Category: 塾ニュース

文部科学省、「土曜授業」で学校と学習塾の連携を後押し

全国学習塾協会の「塾の日シンポジウム2013 in TOKYO」で

公益社団法人全国学習塾協会(安藤大作会長)が10月14日に行った「塾の日シンポジウム2013 in TOKYO」で、文部科学省生涯学習政策局社会教育課の坪田知広課長は、土曜日の教育活動の推進について、地域社会や産業界と連携し体系的で継続的なプログラムを実施していくと話した。

公益社団法人全国学習塾協会の安藤大作会長

公益社団法人全国学習塾協会の安藤大作会長

文科省は、今年11月を目途に学校教育法施行規則の改正を行い、これまで以上に土曜授業への取り組みをしやすくするとともに、質の高い土曜授業実施のための支援策や地域における学習やスポーツ、体験活動など様々な活動の促進のための支援策を講じることにより、子どもたちにとってより豊かで、有意義な土曜日授業の実現を目指すという。

いよいよ塾と学校が連携していく機会が来た

文部科学省の来年度の概算要求には、土曜授業推進事業と地域の豊かな社会資源を活用した土曜日の教育支援体制等構築事業を合わせて、およそ20億円を盛り込んでおり、大分県豊後高田市で月3回行われている「学びの21世紀塾」の取り組みをモデルにして、市民講師を中心とした講座の設置や、確かな学力の定着や体力づくりの機会を提供し、地域の子どもに平等な学習を保証して格差を無くそうとしている。

文部科学省生涯学習政策局社会教育課の坪田知広課長

文部科学省生涯学習政策局社会教育課の坪田知広課長

坪田氏は「いよいよ学校と塾が連携していく機会が来ました。一部の自治体では連携してはいけないという誤解もあるが、学校の授業ではできない発展的な学びの機会を塾に担っていただきたい」と話し、「堂々と連携が図れるように文科省としても背中を押していきたいので、是非とも協力をお願したい」と会場に集まった学習塾関係者に呼びかけた。

文科省は、第2期教育振興基本計画等を踏まえ、すべての学校区で学校と地域が組織的に連携・協働する体制づくりを進めて行くにあたり、今後の土曜日の教育支援体制等の構築や、学校支援地域本部や放課後子供教室の取り組み内容の充実に向けて検討を行い、また、中央教育審議会生涯学習分科会の下にワーキンググループを設置して、今後の教育支援体制や活動のあり方について検討を行っていくことになっている。ただ、各地域の自治体への周知も含め、地域コーディネーターの協力が不可欠であるため、坪田氏は「事業構築にあたって、ぜひ塾の皆さまからご意見、ご協力をいただき、成功事例を作って普及させていきたい」と話した。

概ね評価できるが、取り組みは慎重

塾の関係者からは、子どもたちの健全育成を目指す立場として地域に貢献でき、活性化にもプラスの効果を期待できるとして、概ね文科省の取り組みを評価する声は多かった。一方で、全国学習塾協会の安藤大作会長は「国などの許認可を必要とせず事業が出来る業界だけに、公たる事業の一翼を担うには、少なくとも業界内部で自主基準を設け、業界全体として社会の中で信頼を担保される努力をしていくことは不可欠」として、手放しで喜べない業界全体の抱える現状について語る。

数年前から地域の公立小学校との連携授業を行っている、わたなべ英数塾(福島県いわき市)の渡辺稔塾長は「学校の先生方は生徒に指導する責任を負う立場から、民間事業者が学習指導という核心部分に入り込むことの困難を解消するために、各地域の教育委員会と学習塾関係者とが十分なコンセンサスを得る必要があり、各校の校長や教職員に周知徹底することともに、連携の密度を上げていくことが必要」といい、公教育との連携に大きな壁が残されていることを明かす。

大阪府大東市で行われている「学力向上推進事業」

大阪府大東市で行われている「学力向上推進事業」

しかし、同協会九州沖縄支部が中心となって、学校が夏休みに入ってからの数日間、佐賀県の公立中学校に塾の講師を派遣し「夏期特別授業」を実施しているほか、4年前から大阪府大東市の「学力向上推進事業」で、土曜日に小学4年生から6年生の児童と中学生を公民館に集めて学習指導を行っている同近畿支部などの活動を見ると、地域ごとに少しずつ連携が広がって行っている様子も窺える。また、学習塾の特徴を活かす取り組みとして、千葉県学習塾協同組合の西出一信理事長は「一人の生徒を小学生・中学生・高校生になるまで長い間継続して指導している塾も稀ではありません。そのノウハウは「小中接続」および「中高連携」が課題となってきている現状に対して何らかの役割を担えるのではないでしょうか」と語る。

今後、学校と塾との連携が深まっていくなかで、継続的に活動が広がっていくことを期待したいところだが、長崎県佐世保市の学習塾「智翔館」の加納達也総塾長は「地方では質の高い教科指導を求めて塾に支援を依頼する学校もあるが、それを認める教育委員会はごく少数ではないか」と公と民が連携を広げていく際の課題を挙げる。また、NPO塾全協東日本ブロックの沼田広慶理事長も「文部科学省と経済産業省で作成されつつある民間教育事業者に対するガイドラインと合わせて、今回の支援活動もこうした視点から注意深く見守りたい」と公と民の連携強化を慎重に受け止める意見も多いことから、本誌としても11月から動き出す中教審のワーキンググループの動きには注目していきたい。

「海外で働きたい」子どもが5割超 全国学習塾協会が調査

──全国の学習塾に通う生徒にアンケート

今年設立25年を迎えた公益社団法人全国学習塾協会(安藤大作会長)は、10月14日に浅草ビューホテル(東京都台東区)で「塾の日シンポジウム2013 in TOKYO」を開催した。その中で、全国の学習塾に通う小学生から大学生までの計2,523名を対象に、今年8月15日から9月25日にかけて行った「国際化時代」に関するアンケートの調査結果を発表した。

[グラフ]今までの海外経験について発表によると有効回答の2,176件のうち、およそ73.8%の1,606名が「海外に行った経験がない」と答えた。海外に行った経験のある584名のうち、およそ96.5%が家族や友人との旅行を含む1ヶ月未満の短期間で、渡航の目的は「異文化の体験」と「語学力を高める」ため、という回答が多かった。

また、「海外に出たくない」と答えたのは全体の11.3%で、そのうち海外に行ったことがない子どもは、91%に登った。海外に出たくない理由(複数回答可)の中で多かったのは「関心がない」が39%、「費用の問題」と「怖いから」が同じ33.3%だった。この回答理由には、諸外国に対する誤解や情報不足も要因の一つにあると考えられる。

[グラフ]将来、海外で働きたいと思いますか?一方「海外で働きたいか」を訪ねたところ、国や地域や期間による条件付のものも含めると「海外で働きたい」が56・3%で過半数を占め、「働きたくない」41.9%を上回った。働きたい期間は「1年以上2年未満」16.8%、「1年未満」16.7%、「3年未満」8.2%と比較的短期間が上位を占めた。渡航の目的を見ると「自分を成長させるため」という回答が29.2%で多かったものの、「働きたい国」では「先進国」が40.1%と多かった。

これは、教育を通して海外の国々の生活様式や文化の違いにについて、しっかりと伝えられていないということが考えられる。また、外国は恐いところで、留学するためには、生活費も含め、たくさんのお金がかかるという認識は、情報不足や先入観といったものが要因として考えられる。

しかし「将来働いている職場から海外派遣を命じられたら従うか」を聞いたところ、「喜んで従う」「命令なら仕方なく従う」という回答を含め「従う」と答えたのは69.5%と大半を占め、「断れないなら退職する」と答えた5.6%を大きく上回った。「退職する」と答えたうちの86.8%は海外未経験だったことからも、未知の世界に対する恐怖があるようだ。

今回の調査にあたって集計と分析を行い、調査結果を発表した全国学習塾協会関東支部の井原大平氏は「教育においては、語学教育の見直しと、日本と世界各国の文化の違いについて教えることが必要となってくるのではないか。現在は、語学ができないから海外に行かない、海外に行ったことがないから語学ができない、というグローバル教育における負のスパイラルが働いているのではないか」と、シンポジウムに参加した民間教育関係者に問い「だからこそ、大人が子どもの手を引いて、海外に行くために背中を押してあげるべきではないか」と訴えた。

 

【アンケートの集計方法と主旨】
公益社団法人全国学習塾協会に加盟する、全国の学習塾に通う小中高校大学生2523名からアンケートを収集し、「小学生」「中学生」「高校生」「大学生」を、それぞれ「海外経験あり」「海外経験なし」「男子」「女子」で16項目に分け詳細集計を行った。「小・中・高・大」の属性ならびに、「海外経験」のあり・なし、「性別」の記載のなかった347件については、無効として集計から除外した。集計に当たっては、データの正確性、信憑性を高めるため「同一の場所」で「同一のルール」に基づいて「同一人物」が責任を持って集計し、全国学習塾協会の複数人のチェックを行った。

[調査期間]2013年8月15日〜2013年9月25日
[対象]全国の「塾に通う」小中高校生。及び卒業生等を含めた大学生以上。
[集計分析期間]2013年9月10日〜2013年10月10日

学習塾・教育業界で活躍する女性だけの勉強会「塾女研究会」 10月27日に京都市で開催

全国の学習塾、教育業界で働く女性たち、そして女性社員の活性化を望む塾経営者を応援することを目的に2012年7月に発足された、女性だけの勉強会「塾女研究会」。同研究会を主宰するのは、個別指導塾専門ブランディング企業の株式会社WiShip(京都府京都市)だ。

第3回「塾女研究会」の様子

これまでに3回開催され、毎回満席となる同研究会が、10月27日(日)、京都市山科区で「第4回塾女研究会」を開催する。今回も全国の活躍する塾で働く女性(塾女)たちからの申し込みが殺到し、残席もわずかという人気ぶり。

同会を企画した武田星子氏は「今回も内容盛りだくさんで皆様をお待ちしております。」と話す。30歳前後の現役塾女たちが一堂に会し、自身のキャリア観や今後の展望について語る「活躍する塾女研究」は、今後のキャリアを考える若手塾女にとって、勇気をもって前に進んでいける内容になりそうだ。

研究会の主旨、その他情報については、塾女研究会のウェブサイトもしくは、武田星子氏のブログへ。

■第4回 塾女研究会〈開催概要〉
開催日時:10月27日(日)
10:00~12:30 【第1部】塾女研究会
13:15~15:15 【第2部】ランチ交流バイキング(希望制)
会 場:アスニー山科(JR山科駅下車徒歩2分 ※JR京都駅から1駅)
参加費;4200円(税込)
定 員:40名

プログラム:
(1)活躍する塾女研究vol.4
「活躍する塾女集結!Around30の本音」
第一線で活躍するアラサー統括塾女4名が集結。
今までのキャリア・アラサー塾女の葛藤・これからの展望など、トークセッション形式で語る。

(2)塾女環境研究 (新企画)
「女性が働き続けるためには」
実際どうすれば働き続けられるのか。社会・会社・塾女・塾メンすべてのバランスを考慮に入れて、塾女達自身が真剣に考える。

(4)塾女力講義vol.4
『周りに「女だから。」「若いから。」と言わせない、信用の築き方』
保護者との協力関係の築き方、社内での同僚や上司・部下との関係の築き方で悩む塾女は多いもの。300名を超える生徒数を集めた、主宰者である武田氏本人が講義を行う。

私塾・私学・企業 教育ネット要覧(第13集)出版祝賀会

学習塾業界最大規模の全国統一名簿となる「私塾・私学・企業 教育ネット要覧」の第13集が本年6月に出版されたことを受け、去る9月22日に私学会館アルカディア市ヶ谷に出版祝賀会および報告会が開催された。

全日本学習塾連絡会議 坂田義勝代表幹事

全日本学習塾連絡会議 坂田義勝代表幹事

須原英数教室 須原秀和塾長
須原英数教室 須原秀和塾長

本会には、特別来賓として下村博文文部科学大臣が招かれ特別講演が行われたほか、多くの私塾・私学関係者、企業・団体が集まり出版を祝った。

第一部の報告会では、全日本学習塾連絡会議代表幹事の坂田義勝氏の開会挨拶のあと、文部科学省生涯学習政策局楠目聖氏、大阪教育大学教授加賀田哲也氏の来賓挨拶を行い、須原英数教室塾長須原秀和氏による「塾教育-実践報告と今後の展望-」と題した記念講演が行われた。

下村博文 文部科学大臣

下村博文 文部科学大臣

第二部の祝賀懇親会には、下村博文文部科学大臣・教育再生大臣が来賓とし参加され、特別講演も行われた。下村大臣の特別講演では、冒頭、東京オリンピック・パラリンピック担当大臣就任に関連し、オリンピック東京招致に関しメディアでは紹介されなかった関係各部門の努力や、ブエノスアイレスで最後の最後まで行われたロビー活動の様子が紹介された。

 

大島九州男 参議院議員

大島九州男 参議院議員

そして7年後のオリンピックの開催が日本全体の転換点とすべく、特に教育分野において現在進行形で進められている教育改革の現状報告がなされた。特に今回の特別講演では、教育改革は、本会に参加されているような教育に関わる全ての企業、団体の意見を十二分に集約し進めていくことを強調された。

 

 

渡邉美知太郎 参議院議員

渡邉美知太郎 参議院議員

来賓には下村大臣のほかに、大島九州男参議院議員、渡邉美知太郎参議院議員をはじめ、近藤彰郎東京私立中学高等学校協会会長や森本一民間教育連盟会長など数多くの教育分野に力を入れる議員、私学私塾団体の代表が名を連ねた。

 

佐藤編集長に花束贈呈そして最後に今回の教育ネット要覧の編集長である佐藤勇治氏への花束贈呈で本会は盛況のうちに閉会した。教育分野で活躍する政治家、私学、私塾、企業・団体が一同に会する機会は数多くない。今回の教育ネット要覧の出版祝賀会は、日本のこれからの教育をより良いものとするために関係者が親交を深め結束を固める時間となったことは間違いなく、佐藤編集長の業界への貢献は出版以上に大きな価値をもたらしたといえるだろう。

 

  • 「私学・私塾・企業 教育ネット要覧(第13集)」概要
    編集者:佐藤勇治
    発行日:2013年6月10日
    発行者:全日本学習塾連絡会議
    問い合わせ先:〒182-0022 東京都調布市国領町5-49-1
    教育ネット要覧編集部(調布学園内)
    TEL:042-482-1481  FAX:042-482-1618

伊藤大貴・横浜市議が行うイベント「世界の教育を体験しよう!!」に、ボードゲームで学ぶ「マインドラボ」が協力

フューチャーインスティテ p4soutlet ュート株式会社(東京都港区、鶴谷武親社長、以下・フューチャー)は、横浜市の伊藤大貴(ひろたか)市議が10月13日(日)に横浜市緑区で行うイベント「世界の教育を体験しよう!!」に協力する。フューチャーは、私立学校や学習塾に対して提供している、ボードゲームを教具として使って「生きる力」を養うカリキュラム「マインドラボ」のカリキュラムを提供するとともに、講師を派遣する。

「マインドラボ」の授業の様子

マインドラボ」は、ボードゲームを教具として使い、「生きる力」を高めていくカリキュラム。ボードゲームをプレイする楽しさの中で、「生きる力」を身につけることを目指している。カリキュラムは年間単位で提供され、「認知スキル」「社会スキル」「感情スキル」「倫理スキル」を学習目標として設定している。

マイ pass4sure 000-284 ンドラボ」のカリキュラムは、現在世界15カ国で1000を超える幼稚園や学校のカリキュラムとして採用され、1万人以上の先生がトレーニングを修了し、200万人以上の子どもたちに教えている。日本では4校の私立学校で導入されている。

伊藤大貴 横浜市議

伊藤大貴 横浜市議

伊藤市議は教育に関心を持ち、2013年4月には中原徹・大阪府教育長との共著『学校を帰れば日本は変わる』を出版。ボードゲームの教育的効果について評価をし、マインドラボが導入された学校を見学し、教育効果を確信。地元横浜で、教育に関心のある市民向けの体験ワークショップとして、今回のイベントを企画した。

「世界の教育を体験しよう!!」は、10月13日(日)午後1時~3時に、横浜市緑区の中山地区センターにて開催される。対象は小学校2年生~6年生の児童と、その保護者。児童たちがボードゲームを通じて学ぶ様子を、保護者にも見てもらい、子どもたちに受けさせたい教育についての意見交換なども行う予定。申し込みは、横浜市会議員伊藤ひろたか政務活動事務所eメールで。

元NHKアナウンサー・ジャーナリストの掘潤氏 ロジムと小学生向けのワークショップを開催

論理的に考える力を育む学習塾ロジム(東京都江東区、苅野進塾長、以下・ロジム)と一般社団法人ジュ pass4sure 000-M15 ニアプレゼン協会(東京都港区、山本宏義代表理事、以下・ジュニプレ)は、10月13日(日)に、NPO法人8bitNews(東京都渋谷区、掘潤代表、以下・8bit)とキッズジャーナリスト・ワークショップ「発信は止まらない!」を開催する。元NHKアナウンサーでジャーナリストの掘潤氏が講師となり、小学4年生~6年生に向けてワークショップを行う。

講師を務める堀氏は、市民の情報発信力底上げのため8bitNewsの代表理事としても活動している。このワークショップでは、新聞やテレビのニュースに書かれている物事をいかに読み解くかを、堀氏と小学生たちで考え、ニュース記事を書き、リポートを行う。

「私たちジャーナリストは、自分たちの手で、情報の真偽を見定め、分類し分析し、新たな価値をそこに生みだす経験を積み重ねています。試行錯誤を続け蓄えられる現場の最前線で得た経験を子ども達と共有し、それぞれが次の一歩を自らの力で選択し開拓できるようになる機会になればと思っています」と堀氏は語る。

物事を調べ、情報を精査し、まとめ、伝えるというプロセスに、子どもたちが学び、成長する機会を盛り込み、多くの人々が世界に向かって、自らの知見、情熱、想いを発信できる時代を見据え、子 pass4sure 000-853 どもたちに「発信リテラシー」を伝えることで、自分らしく生きる力を身につけてもらうことを目的とする。

  • 〈キッズジャーナリスト・ワークショップ 「発信は止まらない!」〉開催概要

 

  • jun hori 01s■堀 潤氏〈プロフィール〉
    NPO法人「8bitNews」代表。ジャーナリスト。1977年生まれ。01年にNHK 入局。「ニュースウオッチ9」リポーターとして主に事件・事故・災害現場の取材を担当。独自取材で他局を圧倒し報道局が特ダネに対して出す賞を4年連続5回受賞。10年、経済ニュース番組「Bizスポ」キャスター。12年より、アメリカ・ロサンゼルスにあるUCLAで客員研究員。日米の原発メルトダウン事故を追ったドキュメンタリー映画「変身─Metamorphosis─」を制作。13年よりフリーランス。

ナガセ 全国統一中学生テスト 11月4日に初実施

株式会社ナガセは、11月4日(月・休)、「全国統一中学生テスト」を初めて開催する。対象は中学1年生から中学3年生まで。問題は全学年共通(早慶附属高校入試レベル)で、全国総合順位と学年別順位が分かる。

全国統一テストの特設サイトより

全国統一テストの特設サイトより

成績優秀者は、11月24日(日)に開催される決勝大会に招待する。全国統一中学生テストは今年が初めての実施となり、受験料は無料となっている。

また、10月27日(日)には全国の東進ハイスクール・東進衛星予備校で「全国統一高校生テスト」が実施される。高校1年生から高校3年生までを対象に、全国の高校生が同じ日に、全学年共通問題(センター試験レベル)にチャレンジする。成績優秀者は、11月17日(日)に開催される決勝大会に招待する。

11月3日(日)に2000以上の会場で実施される四谷大塚の「全国統一小学生テスト」(対象は小学校1年生から6年生まで。決勝大会は11月24日(日))。これで小・中・高すべての学年で全国統一テストが出揃うことになる。受験の申し込み、詳細情報は全国統一テストの特設サイトへ。全国の学習塾からのお問い合わせは、同社の衛星事業本部(TEL.0422-44-9002)まで。

なお、塾の教室をテスト会場として提供する公認会場の申請は専用の申し込みフォームからできる。

放課後等デイサービス「つばさクラブ」 翼学院、都から児童福祉法事業者として指定を受ける

東京都葛飾区で学習が困難な子を対象とする学習塾「翼学院」を運営する株式会社ツバサ(芦澤唯志代表)は、放課後や土曜、夏休みなどの長期休暇中に、就学障害児の生活能力向上のための訓練等を学校と相互に補完し合いながら、自立を推進するための支援を行う「放課後等デイサービス」事業者として東京都から指定を受け、今年7月から京成線・青砥駅から徒歩30秒の場所に「つばさクラブ」を開設した。

青砥駅から徒歩30秒の教室

青砥駅から徒歩30秒の教室

この「放課後等デイサービス」の制度は、2012年4月に児童福祉法が改正された際に創設された。

笑顔が絶えないつばさクラブの教室

笑顔が絶えないつばさクラブの教室

ここに通所できるのは、乳幼児から高校3年生までの発達に心配がある子どもで、住んでいる地域の自治体に利用申請をすることで、費用の9割が自治体から給付を受けられる。つばさクラブに通う子どもたちは、学校が終わるとクラブに来て、年齢や学年に関係なく教員免許、保育士、看護師、学習支援員などの資格を持った指導員が付いて、異年齢による社会性・対人関係のトレーニング、思考練習やパソコン、絵画や折り紙などの作業訓練をはじめ、夕方6時まで宿題や自由な学習にも取り組む。また、このクラブには学習塾の翼学院も併設されているため、私立中学などに進学する子どもや学校の補習を希望する子どもは、6時以降は塾に通う生徒たちとともに個別指導の授業を受ける。

区外の小学校から毎日通う児童も

区外の小学校から毎日通う児童も

青砥駅前校のデイサービスは、まもなく定員に達するほど盛況で、翼学院の芦澤唯志学院長は「現在葛飾区外の自治体や学校法人、大学病院からもクラブの開設要請があるので、これからデイサービスと学習塾を併設した教室をさらに展開していきたい」と語る。また、児童発達支援管理責任者をしている妻の芦澤和美さんは全聾で知的な遅れのある息子のため看護師資格を取得、以来障害者支援を一筋に行ってきた。和美さんは「つばさクラブでは、ご家族の方のメンタルケアを行い、お子さんにとって安定した家庭をつくる支援も行っています。お子さんにとって家庭環境はとても重要です」と話す。

翼学院の芦澤唯志学院長

翼学院の芦澤唯志学院長

翼学院は、不登校やLD(学習障がい)などの発達に心配な子どもたちに、地域の行政機関と連携して指導を行う学習塾で、学校で「進学先がない」とされた子どもたちも、都立高校や私立中・高に100%合格させている。なかには、都立戸山高校や両国高校などの上位校をはじめ、大学附属の私立中・高に特待生で進学する生徒もいる。また、中学校で不登校となった生徒や、高校を中退した生徒には、通信制高校の星槎国際高等学校のサテライトキャンパスとして運営しているつばさ高等部で、高校卒業ができるほか、星槎大学とも提携した教育・福祉の大学卒業のサポートも行っている。

市進ウイングネットが中高生の募集事例紹介セミナー 9月23日から

 

株式会社市進ウイングネット(東京都文京区、守屋厚志社長)は、9月23日(月・祝)から全国5つの都市で、中高生の募集事例紹介セミナーを開催する。「時流の流れを味方にする」と題したこのセミナーは、9月23日の広島を皮切りに、26日(木)は東京、30日(月)は大阪、10月7日(月)は名古屋、8日(火)は金沢で行う。

市進ウイングネットのサイトより

市進ウイングネットのサイトより

セミナーはいずれの会場も午前10時30分から「1対15の個別指導とは!?」や「最強の高校生用自習室!」と題した事例紹介と市進ウイングネットのトータルサービスの紹介が行われる。

各会場とも参加は無料となっている。問い合わせは、市進ウィングネット(TEL.03−3818−8454)まで。

  • 市進ウイングネット
    「時代の流れを味方にする 事例紹介&WEBツール導入説明会」開催概要

異色のコラボ「神戸発」のミュージシャンたち 若松塾出身のアーティストが競演

神戸発のミュージシャンたち 全体

神戸発のミュージシャンたち 全体

神戸市の若松塾(井沢督二理事長)は10月13日(日)、若松塾出身のアーティスト三組を集めて、神戸ハーバーランドの松方ホールにてスペシャルコンサートを開催する。「勉強と人間性の両立」を目標として、井沢督二氏が19歳の時に若松塾を開き、57年目を迎えた。「よく学びよく遊べ」を合い言葉に、学業と人間性のバランスの取れた人材を送り出すことに務めてきた同塾の半世紀にわたる成果の一面を、一つの形にして世に問いたいとの想いから、今回の競演を企画した。

出演する若松塾出身のアーティストは、名曲『男』の大ヒットでNHK紅白2年連続出場した久宝留理子さん、全員が東大卒のインストバンド「ソノダバンド」と、“神戸から世界に”の夢を追うボーカルグループ「パーマネントフィッシュ」だ。

問い合わせは、若松塾(Tel.078-732-5411 e-Mail:tmiwa@wa-juku.co.jp 担当:総務課 課長 三輪卓生)まで。

  • 若松塾出身、話題の異色アーティストが神戸に集結!
    『神戸発のミュージシャンたち』開催概要
  • 日時 10月13日(日)
    1st Stage 15:00 / 2nd Stage 19:00
  • 場所 神戸ハーバーランド 松方ホール
  • ローソンにて前売りチケット発売中
    (6,000円) Lコード:57223
  • チケット料金
    ◎前売り 6,000円 ◎当日 6,500円