Category: 塾ニュース|地域教育

東京都板橋区との連携事業にて寄贈第1号が実現。区のSDGsを推進する「小さな絵本館 × こどもえほんだなプロジェクト」

 株式会社絵本ナビ(東京・新宿区、金柿秀幸 代表取締役社長CEO)は、絵本を必要としている東京都板橋区内の子どもの居場所と、それを支援したい人々を結びつけ寄贈を実現する「小さな絵本館 × こどもえほんだなプロジェクト」を展開している。今回、板橋区との連携事業にて寄贈第1号が誕生したことを発表した。

 このプロジェクトは、たくさんの絵本と絵本棚を設置したい板橋区内の子どもの居場所(施設・店舗)と、それを支援する企業・団体・個人様を募り、絵本棚と絵本の寄贈を実現するもの。子どもを取り巻く環境に左右されず、多くの絵本に出会える機会を作り出していく事を目的に、国内有数の「絵本のまち」である板橋区と、日本最大級の絵本情報サイト「絵本ナビ」を運営する株式会社絵本ナビが、2024年10月より連携事業として行っている。
 寄贈される絵本は、板橋区で製本されている絵本や、「いたばし国際絵本翻訳大賞」の受賞絵本、親交の深いイタリアボローニャ市にちなんだ「ボローニャ国際絵本原画展」入選作家が絵を描いた絵本等とするなど、板橋区ならではの観点で絵本ナビがセレクト。この点も本取り組みの大きな特徴だ。
 またこのプロジェクトは、実現されることにより下記のSDGsの目標達成に貢献するものとなっており、板橋区や支援者側のSDGs推進に役立てられている。

 寄贈先施設・寄贈者については下記の通り。
<寄贈先施設>
ミライアカデミー板橋校
(東京都板橋区板橋1丁目29−2シェブー板橋1階)
未就園児から高校生を対象とした学習塾・習い事教室。
<寄贈者>
栗山造園株式会社
(東京都板橋区板橋2-54-10)
事業内容:首都高速道路湾岸線等の緑地管理全般、
官公庁及び民間造園工事の設計及び施工、
公園等の改修工事・維持管理作業、
樹木診断業務。
<寄贈内容>
●「こどもえほんだな」セット
・板橋区で製本された絵本30冊
絵本ナビ編集長をはじめとした、経験と実績豊富な選書チームがセレクト。
・絵本棚1台
フチ周りにやわらかいスポンジ素材のEVAを使用し安全。汚れに強く、長く使用できるつくり。
・紹介パネル
絵本棚まわりに貼る本プロジェクトを紹介する掲示物。
・絵本シール
寄贈絵本に貼る本プロジェクト専用のシール。
<寄贈者へのリターン>
寄贈の返礼として下記を実施。
・絵本棚やパネルへスポンサー名としてロゴ掲載
・設置された施設からの、お声や様子をフィードバック
・絵本ナビスタイルで寄贈紹介。それに伴うメルマガ配信・X投稿
・板橋区SDGsプラットフォーム・ポータルサイト及び SNSで紹介

寄贈1号目誕生を弾みに、今後も本プロジェクトを板橋区とともに進めて参ります。
「小さな絵本館 × こどもえほんだなプロジェクト」詳細
https://style.ehonnavi.net/sdgs/2024/09/09_001.html

京都の観光地で深刻な社会問題になっているゴミ問題を小中学生の“子どもイノベーター”が解決

 京都の観光地で深刻な社会問題になっているゴミ問題を小中学生の“子どもイノベーター”が解決!(参加費無料)Goldratt Japanは2024年12月4日(水)、弊社主催で開催している無料セミナー「TOCクラブ」において、「世界有数の観光地・京都のゴミ問題に新提案」と題した講演をオンラインで配信する。

※番組紹介の動画が下記から閲覧可能
https://www.youtube.com/watch?v=d5fg_tQtPj8

 同セミナーでは、現役の経営コンサルタントであるGoldrattのメンバーが立ち上げた「子どもイノベーター塾」に通う小中学生が京都のゴミ問題に対する解決策を生み出した実例を紹介。
 実際に生み出された解決策を手に子どもたちが京都市役所を訪問して、担当者の方にそのアイデアを提案した模様もご紹介する。
 今回のTOCクラブでは、経営改革の現場で使われている思考法である「思考プロセス」のキッズ版を使って子どもたちがどのようにアイデアを見つけ、実現性ある解決策を完成させていったのか、そして実際に京都市に提案したことでどのような結果になったのか、この夏のリアル特別授業に参加した小学生メンバー自らが発表する。
 保育園・幼稚園から小中学生のお子さまを子育て中の方はもちろん、TOC流の問題解決プロセスを使いこなし、成果につなげたい方まで幅広く楽しめる内容になっている。 以下のリンクより申し込み可能。

■開催要項
◆世界有数の観光地・京都のゴミ問題に新提案!
―実録“子どもイノベーター”たちの夏の挑戦
日 時:2024年12月4日(水)18:30〜20:00 (18:15から接続開始)
定 員:1000名
開催方法:オンラインツール「zoom」でライブ配信

■申し込み方法
参加には、事前登録が必要(無料)。下記のウェブサイトから、参加申し込みを行う。
URL: https://jp.goldrattgroup.jp/a/15405F57407J67
※申し込み完了メールが届かない場合は、別フォルダーに振り分けられている可能性があるので、@event-form.jp からのメールは受信できるように設定
※参加方法については、前日と当日にお申し込みのメール宛てにご案内

品川区×学研ホールディングス共催 しながわ防災学校『レスキューナース直伝 大切な人を護るための防災のイロハ』開催

 株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)は、2024年11月9日に、品川区×学研ホールディングス共催 しながわ防災学校『レスキューナース直伝 大切な人を護るための防災のイロハ』を開催した。同セミナーは、実地とオンラインのハイブリッド形式で開催され、約60名の品川区民が参加した。
 同セミナーに講師として登壇した国際災害レスキューナース・辻直美先生は、阪神淡路大震災、東日本大震災など数々の災害現場を経験され、被災時に本当に必要だった「備え」と、減災のための「心得」を知り、自分だけでなく周りの人を護るための活動をしている。昨年3月に当社グループのメディカル・ケア・サービス株式会社より発行し、株式会社Gakkenより発刊された『地震・台風時に動けるガイド 大事な人を護る災害対策』では、その知恵を惜しみなく伝授している。

■開催背景
 近年、日本各地で頻発する地震災害により、多くの地域が甚大な被害を受けている。特に首都圏では、今後30年以内に約70%の確率で「首都直下地震」が発生する可能性が指摘されており、これに備えることが急務とされている。また、超高齢社会を迎えた日本では、災害時に高齢者が迅速に避難所にたどり着けないリスクが高まっており、「在宅避難」の準備が重要視されている。
 同社と品川区は、本年より包括連携協定を締結し、子育て支援や学習支援、金融教育や防災対策などの取り組みを開始。同防災セミナーも、包括連携協定の一環として開催された。

■開催内容
 講師の辻直美先生からは、「防災のイロハ」として、減災や早期復興、快適な避難生活を送るための防災の意義について解説があった。防災ボトルや防災ポーチ、ポータブル電源、災害トイレ、防災リュックなどの防災グッズに加え、転倒防止板や滑り止めシートといった家庭でできる防災テクニックも紹介。また、能登半島の事例をもとに、口腔ケアや排泄対策が誤嚥性肺炎など被災後の健康維持にも重要と説明があった。防災は特別な準備ではなく、日常生活に+αとして取り入れることで普段の生活の質も向上することが強調され、ペットボトルのキャップを使ったうがいの方法や、ペットボトルを利用したランタンの作り方、新聞紙を使った頭の守り方など、参加者は楽しみながら防災について学んだ。講演最後には、対策グッズや減災の方法に沢山の質問が寄せられた。

セガ エックスディー × 富士通 ×カタリバ ゲームを活用した仕組みで青少年たちの非行化を未然に防ぐゲームでつながる相談室「GAME CHILLAX」プロジェクト始動

 ゲーミフィケーション事業を展開する株式会社セガ エックスディー(東京・新宿区、谷 英高 代表取締役社長 執行役員 CEO)は、富士通株式会社(神奈川・川崎市、時田 隆仁 代表取締役社長)、認定NPO法人カタリバ(東京・中野区、今村 久美 代表理事)らとともに、青少年たちの非行化を、ゲームをきっかけに未然に防ぐことを目的とした、ゲームでつながる相談室「GAME CHILLAX(ゲーム チラックス)」にて実証を開始した。また、第1弾となる実証実験を2024年10月に実施し、青少年とのコミュニケーションにおけるきっかけづくりおよび関係性の構築に、ゲーム交流が有効である可能性が示唆されたことを発表した。

 このプロジェクトは、悩みを持つ青少年を能動的に探し出し寄り添うことで、青少年の非行化を未然に防ぐ取り組みに着目し、多くの青少年たちが楽しんでいる“ゲーム”を活用することが有用なのではないかという仮説のもとスタートした。今回はその第1弾として、オンラインゲームで遊ぶ青少年への直接的なコミュニケーションの有用性を検証することを目的に、学校法人角川ドワンゴ学園協力の元、同校の生徒を対象に実証実験を行った。

 具体的には、初見となる青少年とユースワーカー(青少年の成長を手助けする専門スタッフ)がオンライン上でペアとなりゲームをしながら、ビデオ通話を通じて会話をするというもの。これまでユースワーカーが、青少年と相対する中であげられる課題の一つとして、会話のきっかけづくりや、青少年たちによる発言を引き出すことの難しさがあげられてきた。

 この実証実験では、6チームのペアを組み、約1時間の実験を行った結果、各チームとも途切れることなく会話することができ、プライベートな事柄についても青少年が自発的に言及するケースも確認され、青少年との関係性を構築する施策として、ゲームによる交流が有効である可能性を示唆する結果となった。

■ 今後の展望
 このプロジェクトでは、カタリバがこれまで青少年に居場所や学びの支援を提供する中で課題として感じていた、多くの「支援が必要でも自ら声を上げることができない青少年」を見つけ出し、より多くの青少年を助けることにつなげるための仕組みづくりを目指している。ゆくゆくは、課題を抱える自治体と連携を行うなど、活動の展開方法についても考えていく。

 今回の実証実験では、第1弾として、コミュニケーションにおけるゲームの有用性の実証を目的に特定の対象との交流をベースに検証を行った。今後は、能動的に非行を防ぐ仕組みづくりを目指すべく、SNSによるアウトリーチ など、悩める青少年たちを見つけ出し、コミュニケーションを図ることの有用性についても実証していく。
 また、このプロジェクトは、ゲームを仕事にしたい多くの青少年たちの新しいキャリアのきっかけとして、ゲームによるアウトリーチ活動が子ども・青少年支援に関わる入口となる可能性についても見出していければと考えている。

■ プロジェクト概要

名称:ゲームでつながる相談室「GAME CHILLAX(ゲーム チラックス)」
主催:富士通、セガXD、カタリバ

<実証実験>
目的:ゲーム交流を通じて相談しやすい関係性を構築できるかを検証
実施時期:2024年10月7日(月)
被験者:学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校・S高等学校・N中等部の生徒 6名
実証方法:
・オンライン環境で青少年とユースワーカーがゲーム交流
被験者(青少年)とユースワーカーがペアとなり約1時間にわたり会話を行う。また、会話テーマは問わず、協力プレイ、対戦プレイなどゲーム内のルールに沿ってゲームを行いながらコミュニケーションを図る。
・外部チャットツールなどを使い相談の場所と時間を確保
・アンケートによる効果検証

■ 実験結果
 今回の実験では、ゲーム交流による青少年とのコミュニケーションのきっかけづくりおよび関係性の構築について、有効である可能性が示唆された。
・被験者全員とユースワーカーは世代が異なるが、同じ世界観(ゲーム)の中で会話をすることにより、会話が途切れることはなかった
・ユースワーカーの方のゲームスキルによる差異は見受けられなかった
・ゲームを行うことにより、賞賛や感謝を贈りやすく、寄り添いや共感をもったコミュニケーションとの相性がよかった
・打ち解け度の平均は、5段階中、青少年が4/ユースワーカーが3.6と、青少年の方が話しやすかったと捉えていることが伺える

不登校の子どもたちと少子化が進む地域が一緒に創る 熊本学習支援センター×天草下田南地域「合同文化祭」を開催

 一般社団法人 熊本私学教育支援事業団(仙波達哉 代表)が運営する、不登校やひきこもりの小中高生に学びの場を提供する熊本学習支援センターは、熊本学習支援センター天草下田南校 (熊本県天草市)にて、2024年11月16日(土)10:00~14:00に熊本学習支援センター×天草下田南地区の「合同文化祭」を開催する。
 当日は、下田南地域の伝統の獅子舞の披露、センターの子どもたちによるバンド演奏などのステージ発表や、子どもたちの美術作品の展示、また、農産物の販売などのバザーを行う。
 この機会を通して、コミュニケーションが不足しがちな不登校の子どもたちが、天草下田南地域の方々との交流を深め、お互いに元気になる機会となることを狙いとしている。

 天草下田南校は、2013年に廃校になった旧下田南小学校を活用し、天草下田南地域ならではの自然を生かした体験活動ができるフリースクールとして2023年8月に開校した。
 今回は、天草下田南校に通う生徒、また熊本市内のセンターに通う小中高生が中心となり、文化祭の実行委員会を立ち上げ、看板制作やステージ発表の準備、当日の運営などを行う。
 11月初め、自ら参加を希望した子どもたちが実行委員会として集まり、「自分たちのしたいこと」「何ができるか?」を考え、話し合った。
 子どもたちがそれぞれの得意分野や、好きなことを生かして役割を持ち、自ら考え行動する経験を通して、自分に自信を持つことのできる機会になることも狙いとしている。

吉本興業グループ よしもとセールスプロモーション&エリアアクション 山口県美祢市との地方創生に関する連携協定を締結

 11月7日(木)山口県美祢市役所にて、「美祢市と株式会社よしもとセールスプロモーション&エリアアクションとの地方創生に関する連携協定」の締結式が行われた。

 締結式は、美祢市住みます芸人のウッチィが司会・進行を務め、快盗スズメ(白川誠・関和紀)が、これまでの取り組み内容を説明。出席した美祢市の篠田洋司市長、よしもとセールスプロモーション&エリアアクションの泉正隆代表取締役社長が協定書への署名を交わした。
 2021年8月より、美祢市の地域おこし協力隊である「美祢魅力発掘隊」に、快盗スズメとウッチィの3名が着任し、地域振興、健康福祉、子育て支援など様々な取り組みに協力して行ってきたことが縁となり、今回の連携協定の締結に至った。
 篠田市長は、「快盗スズメとウッチィには、これからも美祢市で芸を磨いていってほしい。」と激励を交えつつ、「取り組みをさらに強化して、美祢市を笑顔あふれる町にしていきたい」と述べた。
 泉社長は、「美祢市は魅力的なスポットが多く、先日訪れた別府弁天池は、曇り空でも青いきれいな水が張っていた」とエピソードを語り、「地方創生をテーマにしたBSよしもとを通じて、美祢市との様々な連携事業を全国に発信していきたい」とコメントした。

 吉本興業グループが連携協定を結ぶのは、全国25自治体目で、中国・四国地方では初めてとなる。

概要
 美祢市と株式会社よしもとセールスプロモーション&エリアアクションとの地方創生に関する連携協定
 まちづくりの各分野で、“笑い”を通じて地域の活性化を図り、地方創生に資することを目的として、下記の項目に関して協力を行っていく。

①住みます芸人の配置に関すること
②シティプロモーションに関すること
③地域コミュニティの活性化に関すること
④移住・定住の促進に関すること
⑤健康・福祉の増進及び再犯防止の推進に関すること
⑥産業・観光・教育・文化の振興に関すること
⑦その他目的を達成するために必要なこと

美祢市公式ホームページ: https://www2.city.mine.lg.jp/index.html
BSよしもと公式ホームページ: https://bsy.co.jp/

ホーチキとベネッセ「こどもちゃれんじ」が初のコラボ 防災教育ゲーム「しまじろうとまもろう みんなのまちを!」公開

 ホーチキ株式会社(東京・品川区、細井元 代表取締役社長執行役員)は、株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林仁 代表取締役社長)が提供する幼児向けの学習アプリ「しまじろうクラブアプリ」において、無料で遊べるゲーム「しまじろうとまもろう みんなのまちを!」を2024年11月1日(金)より公開する。

 このゲームでは、大人気キャラクターの「しまじろう」が、建物や施設における消防設備の設置・点検・メンテナンスを行う「消防設備士」になりきり、身近な街の施設に取り付けられている自動火災報知機の点検を行うことで街の安全を守る。また、火災が起きた時の対処法など、火災防災知識についてクイズを通して学べる内容となっている。子どもたちがゲームを楽しみながら防災意識を自然に身につけることを目指している。

 しまじろうクラブアプリは、幼児向け教育で人気の「しまじろう」と連携し、知育ゲームや歌、物語など多彩なコンテンツで子どもの学びと成長をサポートする無料アプリ。知育ゲーム、歌、物語を通じて、子どもたちの好奇心や学習意欲を引き出す。

ダウンロードはこちらから

https://kocha.benesse.ne.jp/kodomo/ap/mem/app/list

会社概要

名称ホーチキ株式会社
URLhttps://www.hochiki.co.jp
設立1918年(大正7年)4月2日
代表者代表取締役社長執行役員 細井 元
本社所在地東京都品川区上大崎二丁目10番43号
事業内容火災報知設備、消火設備、防犯設備等の製造、販売、施工、保守管理

亀田医療技術専門学校、千葉県安房西高等学校と教育連携に関する協定を締結

 亀田医療技術専門学校(大塚 伊佐夫 校長)は、千葉県安房西高等学校(熊澤 洋介 校長)と、互いの教育内容充実と更なる活性化を目指すことを目的に、教育連携に関する協定を2024年10月29日(火)に締結した。
 この協定締結により、両者は、学生・生徒たちの視野を広げ、学習意欲を高めていくとともに、教育内容への相互理解を深めていくほか、地域の医療提供体制を守っていく医療人を輩出していく活動になるよう、高専連携活動に邁進していく。

■協定の目的
・相互の教育に係る交流と連携を通じ、高等学校教育及び専門学校教育の活性化を図る
・相互の伝統と建学の精神及び教育目標を尊重しつつ、信頼関係に基づき、より有効な教育を
 構築していくことを目指し、双方の教育機能について交流及び連携を行う

■取組みの内容
・教育についての情報交換、並びに教員及び学生・生徒の交流
・亀田医療技術専門学校の教員による、千葉県安房西高等学校に対する出張授業等の実施
・その他、双方が協議し同意した事項

■亀田医療技術専門学校
 1954年(昭和29年)に開校(亀田病院附属准看護婦学校)。爾来、「より良い医療には、看護力なくしてありえない」との想いにたち、人間愛を基盤とした広い視野を持つ、豊かな人間性と知識に裏付けられた主体的な行動ができる医療人の養成を行っている。
 看護学科(3年)と助産学科(1年)で構成され、Newsweekが発表する「World’s Best Hospitals 2024」で国内3位にランクインしている亀田メディカルセンターを主な臨地実習施設としており、質の高い看護教育の提供を行っている。

〠296-0041 千葉県鴨川市東町1343-4
公式web : https://www.kameda-i.ac.jp/

■千葉県安房西高等学校
 南房総の温暖な気候と自然豊かな環境に恵まれた、創基は明治38年となる県内でも有数の私立学校。校訓となる『明るく 正しく 和やかに』を体現している多くの生徒が在籍している。建学の精神は、『質素倹約・実学尊重』。その精神を重んじ、時代とともに形を変えながらも根幹となる人づくりの教育を行っている。

〠294-0045 千葉県館山市北条2311-3
公式web : https://anh.ed.jp/

福井県池田町×東京都立芝商業高等学校 都市と農村の交流・連携を図る部活動「いけだ部」がスタート

 令和6年4月より福井県の地方自治体・池田町と連携を行う東京都立芝商業高等学校は、部活動「いけだ部」をスタートした。この取り組みは、循環型社会を推進する福井県池田町で農村地域の暮らしや風土を学び、アクティブラーニングを実践するもの。
 また福井県池田町は、「いけだ部」の活動を応援する「芝商いけだ部 応援プロジェクト型ふるさと納税」を令和6年7月よりスタート。芝商業高校は、10月25、26日に行われる「芝商祭(文化部門)」において、ふるさと納税制度を活用した取り組みについて生徒自らが説明し、福井県池田町の特産品を用いて活動のPRを行う。※10月25日(金)は非公開。26日は関係者のみ入場可(チケット入場制)
 芝商業高校は東京都港区に位置する都立の商業高校。今年で100周年を迎える芝商業高校は、生徒が実践的・体験的なビジネス学習を通して実社会を理解することを強力に支援している。
 福井県池田町は、福井県と岐阜県の県境に位置する山々に囲まれた農村。人口は約2,200人、面積の9割以上が森林という小さな町。心をいやす日本の原風景、作物をいつくしむ感謝の気持ち、人と人が思いやり、支えあって暮らす「あたりまえをたやさないまち」を目指している。
 今回新たに創設された「いけだ部」とは、日本の農村である福井県池田町をフィールドに、芝商業高校の生徒たちが自分自身の生き方や価値観を探求するクラブだ。雪国で暮らす人々の技や相互扶助の精神など、都会とは異なる価値観と触れ合いながら、主体的・共同的に課題を解決する力を学び、社会的機能の育成を図るとともに、多様化する社会の中での生き抜く力を養成する。
「芝商いけだ部 応援プロジェクト型ふるさと納税」はこうした福井県池田町と芝商業高校の取り組みを応援・支援する方法として誕生した。寄付されたお金は全額「いけだ部」の学修活動に使われる。また、ふるさと納税の返礼品には、芝商業高校のOBOGが考案した「いけだのおやつde満足コース」などが設定されている。

柏市教育委員会と生成AIを活用した児童生徒の悩みを早期発見・解決するモデル実証を開始

 株式会社ZIAI(東京・渋谷区、櫻井 昌佳 代表)は、日本で増加するいじめや不登校、児童虐待やひきこもりといった子どもに関する悩みを学校内で早期発見・解決する取り組みとして、生成AIを用いた悩みチャット相談システムの導入・運用を柏市内のパイロット校(小学校・中学校)で実施することを発表した。

 令和4年における日本のいじめ認知件数は過去最多68万1948件。不登校は10年連続増加、児童虐待は32年連続で増加している。また、ひきこもりは全世代で146万人にのぼり、その3人に1人が、小中学校時代に不登校やひきこもりを経験していると言われております(「社会的ひきこもり」に関する相談・援助状況実態調査報告 / 厚生労働省)。
 不登校生徒を調査したデータでは、「誰にも相談しなかった」と回答した生徒の割合が小学生で36%、中学生では42%にのぼる(令和2年度不登校児童生徒の実態調査)。不登校には至らなかった生徒を含めると、さらに多くの悩みを抱える生徒が誰にも相談できずに学校生活を送っていることが予想できる。つまり、自発的に他者に悩みを相談したり、現施策で目が行き届いている生徒はごく一部の生徒のみと言える。
 一方で、全国的に配置が進められてきたスクールカウンセラーは非常勤職員が多く、相談体制は1校あたり平均週1回、4~8時間程度(スクールカウンセラーについて/ 文部科学省)、故に生徒一人ひとりの変化に気付き、必要な情報を得て初期介入を行うのは依然として担任教員や養護教諭が担っているのが現状だ。学校現場では、教員の業務過多により「働き方改革」を同時に求められる中で、今以上に現場負担を増やすことは現実的ではない。学校教員の負担を増やすことなく、生徒が一人で抱え込まずにまずは悩みを打ち明けてもらえる「相談し易い環境」を作り、しかるべき初期介入に繋げていくことが急務となる。それが悩みの早期発見および有事予防に繋がる。

モデル実証の概要
 これまで自治体の福祉相談において100万人以上の市民に公開・使用されてきた「悩みチャット相談システム」をパイロット校生徒に開放し、24時間いつでもどこでも悩みを相談できる体制を整える。
実施期間:2024年10月21日(月)〜12月27日(金)
対象:市内パイロット校(小学5年生〜中学3年生)
 同システムは、悩みを吐露して傾聴・共感体験を得ることによるストレス緩和に加え、必要があれば現場の教員やスクールカウンセラーに繋ぐことで課題の早期発見から初期対応まで実施することに重点を置いている。
 すでに高等学校では実証が進んでおり、同システムの傾聴AIに相談したことをきっかけに、学校改善や不登校・自殺予防への介入に繋がった事例も出てきた。今回の小学校・中学校におけるモデル実証により、有効性の検証および子どもにとってより良い傾聴体験に向けた改善を図る。