日経DUALと日本経済新聞社が共同で実施した「自治体の子育て支援調査」では、対象市区が保育の受け皿づくりに難航している状況がわかった。今春は5年ぶりに待機児童数が増加。働く女性の増加に伴い保育ニーズはさらに高まると予想する市区が多く、用地・物件や保育士確保が深刻な問題になっている。認可保育所整備の課題を複数回答で尋ねたところ、最も多かったのが「用地・物件の確保」(83%)、次いで「保育士の確保」(73%)が占め、「財源の確保」(56%)を大幅に上回った。
株式会社鷗州コーポレーション(広島県広島市、宇津田敬二社長、以下「AIC鷗州グループ」)と株式会社ユナイテッドオーシャンホールディングス(香川県高松市、内田統夫代表、以下「USS学進グループ」)は、12月1日、両社のコンテンツやリソースを活かしながら香川県と徳島県の教育のグローバル化とICT化をけん引し、幼小中高で一貫した先進的な教育を地域に提供するため、業務提携基本契約を締結したことを明らかにした。
今回の提携により、高大接続システム改革に伴う2020年度以降の大学入試改革で求められる「思考力・判断力・表現力」を引き出すための教育コンテンツの提供を徳島・香川の両県ではじめる。具体的には、小学生向けの英語教室「AIC Kids」や、バイリンガル幼稚舎「AIC附属幼稚舎」、そして世界トップ大学の進学を目指す「AICインターナショナルハイスクール」や、中学・高校生向け英語教室の運営を協同でおこなう。また、高校生を対象とした大学進学準備プログラムの開発や提供をおこなう。
早や師走。
冬期行事の準備に余念が無いことでしょう。合格の喜びを分かち合う日を胸に納め、授業に、進路指導に邁進してください。
「傾斜マンション」問題が世間を騒がしている。問題の棟と別棟をつなげる渡り廊下の手すりが2センチずれている、との住民クレームに端を発する。それへの回答は、「東日本大震災時に棟の揺れ方に違いがあって生じたひずみと推察される」であった。ところが、実際は、建物を支える杭のなかで固い地盤まで到達していないものが8本ある、という偽装であった。更に、杭の底を固めるセメント量のデータ改竄まで発覚した。
これら「偽装」「改竄」には、工期遵守、熟練職人の不足等建設業界特有の課題が、その裏側にある。
しかし、である。情報の非対称性を笠に着て、何とか隠蔽しよう、糊塗しようとする姿勢は、あまりにも不誠実である。更に、責任転嫁。しかも個人へ、である。事ここに極まれり。
自塾はどうであろうか。
教室のスクラップ&ビルド、学業成績の低迷、果ては志望校不合格。自分に問題がある、と捉え、対処しているであろうか。自己都合での対応に終始していないか。何かと理屈をこねて有耶無耶にしようとしていないか。ましてや生徒や保護者のせいに……。
マックス・ヴェーバー著「プロ倫」にある、「隣人愛」を思い起こして欲しい。己の如く隣人を愛せよ。我が身のこととして、他者の事柄を受け止めなければならない。
良いお年を。
(如己 一)