Archive for: 1月 2016

明光義塾のゴールデンクラブ新年研修会で中谷彰宏氏が特別講演

首都圏に明光義塾を展開するFC(フランチャイズチェーン)加盟オーナーで構成される「ゴールデンクラブ(GC)」の新年研修会が、1月10日(日)、TKPガーデンシティ千葉でおこなわれた。

GC新年研修会で幹事を務めたプラスラフの磯野好男代表

研修会の幹事を務めたプラスラフの磯野好男代表

今年で15回目を数える同研修会には、ゴールデンクラブに加盟する、株式会社リード、株式会社プラスラフ、株式会社サフネ、ネクストワングループの社員のほか、株式会社明光ネットワークジャパンの田上節朗社長、山下一仁副社長や、東北、北陸、近畿、中国、九州などの各地方のオーナーら約170名が出席した。

GCの研修会は、2001年に明光義塾のFCに加盟するオーナー同士の懇親会として、リードの内田尚士代表、サフネの髙見澤實代表、ネクストワングループの荒木隆巖会長の3人により、計14教室の研修としてスタートした。

髙見澤代表

サフネの髙見澤實代表

ネクストワングループの荒木隆巖会長

ネクストワングループの荒木隆巖会長

リードの内田尚士代表

リードの内田尚士代表

今回の研修会では、リード、プラスラフ、サフネ、ネクストワンの各社から年頭の方針発表がおこなわれ、事業承継、営業活動、地域におけるブランド力の向上、マネジメントに関する具体的な目標設定と施策に関する方針が示された。

特別講演をする中谷彰宏氏

特別講演をする中谷彰宏氏

各社の方針発表に次いで、『月刊私塾界』でも好評コラム連載中の中谷彰宏氏が、「なぜあのリーダーに人はついていくのか」をテーマに、優秀な社員がついていきたいと思う経営者の要素について基調講演した。優秀な社員がなぜ辞めていくのか、リーダーをいかに育てればいいか、二流と一流のリーダーの違い、といった経営者にとっても身近な課題を、様々なエピソードを紹介しながら2時間にわたって気持ちを伝えた。中谷氏は「教育の目的は、自分も仕事をしたい、世の中の役に立ちたいと思わせること」と語り、参加した明光義塾の教室長や講師に希望を持たせた。参加者からは「先が見えない時代だからこそ、それをスタッフ同士でどれだけワクワクしながら共有していきたい」と意気込んだ。

明光ネットワークジャパンの田上節朗社長

明光ネットワークジャパンの田上節朗社長

その後、「2015年 社員の決意」として、GC会員5社の代表者が決意発表。次いで、明光ネットワークジャパンの田上社長があいさつし、昨年12月25日に厚生労働省から出された「学生アルバイトの労働条件の確保についての要請」に触れ、「かなり学習塾を意識した内容であり、当然それをやらないといけない」と考えを述べ、すでに対応をしている現場に対しては「努力を無駄にしてはならない」と話した。

 

 

GC新年研修会の様子

GC新年研修会の様子

全教研、マレーシアにてプログラミング講座を展開

株式会社 全教研 中川一明代表取締役社長

株式会社 全教研 中川一明代表取締役社長

株式会社全教研(福岡県、中垣一明代表)は、自社開発のプログラミング講座をマレーシアのIT企業と提携して本格的に展開する。そのオープニングイベントを12月12日にマレーシアにて開催した。

同社の中垣一明代表は、本イベントのテーマを「Educatio nal Bridge Between Malaysia and Japan」と名づけ、両社のみならず、両国のパートナーシップも謳い講演を行った。

 

マレーシアプログラミング講座の様子

マレーシアプログラミング講座の様子

イベント当日に駆けつけ、スピーチを行ったマレーシアのマハティール元首相は、「ロボットやプログラムなどの技術教育を充実させていくことが将来に渡ってマレーシアの経済発展につながる」と熱弁した。

当日は約200名の子どもたちの予約があり、計300名以上が来場し、大盛況に幕を閉じた。

英語教員「話す・書く」技能強化 文科省、400大学で「コアカリキュラム」

高校や中学の英語教員の語学力を高めるため、文部科学省は早ければ2018年度から、中学・高校の英語科の教員免許を取得できる全国約400の大学で基礎的な授業内容を共通化する方針を決めた。「話す」「書く」力を強化することに重点を置き、自らの考えを英語で表現する授業を大幅に増やす。文科省は英語科の教員免許を取得できる学部・学科で、共通して学ぶ基礎的な授業内容を定める。共通の授業は「コア(基本)カリキュラム」と呼ばれ、医学部や歯学部では導入されているが、教員養成過程に取り入れるのは初めて。

北海道新幹線・東京―新函館北斗 最安で1万5460円

3月26日開業の北海道新幹線で北海道旅客鉄道(JR北海道)と東日本旅客鉄道(JR東日本)は1月5日、割引料金を発表した。東京―新函館北斗(北海道北斗市)で最安1万5460円と通常より32%下げる。2月26日から販売する。普通列車などに1日乗り放題になる「青春18きっぷ」の利用客も、2300円のオプション券を買うと在来線を乗り継げる最短区間の新幹線に乗車できる。

「大人になったらなりたいもの」男子の1位はサッカー選手 女子の1位は食べ物屋さん

第一生命保険が7日発表した「大人になったらなりたいもの」アンケートで、男の子の1位は6年連続でサッカー選手。2位の野球選手、3位の警察官・刑事も前回と変わらなかった。女の子の1位は食べ物屋さんが19年連続トップ。2位は前回と同じ「保育園・幼稚園の先生」で、3位は看護師(同4位)だった。女の子ではデザイナーが8位(同9位)、洋服店などの「お店屋さん」が9位(同14位)にランクアップ。調査は今回で27回目。全国の保育園・幼稚園児と小学生の計1100人を対象に行われた。

明治大と三陽商会共同開発のチェスターコート

三陽商会は明治大商学部の学生と共同開発した「大学生が着たい憧れのチェスターコート」を発売した。チェスターコートは丈が長く、腰を絞った細身の形状で、普段着としても仕事着としても使える。うまく魅力を伝えれば、手軽なファストファッションを好む若者も少し「背伸び」して購入するはず、と踏んだ。丈やポケットの位置など、デザインにも学生の意見を採用。価格は税抜き3万5千円(男性用)と3万円(女性用)。コストを抑えるため、販路はインターネットにしぼった。

オンライン予備校「資格スクエア」、勉強カフェや有料自習室と提携

オンライン資格試験予備校「資格スクエア」を運営するサイトビジットは1月8日、「勉強カフェ」を運営するブックマークスとARIA、有料自習室「自習室うめだ」を運営するおおうらの3社と提携したことを発表した。合格までに8000~1万時間の長時間学習が必要と言われている「司法試験講座」において、学習スペースを提供する各社と提携することで、ネットとリアルの融合による新たな学習空間を生み出すことを目指す。オンライン資格学習者同士のリアルな場での交流を通じて、学習意欲の向上を図るとしている。

体細胞からiPS細胞へ「変身」観察 京大グループ

ヒトの体細胞がiPS細胞に「変身」する瞬間を観察することに京都大のグループが成功した。iPS細胞は無限に増やせ、様々な組織の細胞になれる万能細胞。ただ、体細胞からiPS細胞に変わる頻度が低く、観察が難しかった。京大の多田高准教授らは、体細胞がiPS細胞に変わる途中の段階で止まったままの「iRS細胞(再プログラム化中間細胞)」を発見。iPS細胞に変わる際、緑色に光るように遺伝子操作して培養し直すと、光る瞬間を捉えることに成功した。英科学誌ディベロップメント電子版に発表した。

中高生が新商品を企業と共同開発 「MONO-COTO INNOVATION」のアイデア予選に120名が挑戦

昨年12月27日(日)、若手イノベーター育成企業のキュリオスクール(東京都渋谷区)主催による、「MONO-COTO INNOVATION(モノコト・イノベーション)」の予選が都内でおこなわれた。MONO-COTO INNOVATIONとは企業が提示する課題に対し、チームを組んだ中高生がアイデアを出すというコンテスト。

参加企業は、リクルートマーケティングパートナーズ、IBUKI、富士通デザインの3社。中高生は開成、海城、品川女子学院、筑波大学附属駒場といった名だたる学校54校から、120名・33チームが挑戦した。

学生のプレゼンテーションに聞き入る審査員

学生のプレゼンテーションに聞き入る審査員

金型やプラスチック製品を製造しているIBUKIからは「プラスチックを使った新製品」という課題が出され、参加した10チームは中高生らしい柔軟なアイデアを創出。5分という短い時間で、自分たちの企画を一生懸命プレゼンテーションした。

例えば実際に中高生にアンケートを実施した「ヨーグルト」というチームは、登下校時間が楽しくないというアンケート結果に着目し、電車内で休める「myつり革」を提案。また、チーム「BoB」は吹くと電気が発生するリコーダーを考案し、経済途上国で発売するというグローバルなアイデアを出した。

大勢の前で緊張気味に発表する学生たち

大勢の前で緊張気味に発表する学生たち

全チームのプレゼンテーションが終わると「独自性」「ニーズ性」「挑戦性」「実現可能性」という4つのポイントで採点がおこなわれ、最終プレゼンテーションに進出できる3チームが発表された。3位は出先でアイデアを思いついたときでも、手軽にメモができるハンカチを考案した「potechi(ポテチ)」。実現可能性の点数が低かったため「今後はそれを高めていきたい」と、メンバーは決勝への意気込みを語った。

2位は、移動中の受験生が単語帳やスマホ、定期といった荷物を簡単に出し入れできるリュックを企画した「MUGEN(ムゲン)」。メンバーはまさか予選を突破するとは思わなかったと、驚きの様子だった。

予選1位通過のチーム「PLUM」

予選1位通過のチーム「PLUM」

そして1位に輝いたのは「安心安全に使える調理道具」というコンセプトから発想し、包丁で切っても傷つきにくいうえタブレットとしても活用できる「まな板」を考案した「PLUM」だった。女子3人からなるメンバーは口々に「今日までかなりモメたが、その甲斐があった」とうれしそうだった。

その他、アイデアが素晴らしいとして、音の出るプラスチックでパーティーゲームを企画した「玉口SHOY」が、当初は予定になかった特別賞に選出。3月13日におこなわれる決勝へ進めることになった。

キュリオスクールの西山恵太CEO

キュリオスクールの西山恵太CEO

リクルートマーケティングパートナーズからは「中高生が学校の場で欲しくなるモノ・コト」という課題が出されており、参加した11チームから3チームが決勝に進むこととなった。3位は勉強などのストレスを解消するための炭酸飲料を考えた「Goぽ(ゴーポ)」。このチームはクラシエフーズに問い合わせを行い、このアイデアのヒントを得たそうだ。2位は中高生がウェブ上で自分の得意なことを教え合い、学び合うウェブサービスを考えた「ほにゃー’s」。このチームは実際にサービスを構築し、β版として実装するところまで行っていた。そして1位は円柱型の机にイスがジョイントされる新しい学校用机・イスを考案した「Glasses(グラス)」。実際に1分の1スケールのモックアップを段ボールで制作し、審査員を驚かしていた。

また富士通デザインからは「スマートフォンの再定義」というテーマが出され、参加した12チームから特別賞を含めて4チームが決勝に進出することとなった参加した。3位はスマートフォンのスワイプやファイルの受け渡しをカスタマイズできるアイデアを考えた「Undecided(アンデサイデッド)」。帰国子女がチームに2名おり、プレゼンテーションで使用された動画は英語で行われていた。2位はお母さんの悩みを解決するスマートフォンを考えた「ランダムズ」。メンバー全員が中学生であったが、家事に追われつつも美も追求したいと思うお母さんの悩みを捉え、それらの悩みをアプリやハードウェアで解決するアイデアを考案していた。

そして1位はテレビカメラのようにライブ映像を切り替えながら撮影ができるカメラを考案した「Fuji Five(フジファイブ)」。修学旅行や遠足でカメラ役をしていると思い出の写真に自分の姿がない、という経験から考えられたアイデアであったため、審査員含めて多くの人が共感していた。また特別枠として、自撮りを行った瞬間に画像がプリクラのシールのようにプリントアウトされ、手帳に貼ることができるアイデアを考えた「NEWDAYS(ニューデイズ)」が選ばれた。女子中学生2名のチームであるが、女子中高生が手帳にプリクラを貼り付ける行動に着目し、もっとこの行動が楽しくなるためのアイデアを考えた末にこのアイデアにたどり着いたという。

各企業より選ばれた審査員は実用的な見地からアドバイス。それを真剣に聞いている中高生の姿が印象的だった。決勝で1位になったチームのアイデアは実際に各企業の製品として商品化されることになっており、どんなアイデアが勝つのか、次回の決勝が楽しみだ。

予選を突破した4チーム

予選を突破した4チーム

教育力向上へ島根大と連携 島根・鳥取両県教委

地域の教育力向上をめざし、島根大教育学部と島根、鳥取両県教育委員会が、連携して教員を養成する「山陰教師教育コンソーシアム」を設立した。3機関の計約60人で構成し、島根大が事務局となる。教員が自らの課題に気づける指標作り、現在実施されている現職教員研修や教員免許更新研修の拡充などに取り組む。学部新卒者や現職教員のために、島根大が4月に開設する教職大学院の評価機関としての役割も果たす。