大田区は待機児童対策として、区内の民間所有者の建物と土地をまとめて借り上げ、保育園の運営事業者に転貸する事業を始める。公表した取り組みは、まず所有者が自らの土地に園舎を建設し、区が土地と園舎をまとめて20年間借り上げる。区は公募で選んだ事業者に転貸する。内装工事は事業者が負担する。候補地は都営浅草線西馬込駅に近い、仲池上1丁目の約660平方メートル。現在は駐車場として利用されている。開園は2017年4月の予定。定員は1~5歳の60人以上で、広々とした園庭を設ける計画だ。
三井物産が大学院博士課程の修了者に限定した採用活動をはじめた。期待するのは思考力の高さだ。「博士」になっても大学や研究機関のポストは限られ、研究者として働くことは難しい。そんな「ポスドク問題」を見通して優秀な人材の獲得に乗り出した。三井物産によると、今回は採用人数枠を設けておらず、「いい人がたくさんいたらたくさん採用させて頂きたい」という。博士号の取得は前提となっていない。
選考の対象者は大学院博士課程(後期)を修了済み、もしくは2016年3月末から17年3月末までに修了見込みの学生。12月1日まで募集。採用ホームページから応募できる。