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子ども食堂7331カ所に 前年比1317カ所増 コロナ制限緩和が要因

 子どもに無料や低額で食事を提供する「子ども食堂」が全国で前年比1317カ所増の7331カ所(速報値)となったことが12月15日、認定NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」(湯浅誠理事長、東京)の調査で分かった。新型コロナウイルス感染拡大による制限が緩和されたことが要因とみられる。

▼2022年度 こども食堂 全国箇所数調査(2022年12月 速報値)について
https://musubie.org/news/6022/

 9~11月に団体や自治体に対して調査。

 もっとも箇所数が多いのは、東京都(839箇所)、次いで大阪府(613箇所)、神奈川県(396箇所)。上位2都府は2021年と変わらず、上位3番目は兵庫県から神奈川県となった。逆に、もっとも箇所数が少ないのは、秋田県(30箇所)、富山県(37箇所)、福井県(40箇所)だった。

 昨年度からの増加数では、大阪府(143箇所)、次いで愛知県(101箇所)、東京都(92箇所)。増加率では、島根県(184.00%)、徳島県(80.00%)、鹿児島県(58.67%)が上位となった。また、小学校区に対するこども食堂の充足率(校区実施率)は、沖縄県(55.89%)、次いで滋賀県(49.54%)、鳥取県(43.97%)が上位となりました。一方、充足率が低いのは、秋田県(11.36%)、長崎県(12.14%)、岡山県(12.43%)となった。

2022年11月度 アルバイト平均時給調査 全国の平均時給は1,219円

 ディップ株式会社は、2022年11月のアルバイト時給データを発表した。この調査は、アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル(https://www.baitoru.com)」に掲載された求人広告データをもとに集計したもの。

 11月のアルバイト・パートの平均時給は1,219円(前年比28円増、前月比7円増)、また求人件数は約279,000件となり、前年比で約8.9%増となった。


【エリア別】3つのエリアで前年比プラス
 関東エリアの平均時給は1,265円(前年比30円増、前月比6円増)、東海エリアの平均時給は1,200円(前年比49円増、前月比9円増)、関西エリアの平均時給は1,207円(前年比7円減、前月比9円増)、九州エリアの平均時給は1,151円(前年比38円増、前月比1円減)となった。

【職種別】6職種が前年比プラス 販売の職業は2ヶ月連続で過去最高を更新
 職種別の平均時給は、9職種中6職種の大カテゴリが前年を上回りました。事務的職業は1,356円(前年比130円増、前月比4円減)、専門的職業は1,296円(前年比54円増、前月比65円増)、飲食の職業は1,080円(前年比44円増、前月比1円減)、販売の職業は1,086円(前年比55円増、前月比16円増)、サービスの職業は1,265円(前年比13円増、前月比27円増)、運搬・清掃・包装等の職業は1,218円(前年比53円増、前月比7円増)、建設の職業は1,458円(前年比144円減、前月比1円増)、製造・技能の職業は1,388円(前年比19円減、前月比9円増)、教育の職業は1,710円(前年比22円減、前月比64円減)となった。

資格の学校TACが『2023年 人気資格ランキング』を発表

 TAC株式会社(東京・千代田区、多田 敏男 代表取締役社長)は、『2023年 人気資格ランキング』を発表した。人気資格ランキングのほか、学生に人気の資格ランキングも紹介している。

 ジョブ型雇用、副業・兼業、リスキリング(学び直し)が推進され、個人のスキルアップが求められている昨今。多くの人が将来のキャリアを考え、積極的にアクションを起こしていることが、ランクアップした資格からも見て取れる。

各ランキングの詳細は以下へ。
▼『人気資格ランキング』
https://www.tac-school.co.jp/pittari/ranking.html

人気資格ランキング (上位3位)
1位 簿記検定試験
2位 公認会計士
3位 社会保険労務士

※ 資料請求数・デジタルパンフレットダウンロード数を集計しランキング化。(2022年1月1日~10月31日)
※ 公務員試験、教育採用試験は採用試験のためランキングより除外している。
学生に人気の資格ランキング (上位3位)
1位 公務員
2位 公認会計士
3位 簿記検定試験

※ 資料請求数を集計しランキング化。(2022年1月1日~10月31日)

中高生を中心に「Z世代」はSNS上で“リアルな繋がり”を重視する傾向に Studyplusトレンド研究所調べ

 スタディプラス株式会社(東京・千代田区、廣瀬 高志 代表取締役)のStudyplusトレンド研究所は、2022年9月16日(金)から9月22日(木)にかけて、学習管理アプリ「Studyplus」上で全ユーザーを対象に「SNSの世代別利用傾向調査」を実施、ユーザー3,494人から調査に対する回答を得た。

SNS上におけるアカウントに対する信頼度に関する調査結果
 Studyplusトレンド研究所が2022年4月18日(月)から4月19日(火)にかけて、学習管理アプリ「Studyplus」上で中学1年生から高校3年生のユーザー1,859人を対象に実施した「通学とスマートフォン・SNS利用に関するアンケート」において、「何らかのSNSを利用していますか?」という質問では93.5%が「はい」と回答しており、「SNSを利用し始めたのはいつですか?」という質問に対しては、83.8%が中学卒業するまでにSNSデビューをしているという結果を得た。
 今回実施した調査では、中高生を中心とした25歳以下の「Z世代」におけるSNSのより詳細な利用傾向、また「X世代」「Y世代」にあたる26歳以上のユーザーからも回答を回収し、世代間ギャップについても注目した。

「SNSの世代別利用傾向調査<アカウントへの信頼度>」トピックス

「Z世代」は「X・Y世代」より、「リアルでも繋がっている人」へのSNS上での信頼度が高く、「SNSのみで繋がっている人」への信頼度が低い傾向に。
「Z世代」は「X・Y世代」より、「著名人・インフルエンサー」「企業が運営しているアカウント」「公式マークがついているアカウント」への信頼度が高い傾向に。
「中学生」「高校生」は、「著名人・インフルエンサー」を半数以上が、「企業が運営しているアカウント」「公式マークがついているアカウント」を約8割が、「信頼できる」または「少し信頼できる」と回答。
全体的な結果から、「Z世代」はSNS上においてリアルな繋がりや、“顔がわかる”対象かどうかを、重視する傾向がみられる。

◆本調査の概要

  • 調査対象 :  全国の「Studyplus」ユーザー(全年齢対象)
  • 回答者  :  3,494名
  • 調査方法 :  インターネット調査
  • 調査時期 :  2022年9月16日〜9月22日

※このリリースにおいて、以下の通り世代を定義。「Z世代」と「X・Y世代」の定義は以下の通り。

属性n数
Z世代(12歳~25歳) 2,708人
X・Y世代(26歳以上)786人

※「Z世代」と「X・Y世代」をより詳細に区分した定義は以下の通り。

属性n数
中学生(12歳~15歳)773人
高校生(15歳~18歳)1,362人
大学生・社会人等(19歳~25歳)573人
ミレニアル世代(26歳~35歳)261人
ロスジェネ世代(36歳~45歳)238人
Z世代の親世代(46歳~55歳)210人
バブル世代以上(56歳以上)77人

【調査項目】
・SNSで情報収集する際、リアルでも繋がっている人(家族・友人等)が発信する情報はどの程度信頼できますか?
・SNSで情報収集する際、SNSのみで繋がっている人が発信する情報はどの程度信頼できますか?
・SNSで情報収集する際、フォロー・フォロワー外の人が発信する情報はどの程度信頼できますか?

【回答】
・リアルでも繋がっている人へのSNS上での信頼度は、「Z世代」は7~8割。一方で「X・Y世代」では7割未満であり、「Z世代」の方が信頼している割合が高くなる傾向に。
・SNSのみで繋がっている人への信頼度は総じて3割未満。
・SNSでフォロー・フォロワー外=繋がっていない人への信頼度はより低く、総じて2割未満。

【調査項目】
・SNSで情報収集する際、著名人・インフルエンサーが発信する情報はどの程度信頼できますか?
・SNSで情報収集する際、企業が運営しているアカウントが発信する情報はどの程度信頼できますか?
・SNSで情報収集する際、公式マークがついているアカウントが発信する情報はどの程度信頼できますか?

【回答】
・「著名人・インフルエンサー」「企業が運営しているアカウント」「公式マークがついているアカウント」への信頼度は、「Z世代」の方が「X・Y世代」より高い傾向に。
・特に「中学生」「高校生」における「信頼できる」「少し信頼できる」の割合が高く、「著名人・インフルエンサー」では半数以上、「企業が運営しているアカウント」「公式マークがついているアカウント」では約8割の回答を得た。

「13歳のハローワーク公式サイト(13hw)」から2022年11月(月間)の人気職業ランキングを発表

 株式会社幻冬舎(東京・渋谷区、見城 徹 代表取締役社長)と株式会社トップアスリート(東京・渋谷区、松尾 和祥 代表取締役)が運営する「13歳のハローワーク公式サイト」(https://www.13hw.com)にて2022年11月の人気職業ランキングを発表した。この職業ランキングは、サイトに掲載中の1,034職種をアクセスユーザ数、ページビュー数、PV数などをポイント化して算出、100位までを発表している。

2022年11月の人気職業ランキングTOP20は以下の通り。

1位 プロスポーツ選手
2位 ユーチューバー(YouTuber)
3位 イラストレーター
4位 美容師
5位 保育士

6位 警察官
7位 パティシエ
8位 臨床心理士
9位 医師
10位 声優

11位 中学校・高校教師
12位 公務員[一般行政職]
13位 ファッションデザイナー
14位 薬剤師
15位 看護師

16位 漫画家
17位 歌手
18位 トリマー
19位 司書
20位 建築家

【ランクイン・ランクアウト】
20位外からランクイン、または20位からランクアウトした職業は……
ランクイン : 建築家
ランクアウト: 外交官

【順位変動】
順位を上げたもの: 環境系技術者、環境分析技術者、環境教育指導者
順位を下げたもの: キャリアカウンセラー、客室予約係、ラジオパーソナリティー・DJ

 13歳のハローワーク公式サイトでは、毎月100位までを発表している。
→ 2022年11月の結果はこちらからご覧いただけます。
https://www.13hw.com/jobapps/ranking.html

●サイトについて
 村上龍氏のベストセラー書籍『13歳のハローワーク』の公式サイト。書籍収録の職業紹介をはじめ、働く大人への質問コーナー、著名人・働くプロへのインタビュー、特集記事などがあり、また子どもたちの将来につながるイベント、ワークショップを開催している。

サイト名:13歳のハローワーク公式サイト
サイトURL:https://www.13hw.com/
企画・運営:株式会社幻冬舎・株式会社トップアスリート

カウル、東京23区公立小学校区の「中古マンション値上がり学区ランキング」を発表

 中古マンションの購入ができるアプリ「カウル」を運営する株式会社Housmart(東京・中央区、針山 昌幸 代表取締役)は、カウル会員の検索情報を元にした「東京23区 人気公立小学校区ランキング2022」と、東京23区公立小学校区別の中古マンション資産推移データをもとにカウルが独自に算出した「中古マンション値上がり学区ランキング」を発表した。

■ランキングの算出について
 2022年10月、東京都教育委員会より「令和4年度 公立学校統計調査報告書【公立学校卒業者(令和3年度)の進路状況調査編】」が公開された。この調査結果をもとに、2022年度の東京23区内の公立小学校卒業生の国立・私立中学校への進学率を、区ごとに算出したところ、例年高い進学率で1位となっている「文京区」が51.4%で、本年度も1位となった。この結果を受けて、中古マンションの購入・売却ができるアプリ「カウル」では、学区から中古マンションを検索する機能から、物件の購入希望条件として設定された学区データをもとに、東京都23区の人気公立小学校を調査した。また、各学区内の中古マンションごとの価格を集計し、2022年11月1日時点の価格と3年前の2019年11月1日の価格を比較した東京23区公立小学校区の「中古マンション値上がり学区ランキング」をカウル独自のランキングとして公開した。

マンション購入検討者(カウルユーザー)「東京23区 人気公立小学校区ランキング2022」
 高い進学率を誇る文京区にある名門公立小学校、通称「3S1K」と言われる4校が上位を占める結果となった。5位以降も人気の高い名門公立小学校がランクインしている。また、国立・私立中学校への進学率1位であることからか、上位20位のうち文京区が7学区ランクインする結果となった。

21位~50位はこちら:「2022年・都内公立小学校人気ランキング50位発表!マンション価格上昇と相関関係はあるか?」(マンションジャーナル)https://journal.kawlu.com/i5ibvzx2ef

東京23区公立小学校区「中古マンション値上がり学区ランキング」
 中古マンションは3年前との比較では全体的に値上がり傾向だが、最も値上がりした学区は「江東区立第二辰巳小学校区」で約40%近い値上がり率となった。マンションの資産価値という観点では、人気小学校区が必ずしも値上がり幅が大きくなるとは言えないことがわかった。

10月度派遣求人 3大都市圏の平均時給は1,546円

 ディップ株式会社は、2022年10月度 3大都市圏の派遣時給データを発表した。この調査は、社員・派遣・パートの求人情報サイト「はたらこねっと」に掲載された派遣・紹介予定派遣の求人広告データをもとに集計したもの。 

 10月の派遣平均時給は1,546円(前年比38円増、前月比3円増)となった。また派遣・紹介予定派遣の求人件数は約170,000件で、前年比で約1.1倍となった。

■概要
【エリア別】全てのエリアで前年比プラス  関西エリアは過去最高
 エリア別の平均時給について、関東エリアは1,643円(前年比44円増、前月比4円増)、東海エリアは1,379円(前年比31円増、前月比2円増)、関西エリアは1,424円(前年比21円増、前月比4円増)となった。

【職種別】5職種の大カテゴリで前年比プラス
 事務・オフィス系、IT・エンジニア系、工場・軽作業・物流・土木系は過去最高
 職種別の平均時給は、5職種の大カテゴリで前年を上回った。「事務・オフィス系」は1,518円(前年比11円増、前月比4円増)、「販売・営業・飲食・サービス系」は1,473円(前年比2円減、前月比2円増)、「WEB・クリエイター系」は1,817円(前年比14円増、前月比6円減)、「IT・エンジニア系」は2,237円(前年比87円増、前月比18円増)、「医療・介護・研究・教育系」は1,515円(前年比30円増、前月比11円減)、「工場・軽作業・物流・土木系」は1,315円(前年比29円増、前月比5円増)となった。

■調査概要
集計対象
 ディップが運営する社員・派遣・パートの求人サイト「はたらこねっと」に掲載された求人情報より、雇用形態「一般派遣」「紹介予定派遣」を抽出し、募集時の平均時給を集計。

対象エリア
(関東)東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、群馬県、栃木県、山梨県
(東海)愛知県、岐阜県、三重県、静岡県
(関西)大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県

集計対象職種
・事務・オフィス系
└一般事務、営業事務、データ入力、テレフォンオペレーター、英文事務、金融事務、経理・会計・財務、総務・人事・法務、秘書、貿易事務など
・販売・営業・サービス系
└アパレル販売、携帯・家電販売、テレマーケティング・テレアポインター、営業・ラウンダー、接客・ショールームカウンター、旅行関連など
・WEB・クリエイター系
└DTPオペレーター、WEBディレクター、WEBデザイナー、制作、映像・音響、制作・編集・校正・ライターなど
・IT・エンジニア系
└CAD、SE・プログラマ、ネットワークエンジニア、ヘルプデスク、運用管理・保守、設計、評価・テストなど
・医療・介護・研究・教育系
└介護系、看護系、保育系、医療事務、研究・開発・検査、薬剤師・栄養士など
・工場・軽作業・物流・土木系
└ドライバー、軽作業、食品製造、製造(組立・加工)など

社  名:ディップ株式会社(dip Corporation)
代表者 :冨田 英揮(代表取締役社長 兼CEO)
本  社:東京都港区六本木3-2-1 六本木グランドタワー31F
電  話:03-5114-1177(代表)
設  立:1997年3月
資本金:1,085百万円 (2022年2月末現在)
従業員数:2,356名(2022年4月1日現在の正社員)※契約・アルバイト・派遣社員除く
事業内容:求人情報サイト「バイトル」「バイトルNEXT」「バイトルPRO」「はたらこねっと」、看護師転職支援サービス「ナースではたらこ」の運営、DXサービス「コボット」の開発・提供、他
上場証券取引所:東京証券取引所(プライム市場)
売上高:395億円(2022年2月期)
URL:https://www.dip-net.co.jp/

子供のSDGs認知度は95% 前年から10ポイント以上アップ
栄光ゼミナールが小中高生の家庭のSDGsに関する意識調査を実施

 株式会社栄光(東京都千代田区、下田勝昭 代表取締役社長)が運営する進学塾栄光ゼミナールが、2022年9月17日~10月1日にかけて、「小中高生の家庭のSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)に関する意識調査」を実施し、その結果を公表した。

出典:小中高生の家庭のSDGsに関する意識調査(栄光ゼミナール調べ)

 保護者に、「自身は『SDGs』という言葉を聞いたことがあるか」を尋ねたところ、98.9%の保護者が「聞いたことがある」と回答した。

出典:小中高生の家庭のSDGsに関する意識調査(栄光ゼミナール調べ)

 逆に、保護者に「子どもは『SDGs』という言葉を知っているか」を尋ねたところ、94.9%の保護者が「知っている」と回答。保護者とほぼ同じ水準で「SDGs」という言葉が浸透していることがわかった。また、2021年と比較すると、前年は「知っている」と回答した保護者は83.2%で10ポイント以上上昇している。

出典:小中高生の家庭のSDGsに関する意識調査(栄光ゼミナール調べ)

 では、そのきっかけは何か? 「子どもが『SDGs』を知っている」と回答した保護者にきっかけを聞くと、最も多かったのが「SDGsについて学校で学んだ」(84.9%)であり、前年調査 73.6%から10ポイント以上上昇した。

「小学校では2020年度から、中学校では2021年度から、高校では2022年度からそれぞれ実施されている新学習指導要領では、『持続可能な社会の創り手の育成』が明記されており、教科書でも取り上げられるなど、学校においてSDGsの授業や取り組みの機会が増えていると考えられる」と栄光は分析している。

 続いて、「SDGsに関するニュースを見たり聞いたりした」ことがきっかけになったのは53.7%で、半数以上いることがわかった。

出典:小中高生の家庭のSDGsに関する意識調査(栄光ゼミナール調べ)

 入試に関する関心も聞いている。「中学・高校・大学入試に出題される「SDGs」の問題傾向について、保護者自身はどの程度関心があるか」を聞いたところ、「とても関心がある」(24.9%)、「やや関心がある」(61.2%)となり、保護者の85%以上が関心のあることがわかった。

 その他、自由回答式でSDGsに関して、家庭で子供と一緒に取り組んでいることも聞いている。

・夏休みの自由研究で、SDGsカルタを作ったが、家族で考える機会になった。節水・節電などできることから意識させている。(小5保護者) 

・学校で、グループで調べ学習をして発表をしたことがあり、その時のテーマがフードロスについてだった。それから、食べ残しをしないということを家庭でも繰り返し話しています。(中3保護者) 

・SDGsを過剰に意識していると感じることも多々あるが、それも含めて会話をして、どう生活すべきか価値観を身につけてほしいと思っている。(高2保護者) 

 などの答えがあった。

〈調査概要〉

調査対象:小学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)

調査方法:インターネット調査

調査期間:2022年9月17日(土)~10月1日(土)

回答者数:273 人

〈詳細〉

https://www.eikoh.co.jp/wp-content/uploads/p33743.pdf

現役大学生の悩み1位は「お金」約10年前と比べて、投資に関心を持つ大学生は3割アップ auじぶん銀行調査

 auじぶん銀行株式会社(東京・中央区、 石月 貴史 代表取締役社長)は、18歳から22歳の現役大学生男女と、28歳から32歳の大卒者男女を対象に「Z世代とミレニアル世代の大学時代の価値観に関する調査」を実施した。
「お金」「恋愛」「就職」などさまざまなトピックスについて、Z世代である現役大学生の今の価値観と、ミレニアル世代である28歳から32歳の大卒者男女の大学生の頃の価値観を調査し、約10年前との変化を探った。
 調査の結果、Z世代の現役大学生の方が日本経済や自身の将来のお金に対して不安を持っている人が約2割多いことが判明。約10年前と比べ投資に関心を持つ大学生が約3割多いことが分かった。また、大学時代の結婚願望はZ世代の現役大学生が約6割に対し、ミレニアル世代は約3割で、2倍の差があることが明らかに。その他、就職で重視するポイントなどさまざまな調査を実施。大学生の価値観の変化や世代間ギャップがうかがえる調査結果となった。

調査結果 トピックス
1.大学生の悩みと流行り
・Z世代 現役大学生の悩み1位「お金(60.1%)」、約10年前より10%以上増加

2.大学生のお金に関する価値観
・Z世代 現役大学生の約9割は日本経済や自身の将来のお金に不安
・約10年前と比較し、お金に不安を感じる大学生は約2割増加
Z世代 現役大学生の6割以上が投資に関心あり 約10年前より関心のある大学生は約3割増加

3.就職に関する価値観
・両世代ともに就職で重視するポイント「仕事内容」「給与や賞与の高さ」「やりがい」が上位に
Z世代 現役大学生は「社員の雰囲気・人間関係」「雰囲気」など働きやすさを求める傾向

4.恋愛に関する価値観
・約10年前と比較し結婚願望を持つ大学生は約2倍に Z世代 現役大学生の約6割が結婚願望「あり」と回答

■調査概要
・調査テーマ Z世代とミレニアル世代の大学時代の価値観に関する調査
・調査方法 ウェブアンケート調査
・調査対象者 18歳~22歳の現役大学生男女250名、28歳~32歳の大卒者 未婚男女250名
・調査実施日 2022年9月8日(木)~2022年9月11日(日)
・調査主体 auじぶん銀行株式会社
・調査機関 株式会社ネオマーケティング

1.大学生の悩みと流行り
 Z世代 現役大学生の悩み1位「お金(60.1%)」、約10年前より10%以上増加。大学生の悩みについて調査を実施した。Z世代の現役大学生には現在の悩みを、ミレニアル世代には約10年前の大学生の頃の悩みについて調査した。

 Z世代の悩み1位は「お金(60.1%)」、次いで「勉強(43.3%)」「友人関係(41.8%)」という結果になった。ミレニアル世代の大学生の頃の悩みは「友人関係(50.8%)」「お金(48.2%)」「就職活動(48.2%)」となった。。「お金」については今も約10年前も悩んでいる人が多いが、現役大学生であるZ世代の方が悩みを抱えている人が多い結果に。「就職活動」については、Z世代が約3割なのに対し、ミレニアル世代は約5割で、約10年前の大学生の半数が就職活動に悩んでいたことが分かった。

2.大学生のお金に関する価値観
 Z世代 現役大学生の約9割は日本経済や自身の将来のお金に不安。約10年前と比較し、お金に不安を感じる大学生は約2割増加
 Z世代の現役大学生の悩み1位にランクインした「お金」について深堀りして調査した。Z世代には日本経済や自身の将来のお金に関して、不安を感じるか、ミレニアル世代は大学生の頃に不安を感じていたかを質問。結果、Z世代は「感じる(56.0%)」「どちらかというと感じる(31.6%)」を合わせて9割近くの人が、不安を感じると回答。ミレニアル世代で「感じていた(39.6%)」「どちらかというと感じていた(30.0%)」と回答したのは約7割だった。両世代もお金に対して不安を感じている人が多数派だが、約10年前と比べ、不安を感じる大学生は増えている。年金問題や、新型コロナウィルス感染症の流行など、さまざまなことから将来のお金について不安が大きくなっていると考えられる。

 Z世代 現役大学生 6割以上が投資に関心あり。約10年前より関心のある大学生は約3割増加。続いて、Z世代の現役大学生には投資に関心はあるか、ミレニアル世代には大学生の頃関心があったかを聞いたところ、Z世代は「ある(28.0%)」「どちらかというとある(33.6%)」をあわせて、6割以上の人が関心あると回答。一方、ミレニアル世代は「あった(16.4%)」「どちらかというとあった(16.0%)」と回答した人は約3割程度だった。約10年前と比べ、投資に関心を寄せている大学生が3割近く増加していることが分かった。投資に対して関心を持つ大学生が増えていることが分かったところで、大学生の頃に投資の経験がある人は実際どれくらいいるのか調査。「投資経験がある」と回答したZ世代は14.8%、「(大学生当時)投資経験があった」と回答したミレニアル世代は12.4%と、どちらの世代も1割程度に留まる結果となった。現役大学生であるZ世代は、投資への関心が高い人は多いものの、実際に投資までアクションを起こせている人の割合は約10年前から大きな変化がないようだ。さらに投資経験のある人に何をしている(していたか)を質問。両世代の1位にランクインしたのは「株式」だった。

3.就職に関する価値観
 両世代ともに就職で重視するポイント「仕事内容」「給与や賞与の高さ」「やりがい」が上位に。Z世代 現役大学生は「社員の雰囲気・人間関係」「雰囲気」など働きやすさを求める傾向
 就職に関する価値観について調査した。現在、コロナ禍で採用面接がオンラインになるなど、動き方も変わってきている就職活動。Z世代の現役大学生には、今後就職する上で重視すること、ミレニアル世代には大学生の頃就職する際に重視したことは何か質問した。両世代ともに上位にランクインしたのは「仕事内容」「給与や賞与の高さ」「仕事のやりがい」だった。Z世代は「社員の雰囲気・人間関係(40.0%)」や「会社の雰囲気(35.6%)」を求めている人がミレニアル世代よりも多く、他人とのコミュニケーションの取りやすさや働きやすさを重視している人が多い傾向にある。

4.恋愛に関する価値観
 約10年前と比較し、結婚願望を持つ大学生は約2倍に。Z世代 現役大学生の約6割が結婚願望「あり」と回答。恋愛に対する価値観について調査した。まず、Z世代の現役大学生には結婚願望はあるか、ミレニアル世代には大学生の頃結婚願望があったか質問。Z世代は「ある(32.0%)」「どちらかというとある(28.4%)」を合わせて60.4%の人が結婚願望はあると回答。ミレニアル世代は大学生の頃「あった(14.8%)」「どちらかというとあった(19.6%)」を合わせて34.4%の人に結婚願望があったことが分かり、約10年前と比較し、結婚したいと考えている大学生が約2倍に増えていることが判明した。
 次に恋人・パートナーの有無と、出会いのきっかけについて調査した。Z世代の現役大学生で恋人・パートナーがいる人は45.6%、ミレニアル世代で大学生の頃恋人・パートナーがいた人は52.0%だった。その恋人・パートナーと出会ったきっかけを質問したところ、両世代とも1位にランクインしたのは「大学」で約3割の人が回答した。Z世代の2位は「高校以前の学校(小中高など)(21.1%)」だが、ミレニアル世代では6.5%という結果に。ミレニアル世代の4位にランクインした「友人や知り合いの紹介(12.3%)」は、Z世代では4.4%。ランク外のミレニアル世代の6.6%が回答した「合コン」はZ世代では0.9%に留った。コロナ禍もあり、人と食事に行ったり遊んだりすることがなかなかできない現代の状況が反映される結果となった。

ライオン×青森県黒石市×弘前大学の共同研究  歯並びの状態と日常の生活習慣や癖が関係する可能性を確認

 ライオン株式会社(掬川 正純 代表取締役社長)は、青森県黒石市と国立大学法人弘前大学と共同で、黒石市内の全小学校を対象に、子供の歯並び(歯列)と生活習慣の関係性に関する調査研究を実施した。この調査は、口を起点とした健康増進に向けた取組みの一環として、2019年から2021年までの3年間で実施。調査結果から、「歯と顎の大きさが合わずに歯が部分的に重なる状態(叢生)と口呼吸」、「叢生と猫背」に関連性がある可能性が認められました。このような市内全小学校を対象とした経年調査は、全国としてもめずらしい試みとなる。

 ライオン株式会社は、口から健康寿命への貢献を目指した取組みを実施している。
 歯並び(歯列)やかみ合わせ(咬合)が悪いと、咀嚼に影響が出るだけではなく、例えば、歯が重なった部分が清掃しにくくなり、むし歯などに罹患するリスクが高くなる可能性がある。成長過程における歯並びや咬合の悪化については、この時期の生活習慣や癖との関連が指摘されていますが、科学的エビデンスは不十分な状況だ。
 そこで、歯並びへの影響が大きい永久歯への生え変わり時期である小児期に着目し、姿勢や生活習慣との関係性を明らかにすることを目的に、調査研究を実施に至った。この研究は、2015年に健康都市宣言を掲げ、学校における健康教育に積極的な取組みを実施している黒石市、健康長寿社会に対する研究に取組む弘前大学と共同で実施した。


 黒石市内の全小学校3年生~6年生の児童を対象に、2019年から2021年の3年間で実施した。年度ごとに歯並び状態の写真を撮影し、立ち姿勢の測定データや生活習慣・癖に関するアンケート、学校歯科健診データとの関連性を分析した。歯並びの状態については、文献情報を元に判定基準を設定し、歯列不正の状態を判定した。姿勢については、立ち姿勢判別システムを活用し、猫背や反り腰の判別をした。生活習慣アンケートについては、対象となる児童の保護者に、児童の口まわりの状態や習慣、食事に関する癖や習慣等を中心とした設問に回答を貰った。
 複数年参加された児童の保護者には、口のケアに関する意識・行動変容についてのアンケートにも回答を得た。

 この調査は、乳歯から永久歯への生え変わりが進み、歯並びの状態が比較的安定してくる小学5、6年生を対象に解析した。その結果、解析対象とした児童の半数以上が歯列不正を有し、その中でも、歯と顎の大きさが合わずに歯が部分的に重なる状態(叢生)の割合が最も多いことが確認されました。

 さらに、立ち姿勢の測定データから、猫背と判別された児童において、叢生の割合が高い傾向が確認された。また、生活習慣のアンケート結果から、睡眠時に「口がよく開いている」、「時々開いている」と回答した児童において、叢生の割合が有意に高い結果となった。

 調査で得られた結果は、調査に参加いただいた学校における口腔保健指導や各家庭へのフィードバック等に活用され、学童期からの健康づくりに役立てている。この取組みは2年間の継続が決定しており、今回の調査で見出した歯並びと生活習慣や癖の因果関係を明らかにする予定だ。