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小中高生の家庭の新年の目標・抱負に関する調査を実施 「2020年の目標・抱負を決めていた」子供の9割以上が、「目標・抱負の達成のために努力していた」

 株式会社栄光(東京都千代田区、下田勝昭代表取締役社長)が運営する栄光ゼミナールが、小中高生の家庭の新年の目標・抱負に関する調査を2020年11月11日~25日にかけて実施。小学1年生~高校3年生の子供を持つ保護者726人の有効回答を得た。同調査は、2018年に続き、2回目の実施となる。

「子どもは、2020年の目標・抱負を決めていましたか」という質問に対して、小学生の保護者48.2%、中高生の保護者44.7%が、子供が2020年の目標・抱負を「決めていた」と回答し、ともに約半数が目標・抱負を決めていた。

 保護者も目標・抱負を決めていた家庭(全体の46.5%)に絞ると、子供が目標を決めていた割合はそのうち61.8%と、15ポイント以上高くなり、保護者の影響の大きさが伺える。

 子供が「2020年の目標・抱負を決めていた」と回答した保護者に、子供は決めた目標・抱負を達成するために、努力をしていたかを聞くと、全体の保護者の44.8%が「とても努力している(していた)」、46.3%が「やや努力している(していた)」と回答し、目標・抱負の達成のために努力している小中高生は9割以上にのぼった。

 また、「まったく努力していなかった」と回答した保護者は一人もいない。

「目標・抱負を決めた子供の多くは達成のために努力をしており、その姿を保護者も評価している、ということが明らかとなった」と栄光ゼミナールはコメントしている。

 子供が目標・抱負を決める際に気を付けていること、今後気を付けたいことを聞いたところ、最も多かったのは「子ども自身が主体的に決めた目標にする」で、小学生保護者の60.8%、中高生保護者の70.6%が答えている。また、2番目に多かったのが、「子どもが頑張れば確実に手が届く目標にする」という回答で、小学生では44.4%、中高生では30.2%が答えている。

「なかなか達成できない目標よりも、少し努力すれば達成できる目標にすることで、成 功体験を積み、子供に自信を持ってもらいたい、と願う保護者が多いのではないかと考 えられる」と栄光は分析している。

 この他にも、2020年の子供の目標・抱負の内容や子供の目標・抱負達成のために、保護者が助言・手助けをしたかどうかなども調査された。

〈調査概要〉

調査対象:小学1年生~高校3年生の子供を持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)

調査方法:インターネット調査

調査期間:2020年11月11日(水)~11月25日(水)

コロナ禍で採用を予定通りに実施している中小企業は64% クオリティ・オブ・ライフ調査

 株式会社クオリティ・オブ・ライフ(東京・千代田区、原 正紀 代表取締役、以下QOL)は、2020年10月にQOLで運営する地方への就職を支援するUIターンサイト『じもナビ(https://www.jimo-navi.com/)』に掲載する全国の中小企業向けに採用状況のアンケート調査を実施し、その結果を2020年12月24日に発表した。アンケート調査の結果、コロナ禍で採用を予定通りに実施している中小企業は64%、採用数を変更して採用継続している企業を含めると8割強が採用活動を継続して実施しているということが判明した。
 新型コロナウイルス感染症が拡大する中でも積極的に人材確保を進める中小企業が多くみられるということが明らかになった。

サマリー
・現在の人材の充足状況は6割が不足と回答
・コロナ禍でも採用を継続している中小企業は8割

Q. 現在の人材の充足状況

 「かなり不足」は5.2%と低いものの、「やや不足」(54.8%)を含めると6割を占める。

Q. 新型コロナウイルス感染症拡大による貴社の採用活動への影響

 コロナ禍において、「予定通り進めている」(64.0%)に「採用数を縮小して継続している」(15.0%)、「採用数を増加する」(5.2%)を含めると8割強が採用活動を継続して実施しており、積極的に人材確保を進める中小企業が多くみられた。

調査概要
調査対象:『じもナビ』サイト掲載する中小企業1,696社(全国)
調査方法:Webアンケート調査、郵送調査
調査実施期間:2020年10月14日~10月31日アンケート回収数: 347件(有効回答数347件)

日本経済新聞社、日経DUAL調査『共働き子育てしやすい街ランキング2020』、松戸市が総合編で初の1位を獲得

 千葉県松戸市は、株式会社日経BPが運営する共働き・子育て家庭向けの情報サイト「日経DUAL(デュアル)」と株式会社日本経済新聞社が発表した『共働き子育てしやすい街ランキング2020』において、2015年のランキング開始以来、松戸市の過去の順位、総合編で初めて1位に選出された。

 今年で6回目となる『共働き子育てしやすい街ランキング』は、各自治体の子育て支援制度について、“認可保育園への入りやすさ”や“病児保育施設の充実度”、“待機児童ゼロの達成状況”など、独自の視点で調査した「自治体の子育て支援制度に関する調査」の結果をもとに採点したランキング。

 今回の調査は、引き続き日本の課題となっている保育インフラの拡充や、新型コロナウイルス感染症の子育てへの大きな影響などを踏まえ、主に「共働きをする際に必須となる施設(インフラ)」、「補助(お金・サービス)」、「コロナ下での子育て世帯への支援」の3点に着目して、行われた。

 その状況下での総合編1位の獲得は、松戸市が「やさシティ、まつど。」をスローガンに推進し、市の最重要施策のひとつに掲げている「子育てしやすい街づくり」による幅広い子育て支援への継続した取り組みと、緊急時におけるスピーディーな対応について高い評価があったと推測される。

■ 調査結果で評価された松戸市の「子育てしやすい街づくり」のための取り組み(一部抜粋)

〔保育関連〕

  • 全年齢の保育定員の増加。引き続き2021年、2022年にかけても約1,000人ずつ増やす計画。
  • 病児・病後児保育対応施設の充実(病院と連携する施設:5カ所、看護師が体調不良の児童に対応する体制を整えた保育園:3カ所、計8カ所)。
  • 体調の悪い子を保護者に代わってタクシーで保育所まで送迎するサービスの実施。

〔新型コロナウイルス感染症関連〕

  • 公共交通機関を利用するのが不安という声に応えた、妊婦検診の受診などに必要なタクシー料金の助成(1回3,000円まで、最大30回、2020年10月~21年度末までの利用分)。
  • 市ホームページへの沐浴、離乳食実践動画の掲載。
  • 3~5歳の一時預かりが可能な「送迎保育ステーション」内に、リモートワーカーを対象にしたコワーキングスペースの整備。

〔調査概要〕

  • 調査名:自治体の子育て支援制度に関する調査
  • 調査対象: 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)、中京圏(愛知・岐阜・三重)、関西圏(大阪・兵庫・京都)の主要市区と全国の政令指定都市、道府県庁所在地の162自治体
  • 回答数:151自治体
  • 回収率:93.2%

〔自治体ランキング DUAL評価ポイント16〕

  1. 認可保育所に入りたい人が入れているか
  2. 認可保育所の保育利用枠の今後の増設状況
  3. 認可外保育施設などの受け皿がどのくらい用意されているか、利用者への助成はあるか
  4. 病児保育施設の充実度
  5. 待機児童ゼロの達成状況
  6. 未就学児がいる世帯へのサービス・現物支給があるか
  7. 学童保育が充実しているか
  8. 保育の質担保への取り組みがあるか
  9. 保育士確保のための取り組みがあるか
  10. 産後ケアへの取り組みがあるか
  11. 不妊治療助成を実施しているか
  12. 児童虐待に対応する支援拠点の整備
  13. 未就学児が増えているか
  14. コロナ下での子育て世帯・ひとり親家庭への支援は充実しているか
  15. ICT教育への取り組み
  16. テレワーク施設や移住の推進制度があるか

コロナ休校、オンライン学習 小中学生の反応は?2020年の小・中学生アンケート調査結果を公開 学研教育総合研究所

 株式会社 学研ホールディングス(東京・品川、宮原 博昭 代表取締役社長)の調査・研究機関である学研教育総合研究所は、全国の小学1~6年生・中学1~3年生とその保護者を対象に日常生活や学習に関するアンケート調査を行い、その結果を『小学生白書』『中学生白書』として公開した。

『小学生白書』
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/202008/index.html

『中学生白書』
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/j202008/index.html

【2020年の調査テーマ】

「小・中学生の日常生活・学習・新型コロナ対策の休校に関する調査」

【調査項目(一部)】

起床・就寝時刻/お年玉/将来つきたい職業/教材選びで注意すること/オンライン学習の良い点・悪い点/休校中の困りごと/生活リズム×学習管理/悩みごとの相談相手/「SDGs」の認知度/・・・等々

〇調査方法:インターネット調査
〇調査時期:2020年8月26日~31日
〇調査対象:
小学生:全国の小学1~6年生とその保護者(計1,200組)
中学生:全国の中学1~3年生とその保護者(計600組)

【調査結果pick up】

『小学生白書』
■休校中の生活リズム×休校中の学習管理

「休校中の生活リズム」が整っていたかどうかと、「休校中の学習管理」ができていたかどうかには、生活リズムが整っているほど自分自身の学習管理ができていたという相関がみられることがわかった。

『中学生白書』
■オンライン学習の満足度(※オンライン学習をした人対象の質問)

新型コロナウイルス感染拡大防止のための休校期間中に行ったオンライン学習についての満足度を尋ねた結果、約6割の生徒が「満足している」と回答した。

■オンライン学習の良い点・悪い点(※オンライン学習をした人対象の質問)

 「良い点」

「悪い点」

オンライン学習に取り組んでみて、「良い・悪い」と感じた点を尋ねたところ、「良い点」は「登下校(※塾含む)しなくて良い」(57.6%)、「自分のペースで学習できる」(48.2%)とつづき、一方「悪い点」は「集中できない」(29.1%)、「目が疲れる」(28.5%)が目立つ結果となった。

【その他白書シリーズはこちら】
『幼児白書』『小学生白書』『中学生白書』『高校生白書』
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/index.html

すらら調査 コロナ休校中の学習時間は前年度比3倍超

 株式会社すららネット(東京・千代田区、湯野川 孝彦 代表取締役社長)は、「すらら」のコロナ休校中の学習時間データを分析し、継続利用校の2020年3~5月の学習時間は前年度と比較し310パーセントと、3倍を超える学習を行っていたという研究結果を、日本デジタル教科書学会で発表した。

 すららネットは、アダプティブな対話式 ICT 教材「すらら」を、国内では 約 2,100校の塾、学校等に提供している。

 すららネットでは、個別最適化した個々の学習記録を詳細に確認できる「すらら」の学習データを用い、新型コロナウイルス感染拡大に伴う学校休校期間中(2020年2月27日から4月30日、休講終了日は地方・学校によるが一律で4月30日までとして計算)の学習時間を過年度と比較した。対象は2018年度から2020年度の期間「すらら」を継続利用している47校13,138名の中高生。

 2018年から2020年における各年3月から5月の学習時間の平均は、2018年が1.1時間、2019年が2.7時間、2020年が8.4時間となり、2019年と2020年を比較すると310.3パーセントと大きく増加したことがわかった。「すらら」にはレクチャー、ドリルという二つの学習スタイルがありますが、特にレクチャーの学習時間の伸びが顕著で、授業を受けられない新規学習単元の学習を「すらら」で行っていたことがわかった。

 文部科学省では、児童生徒の標準学習時間を1教科で月約10コマとしており、この情報に基づくと2科目で児童・生徒に必要とされる学習時間は2科目合計で約13時間となる。休校時においても「すらら」が活用されたことにより、休校中の生徒の学習を一定程度補完することができたことを、データが裏付ける形となった。

 通常、学年切り替わりの春休みにあたる3月、4月は学校における「すらら」学習時間数が一時的に減少する傾向がある。2020年は3月、4月、5月ともに例年と比較し学習時間は大きな伸びを見せた。学校で学習を進めることができない生徒が「学びをとめない」ために3月、4月に「すらら」で学習したことが推察される。5月の学習時間の微減は、各学校においてオンライン授業等のインフラが整い、一部の授業が実施できるようになったためと思われる。

楽天、“帰省控え”の年末年始に向けて「楽天ブックス 新作絵本ランキング2020」を発表

 楽天株式会社(東京・世田谷区、三木谷 浩史 代表取締役会長兼社長)は、運営するオンライン書店「楽天ブックス」において、“帰省控え”が予測される年末年始に向けて「楽天ブックス 新作絵本ランキング2020」(注1)を2020年12月18日に発表した。

■約7割が「年末年始は帰省の予定なし」、絵本が「祖父母からのプレゼントで嬉しかったもの」で2位にランクイン
「楽天ママ割」メンバーを対象に実施した「年末年始の過ごし方に関する意識調査」(注3)では、65.2%が「帰省を予定していない」と回答しており、年末年始は帰省を控える傾向が見られた。また、「子育て世代の年末年始の過ごし方に関するアンケート」(注3)では、帰省しないことによる影響について「子どもが祖父母や親族と会えずに寂しがる」(44.5%)、「子どもとの遊びがマンネリ化してしまう」(39.6%)という回答が上位に入った。同アンケートでは「祖父母から子どもへのプレゼントで、過去にもらって嬉しかったもの」についても調査しており、1位に「おもちゃ」(58.8%)、2位に「絵本・図鑑・児童書などの本」(47.3%)がランクインした。

■“帰省控え”の年末年始には祖父母から絵本のプレゼント、「楽天ブックス 新作絵本ランキング2020」を発表
「楽天ブックス」は、帰省の代わりに祖父母から孫に贈る絵本選びのためのコンテンツとして、「楽天ブックス 新作絵本ランキング2020」を発表しました。トップ10には、TV番組の企画から生まれた『♪ピンポンパンポンプー』や、2020年に複数の絵本大賞を受賞した『パンどろぼう』など、メディアで話題の作品をはじめ、大人も一緒に楽しめる作風が人気のヨシタケシンスケさんの4作品がランクインしました。また、社会性を育む『おやくそくえほん はじめての「よのなかルールブック」』、子ども向けの感情コントロール方法をまとめた絵本シリーズ『おこりたくなったら やってみて!』、『かなしくなったら やってみて!』など、教育効果が期待できる作品も人気だ。


えほん・児童書特集ページ: https://books.rakuten.co.jp/event/book/child/ehon/

(注1)2020年1月1日(水)から11月30日(月)までの期間に販売された「絵本部門」のうち、2019年1月1日(火)以降に発売された商品の販売データをもとに独自集計しています。

(注2)「楽天ママ割」のメンバーを対象にインターネット調査にて実施。2020年10月5日(月)から10月8日(木)までの期間中に集まった回答をもとに集計(回答数: 1,095名)。

(注3)「楽天ママ割」のメンバーを対象にインターネット調査にて実施。2020年11月20日(金)から11月29日(日)までの期間中に集まった回答をもとに集計(回答数: 5,906名)。

GMOメディア 大学入学共通テストへの「情報」教科採用の動きに関する保護者調査を実施

 GMOインターネットグループのGMOメディア株式会社(森 輝幸 代表取締役社長)が運営するプログラミング教育ポータルサイト「コエテコ byGMO」は、小学生の子供を持つ保護者を対象に「大学入学共通テストへの『情報』教科採用の動きに関しての調査」を実施した。
「コエテコ」では、小学校でのプログラミング教育必修化に関する認知度や市場動向など、保護者のプログラミング教育への関心・理解度を量る調査を定期的に実施している。
 今年から小学校で全面実施された新学習指導要領は、「情報活用能力」を言語能力と同様に「学習基盤となる資質・能力」と位置付けており、これに基づきまずは小学校でのプログラミング教育の必修化がスタートした。中学校でも2021年度からプログラミング教育の充実が図られ、高等学校でも翌年2022年度からプログラミングやネットワーク(情報セキュリティを含む)を学ぶ「情報Ⅰ」が必履修科目となる。こうした中、独立行政法人大学入試センターが2025年からの「大学共通入学テスト」にプログラミングや情報通信ネットワークの活用などを学ぶ「情報」教科を新設する素案をまとめたとの報道があり、「コエテコ」では、将来の大学受験においてもプログラミングの知識が必要となる可能性を踏まえ、小学生のお子さんを持つ保護者を対象に、プログラミング教育への関心を探る調査を行った。

<調査概要>
■ 調査テーマ:大学入学共通テストへの「情報」教科採用の動きに関しての調査
■ 調査対象 :小学生の子供を持つ保護者
■ 調査期間 :2020年11月19日~11月25日
■ 調査方法 :インターネットリサーチ
■ 有効回答数:1,005名
■ 調査主体 :「コエテコ byGMO」
*本調査レポートの百分率表示は四捨五入で端数処理を行っており、合計しても100%とならない場合がある。

【調査結果】
1.保護者の認知度は3割弱、認知をきっかけにプログラミング教育への関心も高まる傾向に

 まず、大学入試センターが2025年からの「大学共通入学テスト」において「情報」を教科として新設する素案をまとめたとの報道があったことを「知っていた(24.3%)」と回答した保護者は3割弱にとどまった。

 しかし、「知っていた」と回答した保護者に「報道を受けてのプログラミング教育への関心度の変化」を聞いたところ、約6割の保護者が「関心が高まった(59.4%)」と回答した。

 さらに、「『情報』教科が採用される動きでプログラミング学習を検討するか」と質問したところ、6割を超える保護者が「検討する(66.0%)」と回答しており、大学受験に採用される教科への保護者の関心の高さがうかがえる。
 今後「情報」教科が正式に採用されると、プログラミング教育に対する認知・関心がさらに高まることが予想されるため、プログラミング教育市場の拡大が期待できる。

2.教育に関する情報収集方法は、インターネットが約半数で最多に

 続いて、「子供の教育に関する情報収集方法」について尋ねたところ、「インターネット(47.4%)」が約半数にのぼり最多となった。次いで、「テレビ(34.1%)」「塾や学校の先生(28.4%)」となった。

3.習い事は「スポーツ」と「学習塾」がトップ、「プログラミング・パソコン」も高い注目度

 次に、小学生の習い事事情に関して調査を行った。まず、「現在お子さんがしている習い事」に関しては、「スポーツ(41.0%)」と「学習塾(41.0%)」がトップで並び、「英会話(17.7%)」が続いた。
 また、「今後お子さんに習わせてみたいこと」としては、前述の「現在お子さんがしている習い事」の上位3つの習い事(「スポーツ」「学習塾」「英会話」)と同じ結果となったものの、4位に「プログラミング・パソコン(16.7%)」がランクインしており、保護者の注目度の高さがうかがえる。

中高生が情報を得るときに最も利用しているメディアは「ニュース系サイトやアプリ」

 株式会社栄光(東京・千代田区、下田 勝昭 代表取締役社長)が運営する栄光ゼミナールが、2020年10月14日~28日の間に、小中高生のニュース・時事の情報収集に関する調査を実施した。同調査は、2019年に続き、2回目の実施。小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者859人から有効回答を得た。

「子どもが情報を得るときに最も利用しているメディア」を聞くと、小学生の71.6%が「テレビ」と回答した。中高生は、前回調査で最も多かった「テレビ」が46.3%→31.7%に減少した一方、「ニュース系サイトやアプリ」が、前回の29.0%から37.6%に増加し、最も多かった。「SNS」も16.3%→23.4%と増加傾向に。

 家庭の中で、「ニュースや時事について話題にすることがあるか」を聞いたところ、全家庭の95.6%が「ある」と回答。そのうち「子どもとニュースや時事の内容を話題にする頻度」を聞くと、「週に数回程度」が最も多く55.3%、次いで33.2%が「毎日」と答えた。

「子どものニュースや時事にどのくらい関心があるか」を聞いたところ、小学生保護者・中高生保護者ともに8割以上が「関心がある」「少しは関心がある」と回答した。加えて、保護者に「子どもがニュースや時事に触れることで期待すること」を聞いたところ、最も多かったのが「世の中の出来事に関心を持つことができる」こと。小学生保護者、中高生保護者の9割以上が答えている(小学生保護者(89.6%)、中高生保護者(88.5%))。次いで、「幅広い知識や情報が得られる」が多かった(小学生保護者(72.3%)、中高生保護者(82.3%)。

「家庭で子どもがニュースや時事の情報に接するために、 工夫していることや取り組んでいること」を自由回答式で聞くと、

「トイレの壁にコルクボードをつけて、こども新聞の重要記事を切り貼りしている。週1で貼り替え、終わったらスクラップ記事にまとめている」(小4保護者)

「政治ネタは学校であまり教わらないので、今の政府のあり方などをわかりやすく話しています」(中1保護者)

 といった答えがあった。

 また、

「朝食時にスマートスピーカーでニュースをながしている」(小5保護者)

「こども新聞やニュース番組で気になったことは、子どもと一緒にインターネットなどで詳しく調べようにしている」(小6保護者)

 といったような、新しいデバイスやインターネットを使った学びを実践している家庭の姿も見え、子供が日常的に時事に触れられるような様々な取り組みが読み取れた。

〈調査概要〉

調査対象:小学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)

調査方法:インターネット調査

調査期間:2020年10月14日(水)~10月28日(水)回答者数:859名(うち、小学生:401名(46.7%)、中高生:458名(53.3%))

社会現象「鬼滅の刃」、赤ちゃんの名づけに影響するほど大人気に  2020年『11月生まれベビーの名づけトレンド』発表

 株式会社ベビーカレンダー(東京・渋谷区、安田 啓司 代表取締役)は、赤ちゃんの名づけ調査件数日本最大級 2019年に「赤ちゃんの名づけ・名前ランキング」(https://nazuke-nameranking.jp/)サイトを開設した。11月には約16万人の新生児を対象に、2020年生まれの赤ちゃんの名前ランキングを発表した。今回は、11月生まれのお子さん12,209件(女の子:6,048件/男の子:6,161件)を対象に『11月生まれベビーの名づけトレンド』を調査した。
<調査結果のサマリー>
• 「鬼滅の刃」旋風 「玄弥」「天元」「実弥」など“鬼滅ネーム”ベビーが続々誕生
• <名前>10月に続き、男女ともに紅葉時季にぴったりな「楓」が人気

「鬼滅の刃」のキャラクターと同じ名前やよみの“鬼滅ネーム”。11月生まれの赤ちゃんの名前のよみでは、女の子122名、男の子148名、合計270名いました。「あおい」「るい」「かなた」など年間を通して人気のよみもあるが、「みつり」「玄弥(げんや)」「天元(てんげん)」などは「鬼滅の刃」をもとに名づけられたことが推察される。鬼滅の刃のキャラクター「⽢露寺蜜璃(かんろじ みつり)」と同じ「みつり」というよみの⼥の⼦は、昨年0名だったが、10月は2名、11月は3名と毎月名づけられている。「嘴平伊之助(はしびら いのすけ)」の母、「嘴平琴葉(ことは)」と同じ「琴葉」という名前は、11月生まれの女の子に10名いた。

 11月生まれの女の子に人気の名前1位は「楓(主なよみ:かえで)」、2位「結月(主なよみ:ゆづき)」、3位「紬(主なよみ:つむぎ)」「凛(主なよみ:りん)」でした。「楓」は10月に続き、2カ月連続で1位を獲得。2019年には10月から12月の3カ月連続で月間ランキング1位となっており、毎年秋生まれの女の子の名づけで人気が急上昇している。

  また、女の子の名づけは古風で日本的な印象のある“レトロネーム”が大ブーム。大正時代を舞台としたアニメ「鬼滅の刃」の爆発的ヒットも、そのブームを後押ししている。TOP3の「楓」「結月」「紬」のほか、7位「澪(主なよみ:みお)」、「子」を止め字に用いた同率7位「莉子(りこ)」、11位「葵(あおい)」、「彩葉(主なよみ:いろは)」、14位「美月(主なよみ:みづき)」、16位「凪(主なよみ:なぎ)」「柚葉(主なよみ:ゆずは)」といったレトロネームが上位にランクインしている。

 11月生まれの男の子の人気名前1位は「蒼(主なよみ:あおい、あお)、2位「律(主なよみ:りつ)」、3位「湊(主なよみ:みなと、そう)」「蓮(主なよみ:れん)」だった。毎年秋になると人気が急上昇する「楓」。9月24位だったが、10月は5位、11月は7位とTOP10入りしており今秋も多く名づけられている。

<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2020年11月1日(日)~2020年11月25日(水)
調査件数:12,209件(女の子:6,048件/男の子:6,161件)

「進研ゼミ小学講座」 ニューノーマル時代の小学生の意識調査ランキング2020  小学生が選ぶ「今年の漢字」・ 憧れの人物は?

 株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)が提供する、小学生の学習・生活を支援する通信教育講座「進研ゼミ小学講座」は、2020年の出来事や将来に関する小学生の意識調査を実施した。調査は2020年11月20日~23日にアンケートを実施し、全国の小学生の5人に1人が受講する「進研ゼミ小学講座」の小学3~6年生の会員7661人(女子5170人・男子2491人)から回答を得た。その結果を分析し、ランキングとともに発表する。
 各ランキングからは、コロナ禍でも子どもたちが前向きに自分なりのチャレンジをしていたり、家族や友達と充実した日々を送っていたり、優しい気持ちでふれあう様子が伝わる。

■今年の漢字ランキング
「笑」「幸」「新」がトップ3 前向きで充実した小学生生活
 トップ3すべてがポジティブな漢字。コロナで生活が大きく変化する中でも、それを新しい経験として、楽しみや幸せを見つけながら、家族や友達と充実の日々を送っていたことがうかがえる。

Q:キミの1年を漢字1字で表すと?(自由回答)
1位 「笑」284票 
2位 「幸」250票
3位 「新」178票

■憧れの人物ランキング
「『鬼滅の刃』の炭治郎」や「お母さん」の“優しさ” “家族を想う気持ち”に憧れ
 「鬼滅の刃」の主人公「竈門炭治郎」と「お母さん」は、「優しい」「家族のためにがんばっている」点が、憧れの共通点。1位の「炭治郎」は「あきらめずにがんばる」姿勢に憧れるという声も多くあった。「鬼滅の刃」の登場人物は、7人がトップ10入りしており、全体でも多くの回答(2007票)があった。2位の「お母さん」は「家族のためにいろいろなことをしてくれる」という声が目立ちました。休校や外出自粛で一緒に過ごす時間が増え、ありがたみを感じる機会も増えたのかもしれない。

Q:キミがあこがれている人/ヒーローはだれですか(自由回答)
1位 「竈門炭治郎」618票
2位 「お母さん」393票
3位 「胡蝶しのぶ」315票
4位 「先生」229票
5位 「お父さん」171票

■なりたい職業ランキング…芸能、アニメ、動画、ゲームなどのエンタメ関連が上位に
 社会が大きく変化する中、小学生は将来についてどのように考えているのかを「将来やってみたい仕事」への興味から探った。上位には芸能やアニメ、動画、ゲームなどのエンタメ関連の仕事が入っている。今年は自宅で過ごす時間が増える中で、読書やテレビ・インターネットの視聴時間が増えたという調査結果もあり、よりエンタメが身近になり、将来やってみたい仕事として意識されたと考えられる。女子1位の「芸能人」には、オ―ディションプロジェクトから生まれたガールズグループ「NiziU(ニジュー)」の影響も。NiziUは「憧れの人物」として支持する声も多く(94票)あった。男子1位の「ゲームクリエイター・プログラマー」には、「あつまれ どうぶつの森」「フォートナイト」「マインクラフト」といったゲームが、小学生に流行っていたことも関係していると考えられる。また、医者や看護師も入っており、コロナ禍で医療の意義を子どもたちが感じたことも影響しているかもしれない。

Q:将来やってみたい仕事は何ですか?(択一)

小学生(女子)
1位 芸能人 535票
2位 漫画家・イラストレーター・アニメーター 478票
3位 パティシエ 396票

小学生(男子)
1位 ゲームクリエイター・プログラマー 343票
2位 ユーチューバー 339票
3位 サッカー選手 187票

進研ゼミ小学講座「小学生総決算ランキング2020」結果を受けて
 2020年度は、全国的な小学生の一斉休校に始まり、夏休みの短縮や、学校行事の縮小や中止など、学習や生活のペースが例年とは大きく異なる1年でした。そのような中、「進研ゼミ小学講座」は2020年度期中から「オンラインライブ授業」を実施。リアルタイムでの子どもたちとのやりとりの中には「今日もがんばるよ!」「みんなといっしょ!」といったようなチャットメッセージも多くあった。
 今回のアンケートからも、小学生が、コロナ禍にあっても、現状を柔軟にとらえてたくましく日々を過ごしている様子が伝わっている。「子どもは未来からの留学生」。子どもたちが前向きにチャレンジする姿からは、明るい未来への希望が感じられる。と進研ゼミ小学講座 教科外情報編集室は締めた。