Archive for: 12月 2016

小中高生対象に未踏人材発掘育成事業の魅力伝えるイベント 12月17日に開催

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が行う人材発掘及び育成プロジェクト「未踏人材発掘育成事業(通称:未踏)」の活動や魅力について小中高生ならびに高専生にも広く知ってもらおうと、12月17日(土)に一般社団法人未踏が主催するイベントが開催される。場所は、日本のトップYouTuberである「Hikakin」らが在籍するUUUM株式会社(東京都港区6丁目10−1)。

「未踏」は、プロジェクトを提案して採択されると、最高で使途自由な170万円程度(18歳以下の場合)のプロジェクト費用が採択期間中(2017年度は2017年6月から2018年3月)に受け取ることができる。お金がないが時間とアイデアと技術がある若い開発者には夢の様な取り組みとなる。しかも、様々な分野のエキスパートであるプロジェクトマネージャーや、あらゆる分野で活躍する未踏の卒業生から、定期的にアドバイスをもらうこともでき、卒業後は未踏コミュニティの一員として様々なメリットを享受できる。

ただ、これまでは未踏に関する情報は採択者が多い一部の大学(例えば東京大学や筑波大学等…)以外では、なかなか手に入れにくいというのが実情だったため、小中高生や高専生ではなかなか情報に触れる機会もなかったのが実情だ。

2017年度の応募期限である2017年3月3日を前に、このイベントに参加して、主旨や目的を理解したうえで書類を作成しても十分間に合うように日程を調整したといい、「未踏ってなんだろう?」「未踏のレベルってどんななんだろう?」「自分のレベルでついていけるんだろうか?」「未踏に採択されるとどんなメリットがあるんだろう?」「過去に未踏に採択された中高生はどんなプロジェクトをやっていたんだろう?」といった疑問を持つ小中高生ならびに、高専生はぜひ参加してほしい。

同イベントの開催時間は14時から18時で、参加費は無料。この日は、未踏の卒業生でもあるメディアアーティストの落合陽一氏や、株式会社UUUMでCTOを務める尾藤正人氏らの講演も聞くことができる。なお、同イベントは未成年者を対象に行われるため、親権者同意書に保護者がサインして当日提出する必要がある。参加申込みならびに親権者同意書のダウンロードは専用サイトから。

キットメール  全国の郵便局で販売開始

日本郵便とネスレ日本(神戸市)は12月6日、受験生に人気があるチョコレート菓子「キットカット」に、手書きの応援メッセージを添えて郵送できる商品「キットメール」の販売を始めた。全国の郵便局(一部の局は除く)で来年3月31日まで扱う。

保育所 空きビル・空き店舗に開設しやすく 東京都

東京都は、待機児童の解消に向け、空きビル・空き店舗を保育所に転用しやすくする規制緩和に乗り出す。建物の安全性を証明する建築基準法上の「検査済証」がなくても、区市町村が安全性を確認すれば、保育所を開設できるようにする。年内にも保育所設置の要綱などを改正し、空きビルを使った保育所の新設を後押しする。

 都は5日付で保育所設置手続きの要綱を改正する通知を区市町村に出した。要綱改正後は空きビルを保育所に転用する際、建物の検査済証がなくても、区市町村が安全を確かめれば認めるようにする。建てた当時の建築基準法の関係規定に適合していると区市町村が確認した文書があれば、検査済証の代わりになる。

ミャンマーに介護施設、学研

学研ホールディングスはミャンマーで介護施設の運営に乗り出す。グループで介護事業を手がける学研ココファン(東京・品川)が来年4月、現地で通所介護(デイサービス)の事業所を開く。日本に続き、これから高齢化が進むとみられるアジアで事業を拡大する計画で、2020年までに中国や東南アジアのうち3カ国10拠点で介護サービスを提供する。運営は現地の合弁会社「学研エースエデュケーション」が手がける予定。日本の介護事業者のミャンマー進出は初めて。最大都市ヤンゴンの市中心部にデイサービス事業所を設ける。

新元素名称を「ニホニウム」元素記号は「Nh」

理化学研究所のチームが発見し、命名権を獲得した原子番号113番の新元素について、元素名を決める国際純正・応用化学連合は11月30日、理研の提案通り名称を「ニホニウム」(nihonium)、元素記号を「Nh」に正式に決定した。アジアで発見された元素が周期表に記載されるのは初の快挙で、同連合はニホニウムを記した周期表をホームページで公表した。

エナジード、エデュケーショナルネットワークと提携し21世紀型キャリア教育教材を全国の教育機関に提供

株式会社エナジード(東京・港区、氏家光謙社長)は、学習塾「栄光ゼミナール」を運営する株式会社栄光(Z会グループ)のグループ会社である株式会社エデュケーショナルネットワーク(東京・千代田区、二瓶嘉男社長)と2020年の入試改革に向けた「21世紀型キャリア教育ENAGEED」の提供を12月1日から正式に開始した。

「ENAGEED」は、21世紀を支える生徒が自分の可能性を正確に理解し、「いま予想されている未来で戦う力」を学校教育・塾で身につけることができる教材コンテンツ。2020年の入試改革に向けて、アクティブラーニングや英語の4要素など、学び方(HOW)が重視されている。しかし、それ以上に「何を学ぶか(WHAT)」が今後の国の成長を決めると考える株式会社エナジードは「未来に予測されていること」や「社会に価値を生む方法」などを体系化させた。そこで、教育機関のベストパートナーとして数多くの教育機関や自治体に教育ソリューションサービスを提供する株式会社エデュケーショナルネットワークと販売に関する提携を行うに至った。

2020年からはじまる入試改革では「思考力・判断力・表現力」が求められ、「正解のない問い」が増えると言われている。さらに文科省からは、能動的に考える為のアクティブラーニングの学校導入が勧められているものの、それに対し学校現場では教員の業務過多から文科省が求める内容への対応が難しい現状がある。そんな中、エナジードは教員に負荷をかけずに次世代に求められるスキルを育む教材を開発し、提供を開始。エデュケーショナルネットワークと共に全国の小中学校・高校・学習塾を中心とした教育機関への導入を進める。

総合学習プログラム「ENAGEED」

総合学習プログラム「ENAGEED」

全国私教連 調査 私立高学費滞納率 過去初めて1%割る

私立高校に通う生徒のうち、3カ月以上学費を滞納している割合は0.89%(今年9月末時点)で、1998年の調査開始以降で最低だったことが、全国私立学校教職員組合連合(全国私教連)の調査で分かった。昨年より0.2ポイント低下。1%を割るのは過去初めて。4~9月に経済的な理由で中退した生徒の割合も昨年に比べて0.002ポイント低い0.01%と過去最低となった。調査は34都道府県の私立高校310校(全日制私立高校全体の24%)を対象に実施した。対象生徒数は27万4903人。

東京大学と筑波大学のスーパーコンピューター 計算速度は「京」の2.2倍

東京大学と筑波大学は12月1日、計算速度が国内最高のスーパーコンピューター「オークフォレスト・パックス」の運用を始めた。最大で1秒間に約2京5000兆回(京は1兆の1万倍)の計算ができ、理化学研究所の「京」(神戸市)の計算速度の約2.2倍となる。新しいスパコンは、富士通が超高性能な部品などを使って製作した。東大柏キャンパスに設置され、開発費は5年半のリース料も含め約72億円。実験的な運用を経て、来年4月から地球の大気の状態のシミュレーションや素粒子の研究など、高度な計算が必要な分野で活用される。

近大国際学部 1年生は全員が留学必修

近畿大(大阪府東大阪市)が今春開設した国際学部の定員は1学年500人。1年間の留学が必修で、今年はグローバル専攻約480人が米国へ、東アジア専攻約60人が台湾や韓国などへ秋から留学した。その第1期生となる1年生約540人全員が今秋、海外へ旅立った。近大によると500人もの学生を一斉に海外に送り出すのは珍しいという。ビザの申請や保険の加入といった煩雑な手続きを大学側がサポートする。

今年生まれた赤ちゃんの名前のランキング「大翔」「葵」が2年連続1位

明治安田生命保険は11月28日、今年生まれた赤ちゃんの名前のランキングを発表した。男の子は「大翔」(ひろと=主な読み方)、女の子は「葵」(あおい)が2年連続で1位を獲得。大翔はここ10年間で計7回、葵は計3回で1位となっている。男の子の2位は蓮(れん)、3位は悠真(ゆうま)。女の子の2位はさくら、3位は陽菜(ひな)だった。体操の内村航平選手の名前は312位から41位に躍進。サッカーの遠藤航選手も878位から41位、テニスの錦織圭選手は878位から60位に上がった。