Archive for: 1月 2015

保育士不足に対応 試験を年2回に倍増

厚生労働省は1月14日、保育士を増やすための計画を公表した。保育の受け皿の拡大で2017年度末には約6万9千人の保育士が不足すると推計。いま年1回の保育士試験を年2回実施するなどの対策を盛り込んだ。保育士試験の回数を年2回に増やして実施する都道府県に、問題作成費など実施費用の一部を補助する。また保育士を養成する大学などへの就職支援補助や、「潜在保育士」に仕事をあっせんする自治体への補助も盛り込んだ。ともに15年度から実施する予定で、事業費65億円が新年度予算案に盛り込まれた。

生徒とのLINE連絡「禁止」 埼玉県教委、県立高教諭に通知

埼玉県教育委員会が昨年12月、各県立高に「LINE」などスマートフォン向け無料通信アプリによる生徒らとの私的連絡の禁止を通知していたことが13日、分かった。年明けに教職員に配布した冊子では「28歳で停職6カ月なら生涯賃金が550万円減る」などと懲戒処分の実例まで示し、犯罪の抑止効果を狙っている。県教委は12月22日の通知で生徒との私的連絡を「絶対に行わないこと」とした上で、禁止項目に無料通信アプリも含めた。部活などで連絡を取る必要がある場合は、校長ら管理職の事前許可制とした。

愛媛県立中等教育学校3校に676人 15年度入試

愛媛県立中等教育学校3校で1月9日、2015年度入試があり計676人が作文、適性検査、面接に挑んだ。合格発表は16日。今治東、松山西、宇和島南の3校で募集人員はいずれも160人。12月18日の締め切り時点の志願者と志願倍率は、今治東が165人(1・03倍)、松山西が294人(1・84倍)、宇和島南が222人(1・39倍)だった。

ロボット活用へ法整備

政府は成長戦略に位置づけるロボットの開発や活用を促す規制緩和やルール作りに乗り出す。インフラの保守点検で目視の義務付けを緩和したり、無人飛行機(ドローン)の使用を認める高度や安全管理を法律で定めたりする。今春に指定する地方創生特区を活用し、諸外国で活用が進みつつある無人飛行や車の自動運転の実証試験の後押しも検討する。日本はかつてロボット大国と呼ばれたが、欧米では商業用の輸送やサービスにドローンや自動運転車を活用する動きが広がりつつあり、国際的な開発競争が激しくなっている。

徳島でオンライン塾 神山町、上勝町の団体

徳島県神山町と上勝町でインターネットのテレビ会議システムを使ったオンライン学習塾が始まる。神山町と一般社団法人マチのコトバ徳島(上勝町)が東大生講師の遠隔授業を行うフィオレ・コネクション(東京・目黒)と提携。ITを活用した教育環境の改善を通じて、両町は学習塾の少なさを補い、企業誘致にもつなげる考えだ。神山町は1月13日から2月26日までの火、木曜日の放課後に計14回の授業を開講する。高校受験を控えた中学3年生が対象。科目は数学と英語で受験の直前対策を実施する。授業時間は1回90分。

取得したいビジネス関連資格 日経調査

日本経済新聞社と日経HRは共同でビジネスパーソンを対象に新たに取得したい資格(語学検定含む)を調査した。首位は英語能力テスト「TOEIC」の最上位であるAレベル(860点以上)だった。宅地建物取引主任者(宅建)など仕事に生かしやすい資格も人気だった。今後取得したい資格について「勉強したい、勉強を始めている分野がある」と回答したのは86.2%に達した。

資格取得の目的では「自分の知識・スキルの客観的な証明になるから」(37.9%)が最も多かった。「将来のキャリアアップのため」(29.3%)、「体系的な知識やスキルが身につくから」(14.4%)との回答も多かった。

ロボット科学教育、Pepper を用いた新教育カリキュラムを開始

ロボット教材を使ったオリジナル・カリキュラムで科学を楽しく学ぶ学習塾(クレファス 及びクレファスジュニアエリート)を全国的に展開しているロボット科学教育は、ソフト バンクグループの感情認識パーソナルロボット Pepper を使ったプログラミング・コースを 2015年5月に開講すると発表した。
pepper_cN55ic9f_03_02 同プログラミング・コースは小学3年生~中学3年生を対象とし、ロボット科学教育が 10年以上の歳月を通して作り上げたオリジナルの科学教育カリキュラムにPepperの感情認識機能のプログラミング学習を取り込んだもの。Pepperには表情と声から人の感情を察 することができる最新テクノロジーが備わっているため、物体を動かすためのプログラミングだけではなく、人とコミュニケーションをとるために必要な動きや感情を表現するプログラミングを学べることが特徴です。同コースではアイコンを使った人工知能のプログ ラミング技術に加え、人間の制御を超えてロボットは自律すべきかなどといった人とロボットの共生の在り方についてもクラス内で議論したり、エッセーを書いたりします。
ロボット科学教育では今後ますますロボットが生活や社会に身近なものになっていくと考え、このような機会を提供することで子どもたちが自らロボットが動く仕組みや活用方法、社会に及ぼす影響などについて学び考えることで、科学技術立国日本の将来を担う子ども 達を育んでいきたいと考えています。
また、ロボット科学教育では誰もがカリキュラムに沿って指導できるよう、教師向けの指導書を作成し、小・中学校や学習塾などの教育機関にパッケージとして提供することも検 討しています。
2015年5月のプログラミング・コース開講に先立ち、ロボット科学教育ではロボットを作 りながら科学を学ぶ教室「クレファス」において、ロボット基礎講座であるプレスクール (4月から始まる本コースの準備講座)の受講生(新小学 3 年生以上)を対象に、2014年12 月から Pepper を使ったプログラミング体験イベントを開催。同体験イベントではPepperに挨拶をさせるためのプログラミングを体験してもらうとのこと。

クレファス首都圏各校における Pepper プログラミング体験授業スケジュール
2015 年 1 月 11 日(日)15:00〜16:30 クレファス新百合ヶ丘教室
2015 年 1 月 12 日(月・祝)15:00〜16:30 クレファス池袋教室

ロボット科学教育は、科学技術立国日本の将来を担う子ども達を育てる革新的な学習塾です。全国に38教室展開しており、約2,000 人以上の年長から高校生までの子ども達が在籍。自ら手を動かしてロボットを製作するという体験学習を通して、科学について学んでいます。 詳細は http://crefus.com/ を参照。

【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
株式会社ロボット科学教育 関根・足立
TEL: 03-5784-9791
Email: sekine@crefus.com
ロボット科学教育広報代理 バーソン・マーステラ 恩田・相庭
TEL: 03-3264-6701(会社代表) Email: CrefusJP.PR@bm.com

市川市初の小中一貫「塩浜学園」 4月開校

市川市では初となる公立の小中一貫校「塩浜学園」が4月に開校する。学校の統廃合を伴わない形としては県内初。一貫校となるのは、市立塩浜小学校と隣接の塩浜中学校。学年区分を前期(基礎期)の小学1~4年、中期(充実期)の小学5年~中学1年、後期(発展期)の中学2、3年に分ける。子どもの発達段階に合わせたきめ細かな教育活動を目指す。地域と防災を考える独自の教科も新設される。小学5年から教科担任制を導入し、中学生と一緒に部活動に参加する。

首都大に新ビジネススクール

東京都は1月6日、首都大学東京に新たなビジネススクールを設置する方針を固めた。銀行や証券、保険会社など金融業界で働く社会人を対象に、2016年4月の開設をめざす。15年度予算案に5億円を計上する。1学年は10人程度に絞る。同大はすでにMBA(経営学修士)を取得できるビジネススクールを都庁に開設。今回は金融関係者の利便性に配慮して、大手町など都心での開設を想定しているという。

スマホと一緒に寝る子ども、健康被害の恐れも

カリフォルニア大学のジェニファー・フォルブ氏のチームは、2012~13年に実施されたマサチューセッツ州の子どもの肥満に関する調査の一環として、小学4年~中学1年の子ども約2000人の睡眠の実態などについて調べた。平日の平均睡眠時間は小4が9.8時間、中1は8.8時間だった。しかしスマートフォンなどを近くに置いて寝るという子どもは、そうでない子どもに比べて睡眠時間が平均で21分短かく、睡眠不足を訴えていることも分かった。また、寝室にテレビがある子どもの平均睡眠時間も18分短かった。

子どもの睡眠は、学業成績をはじめ、精神的・社会的な安定性や、免疫力、喫煙や飲酒などの危険を伴う行動に影響を及ぼす可能性があり、肥満についても影響が出るかもしれないとフォルブ氏は警鐘を鳴らす。