Archive for: 10月 2018

大英博物館が所蔵する文化財の高精細複製品を文化財活用センターへ寄贈 「平家物語 一の谷・屋島合戦図屏風」を制作

特定非営利活動法人 京都文化協会(以下 京都文化協会)とキヤノン株式会社(以下 キヤノン)が共同で取り組んでいる「綴(つづり)プロジェクト」(文化財未来継承プロジェクト)の第11期作品として、大英博物館所蔵の「平家物語 一の谷・屋島合戦図屏風」の高精細複製品を独立行政法人 国立文化財機構文化財活用センター(以下 文化財活用センター)へ寄贈し、東京国立博物館にて公開をすることがわかった。

平家物語 一の谷・屋島合戦図屏風(左)

平家物語 一の谷・屋島合戦図屏風(右)

「平家物語 一の谷・屋島合戦図屏風」は、江戸時代(17世紀)の作品。平家の滅亡を導いた2つの戦いが両隻に描き分けられており、右隻は、寿永3年(1184年)2月、源義経らの率いる源氏が平家のこもる摂津福原に奇襲をかけた「一の谷合戦」、左隻は、翌年の文治元年(1185年)2月、屋島によった平家が源氏に追われ、志度浦(しどうら)に逃れる「屋島合戦」です。義経のひよどり越えの場面や那須与一の挿話など、「平家物語」によって親しまれてきたいくつもの名場面が両隻に描かれ、確かな画面構成力と緻密な描写力を備えた有力な画人の手によるものと考えられている。

「綴プロジェクト」では、今期(※)の作品より、複製品の制作過程で使用するカメラやレンズなどの機材を刷新し、これまで以上に高精細な複製品(本作品の画像データの総画素数は約54億画素)を実現している。

作品のオリジナルは現在、大英博物館に所蔵されている。その高精細複製品を文化財活用センターに寄贈することで、日本絵画の名品の“里帰り”が実現する。

■ 寄贈作品は東京国立博物館で公開

作品は、2018年12月2日まで、東京国立博物館で展示される。
また、「綴プロジェクト」第11期「平家物語 一の谷・屋島合戦図屏風」の活動に関する記録映像も展示場所およびキヤノンのホームページ(global.canon/ja/tsuzuri/movie.html)で公開している。

第97回あしなが学生募金、10/20から全国200か所で実施

あしなが育英会(東京都・千代田区 玉井 義臣 会長)の大学・専門学校奨学生を中心に組織されるあしなが学生募金事務局は、10月20日(土)から全国200か所の街頭で、日本とアフリカの遺児の奨学金を募る「第97回あしなが学生募金」をおこなった。
あしなが育英会は経済苦から進学を諦める遺児の「進学の夢」を守るべく、18年4月に返還の必要がない給付型奨学金(高校月2万円、大学月3万円)を新設した。
9月の調査では、3割を超える奨学生が「給付型奨学金ができたおかげで進学することができた」と回答したことから、給付型奨学金が遺児進学のカギであることが明らかになった。
今まで以上に多くの遺児の進学が可能になる一方で、あしなが奨学金はすべてをご寄付で運営しているため、年42 億円(18 年度必要額。17 年度は22 億円)の奨学金財源の確保は深刻な課題だ。

「『未来の教室』実証事業」、委託事業者の第2次公募採択が続々追加

各国で「学びの革命」が行われている。その中、経済産業省は、「第4次産業革命」「人生100年時代」「グローバル化」などを捉え、EdTech・個別最適化・ 文理融合(STEAM)・社会課題解決をキーワードに、効率的な知識習得と創造的な課題発見・解決能力育成を両立する新たな学習プログラムの開発・実証を行う「『未来の教室』実証事業」を進めている。10月17日には、第2次公募追加採択が発表された。
 株式会社スプリックス(東京・豊島区、平石明社長)は、同社が運営する学習塾「自立学習RED」の公教育導入を実証する。自立学習REDは、AI(人工知能)を活用した個別最適化学習プログラムを提供している。この基幹エンジンに使われている「eフォレスタ」は、主に中学校の定期テストの点数獲得を目的として、教科書に準拠した形で同社が開発したもの。
 スプリックスは、「未来の教室」における「探究プロジェクト(STEAM)」に取り組む土台となる「教科学習」の体系を、eフォレスタの活用により総合的に構築する。また、将来的な公教育と民間教育の連携も視野に入れる。
 スプリックスの常石博之副社長は、「REDのeフォレスタを学校のメインシステムとして使うと想定し、その修正箇所を研究してもらうものです。実証から得られたデータをもとに、主要5教科全てについて設計し直したあと、実装していく足の長いプロジェクトになる予定です」と、本事業について語る。
 株式会社キャタル(東京・渋谷区、三石郷史代表)は、同社が提供するライティング添削プラットフォーム「Rewrites(リライツ)」を用いた学校教育プログラムが採択された。
 Rewritesは「書く」「フィードバック」「書き直す(リライト)」を繰り返すことで英語力の向上を目指す。ICTを活用し、世界の名門大学出身者やバイリンガルなど、英語の高いライティング力を持つ教師から指導を受けることができるもの。

Rewriteのフィードバック(一文ごとにコメントしたテキスト)

 生徒が、Rewritesに物語のサマリーやエッセイなどの文章を入力し提出すると、1週間程度でフィードバックが届く。フィードバックには、動画によるメッセージと、文法の指摘やネイティブがする言い回しのアドバイスなどを一文ずつ丁寧にコメントしたテキストの2種類が用意される。書き直したものを再送付すると、再度フィードバックを受け取ることができる。このサイクルを繰り返すことで、高いライティング能力の習得を目指していく。

英検がスピーキング、ライティングのAI自動採点を導入 大学入学共通テスト見据え、19年度から

日本英語検定協会(英検協会)は10月18日までに、英検のスピーキング(話す)やライティング(書く)で、人工知能(AI)を活用した自動採点を2019年度から順次導入すると発表した。従来通りの人による採点と組み合わせ、精度向上や時間短縮を目指す。

 20年度に始まる大学入学共通テストでは、英検などの民間検定試験の結果が入試に利用される。英検協会の担当者は「入試利用も見据え、より公平公正な検定結果になるよう最新のテクノロジーの活用が重要だ」と述べた。

 自動採点は、19年度に「話す」の4、5級で、「書く」の1~3級で導入される。大学入試に利用できるコンピューター端末を使った新方式では、2級、準2級、3級の全てで19年度から始める。

 英検協会は株式会社サインウェーブと共同で自動採点の精度を検証。「話す」の4級と5級で人による採点と比較すると、英文の音読や、決まった答えのある質問に英語で答える問題で、いずれも90%以上がほぼ一致した。一方、受験者が自身に関することを自由に答えられる問いでは一致率にばらつきがあり、課題もみられた。

第15回 日本e-Learning大賞 受賞者が決定

一般社団法人e-Learning Initiative Japanは、『第15回 日本e-Learning大賞』において、eラーニング事例のグランプリとなる最優秀賞「日本e-Learning大賞」および「経済産業大臣賞」「文部科学大臣賞」「厚生労働大臣賞」「総務大臣賞」ほか受賞者を決定、発表した。この表彰式をeラーニングの専門フォーラム『eラーニングアワード 2018 フォーラム』(2018年11月14日(水)~16日(金))内の日本e-Learning大賞トラックにて開催する。
​※『日本e-Learning大賞』とは
企業・学校・自治体などにおける、eラーニングを活用したコンテンツ・サービス・ソリューションの中からとくに優れたものを選出するアワード。

■「第15回 日本e-Learning大賞」受賞者一覧
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■日本e-Learning大賞(最優秀賞)
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株式会社ソニー・グローバルエデュケーション
作品名:KOOV for Enterprise ~ 探究心と創造力をあなたの教室に ~

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■経済産業大臣賞
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株式会社COMPASS
作品名:AI型教材Qubena(キュビナ)

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■文部科学大臣賞
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株式会社ドワンゴ
作品名:N予備校

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■総務大臣賞
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学校法人産業能率大学 総合研究所
作品名:ICTを活用した正解のない学び 「新入社員研修Beyond」

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■厚生労働大臣賞
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凸版印刷株式会社
作品名:CoreLearn(コア・ラーン)

■ICT CONNECT21会長賞
NTTコミュニケーションズ株式会社
作品名:教育クラウドプラットフォーム「まなびポケット」

■医療系eラーニング全国交流会会長賞
大阪府立大学大学院 総合リハビリテーション学研究科
作品名:地域包括ケアシステムの構築を推進するリハビリ専門職の育成 -eラーニングを活用した生涯教育プログラム-

■日本電子出版協会会長賞
ギノ株式会社
作品名:paizaラーニング

■EdTech特別部門賞
Catch It Play Inc.
作品名:Catch It English

■EdTech特別部門賞
株式会社テレメディカ
作品名:体験型聴診eラーニングシステム聴診専用スピーカ『聴くゾウ』と『聴診ポータルサイト』

■SNS活用教育特別部門賞
保健医療経営大学、チエル株式会社、株式会社エデュプレイ
作品名:LINE@を利用した学習環境

■VR活用教育特別部門賞
獨協医科大学語学・人文教育部門&情報教育部門
作品名:医学英語を体験型VR・ロボット連携教材で学ぶ

■アダプティブラーニング特別部門賞
株式会社データミックス
作品名:ConcentrateLMS

■グローバル特別部門賞
株式会社 チョンダムラーニング
作品名:タブレットベースのスマートクラスソリューション

■スポーツ教育特別部門賞
株式会社SPLYZA
作品名:SPLYZA Teams 選手自ら考える力を身につけるためのゲーム分析ツール

■ダイバーシティー特別部門賞
株式会社Lean on Me
作品名:Special Learning(障がい福祉専用eラーニング)

■バーチャルクラス特別部門賞
富士ソフト株式会社
作品名:新技術教育からビジネス協創へ、ソーシャルメディア連携による理解の深化から継続的な学びへの取り組み

■プログラミング教育特別部門賞
株式会社Z会
作品名:Z会プログラミング講座with LEGO(R)Education

■プログラミング教育特別部門賞
株式会社アプリボット
作品名:子供向けオンラインプログラミング学習サービス QUREO(キュレオ)

■英語4技能教育特別部門賞
株式会社明光ネットワークジャパン、株式会社mpi松香フォニックス
作品名:「明光みらい英語」-eラーニングを活用した新たな可能性

■経営シミューレション教育特別部門賞
株式会社ビジネスコンサルタント
作品名:学び方を変える 実践型eラーニング

■最適化教育特別部門賞
山梨OQT
作品名:全国医療従事者のための山梨OQT医療安全eラーニング

■人財育成 人づくり特別部門賞
株式会社グロービス
作品名:未来を切り拓く仕事力をスマホで?。定額制動画学習サービス「グロービス学び放題」

■eIJ Global賞 ※アジアeラーニングトラックにて表彰
GLOBEPOINT INC
作品名:VRWARE School

■eIJ Global賞 ※アジアeラーニングトラックにて表彰
Hunet Inc.
作品名:Get the adventure of management, ARGO

■eIJ Global賞 ※アジアeラーニングトラックにて表彰
独立行政法人 国際交流基金
作品名:日本語学習プラットフォーム「JFにほんごeラーニング みなと」の開発と運用

通話型スキルシェアアプリ”TalkLink”Android版リリース

リノフト株式会社(代表: 峪口雄太)は、通話型スキルシェアサービスとしてAndroidアプリ”TalkLink“をリリースした。今回リリースキャンペーンとして、期間限定でインストールしていただいた方に無料で200コインを配布する。

​<TalkLinkとは>
TalkLinkは疑問や相談があるユーザーがそのカテゴリーを得意とする「パートナー」に通話でリアルタイムに相談できるアプリ。TalkLinkを活用することで、ユーザーはその分野を得意とするパートナーに直接質問することができる。
アプリには、カテゴリーごとにその分野を得意とするパートナーが一覧になっている。​

スキルのある方は、自らがパートナーとして登録しユーザーからの疑問や相談に応えることで、お金を稼ぐこともできる。
登録方法も教えるカテゴリーを登録するだけなので、簡単にパートナーとしての登録が可能だ。

9月から事前登録者を募集し、教育系人気YouTuberの「ヨビノリたくみ」さんや文学系人気YouTuberの「ベルりんの壁」さん等にパートナーとして登録している。

<TalkLinkの特徴>
音声通話・ビデオ通話・画面共有機能を用いてリアルタイムで質問ができる。→手元の資料を見せながら通話することができ、様々な場面に対応可能
簡単な登録で誰でもパートナーになれる。
パートナーは自らの設定金額と通話時間に応じて報酬を獲得できる。

60,000語以上の英語を収録した“AR地球儀”販売へ 小学生対象の異文化理解と英語力を両立させる知育道具

株式会社グローバルアジアパートナーズ(東京都・中央区 塚本 英二 代表取締役)は、世界の文化を楽しみながら英語で学習できるAR地球儀『Shifu Orboot(シーフ オーブート)』の販売を開始した。

「Shifu Orboot」は、米国のスタンフォード大学とインド工科大学の卒業生が創った今までにない革新的な新しいAR地球儀となる。コンテンツは全て英語で収録されており、内容も各国の文化、動物、建造物、料理など幅広く、60,000語以上収録している。

スマートフォンやタブレットを起動して、カメラを地球儀にかざすと、最先端のAR技術による様々な3Dアニメーションが現れる。例えばアフリカのサファリにいる象のイラストを読み込むと、その象が立体的に目の前に現れ英語のナレーションが詳細に読み上げられる。そして出現したゾウにエサを与えることもできる。

▽『Shifu Orboot』の使い方動画リンク先
https://www.youtube.com/watch?v=5IvPBd9gw1w

【商品概要】
商品名    :Shifu Orboot
サイズ    :直径約25cm 高さ約29cm
重量     :約1.2g
参考価格   :8,980円(税込)
販売場所   :グローバルアジアパートナーズ Amazon.co.jp店
        「信頼第一 喜び本舗」 http://qq2q.biz/Mo2r

ファンファンラーニング、2020年度の英語学習必修化に向け、東京学芸大などと共に進めるエンターテインメント型英語教育の産学協同研究を本格稼働

アクティブラーニングとエンターテインメントを掛け合わせた「ファンラーニング」のメソッドを用いた英語学習方法を開発するファンファンラーニング株式会社(山中 裕人 代表取締役)と国立大学法人 東京学芸大学(出口 利定 学長)、東京学芸大こども未来研究所(鉃矢 悦朗 理事長)は、テクノロジーの発展とグローバル化が加速する新時代に対応したファンラーニング型・英語学習コンテンツの産学協同研究を10月18日より本格的に開始する。

 本研究では、東京学芸大学、東京学芸大こども未来研究所と共にファンラーニング型・英語学習コンテンツのより実践的・効果的な活用を目指す。共同研究のキックオフとして、2018年10月18日の学芸大附属世田谷小学校におけるミュージカル公演を実施し、ファンラーニング型・英語学習コンテンツを実際の学校現場で継続的に使用することにより、学習効果の検証や、子どもたちの学習特性における変化の検証に取り組む。

◯共同研究の目的:
・産学協同による、教育現場で広く実践可能なファンラーニング型・学習コンテンツについての研究
・ファンラーニング型・学習コンテンツ利用による子どもたちの学習特性における変化の検証
◯共同研究内容:
・ファンラーニング型・学習コンテンツの教育現場での実践利用とその学習効果の検証
・子どもたちの学習特性における変化についての検証
・共同研究の対象
 「マグナとふしぎの少女」シリーズ ファンラーニング型・学習コンテンツの
  ー”ミュージカル”
  ー”英語授業用ビデオレター”
  ー”英語学習アプリ”
  ー”英語発音かるた”
  ーその他新規開発予定のファンラーニング型・学習コンテンツ

早稲田アカデミー 新グラフィック広告「本気は無敵。」を初公開

株式会社早稲田アカデミー(東京都・豊島区 古田 信也 代表取締役社長)は、12月26日(水)~1月7日(月)※に行われる冬期講習会の募集開始に伴い、広告キャラクターの芦田愛菜さんが登場する新グラフィック広告を10月15日(月)より公開する。  ※地域によって一部日程が異なる

・タイトル :冬期講習会募集広告「本気は無敵。」篇
・出演 :芦田愛菜
・広告展開先 :交通広告
<駅構内>
実施期間:11月5日(月)~11月29日(木)
掲載場所:JR線・東京メトロ・東急線・京王線・小田急線・西武線・東武線・都営地下鉄線・横浜市営地下鉄線・相鉄線・東葉高速線・つくばEX線・京浜急行線・京成線 各線にて展開
<車両内>
実施期間:JR線 – 11月5日(月)~11月12日(月)
     私鉄各線 – 11月5日(月)~12月5日(水)
掲載場所:JR線・東京メトロ・東急線・京王線・小田急線・西武線・東武線 各線にて展開

「Amazon知育・学習玩具大賞2018」を発表

Amazonは、3回目となる「Amazon知育・学習玩具大賞2018」(http://www.amazon.co.jp/chiiku1)を発表した。

この賞は、Amazonで販売している国内外の数万点の知育・学習玩具の中から、Amazonカスタマーレビューと、脳研究、情操教育の分野で深い見識を持つ専門家に加え、今年から新たに、Amazonの社員の意見をもとに、子どもの知的発達や好奇心を刺激するおもちゃを選定する。

大賞には、頭を使って工夫しながら課題を解決するという科学の基本的要素を学ぶアニメ「ピカちんキット」に登場する実験道具が選ばれたほか、審査員特別賞には、これまでの積み木では不可能だった形を想像し、作ることが出来る磁石内蔵の木製ブロック「テグ 積み木 マグネットブロック」が選ばれた。

今年8月にAmazonが実施した意識調査によると、グローバルな働き方や理数系の仕事のニーズが増える中、子どもが今後の社会で活躍するうえで必要なスキルとして、全体の64%の親が「英語・英会話」、44%の親が「科学技術・理系」の分野の早期教育に関心があることがわかった。一方で、「何をやらせたらいいのかがわからない」や、塾や教材などの「費用が高い」という理由から、「英語・英会話」「科学技術・理系」の教育に関心のあると答えた親の約半数が「特に何もしていない」という現状であることもわかった。またプログラミングに関しては、関心のある親の約7割が「特に何もしていない」と回答している。
このような傾向を背景に、今後子どもに与えたい知育玩具として全体の6割の親が「英語・英会話系」「数字・数学系」のおもちゃを挙げており、英語や理数系の分野の知育玩具へのニーズが高まりつつある。

主な選考基準:
■一次審査: 数万点のおもちゃの中から、Amazonカスタマーレビューにより、49点のおもちゃを選定。
1. 購入したお客様から、高い支持を得ていること。購入者したお客様が投稿したカスタマーレビューの件数が2件以上、かつ星の数は平均4.0以上とする。
2. その商品1点だけで子どもが遊べるおもちゃ。2商品以上購入しないと遊べないセット商品は対象外とする。
3. 店舗やオンラインサイトなどで入手が可能なおもちゃ。ただし廃番のおもちゃは対象外とする。

■二次審査: 脳研究、情操教育の専門家、英語に精通したAmazonの社員の審査により、「知育・学習玩具大賞」(1点)、部門賞(プログラミング、サイエンス、英語の3点)、審査員特別賞(1点)を選定。
1. 「知育・学習玩具大賞」は、知的発達や好奇心を刺激するおもちゃであり、かつ、専門分野の視点から、注目すべきポイントがあるおもちゃとする。
2. 「部門賞:プログラミング」は、プログラミング的思考を育むことが期待できるおもちゃとする。
3. 「部門賞:サイエンス」は、科学・算数に関連する能力を育むことが期待できるおもちゃとする。
4. 「部門賞:英語」は、親子で英語が学べるおもちゃとする。
5. 「審査員特別賞」は、各審査員が専門分野の観点から優れていると評価したおもちゃとする。

■Amazon特別賞:
新商品のため一次審査の基準を満たさずノミネートされなかったが、既に海外で販売されており評価が高いおもちゃ、もしくは評価が高いが認知度が低いおもちゃをAmazonおもちゃ&ホビー事業部が選定。

二次審査 審査員​
・脳研究者:池谷裕二(いけがや・ゆうじ)氏
脳研究者、東京大学 薬学部教授。研究の傍ら、脳と教育に関する著書も多く、「進化しすぎた脳」「記憶力を強くする」は20万部を超えるベストセラーになっている。

・NPO法人CANVAS 理事長:石戸奈々子(いしど・ななこ)氏
東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、NPO法人CANVAS、株式会社デジタルえほん、一般社団法人超教育協会等を設立、代表に就任。慶應義塾大学教授。これまで3,000回のワークショップを開催し、約50万人の子どもたちが参加している。

・Amazon社員
英語部門に関してはAmazonの社員の中から英語を母国語とする社員、もしくは家庭内で日常的に英語を使用する社員が選出。