地域での就労を条件に奨学金の返済を肩代わりする自治体が10県程度で導入している。地方では東京などへの若者の流出に歯止めがかからず、労働力不足が深刻化している。奨学金返済の負担を軽減することで地域への転入を促し、労働力の確保につなげる。2014年度に奨学金を利用している大学生・短大生は103万8000人で、全学生数に占める割合は38.7%。授業料や入学料が高止まりしており、奨学金の利用者が増えているとされる。返済に苦しむ人も多く、3カ月以上延滞している人は約17万人にのぼる。
スウェーデンの音楽配信サービス大手、スポティファイは近く日本でサービスを始める。無料版と月980円の有料版を用意する。同社は聴き放題の音楽配信の先駆けとして知られる。広告収入で稼ぐ無料版を中心に利用者を増やしてきた。日本でもほぼ海外同様のサービスを提供する。2006年に創業したスポティファイは世界に1億人超の利用者がおり、最大手の一角。広告表示がない有料版の会員数も約3000万人を数える。日本での展開については電通と資本・業務提携を結んで進出準備を進めてきた。
今夏にも日本で試験サービスに乗りだし、今秋から一般向けに事業を開始する見通しだ。楽曲提供についてエイベックス・グループ・ホールディングスやユニバーサルミュージックなど主要なレコード会社と合意したもよう。