Category: 塾ニュース|地域教育

御殿場西高等学校が「デジタル進路指導室」を開始

 学校法⼈東駿学園 御殿場⻄⾼等学校(静岡県、勝間田 貴宏 学校長)は、2023 年 6 月に中高生向けキャリア探究サービス「はたらく部」等を運営する株式会社 RePlayce(山本 将裕 代表取締役 CEO)と包括連携協定書を締結した。2024 年 5 月、御殿場西高等学校の進路指導部の活動において、 LINE 活用を初めとするデジタル進路指導室の運営開始をしたことを発表した。

 御殿場西高校「はたらく部」は、 Replayce との交流による大学、企業、授業アドバイザー、保護者、卒業生、地域、海外といった様々な方々との連携による学びの実践を目指し、両者の啓発、問題解決力の養成、キャリア教育の実施、アントレプレナーシップ教育の推進等を通じて、これからの社会で活躍できる人材の育成と社会の発展に寄与することを目的として、2023 年 6 月 21 日に包括連携協定を締結した。

LINE運用をはじめとする、デジタル化した進路指導部でできること
<大学・短大・専門大学進路向け>
・進学先・就職先の情報についての検索やリサーチの実施
<高卒就職向け>
・就職フェア、企業説明会などのイベント情報の閲覧
・デジタル求人情報の閲覧
<奨学金情報、個別面談>
・地域、国、民間の様々な奨学金情報の展開
・進路についての相談予約をWEB上で行う
<イベント情報など>
・キャリア形成に関わるイベント情報にアクセス
・課外活動情報へアクセス
・キャリアイベントなどワークショップへの参加

明石市内の小学校でスマートコンポスト導入のパイロット事業を開始

 株式会社komham(札幌市、西山すの 代表取締役)は、明石市立魚住小学校に「スマートコンポスト®」を設置し、給食の食品残渣を堆肥化処理するパイロット事業を開始した。生ごみの資源循環を形成するとともに、環境教育への活用を検討する。この事業の結果をもとに、明石市内の各小学校への導入を見据えている。
 明石市では、循環型社会の実現のため、「ゼロ・ウェイストあかし」を合言葉に、ごみの減量・再資源化の推進に向けた施策を実施している。「スマートコンポスト®」は、ソーラー発電で自動駆動するバイオ式生ごみ処理機で、二酸化炭素排出量実質ゼロで生ごみを堆肥化することができる。明石市は、スマートコンポストによるごみ減量化および資源循環の有効性について検証するために、市内の小学校にスマートコンポストを導入するパイロット事業を開始した。
【パイロット事業概要】
期間:2024年8月30日から9月27日
場所:明石市立魚住小学校敷地内(兵庫県明石市魚住町570)
■運用方法と事業の目的
 明石市立魚住小学校にスマートコンポストを1台設置し、給食で発生する調理くずや食べ残しを処理する。生ごみをその場で微生物分解し、生成した堆肥は花壇等で利用することで、可燃ごみの減量、および、ごみの資源循環を形成することができる。また、環境教育の教材としても活用し、児童の環境への理解や意識向上につなげることを目的としている。

「スマートコンポスト®」は、AC電源や排水処理を必要としないソーラー発電で自動駆動する独立型の生ごみ処理機です。生ごみの高速処理が得意な当社微生物群「コムハム」がより安定して生ごみを分解できる環境をスマートコンポスト内に整え、街中や施設内に設置しても景観を損なわないデザインで開発した。また、管理者は、クラウドにアップロードされたデータから、投入生ごみ量、生ごみ分解量/分解率、温室効果ガス排出削減量、バッテリー残量を取得することができ、エラー発生時はアラートがはたらくため、最低限のメンテナンスで運用ができる。

【製品概要】
■サイズ(キャスター込み): 980 (W) x 1365 (H) x 900 (D) mm
■本体重量: 約200kg
■処理能力: 最大10リットル/日
■消費電力: なし(ソーラー発電)
■耐用年数: 8年
■測定/取得できるデータ:
・投入生ごみ量
・生ごみ分解量/分解率
・温室効果ガス排出削減量
・バッテリー残量

岩手県奥州市・ミチノクと「地球温暖化対策及び気候変動適応対策に係る連携協定」締結

 アサヒ飲料株式会社(東京、米女太一 社長)は、岩手県奥州市(倉成淳 市長)と株式会社ミチノク(岩手・奥州市、住吉啓史 社長)と「地球温暖化対策及び気候変動適応対策に係る連携協定」を8月29日に締結した。この協定は8月7日に奥州市が表明した「奥州市2050年二酸化炭素排出実質ゼロ表明」における第一弾の取り組みとなる。「CO2を食べる自販機」の設置を通じて地方自治体と地球温暖化・気候変動対策に関する連携協定を締結するのは国内で初めて。
 この協定に基づき、3者が連携し環境省が推進する地球温暖化の「緩和(温室効果ガスの排出削減対策)」および「適応(気候変動の影響による被害の回避・軽減対策)」に取り組む。「緩和」では、アサヒ飲料・ミチノクが奥州市内に「CO2を食べる自販機」の設置を推進することで、稼働電力由来のCO2排出量の実質マイナス化につなげ、市内のCO2削減に貢献する。「適応」では、奥州市が設置した指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)に体調不良者向けの飲料をミチノクが応急措置の一環として準備し提供することを予定している。その他、地域への環境教育、熱中症啓発活動にも協力する。今回の連携協定締結を機に、今後も奥州市と連携して地球温暖化対策に取り組んでいく。

「CO2を食べる自販機」は、自動販売機の庫内にCO2を吸収する特殊材を搭載した自動販売機。CO2吸収性能として1台当たりのCO2年間吸収量は稼働電力由来のCO2排出量の最大20%を見込んでおり、スギ(林齢56-60年)に置き換えると約20本分の年間吸収量に相当する。現在は関東・関西エリアを中心に、CO2濃度が高いとされる屋内に加え屋外などさまざまな場所に2024年7月末時点で約150台設置している。脱炭素社会の実現に貢献する国内初の取り組みであり、大気中のCO2の吸収を可能にした自動販売機は、特許(特許第7282338号)取得済み。

地域情報誌「ぱど」が小学生向けキャリア教育支援プログラムを実施

 株式会社関西ぱど(大阪市・西区靭本町、富岡 紀幸 代表取締役)は、大阪府下の小学生に適したキャリア教育の場を提供し、将来の職業観や働くことの意義を学ぶきっかけを創出し、各学校の課題を解決することを目的にして、小学生向けキャリア教育支援プログラムを実施する。
 このプログラムの対象地域は大阪府内で、教育機関と連携することがポイントとなる。目的は大阪府下の小学生に適したキャリア教育の場を提供し、将来の職業観や働くことの意義を学ぶきっかけを創出し、各学校の課題を解決すること。また、早期から地域の産業・企業に親しみを感じてもらうことで、将来的に優秀な人材を獲得、企業の製品やサービスへの信頼向上に繋げられるプログラムにもなっている。

支援プログラム①
企業と教育現場をつなぐ「出前(出張)授業」
 株式会社日本教育研究センター監修のもと、初めて出前授業に取り組む企業のプロデュースやすでに積極的に取り組まれている企業の既存授業のブラッシュアップや新たな教材の開発をサポートを行う。
プログラムの特徴
●企業PRしたい商材に合わせてオリジナルの教材を一から開発。
●授業の成功に向けて当社スタッフが伴走し、ノウハウを伝授。

支援プログラム②
キャリア教育における副教材「小学生のためのお仕事ノート」
 各自治体、教育委員会の後援を得て、これまで北海道から九州まで23都道府県114誌を発行している小学生を対象としたキャリア教育を推進する副読本。2025年1月に大阪市版を発行し、市内小学3年生約13,000人に寄贈する。
プログラムの特徴
●企業のお仕事内容を紹介する取材記事を2頁見開きで掲載。
●主に総合学習の時間で活用され、職場見学、出前授業への誘導も可能。

ライフイズテックと相模原市、生成AIの活用促進に関する協定を締結

 相模原市と、ライフイズテック株式会社(東京・港区、水野 雄介 代表取締役CEO) は、生成AIの活用促進に関する連携協定を締結した。また、2024年8月15日に、相模原市とライフイズテックの連携協定締結式を実施した。

 相模原市は、市民サービス向上と行政業務の効率化・高度化を目的に、自治体業務における生成AIの活用に向けた検証を行うなど、市を挙げてDX推進やAI活用に取り組んでいる。
 自治体業務のDXをさらに推進すべく、今般の連携協定において相模原市とライフイズテックは、生成AI活用における意識変革や実践力向上を目的とした職員向け生成AI研修の実施や、活用支援ノウハウの提供を行う。加えて、職員研修で得られた知見を活かして、市民全体へのデジタル教育に関する協議も行う。これらの取組を通じ、ライフイズテックは相模原市におけるデジタル人材育成の課題解決パートナーとして貢献していく。

協定締結日:2024年8月15日
連携事項および内容
(1)自治体職員の生成AI活用能力の向上に関すること。
(2)生成AI活用に向けた意識変革と実践力を高める研修の実施に関すること。
(3)前2号に掲げるもののほか、生成AIの活用の研修に関すること。


具体的な取組内容
【連携内容1: 生成AIを活用した「AIレディネス研修」の実施】
 相模原市職員が生成AIを学び活用し、行政業務の効率化を目指す研修プログラムを実施する。最先端のデジタルスキルを学び、市役所内で活躍するデジタル人材の育成を目指す。

【連携内容2: 自治体に適した研修内容についての協議】
相模原市職員に対しての研修前後に、相模原市職員および市民にとって最適で有効な学びの方法を協議する。


「AIレディネス研修」は、AIを実務で活用できるデジタル人材の育成を目的とした、ハンズオントレーニング型の研修プログラム。デジタル活用による課題解決の実行までを短期間に学ぶことができるのが特長で、AI・デジタル活用の初学者向けに生成AIの本質、可能性を体感できるほか、生成機能を活用することで、要約、仮説出し、リサーチ、レポートやマニュアル作成、企画立案など様々な業務にすぐに活かせる設計になっている。日常的に使っている表計算や文章作成ツールとChatGPTの連携など、AIをどのように業務で活用し、生産性を高められるか実践型の研修を提供し、企業のAI人材やデジタル人材の育成を支援する。

ライフイズテック、山梨県と共同で「DX人材育成エコシステム創出事業」を開始

 ライフイズテック株式会社(東京・港区、水野 雄介 代表取締役CEO)は、山梨県や県内の商工団体・大学などと共同で、地域内発型DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を目指す「DX人材育成エコシステム創出事業」を開始する。
 この事業では、中学・高校でデジタル技術を学んだ生徒が大学等でさらに磨きをかけながら中高生へのDX指導・育成を行うことで、地域内でDX人材の安定的な育成・供給が図られる「DX人材の育成サイクル」の確立を目指す。さらに、育成された大学生が商工・経済団体などと協力して中小企業のデジタル課題の解決を行う「DX推進支援プラットフォーム」を開発・提供することで、地域内発型DXの実現を目指す。

「DX人材育成エコシステム創出事業」の取り組み一覧

◾️「DX人材の育成サイクル」の整備
【大学生DX人材育成】
1.中小企業DX課題PBL研修
中小企業の課題に対して、具体的なDXソリューションを企画〜実装できる「中小企業支援DXリーダー層」を育成する。受講を終えた大学生は、「DX推進支援プラットフォーム」を通して、県内中小企業のDXを支援する。
2.大学生DXリーダー育成研修「Yamanashi DX Leaders」
中高生を導くデジタルクリエイティブスキルと、中小企業のDXを支援するデジタル課題解決スキルの双方を習得した「人材育成DXリーダー層」を育成する
3.県立大学向けDX講義
山梨県立大学の新入生全員に、デジタルスキルを習得し身の回りの問題を解決する成功体験を届けることで、「大学生DXリテラシー層」を育成する

【中高生DX人材育成】
1.中高生PBLプログラム「Creative Hack! in Yamanashi」
デジタルスキルを活用し、県内の地域課題を自ら設定・解決できる「中高生・地域課題解決DXリーダー層」を育成する。
2.高校・情報Ⅰ学習用EdTech教材「Life is Tech! Lesson」
山梨県内の県立高校にプログラミング学習用EdTech教材「Life is Tech! Lesson 情報Ⅰ全対応コース」を提供し、「高校生DXリテラシー層」を育成する。
3.中学生DX学習プログラミング体験「デジタルスキルワークショップ」
短期集中型のプログラムでデジタルスキルの基礎を習得し、オリジナルプロダクトを創作できる「中学生DXリテラシー層」を育成する。

◾️「中小企業のDX支援」の枠組み整備
【生成AIを活用した「DX推進支援プラットフォーム」】
 山梨県は全国的にも中小企業の比率が高く、これら多くの中小企業がDX推進に意欲を示している一方で、DXに関する知識・技術的な懸念や人的・コスト的なリソース不足などの課題を抱えているのが実状だ。これらの課題に対応するため、中小企業がDXに関する困り事をオペレーターに口頭で説明すると、生成AIが要件を整理して発注仕様を固める「仕様書自動生成機能」を開発すると共に、その分野が得意な大学生DX人材とマッチングし、中小企業のDX課題を解決するクラウドソーシング型の仕組みを整備する。

【経営指導員向けDX研修】
 これらの仕組みを中小企業が活用するために、県内商工団体の経営指導員と連携し相談や支援に当たる。そのため、プラットフォーム実装に先んじて経営指導員の方々に「DX研修」をお届けし、中小企業のDX支援に当たる上での思考法やプロセスを習得する。これらの活動を通じて、山梨県における中小企業のDX上の課題を解決し、生産性向上や新たなサービス創出、業績向上を目指す。

エステー 地域活性化や魅力発信、県民の健康増進を推進福井県と包括連携協定を締結

 エステー株式会社は、地域の活性化や魅力の発信、県民の健康増進などの推進を目的的に、福井県と「包括連携協定」を締結した。2024年8月9日に福井県庁内にて行われた締結式にて、福井県知事の杉本達治氏とエステー代表執行役社長の上月洋が協定書への署名を執り行った。

この「包括連携協定」は、福井県長期ビジョンの実現に向けての県政の諸課題の解決を図るため、民間企業の知見やノウハウを活用する包括連携を積極的に進める福井県と、日用品メーカーからウェルネス・カンパニーを目指すエステーとのビジョンが一致したことによるもの。
 エステーでは、2024年5月に開示した中期経営計画「SMILE 2027」において、中長期の成長テーマとして“かおり×ウェルネス×グローバル”を掲げた。また、“こころに響くアイデアで、ふとした瞬間を、ふふっと笑顔に。”とする「パーパス」を策定した。
 この「SMILE 2027」や「パーパス」を基に、今後はウェルネス領域で社会課題を解決するための新たな事業の創出を進め、日用品の領域を超えるこころの安らぐ健やかな生活を実現する製品・サービスを提供し、笑顔のある豊かな人生を過ごすことに貢献できることを目指している。
 こうしたエステーの成長に向けたビジョンを実現していくための一環として「包括連携協定」を締結した。
今後、福井県と連携する主な内容は、大きく次の4項目。
(1)地域の活性化、魅力発信に関すること
  ・地域産業の活性化
  ・産業人材の育成
  ・福井県特産品等を活用した“かおり”の開発
  ・福井県内観光地、イベント、県産品のPR
(2)県民の健康増進に関すること
  ・福祉施設等の快適な環境づくり
  ・睡眠環境の改善による県民の健康増進
  ・県民向けウェルネスイベントの開催
(3)次世代の育成に関すること
  ・サイエンス教育の充実
(4)災害時の支援に関すること
  ・地域防災への協力
上記内容を基にする具体的な取り組みとして、今後、以下を予定している。
  ・県産品(梅、トマト、そば等)を活用した福井県独自の“かおり”の開発
  ・「第47回全国育樹祭inふくい(2024.10/19~20)」における県産木材(ヒノキ)の“かおり”によるおもてなし
 ・県内小学生・中学生向け理数ゼミにおけるサイエンス教育出前授業
 ・エステー会長鈴木貴子による女性リーダー育成研修「ハッピーキャリア“縁”カレッジ」での講演
 ・ふくいオープンイノベーション推進機構を通じた研究機関同士の交流会
 ●協定締結式
   日 時:2024年8月9日(金) 15:00~
   会 場:福井県庁7階 特別会議室
   出席者:福井県/知事 杉本達治氏
           未来創造部長 武部 衛氏
           未来戦略課長 松村仁史氏
       エステー株式会社/代表執行役社長 上月 洋
                執行役 山本一成
 ●協定期間 2024年8月9日(金)~2025年3月31日(月)
       ※1年ごとに更新

高校生が企業にプレゼン 関東第一高等学校生による探究学習成果発表会

 江戸川区の企業と連携し探究学習を行っている学校法人 守屋育英学園 関東第一高等学校(東京・江戸川
区)は、2024年9月11日(水)、株式会社ポポラマーマ(東京・江戸川区)、株式会社Study Valley(東京・江戸川区)とともに探究学習成果発表会を実施する。文部科学省が推奨する「チームとしての学校」の実践事例として、地域・企業ぐるみの新しい教育の成果が注目されている。
 
探究成果発表会の開催概要
日時:2024年9月11日(水)
会場:関東第一高校
内容:関東第一高校の生徒が探究学習として取り組んできたポポラマーマの企業課題に対する成果を、ポポラ
マーマ社員やStudy Valley社員に対して発表する関東第一高校は、2023年4月からStudy Valleyが提供する探究学習サポートプラットフォーム「TimeTact」を通し、ポポラマーマが提供する「リーズナブルな新商品の開発」「食品ロス対策と顧客満足度の理想的なバランスとは?」といった実際に地元企業や産業が抱えるリアルな課題に挑戦している。
 今回の探究学習成果発表会は、生徒たちが取り組んできた学習の集大成として開催される。探究学習の成果を
ポポラマーマ社員やStudy Valley社員に対して発表し、社員からのフィードバックを得る。

兵庫県川西市 川西市制70周年と文化財資料館開館30周年記念の特別展を開催

 兵庫県川西市では、令和6年に市制施行70周年を、また、川西市文化財資料館が開館30周年を迎えていることから、同文化財資料館(川西市南花屋敷2)で、記念の特別展を10月14日(祝)まで開催している。
 今回のテーマは「阪神地域の横穴式石室めぐり」で、阪神地域の横穴式石室から出土した副葬品の展示や横穴式石室のVR体験などを行っている。
 今回の特別展では、阪神地域の横穴式石室から見つかった豊富な資料の展示と、勝福寺古墳(川西市・県指定史跡)をはじめ、青石古墳(西宮市・市指定史跡)、関西学院構内古墳(西宮市・市指定史跡)、中山荘園古墳(宝塚市・国指定史跡)、中筋山手東古墳群2号墳(宝塚市・市指定史跡)といった古墳の石室のVRによる疑似見学を通して、阪神地域の古墳の魅力に迫る。

 また、今後、関連講座として、8月31日(土)には「川西市文化財講座」を川西市アステホール(栄町25-1)で行う。
 テーマは「古墳時代後期の阪神地域」で、最新調査成果などを踏まえて、阪神地域の古墳の魅力に迫る。
 9月7日と28日には「文化財資料館考古学講座」を市文化財資料館で行う。テーマはそれぞれ「阪神地域の横穴式石室をめぐる」と「勝福寺古墳の被葬者を探る」で、7日は特別展の概要や展示品の見どころを解説し、28日は石室・副葬品や地域性を総合して被葬者像を考える。
 < 川西市文化財資料館特別展 >
  日時  8月1日(木)~ 10月14日(月)午前9時半~午後5時
  場所  川西市文化財資料館 ※ 月曜日休館(月曜日が祝日の場合は翌平日)
  費用  無料 ※ 疑似見学にはスマホが必要なため、持参
※ 関連講座
 < 川西市文化財講座 >
  日時 8月31日(土)午後1時半~午後5時 ※ 午後1時開場
  場所 川西市アステホール
  内容 報告① 「阪神地域の横穴式石室石材」(講師:朝井琢也(川西市生涯学習課))
     報告② 「津門大塚町遺跡の発掘調査成果について-渡来系遺物からみる古墳時代中~後期の阪神地域-」(講師:池田旭さん(兵庫県まちづくり技術センター))
     基調講演「猪名川流域の後期古墳文化」(講師:福永伸哉さん(大阪大学大学院教授)
  費用 無料
  定員 250人 ※ 事前申込不要、当日先着順
 
 < 川西市文化財資料館考古学講座 >
  ① 「阪神地域の横穴式石室をめぐる」(講師:朝井琢也(川西市生涯学習課))
   日時 9月7日(土) 午前10時~11時半 / 午後1時半~午後3時 ※ 同一内容
   場所 川西市文化財資料館
   費用 無料
   定員 各30人 ※ 同資料館へ電話申込要、先着順
  ② 「勝福寺古墳の被葬者を探る」(講師:岡野慶隆さん(元川西市教育委員会文化財専門職員))
   日時 9月28日(土) 午前10時~11時半 / 午後1時半から午後3時 ※ 同一内容
   場所 川西市文化財資料館
   費用 無料
   定員 各30人 ※ 9月3日(火)午前9時半から同資料館へ電話申込要、先着順

東京都教育庁「ジョブキャンプ2024」都立高校生の職場体験会を開催

 パーソルテンプスタッフ株式会社は、東京都教育庁が主催する都立高校生を対象にした職業体験「ジョブキャンプ2024」において、夏休み期間中の2024年7月30日(火)・31日(水)の2日間、同社本社(新宿マインズタワー)にて都立高校生の職場体験会を開催した。

 東京都教育庁が主催するジョブキャンプは「高校卒業後の進路先(大学等)において学びを深めたり、実社会でさまざまな課題に接したりする際に必要となる力を身に付けるため、都内企業等を受入先とする職場体験を実施することで、社会的実践力を持つ次代の東京を担う人材を育成すること」を目的としている。
 同社は2024年4月1日付で東京都教育庁より「令和6年度職場体験を通した企業人とのコミュニケーションスキル講座運営業務」を受託しており、同社においても職場体験会で都立高校生4名の受け入れを行った。
 今回の職場体験会では、パーソルテンプスタッフの企業広報の仕事体験を通じて、さまざまな社員と出会い、はたらく楽しさやキャリア選択についての理解を深めた。具体的には、社内ではたらく社員(人事担当、秘書、人材派遣の営業担当、求職者への仕事紹介やマッチングを行うコーディネーター)を取材し、イントラネットに社員紹介の記事を作成した。質問項目を話し合い、インタビューを実施、記事のレイアウトや写真の編集などを経て、社内報の記事を完成させた。