和歌山大システム工学部(和歌山市)と和歌山工業高等専門学校(御坊市)は3月26日、単位互換に関する協定を結んだ。単位互換は高専生の大学編入を円滑にし、地域の産業を担う人材を育成する狙いがある。和歌山大への編入者は例年数人で、今春は4人の和歌山高専生が編入する。和歌山大は今回のような単位互換制度の拡大で、和歌山高専生の編入者数を10人程度に増やしたいとしている。同学部が高専と単位互換するのは初めてで、和歌山高専の学生は4月から同学部の授業を履修し単位を取得できる。
2年連続で志願者数TOPになり、ますます注目を浴びている近畿大学(大阪府東大阪市)。同大学の卒業式が3月20日(金)に挙行された。今回は「女性に優しい卒業式」を一つのテーマに、女子学生の着付けの時間を考慮して、開始を例年より1時間繰り下げ、学内に着付けスペース、メイクを行うパウダールーム等を設置するなどし、同大学の常に新しいことにチャレンジする姿勢を見せる。
7,000人を越える卒業生を迎える卒業式では、数多くの来賓も出席。同学の卒業生で、人間国宝であり、文化勲章を受章した竹本住大夫氏が出席。竹本住大夫氏は、近畿大学の前身である日本大学大阪専門学校 を昭和 19 年(1944 年)に卒業した。戦時中に卒業証書を焼失されたとのことから、この度、記念の品として卒業証書のレプリカを贈呈した。
さらに、式の終盤には、スペシャルゲストとして実業家の堀江貴文氏が登場。堀江氏の一挙手一投足を逃さないようにと、場内の緊張感を高まる。堀江氏は自らの経験を時間いっぱいに語り、「未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ」という言葉で締め括った。