Archive for: 1月 2016

アオイゼミ、オンラインで推薦・AO入試対策模試を実施

スマホ学習塾「アオイゼミ」を運営する株式会社葵(東京・新宿区、石井貴基代表)と株式会社Prima Pinguino(プリマ・ペンギーノ、東京・中央区、藤岡慎二代表)は共同で、オンラインのスマホ学習塾業界で初となる「推薦・AO入試対策模試」を実施する。

推薦・AO対策入試模試診断_メイリオ見本推薦・AO入試の性質上、対面形式での指導が主流で、学習塾・予備校が少ない地方都市では推薦・AO入試対策をおこなう教室が少ないという現状から、両社の持つリソースを生かしたサービスを開始する。模試の受験者には映像授業を受講できる特典がつき、推薦・AO入試についての知識がない高校1・2年生を対象に実施する。

模試は推薦・AO入試で求められる「志望理由書」「活動報告書」「小論文」が対象となる。問題文は郵送または公式サイトからのダウンロードし、受験生は期間中に問題を解いて、自分の答案用紙を返送する。その答案を、独自の採点ノウハウと実績を持つPrima Pinguinoが診断し、大学ごとの合格判定もおこなう。

模試の受験には、アオイゼミへの会員登録(無料)が必要。「推薦・AO入試対策模試」特設ページから申し込む。

習字の「筆っこ」から、キッズ向け硬筆用教材「筆っこ式 ひらがなの教科書」「筆っこ式 もち方かき方練習帳」をリリース

岐阜県可児市を拠点に「立志塾」を運営する株式会社シルヴァンブリーズ(高木悦夫代表)は、2013年から習字教室「習字の筆っこ」の展開をスタート。そして今年2月から、新たにキッズ向けの硬筆用練習教材「筆っこ式 ひらがなの教科書」と「筆っこ式 もち方かき方練習帳」をリリースする。

FC(フランチャイズ・チェーン)でも展開している「習字の筆っこ」は現在、中規模から個人経営の塾まで約60教室が導入しており、その数は年々増加している。同社の高木悦夫代表は「文科省も推奨している習字は説明不要の圧倒的なコモディティ(日用品的にありふれた)商品。当社では導入から3年で5倍の生徒を集めている」と話す。

今回、人気を集めている「筆っこ」のシリーズ商品として発売する「筆っこ式 ひらがなの教科書」と「筆っこ式 もち方かき方練習帳」は、およそ2年がかりで開発。幼稚園生〜小学2年生を対象としており、5段階に分けて硬筆文字の練習ができるようになっている。

ひらがなの教科書

5段階でひらがなの書き方を習得していく

1段階目では発音することによって音とひらがなを認識。2段階目では、クレヨンでひらがなのカタチを塗りつぶす作業を通じてひらがなの造形に馴染むようできており、3段階目ではひらがなの始筆と終筆の座標を、シールを貼ることによって覚えることが可能だ。さらに4段階目では鉛筆の正しい持ち方と安定した運び方を学び、5段階目では2〜4段階でつかんだ造形感覚を繰り返しの練習のなかで体得していく。

幼稚園生などに始筆と終筆の指導を言葉で伝えるのは難しいが、この教材を使えばどこから書いてどこで書き終えるか、自然と身につけることができる。また、なぞり書きの場合は字を覚えにくいのに対し、クレヨンで塗ったり座標を使ったりして字のカタチを認識すれば、覚えもよくなる。「文字は早く書けるようになればいいというものではなく、ゆっくり対峙することが必要」と高木代表は言う。

「筆っこ」シリーズの新商品

「筆っこ」シリーズの新商品

指導時間は1回あたり35分が目安で、週1回、4カ月で修了できるようになっている。また、シールを使って褒めるなど、子供のモチベーションを維持できるよう工夫されているこの教材は、先生の研修などは必要なく、アルバイトでも指導できるようマニュアル化されているのも特長だ。

販売価格は6800円で、すでに栃木、埼玉、神奈川などの塾での採用が決定しているという。同社では今後、幼稚園や私立小学校でも採用してもらうよう働きかけるほか、社団法人を設立して「持ち方マイスター資格」のような制度をつくる計画もある。

保育士定着へ待遇改善 厚労省

厚生労働省は人手不足が深刻な保育士の離職を防ぐため、待遇の改善に乗り出す。保育士の資格を持たない人材でも一定の条件を満たせば業務を手伝えるようにして、既存の保育士の負担を軽くする。ベテラン保育士が保育所を巡回して若手保育士の相談に乗る体制もつくる。保育士の賃金引き上げに向けた財政支援なども続け、一般産業界に比べて見劣りする給与を底上げする。

FB、日本でも6つの絵文字に

「フェイスブック(FB)」は1月14日、日本国内でも、利用者が互いのコメントに共感を示す時に押す親指マークの「いいね!」に加え、悲しみや怒りを示すボタン5種類を、同日から順次使えるようにすると発表した。「いいね!」ボタンを長押しすると、新たに「超いいね!」「うけるね」「すごいね」「悲しいね」「ひどいね」を示す絵文字やマークが浮かび上がって選べる。すでにスペインやポルトガルなどで導入し、日本が6カ国目。また報道各社と提携し、ニュース記事を10倍速く表示する新しい配信も近く始める。

16日からセンター試験

大学入試センター試験が16、17日の両日、全国693会場で実施される。志願者数は前年度より4635人増の56万3767人で、高校などを今春卒業予定の現役生のうち、過去最高の43・4%が志願した。現在の高校3年生が高校に入った平成25年度から新学習指導要領が完全実施されたため、「工業数理基礎」を除き、旧課程で学んだ受験生への経過措置はない。得点調整は、地理歴史・公民、理科の一部科目で平均点に20点以上の差があった場合に実施する。受験者数が1万人未満の科目は対象外となる。

公立中学統一テスト、大阪で一斉実施

大阪府内の公立中学1、2年生を対象にした統一テスト「チャレンジテスト」が1月13日、約480校で一斉に実施された。大阪では今の中1と中2の内申点が3年時に加えて新たに公立高校入試の合否判定資料に使われる。学校ごとの内申評価の公平性を図るため、テストの結果を生徒の内申点の補正に利用する。テストは試行的に実施した昨年度に続き2回目。約14万6千人が対象で、中1が国数英の3教科、中2が理社を加えた5教科のテストを受けた。

中3模試で製本ミス、1万3千人に受験料返金 「岐阜新聞学力テスト」

岐阜県の中学3年生約1万3千人が参加して1月10日に行われた模擬試験「岐阜新聞中学3年学力テスト」で、問題冊子に製本ミスがあったことがわかった。受験者のうち2千~3千人に配られた問題の冊子で、理科の一部に社会のページがあったり、社会の一部に理科が入っていたりしていた。製本の際に誤ったとみられるという。試験を実施した岐阜新聞社の子会社「岐阜新聞情報センター」(岐阜市)は、「適切に実施されなかった」として、参加者全員に受験料4千円を返還する方針。

「日本版」大学ランキングを策定  英THEとベネッセ

「世界大学ランキング」を発表している英教育専門誌のタイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が、「日本版」のランキング策定を計画していることが1月12日、分かった。ベネッセグループが協力し、早ければ年内にも発表する。ベネッセグループは日本国内の国公私立約800大学を対象にする方針。THEの指標をもとに、大学側の意向も踏まえベネッセの独自データも加える予定という。計画は同日、ベネッセグループが東京都内で開いたシンポジウムでTHEのフィル・ベイティー編集長らが明らかにした。

筑波大 「筑波大学桐飴」地元産ブルーベリーで

「筑波大学桐飴(きりあめ)」は同大学のオリジナル商品で、茨城県つくば市産ブルーベリーを使っているのが特徴。煮詰めたブルーベリー果汁とペーストにした果肉の両方を使用する。金太郎あめと同じ作り方で、模様には大学校章の桐の葉をあしらった。10粒入り247円と手ごろな価格で筑波大生のほか一般客にも人気だ。10粒入りのほかに35粒入り(756円)がある。大学構内やつくば駅の物産店、オンラインで買える。14年度は合計6000袋以上を販売した。

明光ネット、純利益39%減 今期14億円に修正

明光ネットワークジャパンは1月12日、2016年8月期の連結純利益が前期比39%減の14億円になる見通しだと発表した。従来予想は1%増の24億円だった。一部のアルバイト講師に対して不足分の賃金を支払うことを決め、同日発表した15年9~11月期連結決算で4億4900万円の特別損失を計上した。9~11月期の最終損益は9400万円の赤字(前年同期は3億5300万円の黒字)だった。