Category: 塾ニュース|各種リサーチ

「現代用語の基礎知識」選 2020ユーキャン新語・流行語大賞 年間大賞&トップ10発表

 2020年12月1日、『「現代用語の基礎知識」選 2020ユーキャン新語・流行語大賞』の表彰式が行われ、今年の新語・流行語大賞 年間大賞&トップ10が発表された。株式会社ユーキャン(東京・新宿区、品川 泰一 代表取締役社長)と自由国民社は、2003年から「新語・流行語大賞」を始めとした「現代用語の基礎知識」に関するパートナーシップを結んでいる。
 今年もまた、2020年の間に発生した多種多様な「ことば」の中から、広く大衆に親しまれた新語・流行語を選び、発表する。

 12月1日、都内会場にて、『「現代用語の基礎知識」選 2020ユーキャン新語・流行語大賞』の表彰式が執り行われた。司会の宮本隆治さんを始めとして、選考委員のやくみつるさん、室井滋さんなどの著名人が列席。
今年の新語・流行語大賞 年間大賞&トップ10は下記のとおり。

<年間大賞>
■3密

<トップ10>

■愛の不時着
■あつ森(あつまれ どうぶつの森)
■アベノマスク
■アマビエ
■オンライン◯◯
■鬼滅の刃
■GoToキャンペーン
■3密
■ソロキャンプ
■フワちゃん
(50音順)

新語・流行語大賞 年間大賞&トップ10の言葉の解説は下記のURLで解説している。

http://singo.jiyu.co.jp/

今年は「お家クリスマス」 プレゼント人気1位は「キャラクタートイ」、「鬼滅の刃」トイザらス調べ

 日本トイザらス株式会社は、3~8歳の子どもを持つ親1,200名を対象とした「子どもたちのクリスマスに関する調査」を実施した。人気のプレゼントのカテゴリー1位は「キャラクタートイ」、2位は「人形・ぬいぐるみ・フィギュア」、3位は「電車・乗り物」系おもちゃ。キャラクター別では年齢・男女関係なく高い支持を集め「鬼滅の刃」が1位。2位「アナと雪の女王」、3位「すみっコぐらし」と続き、女の子の支持が反映された結果となった。
 親によるプレゼント選びのポイントについては、「家の中でみんなが楽しめるもの」や「コロナ禍で我慢していることも多いので、予算オーバーでも欲しいもの」 など、今年ならではのコメントが挙げられた。また、「子どもがYouTubeで玩具情報を仕入れてくるので、その中で子どもに選んでもらうつもり」とデジタルネイティブらしいプレゼント選びをしている子どももいた。

 今年のクリスマスは「おうちで過ごす」が7割を超え、帰省や外食はせず自宅で家族と過ごす人が多いことがわかった。「子どもとケーキ作り」や「オンラインクリスマス会」などと、おうちでの過ごし方を工夫して楽しむ予定だという。

■調査概要
調査期間:2020年11月11日(水)~2020年11月12日(木)
調査方法:インターネット調査
調査対象:3~8歳のお子様がいて、クリスマスにプレゼントの予定がある方
有効回答数:3~5歳の男の子の親300名、6~8歳の男の子の親300名
3~5歳の女の子の親300名、6~8歳の女の子の親300名、計1200名

 同社は、今回のランキングで大人気となったおもちゃも盛りだくさんの「クリスマスカタログ」を今年も発行している。
■デジタルカタログ
https://www.toysrus.co.jp/ecatalog/CSfChristmas.jsp

ブラックフライデー 米オンライン通販支出額、前年比21%増の90億ドル超え

 米Adobeが11月28日に発表した「2020 Holiday Shopping Trends」によると、アメリカのブラックフライデー(11月27日)におけるオンライン通販の支出額は、90億3000万ドルとなり、前年比21.6%増で過去最高を更新した。
 売上順は、1位ミニカー「ホットウィール」、2位は任天堂の「Super Mario 3D All-Stars」(スーパーマリオ 3Dコレクション)、3位は任天堂の「Animal Crossing(あつまれ どうぶつの森)、4位は米Appleの「AirPods」、「Apple Watch」だった。
 同社によると、翌週のサイバーマンデー(11月30日)の支出は、前年比19~38%増の112億~130億ドルとなり史上最高を記録すると見込んでいるという。

「2020 Holiday Shopping Trends」は、Adobeが毎年発表している調査報告。米国の100の主要なWeb小売りサービスのオンライン決済を解析するAdobe Analyticsによるもの。

日本語教育機関対象「留学生受け入れ動向調査」の結果を公表  新入学生は前年比減の機関が増加、卒業予定学生は9割が国内進学・就職を希望

 株式会社アクセスグループ・ホールディングスの事業子会社で、学校広報事業を展開する株式会社アクセスネクステージ(東京・港区、 増田 智夫 代表取締役社長)は、国内日本語教育機関を対象に、本年度(2020年4月から2021年3月まで)の留学生受け入れ動向と見通し、および来春までに卒業する在籍留学生の進路動向について、インターネットアンケート調査を行った。
 新入学生数は多くの学校が前年比減となる見通しで、次年度の高等教育機関における留学生募集は、競争が激化することが想定される。一方、来春までに卒業する在籍留学生は、約9割が日本国内での進学または就職を希望しているとの回答が得られ、引き続き日本を拠点とした活動を希望する傾向が高いことがわかった。 新型コロナウイルス感染症の拡大による出入国規制を主要因に、今年日本の教育機関へ入学を予定していた外国人留学生は、渡日できずに入国許可再開を待つ状態が続き、国内日本語教育機関においては、新入学生の受け入れができない状態が続いた。10月より留学生の入国許可が順次再開したことにより、遅れていた受け入れが再開された。


【調査結果TOPICS】

  • 新入学生数の見通しは、約8割の機関が前年比減と回答。約4割は前年比50%以下の回答。
  • 約2割の機関は、コロナ禍においても新入学生が「前年比増」「前年並み」と回答。日本語教育機関により状況に差。
  • 新入学生の来日時期は、約6割の機関が年内に開始。一方、来日完了時期は約7割が未定の回答。
  • 在籍学生に対する進路指導スケジュールと進捗状況は、約5割が前年並みと回答。
  • 来春までに卒業する各校の学生について、約9割が国内での進学または就職を希望。
  • 自校の卒業予定留学生のうち、「進学希望」の平均割合は、83.1%。「就職希望」の平均割合は、8.7%。
  •  大半の卒業予定学生が、日本国内を拠点とした生活継続を希望している。
  • 自校の卒業予定留学生のうち、「帰国または日本以外での進学・就職希望」の平均割合は、4.1%。
  • 高等教育機関への出願においては、日本留学試験(EJU)、日本語能力試験(JLPT)の中止による受験資格確認、日本語能力証明に課題。
  • 新入学生の入国時期遅れにより、卒業までの日本語能力成長、次年度入試での対応にも不安の声。

調査結果は下記のURLへ
https://file.k3r.jp/accessnxg/nx/InternationalstudentsreceivingTrendsurvey_20201105.pdf

[調査概要]
日本語教育機関対象留学生受け入れ動向調査
調査対象:日本国内の日本語教育機関
調査方法:インターネット回答によるアンケート
回答期間:2020年10月19日~10月23日
回答機関数:80機関

英語能力のベンチマーク「EF EPI英語能力指数」2020年特別版 世界ランキングが本日公開

 世界110か国以上で海外留学をはじめ、語学教育、学習研究、文化交流、教育旅行事業を展開する国際教育のリーディングカンパニー、イー・エフ・エデュケーション・ファーストは11月17日、世界100か国・地域、220万人の英語試験ビッグデータを活用した英語能力のベンチマーク 『EF EPI英語能力指数』 最新ランキングを公開しました。EF EPI英語能力指数は、EFがオンラインで無料公開している英語力測定テスト「EF SET」(エフセット)の前年受験データを元に、非英語圏の国・地域における英語能力を、経年的に計測・追跡するベンチマークとして2011年より毎年発表しているもの。EPI指数の国別ランキング、CEFRに準拠した5段階の英語能力レベルのほか、「人材競争力指数」「人的資本開発指数」などの外部指標と英語能力指数を比較し、相関関係を考察した分析レポートから構成されている。

 EF EPI英語能力指数 英語能力世界分布2020年版のレポートでは、日本は前年度より2つ順位を下げ、100か国・地域中55位となった。今年度のEF EPI英語能力指数<2020年特別版>では、感染症拡大等の影響を受け、EPIスコアの世界ランキングのみを国内向けに公表。分析レポートは英語版のみを公開している。また、CEFRとの相関関係をより明確に示すため、従来1~100の数値で表示されていたEPIスコアを1~800ポイント表示に切り替え、EPIスコアとCEFRレベルを対称比較できるようになった。

EPI世界ランキング


EF EPI 英語能力指数2020 年版のランキングは以下のサイトで確認できる。

http://www.efjapan.co.jp/epi/

調理師学校への留学生入学者数は過去最多の増加

 公益社団法人 全国調理師養成施設協会(東京・渋谷区、服部 幸應 会長) は、全国の調理師学校に対し、入学者・留学生の実態調査を、数年おきに実施してきた。2016年度からは調理師学校の今の実態をより正確に把握するため、毎年調査を行っている。今年度の調査データを集計したので、その結果および動向を発表した。


■今年度の調理師学校の留学生の入学者総数は564名で、昨年度の456名より108名の増加となり、ここ2~3年の足踏み状態から抜け出し、6年前に比べ3倍以上に増加している。
■留学生の出身国は、韓国、中国に次いで、近年ベトナム、台湾が増えている。
■調理師専門学校に入学した留学生を課程別にみると、1年制に対して2年制以上の課程にほぼ4倍の人数が在籍している。専門的な調理技術を習得したいという意識の表れであることがうかがえる。
■留学生が専攻する料理部門を調査したところ、7割以上が日本料理を専攻していた。
■ 「日本の食文化海外普及人材育成事業」(農林水産省)を利用して、調理師学校を卒業後に最大5年の在留資格が認められる職場は、従前は日本料理の分野のみでしたが、同制度が改正されたことにより、卒業後日本料理以外の分野でも就労ビザが取得できるようになった。学校で基礎的な調理技術を習得したあと、そのまま日本の調理現場で、より高度な技術を学ぶことができるチャンスが広がっている。

調 査 名:2020年度調理師養成施設入学者・留学生実態調査
調 査 期 間:2020年5月11日~5月31日
調 査 対 象:全調理師養成施設275校(内272校より回答・回答率98.9%)
実 施 主 体:公益社団法人 全国調理師養成施設協会

留学生総数および留学生出身地上位4か国
調理師学校の留学生数は昨年比100名超えの急増、6年で3倍以上に今年度の調理師学校における留学生の入学者総数は564名で、過去最高となった。
国別では、アジア圏を中心に、24か国から留学生が来ている。
また、留学生を受け入れている学校数は、昨年度より5校増の56校だった。

留学生在籍課程1年制でも調理師免許は取得できるが、より専門的な調理技術を習得するために、2年制以上の課程に在籍する留学生が8割を占めている。

留学生の専攻料理部門
日本料理を専攻する留学生が多い前年度入学した留学生が、2年次進級時、または1年制卒業時に専攻する専門料理部門を調査した。
学校によって、料理部門を専攻しないところもあるが、専攻ありの留学生のうち、日本料理を専攻した学生が7割を占める結果となった。

●調理師学校を卒業後、農林水産省が実施している日本の食文化海外普及人材育成事業*を利用して、そのまま在留し、調理業務に従事する留学生もいる。

●同じく農林水産省の海外における日本料理の調理技能認定制度* を利用することで、一定の水準を満たしている留学生に対し、調理師学校卒業時にシルバー、前述の日本の食文化海外普及人材育成事業修了時にゴールドの認定を付与することができる。

日本の食文化海外普及人材育成事業*とは?
 外国人調理師が働きながら日本料理を学ぶための実習計画を認定し、調理師学校卒業後の留学生の育成を通じ、日本料理の海外普及を図るために、「日本料理海外普及人材育成事業」として2014年より開始した。
 昨年11月より、日本料理以外の料理や製菓も対象となり、農林水産省が策定する「日本の食文化海外普及人材育成事業実施要領」の要件を満たした外国人調理師について、在留資格を「特定活動」に変更申請し、日本での調理業務に従事する活動が、特例的に認められている。受入期間は最長5年間。

海外における日本料理の調理技能認定制度*とは?
 農林水産省は、日本食・食文化の海外発信を強化するため、2016年4月1日に「海外における日本料理の調理技能に関するガイドライン」を定めた。
この制度は、海外の外国人日本食料理人の日本料理に関する知識及び調理技能のレベルに応じて、民間団体がゴールド、シルバー、ブロンズの認定を付与できるよう、一定の要件をガイドラインとして定めたもの。

家庭の商品購入に子どもが影響、69%の子どもが親とオンラインコンテンツを共同視聴 TotallyAwesome調査

 9月9日、TotallyAwesomeは、年に一度行っている日本でのキッズ・デジタル・インサイト調査結果を発表した。日本の98%の親がすべてのカテゴリーで商品購入の際に子どもに影響を受けていることがわかった。最も親が影響を受けているカテゴリーは、89%のスナック。その他、玩具や飲料、外食、エンターテイメントやケーブルTVの視聴でも同様に子どもの影響は大きくなっている。

 オンラインでの変化は、オンライン広告の影響により年々エンゲージメントが高まっている。約20%の子どもがTikTokを利用。またYouTubeは依然として有力なプラットフォームを維持。また、43%の子どもが「おねだり」をする際にインフルエンサーに影響を受けていて、子どもとブランドの関係構築において、インフルエンサーが大きな役割を担っていることがわかった。
 アプリの利用は35%増え、「シリーズもの」の視聴も53%増加。また、69%の子どもが親とオンラインコンテンツを共同視聴していて、新型コロナウイルスによるステイホーム間の影響が反映したと考えられる。コンテンツとしては、家族で楽しむ動画や、アニメ、音楽、ディズニー関連が人気。

■TotallyAwesomeとは
アジア太平洋地域における主要なキッズデジタルメディア企業であり、デスクトップ、モバイル、オンラインビデオで毎月1億7千万人以上のキッズにリーチしている。アジア太平洋地域で実績があり、マーケティング担当者が目標を達成できるよう支援すると同時に、子供のデータが安全に保たれることを保証する。同社の子供向けプラットフォームには、安全に準拠した広告プラットフォームであるAwesomeAdsと、子供たちが悪影響を与えることなく仲間と交流するための安全なソーシャルスペースであるPopJamが含まれる。

栄光が小中高生の家庭の防災に関する調査を実施 9割以上の保護者が「子供と災害時の対応について話したことがある」と回答

 8月31日、株式会社栄光(東京都千代田区、下田勝昭代表取締役社長)が運営する進学塾・栄光ゼミナールが、小中高生の家庭の防災に関する調査を実施し、その結果を公表した。調査期間は、8月12日~19日。小学1年生~高校3年生の子供を持つ保護者896人の有効回答を得た。

 子供と災害時の対応について話した経験を聞いたところ(単一回答方式)、保護者の9割以上が「話したことがある」と回答している。

 災害時の対応について、子供と話したことが「ある」と回答した保護者に、そのきっかけを聞いたところ(複数回答方式)、「災害の報道があったとき」が最も多く、高校生保護者では74.7%、小・中学生保護者も6割以上が回答している。

 小・中学生保護者と比較して、高校生の保護者が多く回答したのが「進学などで子供の環境が変わったとき」。44.9%が回答し、「進学等で子どもの行動範囲が広がるときも、災害について親子で話すきっかけになっている」と栄光は分析している。

 災害時に、『保護者から子どもに』連絡を取るときに想定している方法で、最も多かったのは、「子どもの携帯電話にかける」だった。小・中学生の保護者は7割以上、高校生の保護者は約9割が回答している。

 加えて、高校生保護者の84.2%が「LINE等のチャットアプリを利用する」と回答(小学生保護者は26.3%、中学生保護者は59.3%)。栄光は、「子どもの年齢が高くなるにつれて、携帯電話やスマートフォンを所有している割合が高くなることがその理由と考えられる」と分析している。

 また、「災害用伝言ダイヤル・災害用伝言版を活用する」と回答した割合が、2018年調査(小学生保護者23.9%、中高生保護者38.7%)と2019年調査(小学生保護者25.5%、中・高生保護者42.2%)と比較し、減少した(小学生保護者は12.5%、中学生保護者は26.6%、高校生保護者は27.9%が回答)。この背景には、休校の影響などで、伝言ダイヤルの周知や訓練の機会が減っている可能性も考えられる。

 塾や習い事、学童保育等子供が学校外で過ごす場所の大人に、災害時に備えてどのようなことを実践してほしいかも調査している(複数回答方式)。約8割の保護者が、「災害発生時に避難が必要となった場合、適切に安全な場所に子どもを誘導してほしい」と回答している。

 新型コロナウイルス感染拡大をうけて、災害時の行動や考えに変化があったかを聞いたところ(単一回答方式)、約4割が「変化があった」と回答(小学生保護者は41.7%、中学生保護者は35.2%、高校生保護者は35.3%)。

 変化の内容については、「自宅避難など、避難所以外の避難方法を考えるようになった」「マスクや消毒液などの感染症対策グッズを備蓄品に追加した」など、避難所での感染リスクを不安に感じて、行動や考えに変化があったようだ。栄光は、「アンケートを取る直前に熊本などでの豪雨災害が報道されており、避難所への避難とコロナ対策について、意識が高まった可能性もある」と分析している。

(Q 子どもと離れているときに災害が起こった場合に備え、学校以外の子どもの外出先(塾・習い事・学童保育など)の大人に対し、どのようなことを実践してほしいですか)小学生の保護者では、「災害発生時に子どもの不安を和らげてほしい」が6割弱となり、子どもの精神面を気にかける保護者も多いということがわかった。 

詳細は以下。

●「防災の日」に向けた家庭の防災に関する実態調査(栄光ゼミナールサイト)

https://www.eikoh-seminar.com/information/blogimages/2020007829_01.pdf

【調査概要】

調査対象:小学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)

調査方法:インターネット調査

調査期間:2020年8月12日(水)~8月19日(水)

回答者数: 896人(小学生保護者:498人、中学生保護者:204人、高校生保護者:194人)

お盆休みの成田出入国社数 前年比98%減で2万人

 東京出入国在留管理局成田空港支局は、お盆休みの期間(8月7日~16日)の成田空港の出入国者数が約2万1800人(前年同期比97.9%減)だったとの速報値を8月21日に明らかにした。約98%減となった要因は、新型コロナウイルス対策による出入国制限や、航空便の激減が影響とみられる。現統計法を開始した2012年以降で最少の出入国者数であった。
 日本人と外国人を合わせた渡航先1位は、中国本土で約3070人。2位は米国で約2450人、3位は韓国の約800人。出国のピークは8月7日、入国・帰国は16日。

茨城大学 遠隔授業に関する学生アンケートを実施 対面中心の昨年度と比較を公表

 茨城大学は、新型コロナウイルス感染症対策として、4月30日から前学期を開始し、8月12日の前学期終了までは原則としてすべての授業をオンラインの遠隔授業としている。
 6月19日に第1クォーターの授業が終了したことに伴い、授業の受講者を対象とする定例の授業アンケートを実施した。今回は理解度や満足度といった通常の項目に加えて、遠隔授業についての自由記述も求めた。調査からは、対面授業が中心だった昨年度と比べて、理解度や満足度が向上しており、予習・復習の平均時間も1.2倍増加していることがわかった。一方で「早く大学へ行きたい」という学生の切実な声もあった。昨年度の同調査の結果との比較及び自由記述からは、以下のようなことがわかった。

• 遠隔授業において十分な学修ができたかについては、76.1%の学生が肯定的回答
• 授業の理解度、満足度の平均値はいずれも昨年度より向上した。
• 1回の授業についての予習・復習の平均時間は、昨年度より1.2倍増加した。
• 自由記述からは、「質問しやすくなった/しにくくなった」、「教員を近く感じた/遠く感じた」、「集中できてよかった/だらけてしまう」が両方の意見が見られ、遠隔授業に向いている学生と向かない学生に分かれている傾向が見て取れた。
• 遠隔授業には懸命に対応してきたが、自由記述からは「早く大学へ行きたい」という学生の切実な思いがうかがえた。

●調査概要
【2020年度第1クォーター授業アンケート】
■回答者:茨城大学の2020年度第1クォーターの授業を受講した全学部の学生
■本報告における調査対象科目数:164科目 (回答数6301)
■調査実施期間:2020年6月4日~6月26日

※2019年度との比較については、2019年度第1クォーターに実施した授業アンケートの結果(対象科目数:183科目(回答数6113))を比較対象としている。