中教審の特別委員会の会合が7月6日、開かれ、文部科学省は法科大学院の1次試験として課されている適性試験の見直しを提案した。文科省は法学部卒業者など法学既修者の受験免除を検討しているが、委員からは「未修者も含めて廃止するなど抜本的な見直しが必要」「廃止は拙速」などの意見が出た。委員から幅広い意見が出たことを受け、特別委は今後、適性試験について議論するワーキンググループを設ける方針だ。
東京大学の特許や人材を生かして創業した「東大関連ベンチャー企業(VB)」が200社を突破、合計の企業価値が1兆円を超えた。同大産学連携本部の調査で、関連VBの株式上場などで東大の特許収入は2013年度に過去最多の6億円超になった。東大が関連VBの規模を算出したのは初めて。大学の特許や研究成果をもとに起業した「大学発VB」に、(1)学生が創業(2)教員が役職員を兼務(3)東大系ベンチャーキャピタル(VC)が出資の事例も加えた。
4月上旬時点でミクシィ、バイオ食品のユーグレナ、医薬品のペプチドリームなど上場企業16社、非上場208社の計224社だった。5年前の約2倍だ。上場16社の時価総額は計9600億円超。非上場会社は直近のVCからの資金調達額を基に企業価値をはじき、合わせて約1兆3千億円となった。