東京地検特捜部は10月4日、ウィッツ青山学園高校(三重県伊賀市)を巡る就学支援金詐取事件で同校運営会社「ウィッツ」の元監査役、馬場正彦容疑者(56)を詐欺罪で起訴した。起訴状によると、馬場被告は15年、高卒で受給資格がなかったり就学実態がなかったりした生徒14人の就学支援金約251万円を国からだまし取ったとされる。馬場被告と共謀したとして捜査していた元生徒や四谷キャンパスの元代表については、関与の度合いが低いなどとして不起訴処分(起訴猶予)とした。
サッカーJリーグのサンフレッチェ広島に入団が内定した、昌平高校の松本泰志選手は10月3日、同校で記者会見し、「1年目からスタメン出場し、日本代表に顔になれるようにがんばりたい」と意気込みを語った。
松本選手は、高校1年生の頃からレギュラーとして多くの公式戦に出場し、同校初の全国大会出場にも貢献。2年生の頃は怪我に苦しみながらも、チームの中心選手として活躍。3年生となった今年は、主に左サイドでプレー。両足ともにキックの精度が高く、高校総体では大会優秀選手にも選出された。
松本泰志選手がプロを目指すきっかけは、「不調だった2年生の頃に監督から励まされて意識が変わった」と記者の問いに答えた。将来の目標は、「1年目からスタメンで出れるように練習に励み、サンフレッチェや日本代表の顔になれるようにがんばりたい」と意気込みを語った。サンフレッチェのスカウト・村山哲也氏によると、松本選手の存在は彼が1年生の頃から知っていて、今年広島県で開かれたインターハイの後に、サンフレッチェの合同練習に参加してもらい、左右差のない正確なボールコントロールをはじめ、トリッキーさやアイディアを兼ね備えた得点に繋げるの自分なりの形を持っているのが特徴的」という。
「CEATEC(シーテック)ジャパン2016」が10月4日、幕張メッセ(千葉市)で開幕した。出展社・団体数が前年比22%増の648で4年ぶりにプラスとなり、2008年(804社・団体)以来の規模まで戻した。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」を主なテーマに国内外の企業が製品やサービスを披露する。
日立製作所やトヨタ自動車、シャープなどのブースでは接客などの企業向けや家庭用のロボットを相次いで展示。来場者の目をひいた。パナソニックはIoTを活用した技術で暮らしやビジネスが変わる様子をブースで紹介する。家電色は一段と薄まった。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)やセコム、タカラトミー、JTBなど異業種がそろう「IoTタウン」が会場中央に設けられた。金融とITを組み合わせたフィンテックなどIoTを活用したサービスを紹介。新たな街の形を提案する。
文部科学省は9月29日、全国の小学6年と中学3年を対象にした2016年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト、学テ)の結果を公表した。各回の全国平均を100として正答率が低い3県と比較したところ、07年度に3.7ポイントあった中学数学Bの差が今回は2.0ポイントに改善。上位と下位の差も縮まった。小学校の算数Bを除く小中7科目で07年度より数値が向上し、15年度と比べても5科目で改善した。、文科省は「各地で学力の底上げが続いた成果」と分析している。
今年4月、全国の国公私立の小中学校2万9千校に在籍する207万人が国語、算数・数学で受け、それぞれに知識を問うA問題と活用力を測るB問題が出題された。