Category: 塾ニュース|大学

ハラル対応学食、神田外語大、名古屋工業大学、埼玉大学

学生食堂でイスラム教の戒律に沿った「ハラル食」を提供する大学が増えている。神田外語大は「ムスリムフレンドリー・ハラール認証」を日本アジアハラール協会(千葉市)から取得。「ハラル食」を提供してイスラム圏からの留学生に配慮している。名古屋工業大学(名古屋市)の生協は5月、イスラム教徒の留学生の要望を受け「ハラール推奨メニュー」をつくった。埼玉大学は5月、第2食堂部のハラル対応のメニューを扱うコーナーを新設した。「ハラールメニュー」があり、他のメニューと同様、カウンターで注文できる。

「大学ポートレート」一足先に私立大学だけでスタート

文部科学省が10月1日の開始を目指していた国公私立大学共通のデータベース「大学ポートレート」が、私立大学だけでスタートすることになった。予算不足が原因で国公立大学のデータ入力が遅れた。文科省は2012年に準備委員会を設置。全国の大学の情報を網羅的に見られる国内初の公的データベースとして当初は今年4月の開始を目指した。学校教育法施行規則改正で公表が義務付けられた学生数などの情報を中心に掲載、半年遅れでの開始が決まった。

東大、アジア首位堅守 世界大学ランキング

英教育専門誌、タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は10月1日、今年の「世界大学ランキング」を発表、東京大が23位で昨年の順位を維持し、シンガポール国立大(25位)を僅差で抑えアジア首位の座を守った。上位200校に入った日本の大学は5校で昨年と同数だったが、京都大が59位(昨年52位)、東京工業大が141位(同125位)、大阪大が157位(同144位)、東北大が165位(同150位)となっている。米カリフォルニア工科大が4年連続でトップ。2位は米ハーバード大、3位は英オックスフォード大だった。

都内 生活保護世帯 大学進学率は22・8%

東京都は9月25日、生活保護受給世帯の高校卒業者(2014年)の大学進学率が22・8%にとどまることを明らかにした。文部科学省の学校基本調査では、都内の高校を14年3月に卒業した生徒の大学進学率は63%(全国平均は48%)。一方、都内の生活保護世帯は40ポイント余り下回っている。生活保護法に基づき、高校に進学する場合は教材費などの給付制度が設けられているが、大学進学には同様の制度がなく、進学した時点で本人は生活保護の受給対象からも外れる。

スーパーグローバル大学に37校 文科省選定

文部科学省は26日、大学の国際競争力を高めるために重点的に財政支援する「スーパーグローバル大学」に、国公私立大37校「トップ型(4億2千万円補助)北海道大、東北大、筑波大、東京大、東京医科歯科大、東京工業大、名古屋大、京都大、大阪大、広島大、九州大、慶応義塾大、早稲田大、(1億7千万円補助)千葉大、東京外国語大、東京芸術大、長岡技術科学大、金沢大、豊橋技術科学大、京都工芸繊維大、奈良先端科学技術大学院大、岡山大、熊本大、国際教養大、会津大、国際基督教大、芝浦工業大、上智大、東洋大、法政大、明治大、立教大、創価大、国際大、立命館大、関西学院大、立命館アジア太平洋大グローバを選んだと発表した。日本の大学の国際化を促し、グローバル人材の育成を急ぐ。下村博文文科相は26日の閣議後の記者会見で「37大学を合わせると学生は55万人、教職員は8万人にもなる。この大きな規模で徹底した国際化が進めば大きなインパクトを持つ」と述べた。

大阪の廃校活用、教育学部新設へ 高野山大

高野山大学(高野町)が、大阪府河内長野市で廃校になった小学校の校舎を活用して、4年制の教育学部の新設を構想している。高野山大は来年春から文部科学省や厚生労働省への手続きを始め、2016年春の新設をめざすという。同大学は高野山真言宗が母体の学校法人「高野山学園」が運営。現在は文学部密教学科のみで、僧侶の子息以外の入学者が少なく、学生の減少が課題だった。子どもが減り、廃校の活用に頭を悩ませる自治体と、大学側の思惑が一致した。

大学生 内定率最高69.8% 8月

マイナビ(東京・千代田)によると、2015年3月卒の大学生・院生の8月の内定率は69.8%と過去最高となった。内定率は12年卒以降の4年間で最高になった。特に理系男子の内定率は79.3%と最も高かった。ここ数年、採用を抑制していた製造業が採用意欲を高めているためだ。複数の内定を得た学生も多く、内定者セミナーの回数を増やすなど企業は学生からの内定辞退の防止に力を入れる。景気回復を背景に企業は採用を増やしている。15年卒の採用計画数は14年卒と比べ16%増となる見通しだ。

東京大学で1番の売れ筋商品「アミノ酸ゼリー」

東京大学の大谷勝特任教授が開発したアミノ酸ゼリーは、東京大学コミュニケーションセンター(UTCC)で1番の売れ筋商品。アミノ酸は皮膚や筋肉を形作るたんぱく質のもととなる物質。東大では1908年から100年以上にわたって研究を続けてきた。疲労回復などの効果があるアミノ酸を日常的に取れるよう「体力式アミノ酸ゼリー」を約8年ぶりに開発した。価格は1つ160円。UTCCのほか、東京駅前の商業施設「KITTE(キッテ)」や通販サイトで購入できる。

関西国際大「安全・安心」で共通課程

関西国際大学(兵庫県三木市、濱名篤学長)が東南アジアの大学に呼びかけ、今月末までに5カ国12大と「安全・安心」をテーマにプログラムの共有協定を結ぶ。教員と学生が国をまたいで移動し講義を共有。単位や学位を出す。参加するのは、ベトナムのダナン大、フィリピン大セブ校、インドネシアのガジャマダ大など各国のトップ大。日本の学生は各国の大学で社会貢献や体験活動に参加。東日本大震災で効果を発揮した岩手県釜石市の防災教育の絵本やマップをつくる計画もある。2~3週間から1年単位のプログラムを用意する

高校生に科学者育成プログラム 筑波大

筑波大は今月から、主に高校生を対象にした「未来を創る科学技術人材育成プログラム」を始めた。9月16日まで受講者を募り、書類審査のうえ、22日に合否を発表する予定だ。優秀な生徒ならば中学生でも応募できる。グローバルな未来の科学者を育成するSSコースは、個人研究を主体に高度で挑戦的な課題の発見と解決をめざす。物理や化学、生物など7分野で専門的な自主学習を支援するトップリーダーコースは、科学オリンピックなどで力を発揮できるような幅広い知識やスキルの習得を目標とする。