Archive for: 11月 2014

府立大と京都市産業技術研 包括協定 締結

府立大(京都市左京区)と京都市産業技術研究所(下京区)は10月28日、科学技術に関する研究成果を産業振興につなげるための包括協定を締結した。互いの得意分野を生かしバイオテクノロジーを中心分野に据えながら、「食の安全」や伝統文化を支える科学技術の共同研究をしていく。伝統文化を支える科学技術の研究では、ほとんどが中国産に置き換わってしまった漆を府内で再び供給できる技術開発を進める。具体的なテーマとして、海外での需要が伸びている日本酒を、外国人の好みに合わせた味に改良することなども検討している。

「公設民営校」実現へ 大阪市

政府が近く提出する国家戦略特区制度の改正法案が今国会で成立すれば、来年度にも「公設民営学校」が、特例として認められることになりそうだ。構想を国に提案した大阪市は「第1号」に向けて動き出す。大阪市が目指すのは、民間の発想や人材活用による学校運営の活性化だ。具体的には、子どもの才能を見極め、得意分野を徹底的に伸ばす「オーダーメード型」の教育だ。海外の大学入学資格が得られる「国際バカロレア」認定を受けるコースや、理数系や人文科学系に特化した学科がある学校づくりの検討などを視野に置く。早ければ17年度の開校を目指す。

月刊私塾界11月号記事訂正のお知らせ

平素は弊社刊行の月刊私塾界をご購読いただき、誠にありがとうございます。
2014年11月1日発刊の月刊私塾界で訂正箇所が反映されなかった箇所がありました。
関係者の方々、大変申し訳ございませんでした。
再発防止を誓い、訂正させていただきます。

訂正箇所
月刊私塾界2014年11月号(2014年11月1日発刊)
P.8 私の教育
森絵都さんプロフィール

誤)早稲田大学第二文学部社会人間系専修卒業

正)早稲田大学第二文学部文学言語系専修卒業

重ねて、お詫び申し上げます。

森 絵都 MORI Eto
1968年4月8日生まれ、東京都出身。早稲田大学第二文学部文学言語系専修卒業。
1990年に「リズム」でデビュー。「宇宙のみなしご」は、第33回野間文芸新人賞、第42回産経児童文学出版文化賞ニッポン放送賞。
「アーモンド入りチョコレートのワルツ」で第20回路傍の石文学賞、「つきのふね」は第36回野間児童文芸賞受賞。
「カラフル」で第46回産経児童出版文化賞を受賞。「風に舞いあがるビニールシート」で第135回直木賞を受賞。
近著に「クラスメイツ」。集英社「小説すばる」にて塾を題材にした「みかづき」を連載中。

「アプリ甲子園」800人熱戦

IT教育会社のライフイズテック(東京・港)は日本科学未来館(東京・江東)で9月下旬、、全国の小中高校生約800人が参加した「アプリ甲子園」の決勝大会が開いた。予選を勝ち抜いた11人が約300人の観客に向け、自信作のアプリを順番に披露した。優勝に輝いたのは日本女子大付属高校1年の山本文子さん。小学生で唯一決勝に残った函館市立北美原小学校5年生の加藤周君は、無料対話アプリLINEや交流サイトで、メッセージや投稿などに添えるキャラクターの表情や色を自在に作成できるアプリを開発した。

いじめ、学校の認知のきっかけは 本人記載によるアンケート

東京都教育委員会が6月、都内の公立小中高校を対象に実施した「いじめの実態及び対応状況把握のための調査」によると、学校がいじめを認知したきっかけで、小中高全体を通して最も多かったのは、児童生徒に対するアンケート調査での本人による記載(34.5%)だった。保護者からの訴え(18.7%)や学級担任による発見(15.8%)が続いた。学校主導の調査を経ず、いじめられた子供本人が直接訴えたケースは13.3%。周囲の子供からの申告方法についてみると、直接の訴えが3.4%で、アンケートへの記載は6.1%だった。

医学部、志願14万人

文部科学省の学校基本調査によると、2010年度に約11万人だった国公私立大の医学科への志願者数は、14年度には14万人を超えた。少子化に伴う学生獲得競争が激しさを増す中、近年は多くの私立大が6年間で計数百万円の学費値下げに踏み切っている。削減や抑制が続いていた医学部の定員増加も人気に拍車をかける。地方での医師不足などを背景に国は08年度から定員増にかじを切り、15年度の総定員は過去最多の9134人となる見込み。16年春には1981年の琉球大以来となる医学部が東北医科薬科大に開設予定だ。

中教審、「小中一貫教育」制度化で答申案

中央教育審議会(中教審)の特別部会は10月31日、義務教育の9年間を一体として行う「小中一貫教育」を制度化するよう求める答申案を示した。不登校やいじめ問題などの解消に効果があると評価し、各市町村の判断で導入できるよう法改正する。実施する学校には、地域の特徴に応じた独自教科の設定を認めることも提案した。中教審は年内に答申をまとめる。文部科学省は答申を受け、来年の通常国会で学校教育法などを改正する方針で、各市町村は早ければ2016年度から小中一貫教育を導入できるようになる。

カルビー、2Q 純利益最高70億円 (21%増 )「フルグラ」販売好調

カルビーが10月30日発表した2014年4~9月期の連結決算は、売上高は11%増の1062億円、純利益が前年同期比21%増の70億円と過去最高を更新した。穀物やドライフルーツを混ぜたシリアル「フルグラ」が朝食として浸透し大幅な増収になった。朝食需要を開拓したフルグラは、2月に生産能力を5割増やして急成長した。ポテトチップスでは「堅あげポテト」やプライベートブランド(PB)製品が好調で、定番の「かっぱえびせん」は発売50周年の販促で伸びた。

人工知能「東ロボくん」、英語の成績アップ

国立情報学研究所などが開発する人工知能「東ロボくん」が、今秋の大学入試センター試験の模擬試験に挑戦した。10月30日、英語の成績が発表され、昨年に比べて大幅に点数を伸ばし、受験者の全国平均を上回った。昨年度の英語は200点満点で52点(偏差値41)と成績が悪かったため、研究チームはNTTを加えて人工知能を強化。過去問で「特訓」した結果、今年の模試は95点(偏差値50.5)に。苦手な会話文の完成や、文章の要旨把握の問題で正答率が上がった。英語以外の成績は11月2日に発表する。

特急名「ひたち」「ときわ」に JR東日本

東日本旅客鉄道(JR東日本)は10月30日、常磐線の特急電車について、発着駅を従来の上野駅から品川駅に変更すると発表した。東京―上野間を結ぶ東北縦貫線「上野東京ライン」の開業にあわせて、来年3月14日から営業を始める。午前10時~午後4時ごろの「データイム」のすべての特急と、夕方・夜間の一部の特急が品川駅発着となる。停車駅の少ない速達型の特急は「ひたち」、停車駅が多いタイプは「ときわ」とする。現行の「スーパーひたち」、「フレッシュひたち」の名称は廃止する。