今春の大学一般入試で近畿大(大阪府東大阪市)が2年連続で志願者数トップになる見通しであることが分かった。全13学部の合計は、4日時点の集計で、初めてトップとなった前年度より7645人増え11万3535人だった。2位は明治大、3位は早稲田大。近大によると、2月中旬の時点で東北が前年度の約1.8倍、関東が約1.5倍と、近畿以外からの志願者が大幅に増えた。志願者数は2009年度までは早大が11年連続でトップ、13年度までは明大が4年連続でトップだった。
FLENS(フレンズ)株式会社(東京都品川区大井、大生隆洋代表)は、同社が提供する全国のライバルと対戦するタブレット授業「FLENS特訓シリーズ」を、株式会社全教研(福岡市中央区、中垣一明代表)が、2月より導入を開始したと発表した。全教研は、50年以上にわたって福岡、筑後、北九州、大分、佐賀、長崎エリアに教室を開校し、幼児から高校生を対象に早期才能開発教室、学習塾、才能開発講座などの教室を展開している。
全教研に通う九州の生徒たちが、全国の生徒たちとリアルタイムで対戦を行い、学習成果を競い合う。今回は、小学生と中学生のクラスにFLENS特訓シリーズを導入するといい、小学生は「算数特訓講座」を受講し、全国の他の学習塾の生徒との競い合いを通じて学習に対する目標意識の向上を狙う。中学生は、理科・社会に加え、英語のオリジナルテキストを使い、FLENSのプラットフォーム上で確認テスト、定期試験対策を実施する。FLENSは、2015年2月時点でのべ約1万4000名の小・中学生が利用している。
個別指導塾「森塾」や学習アプリの企画制作、学習塾用教材の開発・販売などを手がける株式会社スプリックス。同社は2月、教科書や問題集のわからない問題を動画で解説するスマートフォンアプリ「速答カメラ」をリリースした。
このアプリは、解けない問題に当たった時に、生徒が速答カメラアプリで問題を撮影して画面上に現れたアイコンをタップすると、一問一答形式の動画解説を見ることができる。
シンプルで直感的に操作でき、とても使いやすい。再生される動画は、単に問題の解説をするだけでなく、問題を解くために必要なポイントまで解説してくれる。そして、繰り返し再生や再生スピードの調整も可能になっているため、何度でも自分のペースで反復学習が進められる。
スプリックスの常石博之副社長は「とくに数学は、解答を見てもわからない問題があります。自宅で学習するときに、動画で解説を見ることができれば、生徒の理解が進むと考えました。そのために作ったのが、この速答カメラです」と話す。
また、速答カメラを個別指導塾で導入することによって恩恵を受けるのは、生徒のみならず講師にとっても強力な支援ツールとなりそうだ。