和歌山大学は11月26日、山本健慈学長の来年3月末の退任に伴う学長選考会議を開き、瀧寛和(ひろかず)副学長(58)=知識情報処理、人工知能=を次期学長に選んだ。任期は来年4月1日から4年間。瀧氏は大阪府出身で、大阪大学大学院基礎工学研究科修了。三菱電機生産技術研究所研究員などを経て、1998年から和歌山大学システム工学部教授や同学部長を務めた。現在は工学自然科学系長とシステム情報学センター長を兼ね、人の脳活動などを研究している。システム工学部の教員が学長になるのは初めて。
政府は、公立学校の運営管理を民間に委託する「公設民営学校」について、国家戦略特区に指定された地域の自治体が提案すれば、認める方針を固めた。
これまでアイデアとして何度か検討されたが、いよいよ実現に向け動き出しそうである。民間の様々なノウハウを活用し、教育実践において大きな特色を持つ学校ができる日が近付いてきた。
「公設民営学校」は、教育分野などの規制を緩和する国家戦略特区制度を活用し、自治体が設置し、民間が運営管理するものである。特区に指定された都府県は、東京都、大阪府、京都府、神奈川県、兵庫県、沖縄県である。他に福岡市、千葉県内の一部地域が加わる。中高一貫校と高校が対象である。
大阪市は早ければ2018年度の中高一貫校開校を目指している。国際バカロレア認定を受けることを中心に、「グローバル人材」の育成を目指すと云う。実現のためには、様々な教科について、英語で授業可能な教員の確保、カリキュラムや運営手法に関するノウハウが必要だ。市はこれ等の事柄を民間に求めると共に、国に対し公設民営学校の教職員人件費の財源措置などを法的に求めている。
大阪市のこの具体化した案に、どの教育機関・企業が手を挙げるか期待が膨らむ。また、他の都府県・地域でも、多くの教育機関・企業に知恵を絞っていただき、時には連合体として、積極的に取り組んで欲しい。
師走を迎え忙しい季節だが、大きな夢に思いを馳せてみては如何だろうか。
(如己 一)
サイエイグループ
幼児から社会人までさまざまな学びを提供する
インタビュー▶株式会社埼英スクール
取締役社長 柏崎 清悦 氏
正社員制のメリットをより多くの子どもたちに
学校法人成城学校
成城中学校・高等学校
私塾界リーダーズフォーラム2014
Season 2 東京大会
基調講演とパネルディスカッションにご登壇いただく予定でした下村博文 文部科学大臣は、ご承知の通り11月21日に衆議院が解散され、12月14日に総選挙が始まるため、12月2日の公示日以降は公務以外の催事に一切登壇・出席ができなくなります。つきましては、下村大臣が欠席されますため、プログラムを一部変更させていただくことになりました。
新たなプログラムは、予定しておりました基調講演をなくし、パネルディスカッションの時間を15:50〜17:30に延長いたします。
プレミアムセミナーにご参加いただきます皆さまにおかれましては、プログラムが変更となりますことを予めご了承下さい。
2014年11月27日
株式会社私塾界
代表取締役 山田 未知之