Archive for: 9月 2015

酒・たばこ18歳解禁を 自民特命委

自民党の成年年齢に関する特命委員会(委員長・今津寛元防衛副長官)は8月31日、改正公職選挙法の成立で選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられることを踏まえ、民法上の成人年齢を「18歳以上」に改め、飲酒、喫煙の解禁年齢も現行の「20歳」から「18歳」に引き下げるよう政府に求める方針を固めた。

 少年法の適用年齢も「20歳未満」から「18歳未満」に引き下げ、国内の法制全体で「18歳以上を成人」と扱うことで統一を図る。近く特命委の会合で提言案をとりまとめ、菅義偉官房長官に提出する。

NOVA、語学留学のラストリゾートを子会社化

9812NOVAホールディングス株式会社(本社:東京都港区・代表: 稲吉正樹)は8月28日 、株式会社ラストリゾート(本社:東京都新宿区・代表:鈴木美亜)の発行株式のうち、20,016 株を取得致した。 これにより、ラストリゾートにおけるNOVAホールディングスの出資比率は 77.58%となり、ラストリゾートは、NOVAホールディングスの連結子会社に加わわることになった。。

現在、NOVAホールディングスでは、ハワイ、ケアンズ、バリ、セブ、ソウル等において、主に短期留学、及び、現地でのスクール事業やオンライン事業を展開している。最近では国 内のグローバル化の流れから、特に海外での短期留学、中長期の語学留学の需要が高 まっており、NOVAホールディングスでも子会社のNOVA海外留学株式会社を設立し、ニューヨー ク、ロンドン、バンクーバー、トロント、シドニーなど、世界各都市で拠点を構え、 展開を模索していた。

一方、株式会社ラストリゾートは、主に語学留学、ワーキングホリデー、ホームス テイの斡旋・サポート事業を展開し、国内 7 都市、海外 8 都市に拠点を構え、特に、 海外直営オフィスでのサポートを活かしたワーキングホリデープログラムに強みを発 揮し、創業以来 18 年で、9 万人以上の留学サポートの実績と業界第 3 位のシェアを誇る業界大手である。

今後、ラストリゾートがNOVAグループの一員となることにより、全国のNOVA約 50,000 人の生徒、契約の各企業、NOVAグループ学習塾に通う 約 50,000 人の生徒に販路を広げ、利用客に、更に幅広く充実した 留学及海外生活の斡旋・サポートサービスを提供すると発表した。

大和大学 政治経済学部 来年4月開講 記念シンポジウム10月3日開催

文部科学相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」は8月27日、大和大学(大阪府吹田市、田野瀬良太郎学長)の政治経済学部設置を承認する答申を下村博文 文部科学大臣に提出した。

大和大学の政治経済学部は来年4月から開講する。政治行政学科(政治コース、行政コース)は定員60名、経済経営学科(経済分析コース、国際経済コース、経営戦略コース、起業・事業承継コース、金融・会計コース)は定員120名。「日本の未来を切り開く、政治・行政・経済・経営のリーダーを育てる」の教育理念のもと、政財界の第一線で活躍する政治家・経済人による月1回のリレー講義を展開する。また、学部生としては初めて松下政経塾での合宿研修を実施する。

大和大学は政治経済学部開講を記念して、10月3日午後2時より大和大学吹田キャンパスにて、衆議院議員の石原伸晃氏や元国税庁長官の大武健一郎氏をパネラーとして招きシンポジウムを開催する。

<お問い合わせは>大和大学入試広報室 TEL.06-6385-8010 Email:admaster@yamato-u.ac.jp

月刊私塾界2015年9月号(通巻413号)

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巻頭言

 夏期講習外部生の継続状況は如何でしょうか。熱い、熱心な授業。その上での周到に準備された継続対策により、大きな成果を挙げているものと拝察する。
 私事で恐縮だが、4月より家庭菜園を始めた。枝豆の種が水色や朱色だという意外性に始まり、貴重な体験を得た。キュウリの成長の速さ、それぞれの野菜の収穫量の多さなど驚きの連続だ。それ以上に驚愕したことは、採れたての枝豆の味である。実に甘い。ついぞ忘れていたが、子供時代に食べた「あの味」が蘇った。完熟した枝豆の美味しさである。トウモロコシも特別な品種ではないが、瑞々しいことこの上なしであった。
 現在は、秋冬野菜の種まき、植え付け真っ最中だ。
 教育ICT真っ盛りの時代だからこそ、実体験の重要性が際立つのではないだろうか。
 賢明な読者諸兄においては、努々疎かにはしてないであろうが、老婆心ながら触れる。
 インターネットがどれ程普及し、進歩しても、やはり対面で話をした方が、互いに信頼感が増す。言葉だけでない、身振りや表情、雰囲気などが伝わり、情報量が格段に増加するからだ。
 それと同じように、用意された映像を見ることで、知識の種類は増加する。しかし、植物そのものを栽培することで得られる知見を、驚きを体験することはできない。
 後者の方が大切だ、と言っているのではない。このような時代だからこそ、実体験の充実が重要性を帯びているのではないだろうか。

(如己 一)

目次

  • 8 【Edx Education Explore】
  •   インド政府との教育協力に向け大きく前進
       両国による意見交換会と、文科省・藤井副大臣、人的資源開発省のイラニ大臣の会談が実現

  • 64【SPECIAL REPORT 1】
  •   KUMON、インド進出11年目の挑戦

  • 16 挑む私学 洛星中学校・高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 49【特集①】
  •    株式公開企業塾
      2016年度3月期 第1四半期決算を読む

  • 56【特集②】
  •    まだ間に合う、今から対策すれば
      マイナンバーなんて恐くない![準備編]

  • 60【特集③】
  •    今さら部下に聞けない
      塾長のためのパソコン・ICT活用講座

  • 64 HOT TOPICS 1
  •    再編する教育業界の旗手となりうるか?
       ──Z会グループによる栄光グループの子会社化の狙いに迫る

  • 66 HOT TOPICS 2 21世紀にふさわしい学びを考える
  • 68【SPECIAL REPORT 2】
  •   大学入試改革とは何かを考える

  • 72 教育サービス業界 企業研究(35) ソニープロテクノサポート株式会社
  • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(260)
  • 76 疾風の如く(74)
  •   MSエデュケート&スポーツスクエア(兵庫県)
      代表取締役 京田 弘幸さん

  • 78 好機到来 塾を通して実践する文武両道 名学館 元住吉校(5)
  • 80 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(28)
  • 82 白書界隈徘徊話(6) 西村克之
  • 84 自ら動き出すチームにする方法(12) 中谷彰宏
  • 86 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(24)
  • 87 芸術見聞録(26)
  • 88 高校生からの子育てハイウェイ(5)
  • 89 クロスワードパズル「塾長の机」
  • 90 為田裕行の「教育ICT行」(6)
  • 92 新・授業改革を目指して(86) 石川幸夫
  • 94 林明夫の「歩きながら考える」(121)
  • 96 咲かせよ桜(12) 小林哲夫
  • 100 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(30)
  • 102 論点2015(9) eラーニングが到達したアダプティヴラーニングとは
  • 106 編集後記
  • 108 Book Review
  • 110 塾長のためのガジェット講座