました。

正しくは「約267,200名」です。

過去の学習塾白書はこちら

芝浦工大 AIによる高精度な通信量予測で、 基地局の電力を再生可能エネルギーへ代替可能に

 芝浦工業大学(東京・港区、山田 純 学長)工学部情報工学科の新熊亮一教授は、携帯電話基地局の通信量を精度高く予測し、それに応じて基地局の稼働・休止を切り替えるシステムを考案した。
 4~5千億kwhと推計される世界の基地局の電力使用量(2016年)を削減するため、世界中で同様の研究が進んでいる。しかし、休止させた基地局から通信記録を収集できず、通信全体の予測精度が低下することが課題だった。このシステムでは稼働中の基地局からの記録のみでも、その中から最も重要度の高い記録を推定して学習に組み込むことで、高い予測精度を達成した。
 休止した各基地局は電力使用量を約6割削減でき、CO2排出量削減には通信量に応じた制御が重要。また電力供給量が気候に左右される再生可能エネルギーで基地局電力をまかなうことにも対応可能なシステムだ。

今後は通信上のアプリケーションデータを区別し、特徴を考慮した制御を
 テキストや動画、Webページなど、さまざまな通信上のアプリケーションデータを区別してそれぞれの特徴を抽出して、機械学習モデルを作り予測精度を向上させまする。例えばオンライン会議は長いなど、アプリケーションによって通信時間が異なるため、その特徴を考慮した制御も可能になる。

駿台ニュージャージー校 2022年2月より新年度授業開講

 海外から日本の受験を目指す受験生を支援する駿台ニュージャージー校(https://sundai-osn.jp/us/nj)は、2月1日(火)より2022年度の授業を開始する。対面、オンラインどちらの参加にも対応。
 今春は帰国生入試を受験予定の生徒に向けたイベントを複数あり、首都圏のみならず、日本全国の入試に対応している。幼稚園年長~高校生までのあらゆる教育相談に対応し、中学受験、高校受験、大学受験、日本の在籍校への復学、編入試験、現地校進学の進路相談を受けている。
 また、日本の駿台国際教育センターと連携し、日本帰国後も受験まで引き続きサポートを行う。

長崎市 修学旅行生向け「平和学習アプリ」を開発、実証実験へ

 長崎県長崎市で、「平和学習アプリ」の実証実験が1月20日に行われた。修学旅行生などに新たな平和学習を提案しようという試みで、アプリは長崎国際観光コンベンション協会と長崎市の広告代理店が開発。平和公園や爆心地公園などについて音声や文字で説明し、原爆が落とされた当時を被爆者が語る映像なども収録されている。
 実証実験には旅行・宿泊業者、平和推進団体など約30人が参加した。

「平和学習アプリ」は2022年度からの運用を目指し、将来的には長崎県内の学校での平和学習にも活かしたいという。

豊中市 新型コロナワクチン追加接種 保育・学校従事者へ緊急実施

 豊中市は、新型コロナウイルス感染症の陽性者急増を受け、市内の保育・学校従事者への追加接種を2月1日(火)から6日(日)まで緊急実施する。
 感染拡大により、保育・学校施設でのクラスター発生や休園・休校により子どもが預けられない等の理由で出勤できない保護者が増加するなど、社会活動の維持に大きな影響を及ぼしている。
 現在、2回目接種から6カ月以上経過で追加接種できる対象者は、医療従事者や高齢者施設等入所者などとされているが、今回、市独自で、保育・学校従事者への追加接種を優先的に実施する。クラスター発生や感染拡大を未然に防止するとともに、教育環境や社会活動の継続性を確保する。

保育・学校従事者への追加接種(緊急実施)概要
実施期間:2月1日(火)~6日(日)
実施場所:とよなかハートパレット(豊中市岡上の町2-1-8)
接種対象者:市内の保育・学校に従事し、2回目接種から6カ月以上経過した人
※勤務先で希望者を取りまとめの上、市へ申し込み(対象施設には市から案内済み)

スマホゲームアプリでSDGs達成への貢献に鈴鹿高専女子が挑戦

 独立行政法人国立高等専門学校機構 鈴鹿工業高等専門学校(三重・鈴鹿市、竹茂 求 校長)に所属する学生5名のチームが高専GCON 2021に参加し、同チームが本選(成果発表会)で「最優秀賞」を受賞した。

 鈴鹿高専チームの学生5名は、高専GCON 2021に「三重県の名産品を知って観光名所を駆け巡る地方創生スマホゲームアプリの開発 〜MIE IKONI CIRCUIT~」を提案し、本選(成果発表会)に挑戦した。当日の模様は、日経チャンネルでオンライン配信された。
本チームは、SDGsの「4. 質の高い教育をみんなに」「8. 働きがいも経済成長も」「11. 住み続けられる街づくりを」の達成の貢献を目標とし、提案のきっかけはコロナ禍でもスマホゲームで三重県のことを知ってもらいたい、アフターコロナ後、再び旅行ができるようになった時、「旅行先として三重県を選んでもらえるようにしたいという気持ち」から。このスマホゲームアプリで、地域活性化や地域学習の地方創生の社会課題に挑戦する。

 三重県内の子どもや県外の方に三重県の特産品や観光名所をスマホゲームでプレイすることで、誰でどこでも簡単に三重県の魅力に触れてられるスマホゲームアプリ(MIE IKONI CIRCUIT:ミエイコニサーキット)を開発した。このゲームは、三重県の特産品を集めてポイントをゲットしていくスコアアタックゲームで、三重県の形を象ったサーキットコースをベースに三重県の観光名所をエリアとして盛り込むことで疑似的に観光を楽しむことができる。

参加学生: 4年電子情報工学科 代表 坪井 未来
      4年電子情報工学科    斎藤 優亜
      4年電子情報工学科    古田 花恋
      4年電子情報工学科    南 友基  
      4年電子情報工学科    竹本 飛嵐
サポート教員:電子情報工学科 准教授 板谷 年也