エジプトのサッカラ遺跡で9月19日、3200年以上前に古代エジプト文明の最全盛期を主導したファラオ”ラムセス2世”王家に仕えた高官の石棺が公開された。石棺は、ラムセス2世が統治していたエジプト新王国第19王朝時代に王家に使えた「高官」の「プタヘムヤ」のもの。昨年、カイロ大学のエジプト人考古学チームが発見した。
株式会社ドワンゴ(東京・中央区、夏野 剛 代表取締役社長)は、9月24日(土)から9月25日(日)の2日間にわたり、同社が運営する出版ブランド「アスキードワンゴ」と、株式会社すうがくぶんか(東京・新宿区、瀬下 大輔 代表取締役)和から株式会社(東京・渋谷区、堀口 智之 代表取締役)の3社で共催する「数学と社会の関わり」をテーマにしたイベント「MATH POWER 2022」の企画詳細を発表した。
「MATH POWER」は、「“数学の楽しみ”や“数学と社会の関わり”とは何かを一緒に考えよう」というコンセプトで2016年よりスタートしたイベントで、このたび2018年以来4年ぶりの開催となる。今回、数理脳科学者の甘利俊一による情報幾何学40年の講演をはじめ、教育系YouTuberヨビノリたくみ氏やクイズプレイヤー鶴崎修功氏らが参加する「ガチ数学クイズ!」、映画『シン・ウルトラマン』に登場した現代物理学の解説、初開催となる数学オンラインコンテスト「MathPower杯2022」、数学を題材としたVRワールドの訪問企画など、数学の魅力を詰め込んだ企画の数々を約34時間ノンストップで提供する。
このイベントは、新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン開催となり、ニコニコ生放送にて提供する。
【MATH POWER 2022 開催概要】
●主 催 :アスキードワンゴ・株式会社すうがくぶんか・和から株式会社
●日 程 :9月24 日(土)10:30 ~ 9月25 日(日)21:30
●出 演 :アイシア=ソリッド/鯵坂もっちょ/甘利俊一/小倉悠司/加藤文元/小林晋平/西郷甲矢人/
作道直幸/釈徹宗/鈴木貫太郎/関真一朗/高木智也/タカタ先生/竹内英人/千葉雅也/辻順平/
鶴崎修功 /布川路/橋本幸士/東田京介/平山楓馬/phi16/松坂俊輝/松中宏樹/ヨビノリたくみ/
龍孫江 ほか(五十音順 敬称略)
●視聴URL:https://live.nicovideo.jp/watch/lv338206772
●特設サイト:http://sugakubunka.com/mathpower/
サンシャインシティ(東京・池袋)にある古代オリエント博物館(月本 昭男 館長)は、2022年秋の特別展「ヒンドゥーの神々の物語」を9月23日(金・祝)~11月27日(日)の期間、開催する。
この展示は、長年にわたりインド大衆宗教図像を収集してきた黒田豊コレクションを核に、福岡アジア美術館、平山郁夫シルクロード美術館、古代オリエント博物館および個人の所蔵するコレクションを加え、ヒンドゥーの神々のイメージの変遷を古代から現代までたどるものとなってる。古くは先史インダス文明期の土器にはじまり、17世紀以降の優美なインド更紗(さらさ・木綿布)やガラス絵、大衆文化を彩った民俗画、ヴァルマー・プリント(画家のラージャー・ラヴィ・ヴァルマーが発祥)と呼ばれる印刷物、現代イラストレーションなど約500点を展示。立体・絵画・布製品・印刷物・写真など、時代とともに表現される素材・技法・メディアも異なる。さまざまな媒体に表わされたヒンドゥーの神々とその豊穣なる世界観を紹介する。展示以外にもインド古典舞踊のモヒニアッタム鑑賞や各種ワークショップ、地域との連携展開なども予定している。
開催概要
・展覧会名:ヒンドゥーの神々の物語
・会期:9月23日(金・祝)~11月27日(日)
・開館時間:10:00~16:30(最終入館16:00)※変更の可能性あり
・入館料:一般1,000円 大・高生800円 中・小生400円
※平日限定で約2割引きとなるペア券や親子券も販売します。
ペア券:一般2名2,000円→1,600円、大・高生2名1,600円→1,200円、中・小生2名800円→600円
親子券:一般1名+大・高生1名1,800円→1,400円、一般1名+中・小生1名1,400円→1,100円
(20名以上の団体割引・障がい者割引あり。)
・展示内容:長年にわたりインド大衆宗教図像を収集してきた黒田豊コレションを核に、福岡アジア美術館、平山郁夫シルクロード美術館、古代オリエント博物館および個人コレクションを加え、ヒンドゥーの神々のイメージの変遷を古代から現代までたどることができる土器、ガラス絵、民俗画、現代イラストレーションなど約500点を展示。
・特設サイト:https://aom-tokyo.com/exhibition/220923_hindu.html
・主催:公益財団法人 古代オリエント博物館
・後援:豊島区、豊島区教育委員会
・特別協力:サンシャインシティ
・協力:第一合成株式会社
■展示音声ガイド「ヒンドゥーの神々の物語」 【ナビゲーター:声優 関 智一】
販売価格:アプリ販売価格610円
博物館受付販売価格500円(ノベルティ付き)
※事前購入もできますが、博物館受付で購入いただくとお得です。
※音声ガイドはご自身のスマートフォンにアプリをダウンロードすることとなります。ご自宅に帰ってからでも、特別展期間中は何度でもお聞きになれます(2022年11月27日(日)24時配信終了)。
九州大学は1400点以上の3Dモデル生物標本をオンラインで公開したと発表した。鹿野(かの)雄一特任准教授が開発した「バイオフォトグラメトリ」により、生鮮時のカラフルな状態での生物標本を3Dモデル化している。公開された3DモデルのほとんどはCC BY 4.0ライセンスの下、誰でも自由にダウンロード・利用できる。
水生生物を中心に1400点700種以上の生物標本の3Dモデルをオンライン公開している。
生物標本の多くは、博物館や研究室で保管されている。しかし、管理は煩雑で、くわえて標本の劣化や退色が免れない。また、多くの重要標本は厳重に管理されており、それが故にアクセスが困難で、結局あまり利用されないといったジレンマも抱えていた。
九州大学持続可能な社会のための決断科学センターの鹿野雄一特任准教授は世界に先駆けて、独自かつシンプルなフォトグラメトリの手法、「バイオフォトグラメトリ」を開発。糸でつるして500枚以上写し、標本が乾いて傷まないよう、撮影にかける時間は2分ほどだ。
今回公開されたような生物3Dモデルは生物学のみならず、様々な分野に応用できると考えられ、例えば生物図鑑は現在2次元画像は、将来的に、3Dモデルによるデジタル図鑑へと変容していくと考えられる。また、生物多様性・環境教育などに関するメタバースやバーチャルリアリティにもこれら3Dモデルが利用できるとしている。
公開ページはこちら
https://sketchfab.com/ffishAsia-and-floraZia/models
日本学術会議(梶田隆章会長)は小林科学技術相にあてた7月25日付の書面で、軍事と民生双方で活用できる「デュアルユース(両用)」の先端科学技術研究について、軍事に無関係な研究と「単純に二分することはもはや困難」とし、事実上容認する見解を示した。日本学術会議は国内の科学者の代表機関であり、軍事目的の研究に一貫して反対する立場だが、安全保障に絡む研究の推進が重要視される中、踏み込んだ考え方を示した。
見解では、「科学技術を(軍事への)潜在的な転用可能性をもって 峻別し、その扱いを一律に判断することは現実的ではない」と指摘。科学技術の急激な進歩により、軍事と民生の区別をつけるのが難しくなっている。
日本学術会議はこれまで、科学者が戦争に関与した反省などから、1950年と67年にそれぞれ「軍事目的の科学研究を行わない」などと表明。2017年にも防衛装備庁の研究制度に懸念を示す声明を発表していた。
厚生労働省は、感染の急拡大を受けて専門家でつくる分科会を開き、新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種について、厚生労働省は、現在、60歳以上などに限定している対象者を、7月22日から医療従事者や介護4回目接種の対象者を医療従事者や高齢者施設や障害者施設などの職員まで拡大する方針を示した。
現在は60歳以上の人と、18歳以上の基礎疾患のある人か医師が「重症化リスクが高い」と判断した人に限定されている。
また、オミクロン株に対して高い効果が出るよう改良されたワクチンが、今秋にも実用化される可能性があるとして、厚生労働省は重症化リスクのある高齢者などで、従来のワクチンを2回以上接種した人は、接種できるよう準備を始める方針も示した。
今秋から5回目の宇宙飛行に臨む宇宙飛行士の若田光一さん(58)が7月21日、東京都内で記者会見し、「若い世代が月・火星探査へと夢をつなげてくれるようなミッションにしたい」と意気込みを語った。飛行前としては国内での最後となる記者会見となる。
日本人宇宙飛行士の若田さんの今回の宇宙飛行は、日本人最多の5回目で、日本人最高齢となる。米スペースX社の民間宇宙船「クルードラゴン5号機」で国際宇宙ステーション(ISS)に向かい、約半年間滞在する予定。アメリカ航空宇宙局(NASA)は打ち上げ時期をことし9月と公表している。
飛行する時には59歳となり、日本人最高齢での宇宙飛行になることについて「日々、運動しているので体力に問題はありませんが、最高齢の記録はほかの方にぜひ破ってもらいたい」と語った。
ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続く中、クルードラゴンには若田さんのほか、米露の飛行士が搭乗することが決まっており、若田さんは「さまざまな国のクルーと仕事をするのはこれまでと同じ。国際協力の重要性を多くの人に感じてもらえる機会。ISSではチームワークを維持してきちんと成果を出していきたい」と強調した。