文部科学省は1月5日、三省堂や数研出版が検定中の教科書を教員に見せるなどした問題を受け、検定に合格した教科書について教員らを対象とした説明会の開催を認める方向で検討を始めた。これまではこうした説明会を禁止していたが、かえって水面下での過度な営業活動の一因になった可能性もあるとみて制度を改める。教科書会社で作る教科書協会(東京)は説明会や講習会の在り方について検討を進めており、今年3月ごろまでにまとめる営業活動の自主ルールに盛り込む方針。
無料で学べるスマホ学習塾「アオイゼミ」を運営する株式会社葵(東京・新宿区、石井貴基代表)とグローバル・ブレイン株式会社(東京・渋谷区、百合本安彦代表)は、1月9日(土)18:00~19:00に、特別授業「宇宙ビジネス最前線~宇宙へつながるキャリアを知ろう!」を中学生及び高校生を対象に無料ライブ配信をおこなう。
アオイゼミは、これまでも学習指導以外に中高生を対象にした特別授業「リアル進路相談室」を毎月開催しており、将来の多様な進路選択を行うためのキャリア教育授業や、有名私立大学と合同で大学の授業を中高生に届けている。今回は、このところ一部報道でも注目を集めている民間による宇宙ロケットの開発や、TBSテレビドラマ「下町ロケット」の大ヒットを受け、大手ベンチャーキャピタルのグローバル・ブレイン株式会社にて宇宙ベンチャー企業への投資をおこなっている投資家であり、「宇宙エバンジェリスト」として慶應義塾大学などでの講演実績もある青木英剛氏を招いて、宇宙ビジネスの最前線や、宇宙開発に関わる分野ではどのようなキャリアが求められているのか、といったことにアオイゼミ中学講座で理科講師を務める早川和希氏が迫る。
神奈川県立高校の再編・統合について、県教育委員会は昨年12月14日の県議会文教常任委員会で、2016年度から4年間の対象10校(分校含む)を示した案を初公表した。4校と分校1校を削減する方針で、今年1月の教育委員会で決める。県教委は2016年度からの12年間で、最終的な削減校数を「20~30校」としている。
16年度から4年間の実施計画によると、再編・統合の対象校は、①氷取沢(横浜市磯子区)と磯子(同)、②横須賀明光(横須賀市)と大楠(同)、③三浦臨海(三浦市)と平塚農業初声分校(同)、④平塚農業(平塚市)と平塚商業全日制(同)、⑤高浜(平塚市)と平塚商業定時制、⑥弥栄(相模原市中央区)と相模原青陵(同市南区)。このうち、磯子、大楠、平塚商業、相模原青陵の4校は敷地や施設が使われなくなる。平塚農業初声分校の敷地、施設は教場として使用される。
2016年新春に、全国各地で開催される教材・教具展示会をご案内いたします。教科書改訂に合わせた教材出版各社による最新の教材をお手に取ってご覧ください。また、急速に進化を遂げているICTを活用したコンテンツも多数展示されています。ぜひ、お近くの教材展に足を運びいただいて、最新の動向をキャッチしてください。
※本誌1月号とあわせてお届けいたしましたご案内に一部誤植がありましたので、訂正版のPDFを以下にご用意いたしましたので、ダウンロードしてお使いください。
【お詫びと訂正】
1月26日(火)に開催されます、埼玉県私塾協同組合の教材展の日程を誤ってご案内しておりました。関係者の皆さまにはお詫びして、訂正いたします。
2016年新春 教材・教具展示会のご案内をダウンロード(PDF)
同立有志会グループ(奈良県大和郡山市、中村尊裕代表)と株式会社アーテック(大阪府八尾市、藤原悦社長)は、共同で「A&Iシステム」を開発した。
同システムは、4歳から12歳までを対象にした、1回45分(入門コース)から60分(継続コース)の講座を月4回、6000円から提供する。今回の正式なリリースに先立ち行われた、同立有志会の大和小泉駅前校での保護者・生徒向けの「A&Iシステム」の体験会での盛況ぶりが、地域での期待度が伺える。
「A&Iシステム」は、確かな知識の蓄積とそれを活かす豊かな思考力を両立させ、21世紀型教育のスタンダードを目標に開発。様々なロケーションに簡単に導入可能で、講師のスキルに依存しない。大きく「入門編」と「継続編」で構成され、生徒の学力に応じた教育サービスが可能となる。
また、同立有志会グループとアーテック(株)は、2016年1月より直営校での生徒募集に留まらず、加盟校の募集を開始する。加盟校の対象としては、学習塾はもちろんのこと、カルチャースクール、商業施設、幼稚園、保育園、学童保育、パソコン教室など多岐に渡る。