Archive for: 4月 2019

「学習塾業に係る経営力向上に関する指針」が策定されました

平成31年4月1日付けで、新たな事業分野別指針として「学習塾業に係る経営力向上に関する指針」が策定された。

経済産業省が、いままでは文章化されていなかった学習塾の目指す方向・姿勢を明文化した。
4月1日、中小企業経営力強化法に紐付いた業種別に指針を設定して、そこに政策的な支援内容や方法を明示した。
いままでは、業種別指針の上位に「基本方針」が存在し、学習塾業はいわばその他大勢としてこの中に練り込まれていた。
学習塾業に係る経営力向上に関する指針が制定されたことで、学習塾各社はこの指針にそって経営力向上計画を策定できることになる。
経営力向上計画は地方の経済産業局に提出し、認定を受けた事業者は、固定資産税の軽減(3年間1/2に軽減)や法人税等の特例措置(即時償却、税額控除)、金融支援等(低利融資、債務保証等)の特例措置を受けることができる。
詳細内容は、現在中小企業庁にて公表されている。

「学習塾業に係る経営力向上に関する指針」が策定されました(中小企業庁)
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kyoka/2019/190401kyokaJuku.htm

<参考>中小企業経営強化法による支援
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kyoka/

小・中学生のための国際ロボット競技会『URC2019』参加申込受付開始

小・中学生を対象とした国際ロボット競技会『URC2019』(Universal Robotics Challenge2019/主催:URC実行委員会、株式会社アーテック)の参加者受付が、本日4月1日(月)より開始された。本競技会は、子どもたちがロボットプログラミングキット『アーテックロボ』を利用して制作したロボットにより、ゴールまでの速さや正確さを競い合うというもの。今年で3回目となる2019大会は、全国11会場で地区大会予選が開催され、各会場で勝ち抜いたチームに海外から参加するチームが加わった決勝大会が、8月24日(土)に大阪大学で行われる予定だ。

海外からはオーストラリア、韓国、台湾、ニュージーランド、フィリピン、モンゴル、ヨーロッパなど様々な国が参加を予定しており、国際色豊かな大会となる見込みだ。

■大会ホームページ
※エントリーはこちらから
http://www.urc21.org/

【開催概要】
名称:URC2019
主催:URC実行委員会、株式会社アーテック
参加費:1名に付き2000円(税込)
申込期間:4月1日~5月20日

<各会場情報>
■東北ブロック
日程:7月27日(土)
会場:宮城教育大学 萩朋会館 2F
住所:宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉149

■関東第1ブロック
日程:7月21日(日)
会場:コミュニティプラザ・コルソ 7Fホール
住所:埼玉県さいたま市浦和区高砂1-12-1

■関東第2ブロック
日程:7月15日(月・祝)
会場:学研ビル 3Fホール
住所:東京都品川区西五反田2―11-8

■関東第3ブロック
日程:7月28日(日)
会場:川崎市産業振興会館4F展示場
住所:神奈川県川崎市幸区堀川町66番地20

■北陸ブロック
日程:7月21日(日)
会場:福井県産業情報センター マルチホール
住所:福井県坂井市丸岡町熊堂第3号7番地1-16

■東海ブロック
日程:7月13日(土)
会場:名城大学 ナゴヤドーム前キャンパス西館2F レセプションホール
住所:愛知県名古屋市東区矢田南4-102-9

■近畿第1ブロック
日程:7月6日(土)
会場:大阪南港ATCホール 10F デザイン振興プラザレンタルスペース
住所:大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビルITM練10F

■近畿第2ブロック
日程:7月7日(日)
会場:デザイン・クリエイティブセンター神戸 1FギャラリーA・B
住所:兵庫県神戸市中央区小野浜町1-4

■中・四国ブロック
日程:7月30日(火)
会場:広島県立総合体育館 大会議室・小会議室
住所:広島県広島市中区基町4番1号

■九州第1ブロック
日程:8月4日(日)
会場:JR博多シティ 大会議室
住所:福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1

■九州第2ブロック
日程:7月27日(土)
会場:グランメッセ熊本2Fコンベンションホール
住所:熊本県上益城郡益城町福富1010

■決勝大会
日程:8月24日(土)
会場:大阪大学 吹田キャンパス コンベンションセンター MOホール 会議室2・3
住所:大阪府吹田市山田丘1-1

■『URC2019』ホームページ
http://www.urc21.org/
■『Artecエジソンアカデミー』ホームページ
https://www.artec-kk.co.jp/school/edison/
■『Gakken×Artecもののしくみ研究室』ホームページ
http://robot.gakken.jp/

小学5・6年生の3割以上が、英語の宿題・課題に取り組む 栄光ゼミナールが調査

 株式会社栄光(東京都千代田区、下田勝昭社長)が運営する進学塾・栄光ゼミナールが、小学生の英語教育に関する意識調査を今年2月6日~同20日に実施した。有効回答は、小学1年生~小学6年生の子供を持つ保護者383人。

 2020年度から始まる新学習指導要領の英語について、「小学5・6年生での教科化」は78.6%、「小学3・4年生での必修化」は、67.6%の保護者が「知っている」と回答し、多くの保護者が認知していることがわかる。

「学校での英語に関する授業や取り組み」「学校から出される英語に関する宿題・課題」について、2017年度と2018年度を比較すると、最も多かったのは「授業や取り組みが『増えた』」で、保護者の44.9%が回答。

「今年度から始まった新学習指導要領の移行期間が影響している」と栄光ゼミナールは考える。

 宿題・課題に関して、最も多くの保護者が回答したのは「英語に関する宿題・課題はない」。しかし、小学5・6年生に限ると「増えた」「変わらない」と保護者の34.0%が回答し、小学5・6年生の3分の1以上が、英語の宿題・課題に取り組んでいることがわかった。

 子供が小学生の間に特に身に付けさせたい「英語4技能(話す・聞く・読む・書く)」を質問したところ、54.3%の保護者が「話す力」と回答し、最も多い。次いで、「聞く力」が35.5%となり、小学生の保護者の約9割が「話す」「聞く」力を重視していることがわかる。

 学校の授業外で、英語に関する学習や習い事に関しては、「している」と回答したのが保護者の32.1%で、小学生の3割以上が、授業以外で英語学習や英語の習い事に取り組んでいることがわかった。

 そのうち、「英会話教室(ネイティブ講師)」(34.4%)が最も多く、「英会話教室(日本人講師)」(32.8%)と続く。

「英会話教室のレッスンは、保護者の多くが子供に身に付けさせたいと思っている『話す力』『聞く力』を鍛える内容も多く、英会話教室のニーズが高いのではないか」と栄光ゼミナールは分析する。

 また、「小学校や自治体で行っている、英語の授業や取り組みで知っているもの(公立小学校での取り組み)」として、

「週2回授業があり、それぞれネイティブと日本人が担当。4年生から動詞の活用形を覚え、単語や筆記テストも実施」

「ICTを活用してリスニング・発音等を練習し、ネイティブによる授業の不足を補っている」

「市独自の英語学習ビデオを作製し、帰りの会の前に10分ほどの学習を毎日行っている」

「公立の小学校ですが、オーストラリアの提携校と生徒同士の交流があり、学習発表会でその取組と成果が発表された」

「東京都の英語村に学年全員で出かけた」

などの回答が得られた。

 2018年度より新学習指導要領の移行措置期間が始まり、その影響は着実に出ていることがわかる。その中で、英語に関する学習や習い事をしている子供は3割だが、小学生の保護者の約9割が「話す」「聞く」力を重視していることもわかっており、このニーズに民間教育がどう応えられるかが鍵を握りそうだ。