全国大学生活協同組合連合会の調査で「1日の読書時間が『ゼロ』という大学生が4割を超えた」ことが分かった。1カ月の本の平均購入費も過去最低だった。全国大学生協連が昨年行った「学生生活実態調査」(国公私立大30校の8930人が回答)によると、1日の読書時間が「ゼロ」と答えた学生は40・5%。現在の調査方法になった2004年以降、初めて4割を超えた。別の聞き方で読書時間について調査した1985年は、「ほとんどなし」は19・4%だった。読書よりも、インターネットやゲームに熱中する学生が多いという。
大阪府内の公立小中学校で、産休・病休を取った教諭の代わりなどを務める講師が足りずに学校への配置が1カ月以上遅れる事態が、昨年度に少なくとも101校で120人に上っていたことが分かった。他教科への振り替えや自習でしのぐなど、学校現場に支障が生じている。背景には、団塊世代の大量退職による教諭不足を新規採用だけでは埋められていない事情がある。また、評価や規律の厳格化など独自改革を進める大阪府固有の事情もあるとみられる。採用試験合格者が辞退したり、現職教諭が他府県に流出したりするケースもある。
「大阪府公立学校管理職員協議会」が今年2〜3月、1010校を対象に初めてアンケート調査を実施。563校から回答を得た(回収率56%、3月末現在)。