Category: 塾ニュース|大学

首都大に新ビジネススクール

東京都は1月6日、首都大学東京に新たなビジネススクールを設置する方針を固めた。銀行や証券、保険会社など金融業界で働く社会人を対象に、2016年4月の開設をめざす。15年度予算案に5億円を計上する。1学年は10人程度に絞る。同大はすでにMBA(経営学修士)を取得できるビジネススクールを都庁に開設。今回は金融関係者の利便性に配慮して、大手町など都心での開設を想定しているという。

地方創生策 大学も

人口減対策や地域の活性化を目的に、政府主導の地方創生策に呼応して自治体や地元企業と協力する大学が国立を中心に増えている。山梨大は県やワイン酒造組合などと連携し、食や農の研究プログラムを開始した。文部科学省も補助事業を通じて支援に乗り出した。弘前大も、自校で育成した果肉が赤いリンゴ「紅の夢」を中心に、地域の活性化につながる研究プログラムを始めている。このほか愛媛大、熊本大、鹿児島大、茨城大、静岡県立大などでも地域の活性化に向けた取り組みを始めている。

岩手大学、理学・水産学分野を新設  16年度

岩手大学は12月17日、全4学部を2016年4月に改組すると発表した。工学部は理工学部となる。化学・生物の基礎と工学的応用を学ぶ「化学・生命理工学科」、物質や材料を学ぶ「物理・材料理工学科」など3学科体制とする。農学部に水産システム学コースを新設する。生産・加工・販売の全体を見通せる「水産プロモーター」を育て、地元水産業の6次産業化を支援する。教育学部は小学校をメーンとする教員養成に純化する。人文社会科学部は学生が自主的に専門分野を学びやすくなる体制に転換する。

青森大薬学部に奨学制度

青森大薬学部(青森市)は、センター試験利用入試を受ける来年度の入学生を対象に、成績優秀者に授業料全額免除などの奨学制度を新設する。制度は①授業料(年間130万円)の全額免除②同半額免除と、5年または10年間の半額無利子貸与③同半額免除の3種類に分かれる。対象は計20人程度。既にある大学の奨学制度に加えて、今回新設した制度は大学を運営する学校法人青森山田学園の財源も投入して賄う。同学部は定員(現在1学年90人)割れが続いており、優秀な学生を確保するのが狙いだ。

岐阜大と県が企業誘致の連携協定締結

岐阜県と岐阜大は12月17日、県内に企業を呼び込み地域活性化につなげる目的で、企業誘致や定着促進に関する連携協定を締結した。協定では、県と岐阜大が連携し、大学と企業の共同研究をコーディネートしたり、企業の経営課題・技術課題の解決を支援したりすることを掲げている。来年1月には、協定の内容を進めていくため、県と岐阜大で合同のプロジェクトチームを立ち上げ、定期的に会合を開いていく。県商工労働部の担当者と岐阜大の産学連携コーディネーターが一緒になって県内外の企業訪問も始めるという。

生まれ変わる京都学園大学、学習塾関係者向け説明会開催

教育再生実行会議において高大接続・大学入学者選抜の改革について議論が進んでいる中、大学側もグローバルな視点に立った大学運営の見直しを迫られつつある。12月10日(水)、京都私塾連盟主催の京都学園大学の入試説明会がキャンパスプラザ京都で開催された。

京都学園大学現学長の内山隆夫氏

京都学園大学の内山隆夫学長

同大学は1969年4月に開学。「実学重視」の教育課程を基本とし、経営経済学部・人文学部・バイオ環境学部、そして2015年4月に新設される健康医療学部の4つから構成されている。

来年には京都太秦キャンパスも新規に開校し、亀岡キャンパスと「ダブルキャンパス」となる。「実学重視」を唱える同大学の特徴的な取り組みの一つに、国内外の「企業留学」がある。国内の「企業留学」の事例としては、京都府内の企業と連携し、3ヶ月間に及ぶインターンシップ制度を取り入れており、在学生に対して修得した知識を実際に使いこなすことのできる力を養いながら、地元の京都府に対しての社会貢献の一翼を担いつつある。

熱心に大学の取り組みを聞き入る参加者

熱心に大学の取り組みを聞き入る参加者

9代目学長の内山隆夫氏からの挨拶からはじまり、各担当者からの学部学科、入試制度等の説明。同大学の在学生からの体験談も聞かせる時間も設けられた。

当日は、関西を中心とした高等部を受け持つ学習塾関係者が多数参加し、新しく生まれ変わろうとしている大学に関する意識の高さを伺う事ができた。

京都私塾連盟の会長に就任した清水睦夫氏(進英塾 塾長)

京都私塾連盟の会長に就任した清水睦夫氏(進英塾塾長)

主催した京都私塾連盟は、来期から同連盟の会長を永きにわたって務めた松井博美氏(創学社代表取締役社長)が顧問に退き、新会長には清水睦夫氏(進英塾塾長)が就任。最後は新会長の清水睦夫氏から挨拶があり、盛会のうちに幕を閉じた。

筑波技術大 次期学長に大越氏

筑波技術大(つくば市天久保4)は4日、学長選考会議を開き、来年3月で任期満了となる村上芳則学長の後任に大越教夫副学長(60)を選出した。任期は来年4月から4年間。大越氏は利根町出身。筑波大大学院修了後、日立総合病院医長、筑波技術大保健科学部長などを経て、2012年から現職。神経内科学専攻。同大は聴覚・視覚障害者のために設立された全国唯一の国立大学。

小田原市、関東学院大移転後 施設設置を大枠承諾

小田原市は12月4日、関東学院大学(本部・横浜市)から提案があった、2017年4月の法学部移転後の小田原キャンパスに材料・表面工学研究所を核にした「工学総合研究教育施設」設置について「肯定的に評価できる要素が多い。小田原キャンパスの保有継続と、研究所としての活用という方針について大枠で受け入れることにした」としている。同大は小田原キャンパス内の法学部を横浜キャンパスに移転する方針を示していたが、法学部移転後の土地活用策として研究教育施設の設置を提案していた。

東京芸術大 逸材リサーチで才能ある小学生を発掘&レッスン

東京芸術大(東京都台東区)が11月25日、音楽の才能がある小学生を発掘して、教授陣が直接指導する「逸材リサーチ・プレレッスン(仮称)」を来春から実施することを発表した。来年2月に福岡市でフルートとバイオリン、同3月に札幌市でピアノとフルート、バイオリンのレッスンを行う予定。対象は小学4~6年生で平成26年中に公募を始める。教授陣が福岡と札幌にそれぞれ出向き、選ばれた40人程度に公開指導する。その後は、夏休みなど長期休暇で東京・上野にある大学のキャンパスで合宿を行うという。

聖徳大短期大学部 老舗和菓子店と「どら焼き」を共同開発

聖徳大短期大学部(千葉県松戸市)の学生が、あんこの材料に地元産の野菜を使った「ときめく どら焼き」を松戸市の老舗和菓子店「峰月」と共同開発した。地元の松戸神社に像が保管されていることで知られる四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)をイメージし、4色のあんこを使ったまんじゅうが好評を得た。あんこは枝豆、かぼちゃ、つぶあん、白あんの4種類で、原料は全て市内の農作物だ。峰月の店頭では既に販売もしており1個150円。