Archive for: 10月 2020

ラクスルでオリジナルデザインの抗菌仕様マスク・マスクケース制作可能に

 ラクスル株式会社が運営する「ラクスル」は、ノベルティ・グッズ制作サービス事業の新商品として、オリジナルの抗菌仕様のマスク・マスクケースの取り扱いを開始すると9月30日に発表した。
 自分でデザイン作成ができないという人も、文字入力だけで簡単に制作ができ、1枚から作成・購入が可能。店舗・企業のユニフォームや、ノベルティとして、また、個人で好きなデザインを作成することもできる。制作・購入できるマスクは、フルカラーで耳まで全面プリントできるマスクとシンプルなワンポイントマスクの2種。マスクケースはフタ付き、ファイル型、折りたたみ型の3種。抗菌仕様について、国内検査機関にて、花粉粒子捕集(ろ過)効率が、フルカラー全面プリントマスク94%、ワンポイントマスク95%と高品質であることが証明されている製品を使用。全面プリントマスク・マスクケースは9月30日販売開始、ワンポイトマスクは10月5日販売開始予定。
■ラクスル「ノベルティ・グッズ制作」サービスの特徴
2019年4月にサービスを開始。年間制作数は既に83万点を突破。
①低価格
発注の際に商品代金に必ず含まれる営業担当者のコストや、注文のたびに必要なデータ制作費用がかからない。全国送料無料。
②少部数(1枚)から制作可能
③デザインソフト無しで簡単に注文可能
Web画面上で簡単にデザインを作成可能

■ラクスル株式会社について
名称 :ラクスル株式会社
所在地 :東京都品川区上大崎2-24-9 アイケイビル1F
代表者 :松本 恭攝
設立 :2009年9月
ノベルティサービスURL:https://novelty.raksul.com/

「マルイ静岡」来年3月下旬、「マルイ池袋」来年8月 それぞれ閉店へ

 10月2日、丸井グループは、ファッションビル「静岡マルイ」と「池袋マルイ」の2店舗を閉店すると発表した。静岡マルイは、来年3月下旬に、池袋マルイは来年8月にそれぞれ閉店する。新型コロナの影響や近隣の商業施設との競合により収益が悪化していた。
 1969年に丸井静岡店として開業した静岡マルイだが、静岡マルイと隣接する「静岡モディ」を合わせた2020年3月期の取扱高は23億円で、前期比18.1%減。静岡マルイの跡地利用は未定。静岡モディは営業を継続する。
 1952年にオープンした池袋マルイは、建物が老朽化し、所有主が建て替えを検討中だという。

茨城県特産の赤ネギ品種「ひたち紅っこ」から新しいアントシアニンを発見 従来の白ネギの8倍以上の抗酸化活性作用、総ポリフェノール含量も2倍以上

 国立科学博物館は、茨城大学、茨城県農業総合センター、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構、岩手大学との共同研究により、茨城県特産の赤ネギ品種「ひたち紅っこ」から新しいアントシアニンを同定したと10月1日に明らかにした。さらに、このアントシアニンを含む赤色の部分(葉鞘)の抗酸化活性を測定したところ、従来の白ネギの8倍以上であり、また同時に総ポリフェノール含量も2倍以上であることも判明し、学術誌(園芸学研究電子版)で公表された。
 茨城県特産の野菜に食品の機能性の面からさらなる価値を与える成果であり、今後の赤ネギの生産・流通拡大に繋がることが期待される。

 赤ネギは葉鞘部が鮮やかな赤色を呈する長ネギ。茨城県で明治時代より県北部城里町(旧桂村)圷地区で独自に栽培されてきた。茨城県農業総合センター園芸研究所では、この在来系統をもとに、より安定的に発色し、在来系統よりも栽培しやすい品種、「ひたち紅っこ」を育成し、2007年に品種登録した。近年では、圷地区以外でも茨城県石岡市を中心に栽培されており、茨城県独自のネギ品種として生産増大が期待されている。

 アントシアニン色素はこれまで植物から700種類以上が報告されている。例えば、ブルーベリーや赤ワインなど。タマネギなどの野菜でもフラボノイドが機能性物質として多く含まれる。本研究では、茨城県特産の赤ネギ品種「ひたち紅っこ」から4種類のアントシアニンと5種類のフラボノイド成分を分離し同定した。それらの成分のうち、もっとも多く含まれているアントシアニンはこれまで自然界で報告されたことのない新しい色素であることが判明した。
 また、高い抗酸化活性が知られているフラボノイドの一種であるクェルセチンの配糖体が高濃度に含まれてた。さらに、「ひたち紅っこ」の赤色の葉鞘部と、従来の白ネギの葉鞘部の抗酸化活性をH-ORAC法で比較したところ、「ひたち紅っこ」の活性は8倍以上であることが示され、抗酸化食品としての有用性が明らかになった。

≪発表論文≫
表題:茨城県特産赤ネギ品種‘ひたち紅っこ’に含まれるフラボノイドの同定と抗酸化活性評価
著者:水野貴行・中根理沙・貝塚隆史・石川(高野)祐子・立澤文見・井上栄一・岩科司
掲載紙:園芸学研究
(一般社団法人園芸学会が出版する和文雑誌、電子版は2020年9月30日付)
URL:https://doi.org/10.2503/hrj.19.237

≪参考文献≫
貝塚隆史・鈴木雅人.2006.赤ネギ「ひたち紅っこ」の育成経過と特性.茨城県農業総合センター園芸研究所研究報告.14: 1–7.

■国立科学博物館
公式ウェブサイト:https://www.kahaku.go.jp
筑波実験植物園:http://www.tbg.kahaku.go.jp
筑波研究施設:https://www.kahaku.go.jp/institution/tsukuba/index.html
茨城県農業総合センター:https://www.pref.ibaraki.jp/nourinsuisan/nosose/cont/index.html

AI英語学習アプリ「TerraTalk」、NEC社の「Open Platform for Education」ユーザーに対し、無償ライセンスの提供を開始

 英語学習アプリケーションの 『TerraTalk(テラトーク)』を運営するジョイズ株式会社(東京・品川区、柿原 祥之 代表取締役)は、国が掲げるGIGAスクール構想の実現に向けて日本電気株式会社(NEC)と連携し、NECの「Open Platform for Education」の全ユーザーに向けて、「TerraTalk」の特別無償ライセンスの提供を開始した。

 これにより、OPEのユーザーは、追加のアカウント設定をすることなく、TerraTalkでの英語学習を開始することができる。無償ライセンスに機能や期間の制限はなく、レベル別、シチュエーション別の各コースの履修が可能となっている。希望者には、教科書連動や、各種試験対策、学年ごとの有料教材オプションを追加で提供していく。

 今回の連携では、NEC社を通して申し込み、OPE向けに設定された無償ライセンスでのTerraTalk利用が可能となる。OPEのシングル・サインオンの仕組みにより、TerraTalk向けのアカウント設定を実施することなく、すぐに使い始めることができるようになる。