Category: 塾ニュース|地域教育

HIKKYと熊本県高森町、メタバースで地域活性化へ協定締結

 2025年3月14日、ギネス世界記録™を取得した世界最大級のVRイベント「バーチャルマーケット」の主催など最先端のXRソリューションを提供する株式会社HIKKY(東京・渋谷区、舟越靖 代表取締役)は、熊本県高森町とメタバースを活用した地域創生に関する包括連携協定を締結し、同日に高森町のリアル会場とメタバース会場を繋いで協定式を実施した。
 今後は、HIKKYのXR事業で培った知見や、独自開発のWebメタバース開発サービス「Vket Cloud」の提供を通じ、高森町の教育・文化振興および地域活性化を推進する。

 熊本県高森町にある高森高等学校は、エンタメ業界と連携し公立高校では全国初となる「マンガ学科」を新設。全国から漫画家やエンタメ業界を目指す生徒を受け入れ、教育を軸とした地域活性化や、地方創生を目指す取り組みを行っている。
 日本が世界に誇るマンガ文化の将来を担う人材育成にあたり、グローバルに発信できる舞台として“メタバース”に着目し、2018年から世界最大級のVRイベントの主催や最先端のXRソリューション提供、クリエイター支援を行うHIKKYとの協定締結に至った。

◆メタバースを活用した教育プログラムを高森高等学校にて提供
 高森町が将来の地域を担う「人材育成拠点」「文化・地域振興の重要拠点」と位置付ける熊本県立高森高等学校マンガ科・グローカル科の生徒の皆様へ、本協定に参画する株式会社シュタインズと共に、メタバースに関する教育プログラムを提供する。
 プログラム前半は、シュタインズによるメタバース理解促進ワークショップにより知見を深め、後半は、HIKKY独自開発のWebメタバース開発エンジン「Vket Cloud」を活用して、実際にメタバース空間や作品を制作します。制作過程では、HIKKY社員によるワークショップの開催や生徒の方々から相談を受け付け、発想や制作をサポートし、それぞれの作品を披露する学校関係者・保護者向けの発表会も実施予定だ。
 このプログラムでは、高森高等学校の生徒の皆様に、最新のメタバースに関する学びの場を提供し、メタバースを活用した生徒自身の作品を通じて、高森町の魅力をより一層発信する機会を提供する。

【Vket Cloud(ブイケットクラウド)とは】
 ブラウザからアクセス可能なWebメタバースを作成できるHIKKY独自開発のサービス。
 アプリ不要でWebブラウザから手軽にアクセスでき、インターネット上のすべてのユーザーにコンテンツ・サービスを提供できる。

東京・板橋区 誰でも安心して過ごせる小学校の「居場所」が、地域の力で「絵本のまち」テイストにリニューアル

 令和7年2月25日(火)、板橋区立上板橋第二小学校に設置されている「ほっとルーム」が、女子美術大学(東京・杉並区)及びリンテック株式会社(東京・板橋区)の協力によりリニューアルした。
「ほっとルーム」は、小学校に通うすべての児童が、安心して教室以外でリラックスして過ごすことができる「居場所」として、令和5年、上二小の校内に開設。しかし、元は「図書準備室」であったことから装飾などもなく、「『居場所』としては味気ない」等の声が児童や学校関係者から上がっていた。そこで、ほっとルームをもっと身近な居場所にし、児童の誰もがより過ごしやすい空間を創るため、保護者や地域住民等が学校運営に参画する仕組み「板橋区コミュニティ・スクール(iCS)の取組として、令和6年4月に「ほっとルームリニューアルプロジェクト」がスタートした。

 プロジェクトは、iCSのスキームを活用し、同校の「コミュニティ・スクール委員会」で保護者や地域住民等の委員が意見を出し合い、実働は同校の「学校支援地域本部」が担当。学校支援地域本部の「地域コーディネーター」が中心となり、プロジェクトの輪を広げ、協力者を募ってきた。
 ほっとルームのデザインは、区の「絵本のまち板橋」推進における連携実績もある女子美術大学に打診。趣旨に賛同した同大学芸術学部アート・デザイン表現学科の卒業生も含む有志の学生15名が製作に参加し、同学校教員へのプレゼン、教員による投票を経て、デザイン案が決定した。

 デザインコンセプトは「おはなしの森」。子どもたちが安心して過ごせる場所を作りたいという想いから、自然を意識した緑色が多く使われているほか、「絵本のまち」の視点も踏まえて、童話に登場する様々な可愛らしいキャラクターも配置されている。
 ほっとルームの施工は、同学生と学校支援のボランティアの方々が手造りで実施。施工に必要な材料の一部は、女子美術大学同様「絵本のまち板橋」推進の連携実績もある区内企業「リンテック株式会社」から提供を受けるなど、「地域」の力を結集したほっとルームが、令和7年2月19日(水)に完成した。
 令和7年2月25日(火)に行われたお披露目会には、iCS関係者のほか、製作に携わった学生6名も出席。お披露目会終了後は、各学年の児童たちが生まれ変わったほっとルームを見学した。

四天王寺高等学校中学校と大阪産業局が包括連携協定を締結

 学校法人四天王寺学園 四天王寺高等学校・四天王寺中学校(大阪市・天王寺区、南谷恵敬 理事長)と公益財団法人大阪産業局(大阪市・中央区、立野純三 理事長)は、次世代の産業人材育成、アントレプレナーシップの醸成、産官学連携の推進等を通じて、地域社会の発展及び産業振興に寄与することを目的として、2025年3月6日(木)に包括連携協定を締結した。

 四天王寺高等学校中学校は、仏教精神に基づく「和のこころ」を育む教育を展開し、女性の社会進出やリーダーシップ育成を推進してきた。一方、大阪産業局は、中小企業等の経営力強化や創業支援等を通じて大阪経済の発展に寄与し、女性起業家支援にも積極的に取り組んでいる。この協定により、両者が連携し、女子中高生向けのキャリア教育プログラムの開発、アントレプレナーシップの育成、地域企業とのコラボレーション機会の創出、多様なロールモデルとの出会いの場の提供を推進するなどの取り組みを通じて、次世代の女性産業人材育成や女性リーダーの輩出を推進し、生徒や子どもたちの将来がより豊かで多様性に富み、女性が活躍できる活力ある大阪の産業の発展をめざしていく。

【未来のリケジョリーダーを育てる!四天王寺中学校 特別課外プログラム】
女性研究者とプロから学ぶ特別講座~理化学研究所編~
開催期間:2025年1月10日(金)~2025年3月21日(金)
※全5回 + 最終成果プレゼンイベント(3月21日 於:QUINTBRIDGE)
参加者:42名

 女性起業家を支援するプロジェクト「DISCOVER MYSELF」(大阪産業局運営)のアンバサダーである一般社団法人AWESOME(オーサム)代表理事の西岡幸子氏が、理系進路を志す生徒が多い四天王寺中学校と共同で企画。プログラムは、第一線で活躍する理化学研究所革新知能統合研究センターの女性研究者から人工知能を活用した最先端の研究とそのキャリアを学ぶとともに、得た知識を効果的に伝える文章力やプレゼンテーション力を磨くカリキュラムで構成されている。理系の多様なキャリアに触れながら、自身の進路やキャリア を考えるきっかけを提供し、次世代リーダーに求められるスキルを実践的に身に着けることを目的としている。

ディップ、埼玉県 私立国際学院高等学校で正しい“働く”知識と安全なバイト選びを促す授業を実施

 ディップ株式会社は、これから社会で活躍する高校生に対して、より自分らしく活躍できるよう、働くことの意義やアルバイトを通じて得られる経験などについて理解を深めながら、学業とアルバイトの両立を応援する「高校生アルバイト応援プロジェクト」を実施している。今回、6回目の啓発授業を2025年2月10日(月)に埼玉県 私立国際学院高等学校にて実施した。

■「仕事探しの正しい知識を学ぶ」授業
 近年、「闇バイト」と呼ばれる特殊詐欺の若者検挙数が増加しており、一種の社会問題となっている。同社が2023年12月に実施した調査では、「約8割の⾼校⽣が、SNS上で展開されている情報に対して、危険性のある内容とそうでない内容の違いがわからない」ことが判明した。「バイトル」等の求人情報サービスを提供する同社は、この現状を踏まえて働くことに関する講義や、SNS上でのトラブルを防ぐことを目的とした闇バイトに関する情報リテラシーを高める授業を実施している。この授業では、「高校生のうちに働くこと」について考えるほか、独自調査を行った「SNS上での求人募集情報に潜む危険性を見分けるクイズ」を実施するなど、正しい仕事探しの知識を得ることを伝える。
 この授業は今後も実施校を募集するほか、オンライン授業の公開も行う。また、授業は、元徳島県警 捜査第一課警部 / 犯罪コメンテーター 秋山博康氏監修のもと実施している。
・特設HP:https://www.baitoru.com/pdt/highschool/


■埼玉県 私立国際学院高等学校 実施レポート 
【1.闇バイトに関与しないために気を付けるポイントを学ぶ】
 埼玉県 私立国際学院高等学校では、原則アルバイトは禁止であるものの、許可制のもと一部の生徒がアルバイトを行っているため、高校生がアルバイトをする際の法律やルール、求人の探し方、闇バイトの見分け方について、理解を深める機会となった。
【2.SNS上の闇バイト情報、見分けられる?リテラシーを試すクイズに全員で挑戦】
 同社が作成したSNS上のダミー文章から、闇バイトの可能性が高い文章を見分けるクイズに挑戦した。生徒は「安全なアルバイトはホワイト案件とあえて言わないから怪しいと思った」「高時給すぎるので闇バイトだと思った」と、授業での学びを活かして見事に正解していた。

タイミー、長野県佐久市と事業連携協定を締結

 スキマバイトサービス「タイミー」を提供する株式会社タイミー(東京・港区、小川 嶺 代表取締役)は、長野県佐久市と事業連携協定を締結しました。長野県内の自治体との連携協定締結は今回が初めてとなる。

 長野県東部、群馬県との県境に位置する佐久市は、首都圏とのアクセスに優れる一方、四季折々の美しい自然とそれらを活かしたアクティビティ、日本酒や佐久鯉などの伝統的な食文化をはじめ、多彩な魅力があふれる町だ。豊かな自然を活かして、古くは農業を基幹産業とし、製造業や医療・介護、建設業が盛んな地域。また、平均寿命が長く、元気な高齢者が多いことから「健康長寿のまち」としても知られている。
 そんな佐久市は、首都圏との時間距離の近さから移住や二地域居住の地としても人気があり、近年、佐久地域にいくつもの特徴的な私立学校が開校しているなどから、教育移住による世帯数が増加傾向にある。しかしながら、人口動態は社会増ではあるものの、自然減が上回り、2010年をピークに人口は減少しており、少子高齢化の傾向が見られる。年代別の人口構造では20代の人口が男女ともに特に少なく、高校卒業後の進学・就職において、市外に若者が流出していると考えられる)。
 この度の佐久市との事業連携では、佐久市と連携をしながら事業者・働き手に対して好きな時間・好きな場所で働けるスポットワークの利便性を活かして様々な方が働ける機会を創出する。さらに、これから就職活動をする学生や、進学等により市外に生活拠点を置いている若年層に向け、帰省時などのスキマ時間に佐久市内の事業所で働く機会を創出することで、スポットワークを活用したUIJターンの促進を目指す。
 同社が掲げる「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」のミッションのもと、佐久市の地域課題の解決に向けて尽力していく。

 この連携協定では、佐久市と連携しながら、事業者および働き手に対して様々なサポートを行うほか、スポットワークを活用した若年層を対象とした佐久市内の企業への就職支援にも取り組む。
・好きな場所・好きな時間で働ける「スポットワーク」の利便性を活かして潜在労働力を喚起し、さまざまな方が働ける機会を創出
・市内事業者向けの説明会等を通じて様々な業種での業務の切り出し方の提案やサポート
・スポットワークを活用した若年層向けの市内企業への就職支援でUIJターンの促進を目指す

CAPSグループ、江戸川区立西葛西図書館に絵本を58冊寄贈

 医療法人社団ナイズ(東京・渋谷区、鶴谷 武親 グループ代表)およびクリニックの多拠点運営支援サービス「クリニックチェーンマネジメント」を提供するCASP株式会社(東京・港区、鶴谷 武親 代表取締役社長)を擁するCAPSグループは、江戸川区立西葛西図書館に58冊の絵本を寄贈した。
 今回、絵本を寄贈する江戸川区立西葛西図書館のある江戸川区西葛西は、キャップスクリニックが2012年に初めて開院した地域となる。地域の子どもたちが本に親しみ、読書の楽しさを感じてもらいたいという思いと、地域貢献を目的として寄贈した。
 今後も地域の活動を継続し、地域社会に貢献できる取り組みを継続していく。

日研トータルソーシング 半導体産業をけん引する熊本において、産学連携を強化した人材教育 熊本県立八代工業高等学校・熊本県立玉名工業高等学校 生徒向け半導体実技研修・エンジニア派遣実習を実施

 日研トータルソーシング株式会社(東京・大田区)は、1月22日に同社の半導体人材研修施設「熊本テクノセンター」にて熊本県立八代工業高等学校の生徒向けに半導体研修を実施し、1月28日に熊本県立玉名工業高等学校にて同校の生徒へ向けた半導体エンジニア派遣実習を実施した。

 TSMCの熊本進出を契機に、新たな半導体企業の進出や既存企業による工場の増設が相次いでいる。さらに、熊本県八代市では約35億円を投じ、25ヘクタールの工業団地を整備する計画を表明し、2028年度までの完成を目指しています。これにより、半導体需要のさらなる拡大が見込まれる一方で、人材確保が喫緊の課題となっている。その解決に向け、大学・高等学校・民間企業が連携した人材育成の取り組みも一層加速している。
 同社は、より多くの人に、より質の高い教育・研修を実施するため、2023年3月に熊本テクノセンターを「半導体教育」に特化した研修施設として拡張移転し、半導体製造装置で慢性的に発生する故障に対する調査から処置、改善に対応できる実践力を備えた人材の育成に取り組んできた。
 また、熊本テクノセンターでは、当社で独自開発し、2024年2月に特許を取得した半導体搬送演習装置を、いち早く研修に取り入れている。
 2023年11月~2024年1月には、熊本県教育委員会の協力のもと、熊本県立玉名工業高等学校の生徒に向け熊本テクノセンターへの企業訪問、同校へのエンジニア派遣実習を実施。2月には、当社初の熊本県内高等学校の教員向けに半導体研修を実施し、9月には、全国初の「半導体情報科」が2025年度から開設される熊本県立水俣高等学校の生徒に向けた半導体研修を実施するなど、産学連携の取り組みを強化してきた。

■熊本県立八代工業高等学校生徒向けの研修の様子(1月22日)

 熊本県立八代工業高等学校電気科2年生の生徒52名に半導体実技研修を実施。熊本テクノセンターの遠山センター長より、半導体業界の役割・動向などについて説明を行った。
 また、半導体製造業務の基礎となる、半導体製造装置のメンテナンス業務の実習を実施。2グループに分かれ、①半導体製造装置メンテンナス実習、②CdSセンサーを使ったLED自動点灯回路作成を、当社で実際に実施している研修内容をもとに、現場で使用される機器を用いて実技研修として行った。


■熊本県立玉名工業高等学校生徒向けのエンジニア派遣実習の様子(1月28日)

 熊本県立玉名工業高等学校機械科1年生の生徒74名に半導体のエンジニア派遣実習を実施。熊本テクノセンターの遠山センター長より、機械のメンテナンスについての説明や空圧回路実習、LED点灯回路の作成、などの実際に当社で使用している器具を使用した実習を行った。

ところざわサクラタウンが地元小学校と初コラボ!児童作品展示や角川食堂ビュッフェに給食メニューが登場 所沢市立和田小学校の創立30周年で

 株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役代表執行役社長CEO:夏野剛、以下KADOKAWA)は、埼玉県所沢市ところざわサクラタウンにて、2月19日(水)~3月3日(月)、所沢市立和田小学校の創立30周年を記念したコラボレーションイベントを開催する。ところざわサクラタウン本棟3階のコミュニティスペース「むさしのもん|Musashino Mon」および2階「りそなグループセルフプラザ」において児童作品展示を実施するほか、3階「角川食堂」のランチビュッフェにて同校の人気給食メニューを再現したコラボ料理を提供する。

■【児童作品展示】創立30周年を記念して制作された作品を展示
●コミュニティスペース「むさしのもん|Musashino Mon」(本棟3階ファミリーマート内)
展示期間:2月19日(水)~3月3日(月)
展示作品(予定):

●りそなグループセルフプラザ(本棟2階)
展示期間:4月1日(火)~4月30日(水)
※展示作品のアーカイブ(写真データ)をデジタルサイネージにて上映
※店舗改装工事期間中は上映中止(時期はサクラタウンホームページで案内する)

■【コラボメニュー】本棟3階「角川食堂」のランチビュッフェにて、給食メニュー4品を再現
コラボメニュー提供期間:2月19日(水)~3月3日(月)
和田小の歴代人気No.1メニュー「納豆和え」 
野菜嫌いの子どもも食べる!「ブロッコリーのニンニクソース」
パリパリのワンタンチップスが大人気「クリスプサラダ」

ココアパウダーがクセになる「ココア揚げパン」(土日のみ・数量限定)

■ところざわサクラタウンx所沢市和田小学校創立30周年記念コラボレーション概要
期間:2025年2月19日(水)~3月3日(月)
場所:ところざわサクラタウン
(埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3/JR武蔵野線東所沢駅より徒歩約10分)
時間:各店舗・施設の営業時間に準ずる。ただし、角川食堂でのコラボメニューはランチビュッフェ(11:00~15:00)での提供。
料金:作品展示は入場無料。角川食堂のランチビュッフェ料金は下記の通り。
    <ランチビュッフェ>最大60種類のビュッフェ
    受付時間 11:00~15:00/90分制(平日13:31以降は時間無制限)
    平日  大人 2,480円 小学生・幼児 780円 
    休日  大人 2,780円 小学生・幼児 980円
    ※価格はすべて税込みです
    ※ビュッフェ料金にはドリンク料金は含まれません
    ※3歳以下は無料です
    ※メニューは食材調達の都合により変更する場合がございます
    ※情勢に応じて営業時間を変更・短縮する場合がございます
    ※最新情報はところざわサクラタウン公式X(@sakuratownjp)または角川食堂公式X
    (@kadoshoku)にてご確認ください
所沢市立和田小学校
所在地:〒359-0023 東所沢和田1丁目39番地
創立:1995年(創立記念日は2月13日)

株式会社ヤマナカと茨城県立石岡第一高等学校が農業教育を目的とした産学連携をスタート

 株式会社ヤマナカ(茨城・結城市、山中崇 代表取締役社長)は、2025年1月17日(金)に茨城県立石岡第一高等学校へ、ヤマナカが手掛ける移動式果樹棚「モバイルグリーンガーデン」を設置し、産学連携の取り組みをスタートした。
 モバイルグリーンガーデンは設置も容易な上、動かしやすく、作業効率を考慮した上でカスタマイズが出来る、見栄えも良いというメリットがある。今回はモバイルグリーンガーデンを石岡第一高等学校の園芸科に果樹栽培に関連する産学連携授業の一環として寄贈し、高校生に新しい農業技術や体験を提供する。

 ヤマナカとして、教育現場にモバイルグリーンガーデンを寄贈したのは初めて。こうした産学連携の取り組みを通し、生徒に農業体験を提供する事で、日本農業の発展に貢献していきたいと考えている。まずは石岡第一高校との取り組みを通して、教育現場での活用ニーズを掘り下げ、今後の開発や利活用に向けて推進していく。

 モバイルグリーンガーデンは特別な知識が無くても組み立てられるのが特長のひとつ。実際に石岡第一高校の生徒さんと一緒に組み立てを行った。地面から離れたところに大型の鉢を設置する事によって移動が可能になっており、従来の果樹棚や畑の運用に掛かるリスクを軽減する他に、作業のしやすい場所に移動できるというメリットがある。

千葉市消防団に千葉大学医学部機能別団員チームを設立 「千葉市と千葉大学との包括的な連携に関する協定」に基づく取り組み

 令和6年12月26日に、千葉市消防団に所属する千葉大学医学部機能別団員チームの発足式・入団式が千葉市役所にて執り行われた。この活動は、「千葉市と国立大学法人千葉大学との包括的な連携に関する協定」に基づいた取り組みだ。
 発足式には、千葉市から神谷俊一市長、佐藤薫消防団長のほか6名の副団長、千葉大学から三木隆司医学部長、牧慎太郎特任教授、中田孝明教授が出席した。入団式に臨んだのは医学部5年生の橋本俊亮代表のほか学生9名と、チームリーダーを務める災害治療学研究所の小野寺淳教授の計11名。開式にあたり神谷市長より、医学部生の専門知識と技術を活かした活動で市の防災を担い市民の安心安全につなげて欲しい、との挨拶があり、その後三木医学部長より、人命救助に貢献したいと志を持った医学部生の力を千葉市の防災に役立てたい、との抱負が述べられた。また橋本代表は、佐藤消防団長より辞令を受け取ったのちに報道陣の取材に対応し、医学部生が主体となる大規模災害団員チームは国内でも先駆的な活動でとてもやりがいを感じる、と意気込みを語った。
 チームは令和7年1月1日より正式に活動し、大規模災害発生時には応急救護活動等に従事する。また、平常時には千葉市消防局との連携訓練等に取り組んでいく。